■開催日時:2022年7月22日(金) 10:30〜16:30
■会場:本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申込み前に《こちらのご案内》をご確認下さい。
■受講料:55,000円(税込) * 資料付
*メルマガ登録者 49,500円(税込)
*アカデミック価格 26,400円(税込)
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および
学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録を
していただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により
出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
■主催:(株)シーエムシー・リサーチ
■講師:福井 正博 氏 立命館大学 理工学部 電子情報工学科 教授
【講師経歴】
1983年 大阪大学大学院 博士前期課程(電子工学専攻)修了、同年、松下電器産業鞄社、
1989年〜1991年 カリフォルニア大学 バークレー校にて客員研究員、2003年 立命館大学
理工学部 教授、2004年 スーパーヒューマン知能システム研究センター長、自動配置配線、
高位合成、モジュールおよびセル合成等 半導体CADおよびシステムLSI設計手法の研究開発に
従事。
最近の興味は地球環境に貢献する電子技術、すなわち、低電力設計、スマートグリッド、
数学的システム最適化技術など。
【著 書】
「ビジュアルに学ぶディジタル回路設計」(コロナ社/2010,4 出版)
「LSI とは何だろうか 半導体のしくみからつくり方まで」(森北出版/2006,11 出版)
【専門分野】
集積回路設計技術、ディジタルシステム設計、蓄電池シミュレーション、電池回路
■趣旨:
近年、高エネルギー蓄積デバイスとしてリチウムイオン蓄電池が注目されているが、温度特性や
劣化特性の把握が難しいなど、効果的なBMS(バッテリーマネジメント)手法が求められている。
本セミナーでは、蓄電池やスマートグリッド関連の初学者、若手技術者を対象に、リチウムイオン
蓄電池の基本特性と、そのモデル化手法を理解し、効果的な残量予測や劣化予測に関する基本的な
方法を習得することを目的とする。蓄電池残量に関しては、様々な提案手法を概説し、蓄電池の
温度特性や劣化特性も含めて正しく測定するための手法とMATLABを使った実装例をお話しする。
また、蓄電池劣化に関しても、基本的な劣化のメカニズムを理解した上で、その診断方法について
解説する。劣化診断や寿命予測に関する最新技術ついても紹介する。
■セミナー対象者:
初学者、若手技術者
■セミナーで得られる知識:
リチウムイオン電池の基本特性、
モデル化手法、
BMSの基本構成と考慮すべきポイント、
効果的な残量予測や劣化予測に関する基本的な方法
■プログラム:
※ 適宜休憩が入ります。
1.イントロ
1-1 蓄電池の背景と動向
1-2 リチウムイオン蓄電池の動作原理
1-3 全固体、革新電池への展開
2.蓄電池のモデル化
2-1 蓄電池の電気的特性、等価回路表現
2-2 ナイキスト図から等価回路モデル抽出
2-3 等価回路パラメータの温度補正
3.高精度残量計
3-1 カルマンフィルタを用いた高精度残量推定手法
3-2 電池種類の違いへの対応(新品と中古、正極材の違い)
4.劣化のモデル化と診断技術
4-1 蓄電池の劣化現象とモデル化
4-2 逐次最小二乗法(RLS)による劣化診断
5.劣化診断や寿命予測に関する最新技術
5-1 機器組込み型劣化診断技術
5-2 深層学習による寿命予測
5-3 用途による制御観点の違い(EVとHPV、リサイクル、レンタル、交換方式、など)
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