■開催日時:2024年05月23日(木) 10:00〜16:30
■会場:【WEB限定セミナー】※在宅、会社にいながらセミナーを受けられます
■定員:30名
■受講料: 57,200円(税込、資料付き/1人)
※最新のセミナー情報を「配信可」にすると割引適用(登録無料)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で 57,200円(税込)から
・1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計57,200円(2人目無料)です。
■備考:
資料付き
【LIVE配信セミナーとは?】
■主催:(株)R&D支援センター
■講師:
中村正秋技術事務所 代表 /
名古屋大学 名誉教授 工学博士 中村 正秋 氏
≪専門≫ 化学工学 < 熱工学 / 乾燥工学 / 反応装置工学 / 資源・環境学 >
≪学協会≫化学工学会 / 粉体工学会 / 日本伝熱学会
■受講対象・レベル:
・乾燥技術に関連する技術者
<食品/医薬品/化粧品/セラミックス/電子材料/機械部品/化学品/塗装/記録媒体/
機能性フィルム/コーティング印刷物/農薬 など>
・乾燥実務に携わっている技術者
・乾燥プロセスで最新の省エネ、エネルギー有効利用技術を学びたい方
■習得できる知識:
・乾燥技術の入門者にとっては基礎から分かり易く理解できる
・すでに乾燥に携わっている技術者にとっては、Excelを使った演習問題によって
より深く理解できる
・実際の乾燥機の設計や性能評価をおこなうExcelソフトを持ち帰ることができ、
各自が扱っている実際の乾燥機の設計や性能評価をおこなうことができる
・サンプルソフトをもとにして、自分に合ったソフトを開発できるようになる
■趣旨:
乾燥操作は多くの分野で利用されている。しかし、大学や高校で学ぶことが多く、
乾燥技術について十分な時間をかけていないのが実情である。あるいは、大学や高
校で乾燥操作について学ぶ機会がなく、入社してから乾燥操作の仕事に従事するこ
とになった技術者も多いことと思われる。
そこで、このセミナーのプログラムは、乾燥技術の入門者にも基礎から実践まで
を短時間で理解できるように組んである。また、乾燥技術の内容を表現するために、
どうしても数式が多くなる。この数式の内容をより深く理解できるように、Excel
(Microsoft社) を使った実習を行う。
とくに、新しく乾燥機を設計する場合、あるいは現有している乾燥機の性能評価
をする場合、条件を幾通りも変えた計算を行い、その中から最適な解を見つけ出す
作業が必要になる。この場合、Excelで計算手順を組み込んでおけば、作業が迅速、
かつ容易になる。
実習に使うソフトを持ち帰ることができ、乾燥機の設計や性能評価をおこなうと
ともに、これを土台にして自分でソフトを開発できるようになる。
■プログラム:
1.乾燥の基礎知識
1-1.乾燥とは
1-1-1.乾燥は熱と物質の同時移動
1-1-2.乾燥に必要な熱
1-1-3.熱の伝わり方と熱移動量
1-2.乾燥はどのように進むか
1-2-1.材料温度と時間の関係、湿球温度【Excel演習】
1-2-2.含水量と時間の関係、定率(恒率)乾燥と減率乾燥
1-2-3.含水率の表し方【Excel演習】
1-2-4.乾燥速度と乾燥特性曲線、限界含水率と平衡含水率
1-3.乾き空気と湿り空気
1-4.湿り空気の性質
1-4-1.湿度とは
1-4-2.飽和蒸気圧【Excel演習】
1-4-3.相対湿度(関係湿度)【Excel演習】
1-4-4.絶対湿度【Excel演習】
1-4-5.湿度図表【Excel演習】
1-4-6.湿球温度【Excel演習】
1-4-7.露点【Excel演習】
1-4-8.湿り比熱容量【Excel演習】
1-4-9.湿りエンタルピー【Excel演習】
1-4-10.湿り比体積【Excel演習】
1-5.湿り材料の性質と乾燥特性
1-5-1.定率(恒率)乾燥期間が現れる理由、液状水の移動【Excel演習】
1-5-2.定率(恒率)乾燥速度を求めるには【Excel演習】
1-5-3.減率乾燥速度を求めるには
1-5-4.速く乾燥するには【Excel演習】
1-5-5.むやみに速く乾かすと、問題が起きる【Excel演習】
2.乾燥機の種類と選び方
2-1.材料の加熱方式から見た乾燥機
2-1-1.対流伝熱による乾燥機
2-1-2.伝導伝熱による乾燥機
2-1-3.輻射(放射)伝熱による乾燥機
2-1-4.その他(マイクロ波乾燥、過熱水蒸気乾燥)
2-2.材料の形状から見た乾燥機
2-2-1.液状・スラリー材料に適する乾燥機
2-2-2.塊状・粒状・粉状材料に適する乾燥機
2-2-3.固有形状材料に適する乾燥機
2-2-4.フィルム状・膜状材料に適する乾燥機
2-3.材料の供給方式から見た乾燥機
2-3-1.材料噴霧型の乾燥機
2-3-2.材料静置型の乾燥機
2-3-3.材料撹拌型の乾燥機
2-3-4.材料流動型の乾燥機
2-3-5.材料密着型の乾燥機
3.乾燥機の性能評価と簡易設計法
3-1.脱水量の求め方【Excel演習】
3-2.乾燥に必要な熱量の求め方【Excel演習】
3-3.材料に伝わる熱量の求め方【Excel演習】
3-4.伝熱容量係数と総括伝導伝熱係数
3-5.乾燥機の容積・伝熱面積の概算法
3-5-1.回分式・熱風(対流伝熱)乾燥機【Excel演習】
3-5-2.回分式・伝導伝熱乾燥機【Excel演習】
3-5-3.連続式・熱風(対流伝熱)乾燥機【Excel演習】
3-5-4.連続式・伝導伝熱乾燥機【Excel演習】
4.省エネルギー対策
4-1.乾燥の前工程における対策
4-2.乾燥工程の熱効率向上の対策
4-2-1.熱風循環の検討
4-2-2.顕熱・潜熱の回収
4-2-3.ヒートポンプの利用
5.トラブル事例と対策
5-1.乾燥機の能力に関するトラブル
5-2.ハンドリングに関するトラブル
5-3.製品の品質に関するトラブル
5-4.おもな乾燥機のトラブル
5-5.災害事例と防止
6.固有形状・膜状材料の乾燥
6-1.平板状・シート状材料の乾燥【Excel演習】
6-2.棒状材料の乾燥【Excel演習】
6-3.球状材料の乾燥【Excel演習】
7.粉粒状材料の乾燥機
7-1.連続式・並流型熱風乾燥機の詳細設計
7-1-1.スケールアップ(ダウン)の例【Excel演習】
7-1-2.省エネ(低コスト化)の例【Excel演習】
7-2.連続式・向流型熱風乾燥機の詳細設計【Excel演習】
7-3.現有する連続式・並流型熱風乾燥機の性能評価【Excel演習】
スケジュール
昼食の休憩時間12:00〜12:45を予定しております。
※進行によって、多少前後する可能性がございます。
※質問は随時チャット形式で受け付けます。また音声でも可能です。
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