■日時:2024年10月24日(木) 10:30〜16:45
■会場:※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
※ お申込み時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ず、ご確認ください。
■定員:30名
■受講料:60,500円(税込、テキスト費用を含む)
※複数でのご参加を希望される場合、お申込み追加1名ごとに16,500円が加算となります
■主催:(株)AndTech
■講師:
第1部 横浜国立大学 大学院工学研究院 准教授 松澤 幸一 氏
第2部 国立研究開発法人産業技術総合研究所 省エネルギー研究部門 研究グループ長
伊藤 博 氏
第3部 シーメンス・エナジー株式会社 Strategic Procurement 韓 萬海 氏
第4部 株式会社テクノバ 研究部 研究第3グループ 上級主席研究員 丸田 昭輝 氏
■プログラム:
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第1部 グリーン水素社会のための水電解の現状、動向及び展望
【講演主旨】
水素、そして水素エネルギーへの関心が近年、高まり、研究開発、取り組みが精力的に進められて
います。なぜ水素が注目されて、必要なのか? また世界の動向はどうなのか? グリーン水素とは
何か?といった基礎的な内容から、水素を製造するには何が必要か? 水電解の動向と今後の水素製造
の関連とそのカギとは? といった内容を紹介していきます。
【プログラム】
1.水素エネルギー
1.1 水素エネルギーの背景と動向
1.2 水素エネルギーの現状(水素閣僚会議)
2.水素と水電解
2.1 水素製造法とグリーン水素
2.2 水電解の種類と基礎
2.3 水電解の現状と動向
3.水電解によるグリーン水素製造
3.1 日本でのPower-to-Gas実証の紹介
3.2 グリーン水素に向けた水電解の方向性
3.3 水電解の電極触媒の動向と現状
3.4 グリーン水素製造のための水電解の電極触媒の展望
4.まとめと今後の展望
【質疑応答】
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第2部 アニオン交換膜を用いた低コスト高性能水電解の基礎と最新動向・装置の開発
【講演主旨】
製造過程において温室効果ガスの排出を伴わないいわゆる「グリーン水素」の導入拡大が世界的な
課題となっている。グリーン水素の現実的製造方法は「水電解」であると考えられ、その場合利用す
る電力価格に加えて水電解装置の性能とコストがグリーン水素の価格決定の大きな因子になることは
明らかである。よって世界各国で低コスト・高性能水電解技術の開発が精力的に行われているところ
である。アニオン交換膜(AEM)水電解は比較的最近開発が始まった技術であるが、従来の水電解装置
に比べても低コスト・高性能実現の大きなポテンシャルを有する。本講座では、従来の水電解技術と
比較する形でAEM水電解装置の原理、特徴から最新の開発動向までを紹介し、その可能性と限界を詳
述する。
【プログラム】
1.背景〜カーボンニュ−トラルと水素〜
1-1 グリーン水素を取り巻く最新状況
1-2 グリーン水素需要見通し
1-3 国内外のグリーン水素製造・利用プロジェクト
2.水電解技術の基礎
2-1 水電解技術の背景と基礎
2-1-1 水電解の歴史
2-1-2 食塩電解(ソーダ工業)技術の歴史
2-2 各水電解技術の概要説明
2-2-1 アルカリ水電解
2-2-2 プロトン交換膜(PEM)水電解
2-2-3 固体酸化物水電解(SOEC)
2-2-4 アニオン交換膜(AEM)水電解
3.周辺技術の紹介
3-1 アニオン交換膜燃料電池(AEMFC)
4.アニオン交換膜(AEM)水電解技術の詳細
4-1 AEM水電解装置の原理と特徴
4-2 AEM水電解装置開発の歴史
4-3 AEM水電解技術の開発状況
4-3-1 電解質膜(AEM)
4-3-2 電極触媒
4-3-3 電極構造
4-4 AEM水電解システムと運転方法
4-4-1 電解液供給方法
4-4-2 加圧運転
4-4-3 耐久性
4-4-4 AEM水電解システムのコスト試算
5.エナプター社アニオン交換膜(AEM)水電解装置
5-1 エナプター社の概要
5-2 エナプター社AEM水電解装置装置の特徴
5-3 エナプター社のビジネスモデルと将来計画
6.まとめ
【質疑応答】
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第3部 グリーン水素・PEM型水電解システムへの取り組み
【講演主旨】
現在作成中でございます。
【プログラム】
現在作成中でございます。
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第4部 海水を活用した水素製造技術・実証(欧米の動向を中心に)
【講演主旨】
世界的に水素需要と水電解の容量が拡大する中、純水不足が懸念されている。その一つの解決策が
海水の利用であり、海水の直接利用(いわゆる海水電解)と、海水の間接利用(純水化して一般の水
電解を活用)である。本講演では、海水を活用した水素製造の技術として、海水電解技術、純水製造
技術、洋上風力と組み合わせた洋上プラットフォームでの水素製造実証を紹介する。そのうえで、将
来の水素製造拡大のために、コスト的、バリューチェーン構築的な視点での欧米での水素製造政策・
技術の動向を俯瞰する。
【キーワード】
水電解、電極触媒、純水製造技術、洋上風力、グリーン水素製造プラットフォーム、水素パイプライン
【講演ポイント】
講演者は、過去25年間、水素分野の国際的な政策・技術動向調査を実施してきた実績を有する。特に
水素の海外情勢に詳しく、その最新動向・トレンドをお伝えする。
【習得できる知識】
世界の水素展開の動向
欧米の水素政策
水電解の容量拡大の見通し
水素製造に必要な水の量
純水製造技術の動向
海水を直接利用する電解
洋上水素製造プラットフォームが欧州で増えている理由とそのコスト的な理解
【プログラム】
1.海水電解の背景
1-1 カーボンニュートラルと水素
1-2 国際機関の見通し
1-3 主要国の方針
1-4 海水利用の必要性
2.水電解の技術
2-1 アルカリ水電解・PEM水電解
2-2 海水電解
3.純水製造技術
4.直接海水電解
5.間接海水電解
6.洋上風力+水電解のプロジェクト事例
6-1 洋上風力+水素製造の経済性
6-2 水素パイプラインと電力網
7.将来の見通し
【質疑応答】
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