■日時:2024年10月16日(水) 13:10〜17:10
■会場:※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
※ お申込み時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ず、ご確認ください。
■定員:30名
■受講料:45,100円(税込、資料作成費用を含む)
※複数でのご参加を希望される場合、お申込み追加1名ごとに16,500円が加算となります
■主催:(株)AndTech
■講師:香川短期大学 生活文化学科/教授 牧野 義雄 氏
■講演主旨:
包装資材には様々な種類があり、日々新商品の開発が進められているが、開発段階では資材の効果を
確認するための試験が必要となる。青果物用の包装資材には防曇性や通気性等、特有の性能が要求され
ると同時に、内容物の鮮度・品質保持効果を適切に評価する必要がある。その際、内容物である青果物
は商品として流通している段階でもなお生命活動を継続している植物体であるという認識の下、客観的
データに基づき鮮度・品質を定量化する必要がある。
本講演では、包装による青果物の鮮度保持・品質向上技術ついて、科学的根拠に基づいて解説すると
ともに、包装資材開発において有用な鮮度・品質の定量化法についてスタンダードな手法から、人工知
能等を用いた最新技術まで網羅的に紹介する。
■習得できる知識:
@植物生理学に基づく青果物の収穫後生理現象と鮮度・品質変化に及ぼす影響の理解
A客観的アプローチを通じた青果物鮮度・品質可視化法
B人工知能等を用いたデータの取扱いと青果物の鮮度・品質定量化手法
■プログラム:
1. 青果物の収穫後生理が鮮度・品質に及ぼす影響
1-1. 鮮度低下の機作
1-2. 呼吸
1-3. 蒸散
1-4. クライマクテリックライズ・追熟
2.青果物の鮮度・品質保持を目的とした包装技法
2-1. 包装の鮮度保持効果
2-2. 萎れ抑制包装
2-3. ハンカチ包装
2-4. エチレン除去・無効化
2-5. 緩衝包装
3. Modified Atmosphere Packaging (MAP)
3-1. 原理
3-2. 実用的包装技法
3-3. 鮮度・品質保持効果
3-4. 品質向上技術
3-5.メタボロミクスの応用
4.青果物の鮮度・品質保持効果測定技術
4-1. 包装資材開発における鮮度・品質定量化の重要性
4-2. 水分・目減り(質量保持率)
4-3. 外観色
4-4. 果肉硬度
4-5. 糖・酸度
4-6. ビタミンC(アスコルビン酸)
4-7. その他の評価法
5. 機械学習による青果物の鮮度定量化
5-1. 機械学習とは
5-1-1. 重回帰分析
5-1-2. 主成分分析
5-1-3. 部分(偏)最小二乗回帰分析
5-1-4.判別分析
5-1-5. ニューラルネットワーク
5-1-6. ディープラーニング(狭義の人工知能)
5-2. 機械学習による鮮度・品質の定量化事例
5-2-1. イチゴの鮮度定量化
5-2-2. ブロッコリーの鮮度定量化
5-2-3. キウイフルーツの熟度定量化
6. まとめ
【質疑応答】
※当日以外のアーカイブ視聴をご希望の方は、お申込みの備考欄に『当日以外のアーカイブ視聴希望』
をご記入ください
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