■開催日時:2024年04月08日(月) 10:30〜16:30
■会場:【WEB限定セミナー】※在宅、会社にいながらセミナーを受けられます
■定員:30名
■受講料:55,000円(税込、資料付き/1人)
※最新のセミナー情報を「配信可」にすると割引適用(登録無料)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
・1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
■備考:
資料付き
【LIVE配信セミナーとは?】
■主催:(株)R&D支援センター
■講師:
東京工業大学 科学技術創成研究院 未来産業技術研究所 准教授 博士(工学) 宮本 智之 氏
【ご専門】光エレクトロニクス,光無線給電,半導体レーザ
■受講対象・レベル:
・新規分野・新規事業を調査している方
・機器において、給電技術がボトルネックと考えている方
・光無線給電を構成する,光源デバイス関連,受光デバイス(太陽電池)関連、各種光学系(レンズ
システム)やビーム方向制御機構等の光技術に関わるメーカの方,および,関連周辺技術構築に興
味のあるメーカの方など
■必要な予備知識:
特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。
■習得できる知識:
・光無線給電と他の無線給電の原理や特徴の違い
・光無線給電を構成するデバイスや機能,また,給電特性の見込み
・光無線給電の現時点の取り組み事例や性能状況
■趣旨:
給電配線の無線化の要望が高まっている。無線給電により十分な電力をいつでも利用できれば、機
器の機能や特性の制約をなくし、新たな仕組みによる社会の大きな変革も期待できる。光無線給電は、
レーザ光源と太陽電池という確立技術を基礎に構成され、既存無線給電に比べて小型で長距離給電可
能、電磁波ノイズがないという特徴を持つ。このため、体内インプラント機器、多数の小型IoT端末、
情報機器・民生機器、および、ドローン・ロボット・EVなどの移動体などほとんどの機器が対象とな
る。さらに室内、室外のほかに、水中、宇宙など、適用範囲も広い。
本方式は、最近注目が高まり始めたが、研究開発の実績などはまだまだ不十分で、研究開発組織も
少ない状況である。今後、急速に実用化を見据えた取り組みが増えると期待している。
本セミナーでは、光無線給電の優位性と課題、講師研究室の取り組みを中心に国内外における光無
線給電システムの研究開発動向などを解説する。
■プログラム:
1. 無線通信と無線給電
1-1 通信は無線が標準に
(1) 無線通信の拡がり
(2) 無線の意義と問題点
1-2 給電の現状
(1) 残された有線:給電
(2) バッテリーは?
(3) エネルギーハーベスティングは?
(4) 無線給電の期待
2. 無線給電技術
2-1 無線給電の種類と特徴
(1) 電磁誘導,磁界共鳴,電界方式
(2) マイクロ波方式
(3) 超音波方式
2-2 無線給電方式の課題
(1) 電磁波の人体作用と機器干渉
(2) 無線給電の構成の複雑さ
3. 光無線給電の基礎
3-1 光で給電
(1) 太陽光発電・室内照明発電
(2) 太陽光とレーザ光の違い
(3) 太陽光と単色光の太陽電池照射
3-2 光ビームを用いる光無線給電
(1) 光ビームで無線給電
(2) 光無線給電は新技術か?
(3) 光無線給電のこれまで
4. 光無線給電の原理と構成
4-1 光無線給電用太陽電池の特徴
(1) 太陽電池の動作の基本
(2) 太陽電池の効率
(4) 太陽電池の動向
4-2 光無線給電用光源の特徴
(1) 光源の出力と効率
(2) レーザ光の長距離伝送
(3) LEDは光無線給電に使えるか?
4-3 光無線給電の効率
(1) 給電効率の考え方
(2) 効率の現状と今後
4-4 光無線給電システムの構成要素
(1) 均一照射
(2) ビーム制御
(3) 対象検知,ほか
5. 光無線給電システム
5-1 光無線給電の研究開発事例
(1) 体内埋込機器
(2) 小型IoT端末
(3) 情報端末・室内機器
(4) 地上用移動体(EV、ロボット、AGVなど)
(5) 空中用移動体(ドローンなど)
(6) 水中応用
(7) 宇宙応用
5-2 光無線給電の安全性
(1) 最大露光許容量とレーザクラス分け
(2) 安全性確保の方策
5-3 光ファイバを用いる光給電
(1) 光ファイバ給電の特徴
(2) 光ファイバ給電の事例
6. まとめ
【質疑応答】
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