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粘着・剥離のメカニズムと粘着剤設計のポイント【LIVE配信】

■開催日時:2024年04月05日(金) 13:00〜16:30

■会場:【WEB限定セミナー】※在宅、会社にいながらセミナーを受けられます 

■定員:30名

■受講料:非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  39,600円 (本体価格:36,000円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
 ・1名で申込の場合、39,600円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。


■備考:
資料付き
【LIVE配信セミナーとは?】

■主催:(株)R&D支援センター

■講師:
大阪工業大学 工学部 応用化学科 特任教授 学術博士 中村 吉伸 氏

<ご専門>
 高分子物性,高分子複合材料,粘着,シランカップリング剤

<学協会>
 高分子学会,日本接着学会,日本ゴム協会

<ご略歴>
 1983年 神戸大学大学院 自然科学研究科博士課程修了,
 1997年まで日東電工(株)勤務,1997年より大阪工業大学助教授,
 2002年より教授
 2019年退職 特任教授に

■受講対象・レベル:
・粘着剤を作っておられる方
・これから粘着剤の仕事をしようとお考えの方

■習得できる知識:
・粘着剤の基礎,粘着とは
・粘着試験の結果をいかに考察してつぎに結びつけるか
・パルスNMRやAFMの粘着剤開発への活用法
 
■趣旨:
 粘着強さはピール試験やタック試験で評価される。得られた値で粘着剤相互の比較はできるが,
粘着性発現のメカニズムは明らかにできない。粘着性の発現には,被着体に濡れる易動性と剥離
に抵抗する凝集力の相反する特性が必要である。これらの寄与の解明こそが重要である。粘着剤
は典型的な粘弾性体であるので,弾性率は速度依存性を有し,これが粘着特性に大きく影響して
いる。また,粘着剤は配合でなく,モルフォロジーからのアプローチも必要である。タックの剥
離挙動やピール試験の糸曳きのモルフォロジーのin situ観察,タッキファイヤのモルフォロジー
のパルスNMRによる解析,AFMフォースカーブから粘着の本質を見極めるための手法を紹介
し,得られた結果を活用した粘着剤の設計について解説する。
 
■プログラム:
1.粘着とは?

2.タッキファイヤによる粘着性発現
 2.1 なぜ粘着性が発現するのか?
 2.2 タッキファイヤはいかに機能するのか?
 2.3 タッキファイヤのモルフォロジーからの粘着剤の設計

3.力学特性からの粘着剤の設計
 3.1 ローリングタック試験
  〜速度依存性が粘着性発現のキー
 3.2 ダルキスト基準の意味するもの

4.タック試験からの粘着剤の設計
 4.1 タック試験の重要ポイント
 4.2 瞬間でどれだけ濡れるかが重要
 4.3 プローブタック試験による濡れ性の評価
 4.4 プローブタック試験における剥離挙動の観察
 4.5 剥離のモルフォロジーも重要
 4.6 タック試験からの粘着剤の設計
   ・汎用のPBAとP2EHAもこれだけ違う
 4.7 ボールタック試験を摩擦係数からより定量的に

5.糸曳きからの粘着剤の設計
 5.1 糸曳きの観察手法
 5.2 糸曳きのモルフォロジーからここまで粘着剤が見える
 5.3 糸曳きからの粘着剤の設計

6.パルスNMRの粘着剤設計への活用
 6.1 緩和スペクトルの活用 いかに粘着特性を高めるかを知る
 6.2 差スペクトルの活用 タッキファイヤのモルフォロジーがわかる
 6.3 パルスNMRの本質〜最新の成果から

7.AFMフォースカーブの粘着剤の設計への活用
 7.1 AFMフォースカーブの測定法
 7.2 AFMフォースカーブからの粘着性発現メカニズム
 7.3 AFMフォースカーブからの粘着剤の設計

8.まとめ

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