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塗布乾燥膜の基礎メカニズムと濡れ・付着・密着トラブル対策

■開催日時:2021年9月9日(木) 10:30〜16:30 

■会場:本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申込み前に《こちらのご案内》をご確認下さい。


■受講料:55,000円(税込)  * 資料付
*メルマガ登録者 49,500円(税込)
*アカデミック価格 26,400円(税込)
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および
 学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録を
 していただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により
 出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。

■主催:(株)シーエムシー・リサーチ

■講師:河合 晃 氏  長岡技術科学大学大学院 / アドヒージョン

■趣旨:
 近年、塗布膜のコーティング・乾燥プロセスは、処理能力の高さ、低コスト性などの観点から、
5G対応、IoT、エレクトロニクス、自動車、電池、化成品等の産業分野において、主要な製造技術と
して用いられています。プロセスの高品位化および高速化は、生産効率の向上やコスト削減には
不可欠な課題でとなっています。本講座では、表面エネルギー等の塗布乾燥の基礎に基づき、
プロセスの本質を理解することで高品位化・高速化を考察することを目的とし、乾燥ムラなどの
塗布乾燥におけるトラブルを解決する能力を養えます。また、研究開発・トラブルフォローと
いった実務上での取り組み方について、豊富な実例を交えて解説します。本講座を通じて、初心者
にも分かりやすく、基礎から学んでいただけます。また、受講者が抱えている日々のトラブル相談
にも応じます。

■セミナー対象者:
 コーティング剤、コーティング業務、コーティング装置、計測分野等に関わる技術者を対象に
しています。実務レベルのセミナー内容ですが、初心者の方にも分かりやすく説明します。

■セミナーで得られる知識:
 塗布乾燥に関わる基礎学問の習得、塗工液から乾燥までの一連のコーティングプロセスの習得、
コーティングに関するトラブルへの対応能力


※ 適宜休憩が入ります。

1.塗膜形成の基礎(濡れの不確定要素を見極める)
 ・表面張力、動粘性、溶解性パラメータ、相分離、共沸点(塗工液の最適化)
 ・濡れのピンニング性とは(濡れトラブルの主要因)
 ・基板材質の差による濡れ(Cassieの式を使いこなす)
 ・基板の凹凸による濡れ(Wenzelの式を使いこなす)
 ・時間変化による濡れ(Newmanの式を使いこなす)
 ・疎水化と親水化(シランカップリング処理と酸素プラズマ処理)
 ・表面エネルギーと濡れ性(エネルギーで塗布現象を表す)
 ・ドライ中の濡れ ・付着を解析する(Young-Dupreの式を使いこなす)
 ・ウェット中の付着/浸透性を解析する (拡張係数S, 洗浄、気泡除去)
  
2.各種コーティング法の原理とコントロールポイント
 ・ダイ ・コンマ ・マイクログラビアコーティング(高精度化のポイント)
 ・スピン、スリット、ディップ、バーコート、スプレー、インクジェット
 ・シミュレーション技術(ノズル塗布、スピンコート、平坦性、ピンホール応力)
  
3.塗膜の乾燥メカニズムと高品質化(乾燥のツボを抑える)
 ・濃度差拡散(塗膜内の溶剤移動を支配する)
 ・蒸気圧(乾燥を促進する環境設定)
 ・ラプラス力制御 (塗膜の凝集性の発現)
 ・乾燥装置の最適化の要因 (乾燥速度、乾燥限界とは)
 ・加熱乾燥、赤外線乾燥(比熱、熱容量、熱伝導)
  
4.塗膜の膜質評価法(表面・内部・基板界面の解析)
 ・塗膜の応力歪み(S-S曲線、降伏点、結晶化、熱歪み)
 ・乾燥・凝集性の膜内深さ分布(DPAT法、表面硬化層)
 ・溶液の浸透解析(CLSM法、クライジウス・モソッティの式)
 ・基板界面構造解析(FT-IR/ATR法)
 ・誘電特性解析(低誘電率・低誘電正接、5G/beyond-5G)
 ・機能性付与とは(防曇、防汚、防錆、ワイピング、帯電防止)
  
5.ナノ粒子コーティング
 ・産業応用(二次電池、電極ペースト、アンダーフィル、 フィラー)
 ・ナノ粒子ペーストの性質(濡れ性、ゼータ電位、粘性)
 ・ナノ粒子間の相互作用(Derjaguin近似、Herz理論、凝集配列)
 ・微粒子群の乾燥機構(パーコレーション現象)
 ・微粒子の分散乾燥メカニズム(ウォータマーク形成)
  
6.トラブル対策(発生原因を特定し解決・防止策を見極める)
 ・ピンホールの抑制方法(はじき、拡張濡れ法)
 ・乾燥ムラの発生メカニズム (色むら/端面盛り上がり)
 ・顔料の偏析機構(カラーフィルター対策)
 ・膜剥離の防止法 (膨れ・ガス発生)
 ・クラックの抑制 (多層膜の応力ミスマッチ)
 ・環境応力亀裂 (ソルダーレジストの白化)
 ・フラクタル粘性指状(VF)変形(接着剤の塗工不良)
 ・テープの粘着性と剥離機構(応力集中と緩和機構)
  
7.参考資料
 ・塗膜トラブルQ&A事例集(トラブルの最短解決ノウハウ)
 ・表面エネルギーによる濡れ・付着性解析(測定方法)
  
8.質疑応答
 日頃の開発・トラブル相談に個別に応じます。

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