■日時:2024年04月18日(木) 13:30〜17:30
■会場:※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
※ お申込み時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ず、ご確認ください。
■定員:30名
■受講料:39600(税込、資料作成費用を含む)
※複数でのご参加を希望される場合、お申込み追加1名ごとに¥11,000加算となります
■主催:(株)AndTech
■講師:
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
極限機能材料研究部門/上級主任研究員 博士(工学)
穂積 篤 氏
■講演主旨:
フッ素化合物を用いない撥水・撥油処理の開発が様々な産業分野で喫緊の課題となっています。
本セミナーでは、優れた液滴(特に油)の滑落性を示すフッ素フリーな撥水・撥油表面の設計指針
について、実例を挙げながらわかりやすく解説します。
■プログラム:
1.はじめに
1-1.Youngの式(ぬれの基本式)
1-2.表面張力の定義
1-3.表面自由エネルギー
1-4.CassieとWenzelの式(凹凸表面、複合表面におけるぬれ)
1-5.CassieとWenzelの式は本当に正しいのか?
1-6.既存理論を否定する研究事例
1-7.3相接触線の重要性
1-8.これまでのぬれ性評価法とその問題点
1-9.静的接触角について
2.動的ぬれ性と測定・制御方法
2-1.動的ぬれ性とは?
2-2.動的ぬれ性制御の重要性
2-3.動的接触角と測定方法
2-4.接触角ヒステリシスとは?
2-5.自然界における高/低接触角ヒステリシス表面
2-6.接触角ヒステリシス制御に関する過去の研究
2-7.接触角ヒステリシスを抑制するためのコンセプト
2-8.接触角ヒステリシスと滑落性の関係
3.超撥水/超撥油処理の研究開発動向
3-1.バイオミメティクス(生物模倣技術)を利用した超撥水/超撥油処理
3-2.超撥水/超撥油性を得るための指針
3-3.これまでの超撥水/超撥油表面の問題点・課題
3-4.最新の超撥水/超撥油性の定義
3-5.超撥水/超撥油処理の研究開発動向
3-6.自己修復型超撥水/超撥油材料の研究開発動向
4.フッ素フリー撥水/撥油表面を作製するための指針と実例
4-1.フッ素フリー撥水/撥油表面を作製するための指針
4-2. 国内外の研究開発動向
4-3.有機シラン単分子を利用した方法とその特徴
4-4.PDMSポリマーブラシを利用した方法とその特徴
4-5.有機-無機ハイブリッド皮膜を利用した方法とその特徴
4-6.離しょうゲル皮膜を利用した方法とその特徴
5.最近のトピックス、まとめ、質疑応答
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