■開催日時:2024年11月12日(火) 13:30〜16:30
■会場:本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申込み前に《こちらのご案内》をご確認下さい。
■受講料:44,000円(税込) * 資料付
*メルマガ登録者 39,600円(税込)
*アカデミック価格 26,400円(税込)
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および
学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録を
していただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により
出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
■主催:(株)シーエムシー・リサーチ
■講師:
山田 浩治 氏
(国研)産業技術総合研究所
プラットフォームフォトニクス研究センター 総括研究主幹 博士(工学)
【講師経歴】
1986年 九州大学 工学部 応用原子核工学科 卒業
1988年 同大 大学院 修士課程 応用原子核工学専攻修了
2003年 博士(工学), 九州大学大学院工学府 エネルギー量子工学専攻
1988〜2015年 NTT研究所
2015年〜 産業技術総合研究所
【研究歴】
1986〜2008:放射光用電子シンクロトロンの研究開発(NTT、九州大学大学院)
1995〜1999:高エネルギー電子ビーム応用技術の研究(NTT)
2000〜:シリコンフォトニクスデバイスおよび光集積回路に関する研究(NTT、産総研)
2015〜:シリコンフォトニクスファンドリおよび R&Dエコシステム構築(産総研)
2009〜2015:高密度光配線技術に関する研究(光電子融合基盤技術研究所(PETRA))
【所属学会】
応用物理学会、電子情報通信学会、米国IEEEフェロー
■セミナーの趣旨:
Society5.0やIOWN構想などで代表される社会の急激なDX化においては,情報流通量の
爆発的な増大が予想されている。そこで近年、光伝送技術を大規模に導入した経済性や
エネルギー効率に優れるコンピューティングスシステムの開発が進みつつある。また、
ネットワークシステムの経済性やエネルギー効率の向上にむけた光回路の超小型化や
光電子回路融合の技術開発も進みつつある。このような背景の下、シリコン電子回路の
製造技術をベースとした超小型光電子融合集積回路技術であるシリコンフォトニクスの
研究開発が世界中で精力的に進行中である。そこで本セミナーでは、まず第一部において、
このシリコンフォトニクス技術の研究開発状況や産業展開状況を紹介する。そして、
第二部において、シリコン光導波路やシリコンフォトニクスデバイスの構造や動作に
ついて理解を深めるとともに、シリコンフォトニクス技術の限界と課題について議論する。
■セミナー対象者:
・ シリコンフォトニクス技術を用いた光集積回路開発に従事している、
または従事する予定の研究者・技術者の方
・ シリコンフォトニクス技術に関する研究を専攻している、
または専攻する予定の大学生、大学院生・光デバイス、半導体デバイス、
光伝送モジュール等の分野の研究者・技術者で集積フォトニクスに興味のある方
■セミナーで得られる知識:
・ シリコンフォトニクスの基本コンセプト、開発状況、応用展開状況
・ シリコンフォトニクスデバイスの動作原理、シリコンフォトニクス技術の課題と限界
■プログラム:
※ 適宜休憩が入ります。
第一部:シリコンフォトニクス技術の概要と産業展開状況
1.シリコンフォトニクスが求められる背景
・コンピューティング/ネットワークへの大規模なフォトニクスの導入
・プラガブルトランシーバーから光電コパッケージへ
・ディスクリートデバイスから集積フォトニクスへ
2.シリコンフォトニクスの特徴と現状
・小型化、省エネ化、ハイブリッド集積による高機能化、光電融合
・産業適用状況:光伝送モジュールなど
・情報通信以外への応用:LiDAR, バイオセンシング
3.シリコンフォトニクスの産業展開
・自動化(実装、評価、設計)&ファンドリー
・産業エコシステム, R&Dエコシステム
4.シリコンフォトニクスR&Dエコシステム
・産総研によるオープンイノベーション活動を例に
・300mmウエハーラインによるシリコンフォトニクス製造
・コンソーシアム活動やファンドリーサービスを通じた技術の普及
第二部:シリコンフォトニクス技術の基礎
1.シリコン光導波路の構造と特徴
2.ファイバー結合構造
3.各種光デバイス
・分岐/合波デバイス
・さまざまな波長フィルター
・光スイッチ/変調器
・受光器
・光源
・集積化の進展
4.シリコンによるフォトニクスのパラダイムシフトへ
・シリコンフォトニクスの課題と将来展望
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