■開催日時:2024年06月19日(水) 13:00〜16:00
■会場:【WEB限定セミナー】※在宅、会社にいながらセミナーを受けられます
■定員:30名
■受講料:49,500円(税込、資料付き/1人)
※最新のセミナー情報を「配信可」にすると割引適用(登録無料)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。
■備考:
資料付き
【LIVE配信セミナーとは?】
■主催:(株)R&D支援センター
■講師:静岡大学 学術院 工学領域 化学バイオ工学系列 准教授 田代 陽介 氏
<ご専門>
生物工学、環境微生物学
<ご略歴>
2008年 日本学術振興会特別研究員(筑波大学)
2009年 筑波大学大学院生命環境科学研究科博士課程修了 博士(農学)
2010年 北海道大学大学院工学研究院 博士研究員
2011年 日本学術振興会特別研究員(北海道大学、ケンブリッジ大学)
2013年 静岡大学大学院工学研究科 助教
2018年 静岡大学学術院工学領域 講師
2019-2023年 (兼)科学技術振興機構さきがけ
2023-2025年 (兼)英国オックスフォード大学生化学科 Academic Visitor
2024年 静岡大学学術院工学領域 准教授
■趣旨:
環境中において多くの微生物は固体表面に付着して、集団構造であるバイオフィルムを形成していま
す。水処理・食品分野でバイオフィルムは有効活用されている一方、細菌感染や虫歯、金属腐食、膜
の目詰まりなどの弊害を及ぼしています。一旦細菌がバイオフィルムを作り出すとその除去が非常に
困難であることから、その除去法ならびに形成制御法が今日求められています。本講演ではバイオフィ
ルムの基礎的知見から最近の研究動向、さらにはその評価や除去の方法までを紹介します。バイオフィ
ルムや微生物付着にお困りの方や、バイオフィルム研究を始めようと考えている方は、是非ご参加く
ださい。
■プログラム:
1. バイオフィルムの基礎
1-1バイオフィルムの歴史
微生物の発見とバイオフィルム
1-2バイオフィルムの特性
バイオフィルムの種類
浮遊細菌とバイオフィルム細菌の違い
1-3バイオフィルムの構成成分
タンパク質
DNA
多糖
膜小胞
1-4バイオフィルムの形成機構
固体表面への付着
バイオフィルムの発達
1-5バイオフィルムにおける情報伝達機構
クォラムセンシング
遺伝子伝播
1-6バイオフィルム内における細菌の薬剤耐性
薬剤耐性遺伝子の発現
代謝の休止
2. 身の回りのバイオフィルム
2-1バイオフィルムの人体への影響
日和見感染菌
口腔細菌
2-2食品とバイオフィルム
食品発酵
食品に付着する病原菌
食品を腐敗させる細菌
2-3水処理とバイオフィルム
廃水処理
膜分離活性汚泥法
微生物保持担体
2-4バイオフィルムによる金属腐食
金属腐食を引き起こす細菌
2-5生活環境におけるバイオフィルム
浴室のバイオフィルム細菌
3. バイオフィルムの除去と形成防止・対策
3-1物理学的方法
物理的殺菌法
物質表面特性
3-2化学的方法
消毒薬
バイオフィルム阻害剤
3-3生物学的方法
酵素
ファージ
4. バイオフィルムの評価・解析と研究アプローチ
4-1バイオフィルムの菌種同定法
群集構造解析
アンプリコン解析
質量分析
4-2バイオフィルムの構成成分分析法
細胞外マトリクスの分離
4-3バイオフィルムの形成・除去の評価
バイオフィルム形成装置
定量法
染色法
観察方法
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