■日時:2024年09月19日(木) 13:30〜17:30
■会場:※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
※ お申込み時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ず、ご確認ください。
■定員:30名
■受講料:11,000円(税込、テキスト費用、懇親会費を含む)
※複数でのご参加を希望される場合、お申込み追加1名ごとに11,000円が加算となります
■主催:(株)AndTech
■講師:
第1部 元住友化学 株式会社AndTech 技術顧問 今井 昭夫 氏
第2部 積水化学工業株式会社 コーポレート 新事業開発部 部長 吉岡 忠彦 氏
■プログラム:
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第1部 経営戦略視点から見た製造業のグローバル事業展開
【講演主旨】
日本企業が海外事業を進める際に直面する課題には、日本企業に固有の共通的な問題がある。主な問
題は、海外の商習慣や労働慣習との違いに対する無理解から発生していることが多い。経営戦略面か
らは、対象国・地域のサプライチェーンおよび市場状況の把握と自社コンピタンスを活かせるビジネ
スモデルの策定が必須であり、また、海外に派遣する人材の育成には、本人の個別の業務専門性に関
わらず、市場探索・開拓/マーケッティングの手法と海外事業会社の経営(人事組織構築と管理)、
対象国・地域の商業行為に係る法令と商習慣情報を身に付けさせることが必須である。更に、経験上、
日本本社と海外事業会社における経営理念や目標(Vision,Mission)の共通認識化や人事評定制度の
グローバルな整合化が望ましいと感じている。個別の企業の伝統や事業規模・製品の市場における性
格を勘案して、自社の海外事業展開手法に組み上げることの必要性への理解を深めることが本セミナ
ーの狙いである。
【プログラム】
1.講師自己紹介:海外事業経験で感じたこと
1-1 日本企業の事業活動と海外企業の事業活動
1-2 いくつかの国の企業文化の差異
2.海外事業会社の人的構成の考え方
2-1 職務ポジション制度と業務上の責務/権限
“日本人社員の責務と権限および育成”、 《経験事例》
2-2 業務の種類と日本人/現地人の配置
“日本人派遣者と現地人社員との強みと弱み”、 《経験事例》、
2-3 事業の規模、ビジネスモデル(開発・生産・販売・・・)に応じた人員配置の考え方
3.国内外拠点間の連携・シナジー効果の追求
3-1 グローバル戦略の構築・改定と逐次展開
各国・地域毎のビジネスモデルの策定とグローバル戦略との整合化 《経験事例》
3-2 遵法的な情報共有体制の構築、異文化コミュニケーション 《経験事例》
3-3 経営理念・経営目標の共有化と人事評価制度や育成制度の整合化、 例)先ずは日本本社外
国人社員の処遇から。
4.海外事業の展開促進
4-1 「海外事業人材」の育成と現地業務体験:海外から日本の事業展開手法を見直す
4-2 海外市場・顧客・消費者の性格や感覚・感情の把握
4-3 国・地域別 ビジネスモデルの修正・再構成
4-4 リバースイノベーションの展開をめざす
まとめ
【質疑応答】
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第2部 グローバルビジネスにおける現場のリアル
【講演主旨】
グローバルビジネスで成功を収めるには、単なる知識だけでなく、現場で直面するリアルな課題を解
決する実践的なスキルや人間力が不可欠です。本セッションでは、異文化理解を深め、言葉の壁を越
えたコミュニケーション術を実体験から共有します。また、世界標準の経営実践を基本としつつも、
日本流の良いところを取り入れる効果を解説します。さらに、顧客との信頼関係構築、駐在員の立場
のあり方、海外生活の基礎知識など、現地事業運営のために必要な実践的なノウハウを伝授します。
現場で活かせる具体的なサバイバル術を知り、グローバルビジネスの実践力を鍛えましょう。
【プログラム】
1.異文化理解 〜郷に入っては郷に従え〜
1.1 先ず受け入れてもらう事:製品売る前に自分を売れ
1.2 コトバの壁を乗り越える
1.3 コンプライアンス 〜 フロンティア市場に潜むリスク
2.顧客と本社の間
2.1 二階級特進の視座
2.2 試される本気度
2.3 良い翻訳家とOKY
3.ビジネス構築のポイント
3.1 経営の基本は世界標準
3.2 日本流と現地流の良いとこ取り
3.3 営業の自動化
3.4 駐在期間を見据えた短・中・長期戦略
4.顧客の掴み方
4.1 お客様は神様?
4.2 信頼関係の構築方法
4.3 日本を知る
5.日常生活基盤を作る
5.1 全ての基本となる安全・食事・家族
【質疑応答】
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