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ペロブスカイト太陽電池における塗工・乾燥のスケールアップ【LIVE配信】
量産に向けて必要な塗工・乾燥の考え方、塗工設備の設計方法や各種塗工方式の特徴など

■開催日時:2024年11月12日(火) 13:00〜16:30

■会場:【WEB限定セミナー】※在宅、会社にいながらセミナーを受けられます 

■定員:30名

■受講料:49,500円(税込、資料付き/1人)
※最新のセミナー情報を「配信可」にすると割引適用(登録無料)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
 ・1名で申込の場合、44,000円 (税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。

■備考:
資料付き
【LIVE配信セミナーとは?】

■主催:(株)R&D支援センター

■講師:AndanTEC 代表 浜本 伸夫 氏

【略歴・専門など】
塗工〜乾燥を中心としたRoll To Roll工程開発が専門、
2021年から加工技術研究会コンバーテック誌の連載記事や展示会レポ、ウェブセミナー講師などで活躍中。

1968年 札幌生まれ。
1992年 北大 工学部 合成化学工学専攻 修士修了
同 年 富士写真フィルム 塗工を中心としたフィルム生産工程業務に従事
2007年   同 社   フラットパネル生産部 主任技師(管理職)
2013年 サムスン電子 総合技術院 素材開発センター 主席研究員 新素材開発に従事
2019年 栗村化学 工程開発チーム長 粘着フィルム・離型フィルム等の工程開発
2021年 米国 Zymergen社 シニアマネージャー バイオ由来ポリイミド開発
2022年 ミドリ安全 商品開発部 ジェネラルマネージャー ニトリルゴム手袋開発
2023年 AndanTECとして執筆・講演・コンサル業を開始
   (ウェブサイト https://www.andantecodawara.com)

■習得できる知識:
ペロブスカイト太陽電池のスケールアップに必要なRoll To Roll製造における塗工・乾燥の考え方、
塗工設備の設計方法、各種塗工方式の違いと特徴、意点など。

■趣旨:
 近年、光電変換効率が高くかつ薄膜のペロブスカイト太陽電池が、開発段階から量産への
スケールアップに移行しつつある。安価に大量生産し得るRoll To Roll方式が検討されており、
薄膜への貧溶媒滴下による2ステップ法あるいは塗工直後の送風による1ステップ法など、
塗工・乾燥をリンクした特殊な工程技術が必要とされている。本セミナーでは、ペロブスカイト
太陽電池の最近の研究動向を紹介した上で、必要な塗工・乾燥工程の要点を解説する。
素材開発に携わる多くの化学を専門とする研究者にとって、スケールアップに必要な塗工・
乾燥の知識を得ようとしても、数式を羅列した化学工学の書物から本質を捉えにくいとの声も
多いので、本セミナーは数式を排し、計算ツールや動画を活用した実習で現象をイメージ化
できるよう解説する。

■プログラム:

プログラム
1.ペロブスカイト太陽電池の概要
 1-1.エネルギー供給と利用の形態
 1-2.日本の太陽光設備容量
 1-3.太陽光発電の分類
 1-4.各種太陽電池の性能変遷
 1-5.ペロブスカイトの性能変遷
 1-6.光電変換効率について
 1-7.有機薄膜と色素増感による方式
 1-8.ペロブスカイト発見の歴史
 1-9.ペロブスカイトの結晶構造と特徴
 1-10.分光感度の優位性
 1-11.各社の開発状況
 1-12.屋外での搭載状況
 1-13.層構成(メソポーラス型・プラナー型・逆層プラナー型)
 1-14.ラボスケールの作成方法(スピン塗工)
 1-15.結晶膜の構造影響
 1-16.平滑化技術(貧溶媒法)
 1-17.プロセス(塗工〜平滑化〜乾燥)
 1-18.1ステップ法と2ステップ法
 1-19.塗工方式と光電変換効率
 1-20.モジュール化
 1-21.ドット塗工方式
 1-22.RollToRoll方式
 1-23.1ステップ・メニスカス法
 1-24.Peccell社の製膜実験機
 1-25.実用化の3要素(変換効率・耐久性・単価)
 1-26.封止セルによる耐久化

2.RollToRollへのスケールアップ(バー塗工)
 2-1.塗工方式の分類(ダイ方式は3種類だけ)
 2-2.塗工方式と各種フィルム製品
 2-3.ペロブスカイトの開発段例(1ステップ・メニスカス塗布法)
 2-4.薄膜を均一厚みで塗るには(バー塗工)
 2-5.レベリングで消えるワイヤー跡
 2-6.最新のワイヤーレス・バー
 2-7.レベリングの「見える化」
 2-8.レベリングの支配因子(Orchard式と百分の一減期)
 2-9.量産のバー塗工
 2-10.バー回転の有無
 2-11.ワイヤーバー塗工量の見積り

3.乾燥方法と方式の決め方
 3-1.1ステップ・メニスカス塗布における乾燥
 3-2.量産工程の乾燥(RollToRoll)
 3-3.RollToRoll工程の乾燥方式
 3-4.乾燥方式と効率
 3-5.乾燥ムラを抑制する液濃度
 3-6.乾燥風の供給方法(並列と直列)
 3-7.乾燥風の供給方法(並行流・向流・側面流)
 3-8.乾燥に関わる物性値
 3-9.水系の乾燥速度
 3-10.塗膜の表面温度は湿球温度(空気線図)
 3-11.水と他の溶媒との違い(1)蒸発潜熱
 3-12.他の溶媒との違い(2)飽和蒸気圧
 3-13.他の溶媒との違い(3)飽和蒸気圧と温度
 3-14.物質と熱の拡散(ルイス数)
 3-15.定率期間と減率期間
 3-16.限界含水率と固形分濃度
 3-17.乾燥中の膜内の溶媒移動
 3-18.2成分系の乾燥挙動
 3-19.2成分系の乾燥見積もり
 3-20.共沸混合物の乾燥
 3-21.一般的な構成(予熱・加熱・絶乾・冷却)
 3-22.乾燥効率の支配因子(噴流)
 3-23.噴流の距離と減衰
 3-24.多孔板と二次元ノズル(軸対象とスリット)
 3-25.多孔板と二次元ノズルの乾燥計算
 3-26.風ムラ対策(遮風)
 3-27.下向き塗工面による風ムラ対策(密度流)

4.スロット塗工のツボ
 4-1.スロット塗工方式
 4-2.薄塗りと厚塗り
 4-3.薄塗り限界(スジ)
 4-4.最小膜厚(Ca数との関係)
 4-5.塗布可能領域(CoatingWindow)
 4-6.より薄く(OverBite)より厚く(UnderBite)
 4-7.テンションド・ウェブ方式
 4-8.テンションと流体圧のバランス
 4-9.CoatingWindow
 4-10.スロットダイの設計方法
 4-11.スロットギャップ偏差の影響
 4-12.バップアップロールたわみ対策
 4-13.シムとマニホールド
 4-14.減圧チャンバー(バッファとオリフィス)

5.グラビア塗工
 5-1.ダイレクト方式の液だまり(ギャップと粘度)
 5-2.リブ発生条件(ダイレクトの場合)
 5-3.リバースの膜転写箇所の流動
 5-4.リバース方式の塗布可能領域
 5-5.セルの過充填と部分充填
 5-6.ドクターブレード当て角
 5-7.ドクターブレード形状
 5-8.端部の厚塗り対策

6.見える化から見せる化へ
 6-1.塗工室の気流問題
 6-2.クリーン化と換気頻度
 6-3.FVM解析による気流の可視化

7.スケールアップ論
 7-1.スケールアップ論
 7-2.チャンピオンと金太郎飴
 7-3.開発と量産のアプローチ
 7-4.RollToRollでスケールアップするには

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