. .
セミナー・イベントTOPへ戻る


拡散現象の基礎と応用

■開催日時:2019年5月14日(火)13:30〜16:30 

■会場:『ちよだプラットフォームスクウェア』 (東京都千代田区)

■受講料:48,000円(税込、資料付き/1人)

■主催:(株)シーエムシー・リサーチ

■講師:永井 順一 氏  ナノフイルム・ラボラトリ(NFL)代表・工学博士

【講師経歴】
 1977年 東京工業大学院修士課程修了、工学博士(同学1988年)。旭硝子 中央研究所に25年間
在籍しガラスへのコーティング技術開発に従事。スマートウインドウ、有機EL(OLED)などの開発を
行う。IEAの先進的省エネ窓のプロジェクトに参画し国際貢献。その後、東京都立大学大学院客員
研究員、トッキ R&Dセンター長などを歴任。OLED用バリア形成装置、電子ペーパー用有機半導体
印刷装置、光配向膜製造装置、レーザーリペア装置等を海外メーカーと共同開発し、製品化。
 2012年に独立。2014年 ナノフイルム・ラボラトリを設立し、同代表として現在に至る。(株)電気
化学会・クロモジェニック研究会幹事、(一社)光融合技術協会理事、IME-13運営委員。分担執筆と
して『エレクトロクロミック』、花済夫監修『ゾル-ゲル法の最新動向』第22 章、シーエムシー出版
(2016年)、『スマートウィンドウの基礎と応用』、シーエムシーリサーチ(2018年)他、報文、
講演多数。

■趣旨:
 拡散現象を伴う現象は、工業製品およびその製造プロセスで重要な位置をしめています。
たとえば、製品の熱処理における熱の拡散、リチウムイオン電池(LiB)の充放電における電解質中の
イオン伝導、正・負極でのイオンの出入りなどがあります。
 また、エレクトロクロミック(EC)を用いたスマートウインドウは、充放電に伴う色変化を利用
しており、リチウムイオン電池と同様な挙動を示します。近年、ディスプレイのフレキシブル化が
望まれていますが、基材にプラスチックを用いる場合には、外気からの酸素や水蒸気ガスの浸入を
防ぐために、バリア膜が用いられます。
 このように、拡散現象は重要な現象でありながら、異なる分野間で統一的に語られることが
少ないので、本セミナーでは、拡散現象の基礎的な事柄を、数式を用いて詳しく説明し、技術者の
方が、実際の場面で拡散現象に遭遇した場合に、比較的容易に解析できるように説明いたします。

■セミナー対象者:
 拡散現象に興味のある研究者、材料の伝熱プロセスに関わる技術者、電池技術、スマート
ウインドウやバリア膜に技術的な関心のある方


※ 適宜休憩が入ります。

1. 拡散モデル
 1.1 いろいろな拡散現象
   熱拡散(伝熱) LiB(リチウムイオン電池)エレクトロクロミック(EC)マートウインドウバリア膜
 1.2 Fickの拡散方程式 拡散方程式の導き方
 1.3 拡散方程式の解き方 変数分離法 Laplace変換法 差分法
2. 熱拡散の問題(伝熱工学)
 2.1 半無限物体の非定常熱伝導
 2.2 有限物体の非定常熱伝導
 2.3 レーザーフラッシュ加熱応用:熱伝導率の測定

3. リチウム電池(LiB)
 3.1 基本構造
 3.2 充放電材料の電気化学的評価
  応用:拡散定数の測定法
 3.3 電解質でのイオン伝導
 3.4 正負極でのイオンの出し入れ
 3.5 LiBの将来像:固体化へ向けて

4. エレクトロクロミック(EC)スマートウインドウ
 4.1 基本的構造
 4.2 電解質でのイオン伝導
 4.3 EC膜でのイオンの出し入れ
 4.3 スマートウインドウの将来像

5. バリア膜
 5.1 各種バリア膜の要求性能
 5.2 ガス透過性
  ガス透過の基本理論 各種フイルムの酸素透過性、水蒸気透過性バリア性の評価法-各種規格、試験法
 5.3 バリア膜の応用
  有機EL用バリア膜
  包装用等
 5.4 バリア膜の将来像

6. まとめ

Copyright (C) 2019 NTS Inc. All right reserved.