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微粒子の分散安定化の基礎と実際【LIVE配信】
〜有機顔料・金属酸化物・導電粒子・放熱粒子の分散液の塗布性・膜性能も見据えた配合技術〜

■開催日時:2024年05月13日(月) 13:00〜16:00

■会場:【WEB限定セミナー】※在宅、会社にいながらセミナーを受けられます 

■定員:30名

■受講料:49,500円(税込、資料付き/1人)
※最新のセミナー情報を「配信可」にすると割引適用(登録無料)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
 ・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。

■備考:
資料付き
【LIVE配信セミナーとは?】

■主催:(株)R&D支援センター

■講師:
ビックケミー・ジャパン(株) シニアソリューションナビゲーター 若原 章博 氏

【ご専門】塗料・インキ・プラスチック向け添加剤
【ご活躍】
塗料会社にて自動車用塗料の設計・ラインフォロー等に従事。ビックケミー入社後は塗料・インキ・
カラーフィルター・電池向けなどで、粒子の分散・塗布性の改善・レオロジーコントロール・膜特性
の向上の面において、製品開発と技術紹介をすすめる。

■受講対象・レベル:
・コーティング液など粒子の分散液の設計に携わっておられる技術者
・分散液を用いたアプリケーション(混合・塗布・乾燥など)を行っておられる方
・また、コーティング液・プラスチック材料など最終製品として、粒子分散体を利用されておられる方

■必要な予備知識:
特に予備知識は必要ありません。
現場や設計実務で実際に分散体にかかわっている方には、現象とその背景にある理論的・原則的な考え
方を結びつけやすいことと思う。

■習得できる知識:
・各種粒子の分散設計に有用な、粒子特性と分散剤の選定のアプローチ方法
・分散液を塗布・乾燥する際のトラブルの防止技術
・湿潤分散剤・表面調整剤・レオロジーコントロール剤の構造と特性

■趣旨:
 粒子の分散安定化はコーティング液や複合材料の必須技術であり、その基本的な理解は塗料・インキ
・電池・接着剤を含むコーティング液やプラスチック材料の設計に有用である。ここでは分散安定化の
メカニズムを見た後、分散剤・湿潤剤・湿潤分散剤の構造と特性を解説する。各粒子の特性とマトリク
スを形成する樹脂系・溶媒との関係を、熱硬化・水系・UV系・エポキシ系など様々な系を例示して理解
を深める。また、分散液もきちんと塗布・乾燥して初めてその性能を発揮するので、塗布性(濡れ・泡
・均一性・平滑性など)の向上策についても触れる。分散の設計にかかわる方から、分散液を用いて加
工をされる方、膜になったものを利用する方まで、例を交えてできる限り分かりやすく説明する予定で
ある。

■プログラム:
1.分散安定化の基礎的な考え方のおさらい
 1-1 粒子の濡れとマトリクス中での安定化の二つが重要
 1-2 分散に関係する粒子の表面特性は
 1-3 樹脂・溶媒で形成されるマトリクスの特性は
 1-4 添加剤は粒子の濡れと安定化に関与

2.主な分散剤の構造と特性を理解する
 2-1 分散剤を構成する要素は吸着基と相溶性鎖
 2-2 低分子量タイプと高分子量タイプの湿潤分散剤
 2-3 湿潤分散剤による膜物性への影響は

3.SDGsと開発の方向は
 3-1 再生産可能原料を用いた湿潤分散剤の開発
 3-2 環境負荷をできるだけ小さく

4.様々な粒子・マトリクス系での分散安定化の例
 4-1 有機顔料・カーボン系粒子・金属酸化物・非酸化物系無機粒子の分散
 4-2 水系・溶剤系・UV系での分散
 4-3 熱可塑性樹脂でのフィラーの分散

5.塗布性を向上させるには
 5-1 粒子の沈降を防ぐ
 5-2 基材への濡れ性を上げる:表面張力と表面調整剤
 5-3 泡の問題を解決する:消泡メカニズムと消泡剤
 5-4 粘性を制御する:レオロジーの基礎とレオロジーコントロール剤
 5-5 平滑性の向上と評価方法:表面調整剤と測定機器

6.まとめ
 

【質疑応答】

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