■開催日時:2024/10/31(木) 10:30〜16:30
■会場:連合会館 205会議室 東京都千代田区神田駿河台3-2-11
■受講料(税込):55,000円
※資料付、昼食付
※Eメール案内を希望されない方は、「55,000円×ご参加人数」の受講料です。
※Eメール案内(無料)を希望される方は、通常1名様55,000円から
★1名で申込の場合、49,500円
★2名同時申込の場合は、2名様で55,000円
★3名同時申込の場合は、3名様で73,700円
★4名以上同時申込の場合は、ご参加者数×22,000円
※2名様以上の同時申込は同一法人内に限ります。
※2名様以上ご参加は人数分の参加申込が必要です。
■主催:S&T出版
■講師:今岡 淳 氏<イマオカ ジュン>
所属
名古屋大学 未来材料・システム研究所 附属未来エレクトロニクス集積研究センター 准教授
略歴
2013年島根大学大学院総合理工学研究科博士前期課程、修了。
2013年5月より株式会社パワエレアカデミー(大学発ベンチャー企業)の設立支援者として
教育関連の事業,パワーエレクトロニクスに関する受託評価,地域振興事業などに参画。
2015年9月、島根大学大学院総合理工学研究科電子機能システム工学専攻修了、博士(工学)。
2015年10月、九州大学大学院システム情報科学研究院電気システム工学部門、助教に着任。
2018年4月、名古屋大学 大学院工学研究科 電気工学専攻 助教に着任。
2021年、同大学 未来材料・システム研究所 准教授(兼務、同大学工学研究科電気工学専攻)に着任,
現在に至る。
現在の研究はパワーエレクトロニクス全般の研究(具体的には電力変換器用インダクタ・トランスの
小型化・高効率化設計手法、小型高効率化へ向けた回路技術,磁性材料のモデリング、有線要素法を利
用した損失解析やシミュレーション技術、スイッチング電源のノイズ解析・低減技術の研究に従事。
■本セミナーの趣旨
自動車、家電製品や情報・映像機器、さらにはそれを製造する生産設備に至るまで、
その電力変換の際には必ずと言っていいほど、パワーエレクトロニクス機器が使用されて
いる。このパワーエレクトロニクス機器を支えているのはパワー半導体デバイスをベースと
した電力変換技術である。パワーエレクトロニクスは今後市場も大きく拡大し一般社会へ
幅広く浸透していく優れた技術であるが、原理上必ず電磁ノイズが発生するという本質的
問題があり、時に製品の開発・設計を行う技術者の悩みの種となる。
本セミナーでは、パワーエレクトロニクス機器におけるノイズの基本とその抑制法に
焦点をあてて、パワーエレクトロニクス分野の技術動向から、パワーエレクトロニクス
回路の基本、そこで発生する電磁ノイズの発生原理、計測、CAEベースとしたフロント
ローディング手法、ノイズ抑制法を体系的に解説する。
■プログラム:
1.パワーエレクトロニクス分野の技術動向
(1) カーボンニュートラルへ向けた各業界動向
(2) エネルギー分野
(3) 移動体(自動車など)
(4) フロントローディング技術
2.パワーエレクトロニクス回路の基本
(1) AC/DC変換, DC/AC変換
(2) パワー半導体デバイスの基本とその駆動回路
(3) 演習1(過渡現象)
(4) DC/DC変換
(5) 演習2(定常動作解析)
3.高周波スイッチングの利点とその弊害
(1) 小型軽量化(高周波)と発熱密度増加
(2) 高速スイッチング(スピード)とリンギング現象
(3) 演習3 -デバイスサージ(LCR共振現象)
4.ノイズの基本
(1) ノイズの基本(放射・伝導・近傍)
(2) 計測法(スペアナやLISN)や計算法(周波数解析)
(3) 伝導ノイズの基本・伝搬経路
5.伝導ノイズの抑制法の基本から最新技術まで
(1) 外付けフィルタ(材料・素子特性も交えて)
(2) 内部フィルタ
(3) 信号制御
(4) 回路方式(ソフトスイッチングなど)
(5) 半導体周辺(スナバなど)
(6) その他(実装)
6.異なるノイズフィルタ搭載した場合の伝導ノイズ減衰結果の紹介
※途中で演習ではMicrosoft Excelや関数電卓を使用しますので、PCと関数電卓をご持参ください。
結果は画面でも映しますので、持参されなくても内容理解に支障はありません。
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