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塗膜強度の不良と欠陥対策セミナー【LIVE配信】
−塗膜強度の見方と割れ・はがれ対策−

■開催日時:2024年07月02日(火) 10:30〜16:30

■会場:【WEB限定セミナー】※在宅、会社にいながらセミナーを受けられます 

■定員:30名

■受講料:55,000円(税込、資料付き/1人)
※最新のセミナー情報を「配信可」にすると割引適用(登録無料)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
 ・1名で申込の場合、44,000円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。

■備考:
資料付き
【LIVE配信セミナーとは?】

■主催:(株)R&D支援センター

■講師:元 職業能力開発総合大学校 准教授 坪田 実 氏

《略歴》
 1972年3月 職業訓練大学校 塗装科 卒業
 1974年3月 山形大学 大学院工学研究科 高分子化学専攻 修了
 1974年4月 岐阜プラスチック工業(株) 入社
 1975年3月 岐阜プラスチック工業(株) 退社
 1975年4月 職業訓練大学校 塗装科 助手
 1985年2月 工学博士(東京大学)
 1988年4月 職業訓練大学校 塗装科 助教授
  その後、学校名変更、所属科変更を経て、
 2010年 3月 職業能力開発総合大学校 専門基礎学科 准教授
 2015年 3月 職業能力開発総合大学校 退職
 2016年 2月 川上塗料(株) 社外取締役
 2021年 2月 川上塗料(株) 退任

《著作》
 ○出版書籍
 (1)「工業塗装入門」、日刊工業新聞社(2019)
 (2)「塗料と塗装の基本と実際」、秀和システム(2016)
 (3)「塗料・塗装のトラブル対策」、日刊工業新聞社(2015)
 (4)「目で見てわかる塗装作業」、日刊工業新聞社(2011)
 (5)「ココからはじめる塗装」、日刊工業新聞社(2010)
 (6)「塗装の実務Q&A」、日刊工業新聞社(2010)
 (7)「コーティング用添加剤開発の新展開」、シーエムシー出版(2009)
 (8)「トコトンやさしい塗料の本」、日刊工業新聞社(2008)
 (9)「木工塗装法」、職業訓練教材研究会(2008)
 (10)「塗料」、雇用問題研究会(2007)
 (11)「建築塗装法」、雇用問題研究会(2011)
 (12)「金属塗装法」、雇用問題研究会(1998)

《所属学会・協会および役職・活動状況》
 1985〜2022年 色材協会関東支部 塗料部会委員
 2005〜2006年度 技能五輪国内大会「車体塗装」競技主査

《受賞》
 1982年度色材協会論文賞
 2006年度、2020年度日本塗装技術協会論文賞

■受講対象・レベル:
コーティング関係の原料メーカー技術担当者、塗料メーカーの品質管理・塗料設計・研究開発担当者、
塗装・コーティング分野の製造担当者・工程管理者(初心者から中堅技術者)など。あるいは、コー
ティング技術と技能を深めたい方、コーティング被膜の付着性能、並びに物理的強度を見極めたい方。

■必要な予備知識:
本セミナーの受講に当たっての予備知識は不要です。呈示項目が多いので、聞き漏らしたり、自分の
考えをまとめようとしていたら、次のスライドに移っている可能性が高いかも知れません。そんな時
には、質問できる時間に聞いてください。予備知識は不要ですが、質問をするという積極的な姿勢が
必要です。もちろん、セミナーが終了しても、電話やメールで質問して、理解を深めてください。

■習得できる知識:
本セミナーを受講することにより、塗膜をファインケミカル物体として捉え、不良現象を解決する能
力を高めることができます。この根拠を次に示します。
1)塗料(液体)は被塗物に付着して、塗膜(固体)になり、塗膜の有する機能を発揮する。塗膜の
有する機能は多岐にわたり、開発者の設計思想が生かされる。
2)車体用の塗膜は下塗り、中塗り、上塗りからなる多層膜で構成されており、その合計厚さは約100
μm(0.1mm)と非常に薄い。この塗膜が性能的にも外観も大きく変化せず、被塗物を保護する。薄膜の
有する機能を分析したり、作り出すことはファインケミカルな技術である。
3)本セミナーの実施は6H程度であり、この時間内で上述した技術を身に付けることはできないと思わ
れるが、ものの見方を身に付けることは可能である。この力をバネにして、飛躍してもらいたい。

■趣旨:
本テーマ「塗膜強度の不良と欠陥対策セミナー」を以下の観点から解説する。
1.液体、固体に拘わらず、全ての物体は粘弾性体である。第1章(粘弾性から見た塗料と塗膜)では、
応用の効く粘弾性現象を取り上げる。すぐに応用できないかも知れないが、考え方は重要である。例
えば、作用時間とがんばり時間の大小で固体の性質が強く出たり、液体のもつ粘性が強く表れたりす
る。
2.塗膜は付着状態で、その強度を発揮する必要がある。第2章(付着性の話)では付着性を如何に
確保するかを優先的に考える。
3.塗膜は流動状態の塗料から出発するため、塗膜という固体に成ったら、一般的に体積が減少する。
このため付着状態の塗膜には引張り力が、被塗物には圧縮力が作用し、残留することが多い。この状
態を可視化した内部応力の測定方法を説明する。考えるよりも測定することを優先してほしいという
講師の思い入れと、内部応力を低減する塗料設計を述べる。(第3章)
4.固体の塗膜に求められる物性とは、第4章に述べるように(1)付着性(2)耐傷付き性(3)耐屈
曲性(4)耐衝撃性(5)耐候性などであり、これらを総称して、付着塗膜の強度と呼ぶ。この強度を
解析するために、我々は粘弾性をベースにして、立ち向かうことにする。塗膜は塗装系という塗り重
ねチームワークで勝負している。膜厚方向の物性傾斜は重要であることを第4章で述べる。
5.第5章では、欠陥事例を取り上げ、どのように対策するかを述べる。色や意匠性の問題も重要であ
るから、白化現象も取り上げる。

■プログラム:
第1章  粘弾性から見た塗料と塗膜
 1.1 塗料の必要条件-塗れる・くっつく・固まる 
 1.2 粘弾性の用語とその意味について 
 1.3 液体の粘弾性を観察しよう−とろろ汁の引き上げ高さ 
  (1) 塗料に弾性を付与するメリット
  (2) 塗料が受けるずり速度の求め方
 1.4 固体の粘弾性を観察しよう−ボールのはずみ実験 
 1.5 塗膜の引張り強度が速度で異なる挙動を示すわけ 
 1.6 温度変化を速度に換算する法則(WLF式)とは 
 1.7 引張り試験と動的粘弾性測定で分かる物性値 
 1.8 ポリアミド硬化エポキシ樹脂の配合と塗膜の構造(架橋密度とガラス転移温度)

第2章 付着性の話
 2.1  くっつく力の発生
 2.2  付着性理論 
 2.3  付着強さの評価・試験法 
 2.4  付着性に及ぼす要因とその影響

第3章 内部応力の話
 3.1  身の周りの湾曲現象が意味すること
 3.2  内部応力の測定法
 3.3  内部応力に及ぼす要因とその影響
 3.4  内部応力を低下させる塗料設計

第4章 付着塗膜の強度を向上させる話
 4.1 塗装系の設計
 4.2 塗装系の割れ発生機構 - なぜ、割れるのか
 4.3 塗り重ねによる膜厚方向への物性傾斜は可能か、そのメリットはあるのか
 4.4 塗り重ね(塗装系)のどこに注目したら良いか
 4.5  リニアモーターカ−用路面に対する塗料設計と試験評価法

第5章 塗料・塗膜の欠陥と対策
 5.1 水性塗料の泡・はじきを止めるための添加剤の配合技術
 5.2 粉体で塗装された水道鋼管内面塗膜のはく離と対策
 5.3 溶融亜鉛メッキ面に対する塗装系はく離事件の原因と対策 
 5.4 ヘルメット用塗膜に必要な物性と塗料設計
 5.5 水が関与する欠陥現象とその対策
  (1) 白化(輪染み)現象とその対策
  (2) 付着性の劣化を防ぐ対策

【質疑応答】

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