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【オンラインLive配信・WEBセミナー】
車載ディスプレイ・タッチパネルに求められる
反射防止技術の最新動向・評価・各種応用・今後の展望


■日時:2024年10月25日(金) 11:00〜17:15 

■会場:※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
※ お申込み時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ず、ご確認ください。

■定員:30名

■受講料:60,500円(税込、テキスト費用を含む)
 ※複数でのご参加を希望される場合、お申込み追加1名ごとに16,500円が加算となります

■主催:(株)AndTech

■講師:

    第1部  株式会社FT−Net  取締役  青崎 耕 氏
    第2部  株式会社イノックス  機能性フィルム開発  井上 智晴 氏
    第3部  DIC株式会社  R&D統括本部 アドバンストマテリアル開発センター NEプロジェクト / 
      マネジャー  田淵 穣 氏
    第4部  元ホシデン株式会社  表示部品生産統括部 統括部長  滝川 満 氏

■プログラム:
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第1部   光学機能性材料のトレンド、反射防止膜の重要性と今後の展望



【講演主旨】
 光学機能性材料及びフィルムについて技術の基礎を把握したうえで,特に反射防止フィルムの技術
動向・アプリケーション展開等について解説し,今後を展望する。

【プログラム】
1.光学機能性材料のトレンド
 1.1 光学フィルムを構成するフォトニクスポリマー
  1.1.1 光学機能とフォトニクスポリマーの分類
     (PMMA,PC,PET,TACなどに加えて,透明PIや全フッ素樹脂などの新材料を紹介)
  1.1.2 フッ素系フォトニクスポリマーの活用
     (反射防止加工剤,指紋除去剤,インクジェット用バンク材,メタル配線形成材 など)
 1.2 ディスプレイ光学フィルムの基礎と市場
  1.2.1 ディスプレイ及び光学フィルムの変遷
  1.2.2 ディスプレイ光学フィルムの種類・機能と市場動向
  1.2.3 ディスプレイ光学フィルムの原理・特徴(個別紹介)
     (反射防止フィルム(反射率,反射色調),偏光板(直線・円・楕円),
      ナノリンプリント(ワイヤーグリッドなど),輝度向上フィルム,
      複屈折制御フィルム,量子ドット,など)
2.反射防止膜の重要性と今後の展望
 2.1 車載用ディスプレイにおける反射防止
 2.2 有機ELディスプレイにおける反射防止
   (円偏光フィルム方式,カラーフィルター方式)
 2.3 反射防止膜の今後の動向
   (新規な膜材料,モスアイ反射防止,など)
【質疑応答】

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第2部 ナノインプリントによる反射防止加工フィルムの作製と量産化技術


【講演主旨】

 生体模倣技術にて生み出されたモスアイ構造は、数百ナノの凹凸構造を持ち、可視光域の反射を
大幅に低減します。その反射防止機能・高コントラスト性・透明性から、ディスプレイ用途向けに、
表面反射や映り込みを抑制する構造として、注目を集めています。また、有機ELの輝度向上や太陽
電池の発電効率向上の効果も期待できます。ナノインプリント技術は、モスアイ構造の様な微細な
凹凸を形成した金型を用いて樹脂に形状を転写する微細加工技術です。

 本セミナーでは、モスアイ構造による反射防止機能のメカニズムや構造の設計コンセプトについ
て解説します。また、モスアイ構造の反射防止性能についての簡易シミュレーションシステムの紹
介やナノインプリント量産化の要素技術であるRoll-to-Roll装置、大面積金型、UV樹脂などについ
ても解説します。

【プログラム】

1.はじめに
 1.1 機能性フィルム事業展開体制

2.ナノインプリント
 2.1 ナノインプリントの概要
  2.1.1 ナノインプリントとは?
 2.2 量産化における要素
  2.2.1 干渉リソグラフィによる大面積金型
  2.2.2 Roll-to-Roll装置
  2.2.3 量産時の課題

3.モスアイ構造
 3.1.反射防止フィルムとメカニズム
  3.1.1 現行の反射防止フィルム
  3.1.2 モスアイフィルム
 3.2 モスアイ構造の設計
 3.3 簡易シミュレーションシステム

4.ナノインプリント技術の応用例
 4.1 ディスプレイ用途
  4.1.1 モスアイ構造の応用
  4.1.2 レンズ構造の応用
  4.1.3 配向拡散構造の応用
 4.2 有機EL用途
  4.2.1 光取り出し構造の応用
 4.3 太陽電池用途
  4.3.1 集光構造の応用
  4.3.2 バリアフィルムと組み合わせたペロブスカイト太陽電池への応用

5.まとめ

【質疑応答】


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第3部    シリカナノ粒子を用いた反射防止・防汚技術




【講演主旨】

 地球上に豊富に存在する元素で構成されるシリカは、安価で安定な、工業的に重要な物質である。
シリカの低屈折率を利用して反射防止膜、親水性を利用して超親水膜が得られる。

 各種ディスプレイやレンズなどに用いられる反射防止膜の作製方法には、スパッタや蒸着などに
よるドライコート法と、組成液の塗布によるウェットコート法がある。前者は光学特性、膜の強度
に優れるが、真空系での作製であるため作製が高コスト、大面積への展開が困難である。一方、後
者は、光学特性、強度はドライコート法には及ばないものの、大面積に作製でき、真空設備も不要
なので安価に作製できる。シリカは低屈折率(n=1.46)、物理的・化学的に安定であるため、塗布型
反射防止膜によく用いられる。

 汚れを付きにくく、または除去しやすくするには、@撥水撥油膜A超親水膜B親油膜のいずれか
を設けることが有効である。一般的なシリカは親水性であり、これを主成分とした塗布液を用いて
超親水膜が作製できる。

 本講習会ではシリカナノ粒子を用いた単層反射防止膜、超親水膜の検討例について述べる。

【キーワード】

シリカ 反射防止 超親水 防汚 ナノ粒子 ゾルゲル 湿式 コーティング 塗布

【講演ポイント】

シリカの有する物性や粒子表面の状態を利用した応用例について紹介いたします。シリカナノ粒子の
扱いについての基本的な考え方についても述べますので、聴講者の皆様の今後の研究・開発の一助と
なれば幸いです。

【習得できる知識】

シリカについての基礎知識

反射防止の考え方

超親水膜の考え方

【プログラム】

1.シリカナノ粒子

2.反射防止膜
 2-1 ポリシラン/シリカナノ粒子ハイブリッド薄膜の作製
 2-2 ポリシラン/シリカナノ粒子ハイブリッド薄膜の反射防止膜への展開

3.超親水膜
 3-1 超親水膜の特長
 3-2 シリカナノ粒子を用いた超親水膜の作製

【質疑応答】

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第4部    ディスプレイの反射防止技術と応用展開



【講演主旨】

 CASE時代において、車載におけるディスプレイの重要性は益々高まっている。従来のナビゲーション
やエンターテイメントのみならず、自動車全体の操作に関わる機能も、ディスプレイを通じてコント
ロールされるようになってきている。自動車内においては、環境変化による外光がディスプレイの視認
性に大きく影響するため、それらを考慮した反射特性を含めた光学設計が重要となる。本講座において
は、ディスプレイへの要求事項からその実現に向けた取り組みについて基本的な内容を説明していく。

【キーワード】

CASE、車載ディスプレイ、車載ディスプレイ光学特性、車載ディスプレイ光学設計、車載ディスプレイ
反射特性、車載ディスプレイ用フィルム、車載ディスプレイ用カバーパネル、オプティカルボンディング

【講演ポイント】

30年来に渡り、世界の車載用ディスプレイに取り組んできた経歴から、業界の現状や要求の背景等、俯
瞰的にとらえ、技術的な内容だけでなく、業界動向等、分かりやすく初心者にも説明することが可能。

【習得できる知識】
CASEに向けた車載ディスプレイの動向や要求事項
車載ディスプレイの業界動向や現状
車載ディスプレイの基本的な技術事項
車載ディスプレイのトレンド

【プログラム】

1.自動車の動向
 1-1 CASEとは?
 1-2 ハイブリッド、EV、燃料電池について

2.車載ディスプレイの現状
 2-1 各地域の状況
 2-2 サプライチェーンについて

3.車載ディスプレイの要求事項
 3-1 車載ディスプレイの用途
 3-2 車載ディスプレイの要求事項
 3-3 光学特性の要求事項

4.光学特性の実現について
 4-1 各方式の現状について
 4-2 車載ディスプレイの構造
 4-3 光学設計について

5.キーパーツ、キープロセスについて
 5-1 各部品の状況
 5-2 カバーパネルについて
 5-3 ボンディング技術について

【質疑応答】

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