■日時:2022年05月27日(金) 13:00〜17:15
■会場:※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
※ お申込み時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ず、ご確認ください。
■定員:30名
■受講料:44,000円(税込、テキスト費用を含む)
※複数でのご参加を希望される場合、お申込み追加1名ごとに¥11,000加算となります
■主催:(株)AndTech
■講師:
第1部 関西大学 化学生命工学部 化学・物質工学科 教授 工藤 宏人 氏
第2部 加藤技術士事務所 所長 技術士(機械部門) 加藤 秀昭 氏
第3部 三菱ガス化学(株) 機能化学品事業部門 光学材料事業部 開発営業部長
工学博士 加藤 宣之 氏
■プログラム:
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第1部 高屈折率プラスチックレンズの開発(仮)
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第2部 プラスチックレンズなどを中心とした光学素子の加工技術動向と高屈折率材料への要求
【キーワード】
プラスチックレンズ、光学素子、金型加工技術、射出成形技術、超精密加工
【講演ポイント】
超精密、超高精度の光学素子のプラスチック化に対応するための考え方や具体的な実績など
から技術的な解説をする。
【習得できる知識】
プラスチックによる光学素子の成形、金型の加工技術の基本と、事業化実績・経験に基づいた
技術的知識が習得できる。
【講演主旨】
レンズなどの光学素子は、超高精度の加工技術が必要である。その超高精度のプラスチック
レンズを製造するためには、金型加工技術、成形加工技術の高度化・高精度化が不可欠である。
また、プラスチック樹脂の高屈折率化は長年の間 待ち続けられている樹脂材料であり、
プラスチックレンズを高屈折率樹脂にすることでさらに高機能な光学素子部品開発の可能性が
広がる。そのためのプラスチック光学素子のレンズや回折光学素子などの射出成形、金型加工
などの技術的課題やの開発のポイントについて解説する。
【プログラム】
1.光学的プラスチック材料とその特性
1-1 プラスチックとガラスの対比
1-2 求められる光学特性
2.プラスチック光学素子の種類
2-1 プラスチックレンズ
2-2 プラスチック回折格子
3.プラスチック光学素子の成形加工
3-1 成形加工上の課題
3-2 成形機の周辺設備
3-3 成形技術の課題
4.プラスチック光学素子の金型加工
4-1 金型加工の課題
4-2 金型設計上の考慮
4-3 超高精度金型加工技術
【質疑応答】
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第3部 熱可塑性樹脂の高屈折率、低複屈折化と、それらレンズの薄型化
【キーワード】
光学ポリマー、高屈折率、低複屈折、成形加工性、非球面レンズ
【講演ポイント】
プラスチックレンズの重要性は近年ますます大きくなっており、スマートフォンのカメラを始めと
した小型カメラ、ウェアラブルデバイス、車載カメラなどの最新機器に搭載されている。それら
に用いられる光学ポリマーの特性について解説する。
【習得できる知識】
光学レンズに用いられる透明ポリマーに関する知識について
高性能な光学レンズに必要なポリマー特性について
【講演趣旨】
スマートフォンなどに搭載される小型精密カメラレンズの材料としては、高屈折率・低複屈折材が
不可欠である。本講座では、レンズ用途に適応し得る、高屈折率・低複屈折特殊ポリカーボネート
樹脂について、分子設計からその構造を明らかにしつつ、主要光学特性の屈折率・アッベ数と
複屈折に焦点を当てて解説する。また、レンズにおける特性評価についても述べ、一例を紹介する。
【プログラム】
1.特殊ポリカーボネート樹脂の構造
1-1 光学ポリマーについて
1-2 ポリカーボネートについて
1-3 エステル交換法とは
2.分子構造による屈折特性の制御
2-1 複屈折の制御
2-2 高屈折率化と低屈折率化
2-3 波長分散特性の制御
3.レンズの複屈折
3-1 レンズ面内複屈折の評価
3-2 配向複屈折と応力複屈折
3-3 分子構造による各複屈折のコントロール
4.様々な市場における高屈折率材の展開
【質疑応答】
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