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5G/6Gに対応するフレキシブル基材とFPC形成技術
〜 LCP-FCCLとその発展 〜

■開催日時:2024年4月18日(木) 13:30〜16:30 

■会場:本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申込み前に《こちらのご案内》をご確認下さい。


■受講料:44,000円(税込)  * 資料付
*メルマガ登録者 39,600円(税込)
*アカデミック価格 26,400円(税込)
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および
 学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録を
 していただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により
 出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。

■主催:(株)シーエムシー・リサーチ

■講師:
大幡 裕之 氏  FMテック

【講師経歴】
 2000年よりジャパンゴアテックス社、2011年より村田製作所で高周波対応FPC用の基材(主にLCP-
FCCLと、LCPと低誘電樹脂のハイブリッド基材)開発と、それを用いたLCP多層FPC形成プロセスの要
素開発(表面処理やプレス材料構成・プレス条件)を行う。
 2021年12月に村田製作所を退職し、現在は高周波対応FPC用基材とFPC形成プロセスを専門分野とし
て技術コンサルタント「FMテック」として活動中。

■セミナーの趣旨:
 スマートフォンを代表に、高周波対応が可能な低誘電基材を用いたFPCの要望は高まっているが、
現在高周波基板材料として使われているLCPやMPIは、近い将来に誘電特性の要求を満たせなくなる。
 このため、材料の多孔化やフッ素樹脂等のよりLow-Dk・Low-Dfの材料を用いた高周波対応FPC材料
の採用が模索されているが、これらの材料は電気特性的には優秀であっても、FPC基板としての基本
的な適性を有していない場合が多く、実用的なFPCの形成が困難である。
 本講演ではこのような低誘電特性と FPC基材としての基本特性を両立させるための考え方と、それ
に基づいて開発した破砕型LCP微細繊維を用いたフィルムの実例を紹介する。

■セミナー対象者:
 高周波対応FPC及びその基材の開発に従事する開発技術者

■セミナーで得られる知識:
 ・ FPC基材に求められる基本特性
 ・ LCPやポリイミドフィルムがFPCに使われる理由
 ・ LCP多層化の要素技術
 ・ LCPフィルム加工時の留意点
 ・ LCPと低誘電材料とのハイブリッド化の手法例


■プログラム:
※ 適宜休憩が入ります。

1. 講師自己紹介
 ・ 経歴・開発実績(出願済み特許を中心に)
  
2. FPCの基本
 ・ 一般的な構造
 ・ FPC基材の要求特性
  
3. LCP-FPC
 ・ LCPとは?
 ・ LCPフィルム/FPC開発の歴史
 ・ LCP-FPCの構造とプロセス(材料構成、多層化プロセス)
 ・ 表面処理による接着性改善(加水分解対策、高周波特性)
  
4. LCPフィルム/FCCL
 ・ LCPフィルム/FCCLの作り方(溶融押し出しフィルム+ラミ ネート、溶液キャスティング)
 ・ LCPフィルム/FCCLの問題点(溶融押し出しタイプ:耐熱性の限界、複合化、溶液キャスティン
   グタイプ:吸水性)
  
5. FPC基材にLCPとポリイミドが使われる理由
 ・ CTE制御の重要性
 ・ LCPとPIには共通点がある
 ・ CTE制御方法(配向制御でCTEがなぜ金属並みに小さくなるか?)
 ・ ランダムコイル型樹脂を用いた際のその他の問題(加熱工程での熱収縮、エントロピー弾性と
   エネルギー弾性)
  
6. LCP多層FPC形成の要素技術
 ・ 電極の埋め込み方法
 ・ ビア/TH形成
 ・ 層間密着性
  
7. 低誘電化(新規開発したLCPフィルム製法を例に)
 ・ LCPのlow-Dk化の限界
 ・ LCP以外の高周波対応材料
 ・ 他素材の問題
 ・ 発泡フィルムは?
 ・ 低誘電材料とのハイブリッド化(複合則、ラミネートによるハイブリッド化の問題 点、アロイ
   フィルムによるハイブリッド化)
 ・ 破砕型LCP微細繊維(LCP破砕の難易度、どのように微細繊維化しているか、破砕型LCP微細繊維
   の特徴)
 ・ 破砕型LCP微細繊維のシート化(繊維マット形成方法)
 ・ 配向制御方法
 ・ 複合化による低誘電化(配向を乱す要因と対策)
 ・ FPC基材以外の破砕型LCP微細繊維の用途
  
8. まとめ

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