21世紀のバイオテクノロジー
1.はじめに
2.21世紀の課題
2.1.産業活動の活発化と人口増加
2.2.四つの課題
2.3.化学反応と生物反応
2.4.バイオテクノロジーが進みつつある現状
3.地球の歴史と生物進化
3.1.地球の先住民は微生物
3.2.微生物の働き
4.食糧問題
4.1.遺伝子組換え植物(モンサント社の戦略)
4.2.遺伝子組換え植物の利点
4.3.遺伝子組換え作物の普及
5.エネルギー問題
5.1.発電について
5.2.農産廃棄物の再資源化
 
5.3.クリーンエネルギーHの生物生産
5.4.微生物による石油生産
6.環境問題
6.1.バイオレメディエーション(Bioremediation)
6.2.バイオプリベンション(Bioprevention)
6.3.微生物による汚水処理、物質循環、難分解物の分解
7.医療(健康)問題
7.1.高齢化と医療
7.2.ヒトゲノムプロジェクト
7.3.変異の同定、変異遺伝子の検出
8.ケミカルバイオロジー(Chemical Biology)の勧め
9.元気の出る研究法
10.おわりに
 

 バイオテクノロジー産業振興の国家戦略
1.将来展望
2.日米の格差
2.1.日本の国際競争力の変遷
2.2.特許、知的基盤の比較
2.3.政府の戦略的取り組み
3.わが国政府の取り組み
3.1.これまでの経過
3.2.基本戦略
 
3.3.ミレニアムプロジェクト
3.4.産業化のための環境整備
4.今後の課題
4.1.ポスト・ゲノムシーケンス時代への対応
4.2.産業化にあたってのニーズ対応の視点
4.3.環境整備の推進
4.4.戦略の確実な実行
 

 微生物生産の将来を展望する
1.はじめに
2.微生物を用いた物質生産
2.1.微生物生産の方法
2.2.微生物生産の応用分野
2.3.微生物生産の今後の展開
3.スクリーニング
3.1.ラクトナーゼを用いたD−パントラクトンの光学分割法の開発
3.1.1.スクリーニングとその結果
3.1.2.カビによる加水分解
3.1.3.化学的分割法と酵素分割法
 
3.1.4.ラクトナーゼの諸性質
3.2.高度不飽和脂肪酸を含むユニークな油脂の発酵生産
3.2.1.高度不飽和脂肪酸を生産する微生物の探索
3.2.2.微生物由来の油の利用法
3.2.3.新分野への展開
4.補酵素再生工場
4.1.還元反応における補酵素の再生系
4.2.ATPの再生系
5.おわりに
 

 バイオ技術による医薬品の開発
1.はじめに((株) 林原生物化学研究所の紹介)
2.抗がん剤・肝炎治療薬としてのインターフェロン
2.1.インターフェロンの開発経緯
2.2.主なサイトカイン
2.3.インターフェロンとは
2.4.IFN−αのアミノ酸構造
2.5.インターフェロンの多面的作用
2.6.サイトカインの大量生産に係る培養技術
2.7.ヒト天然型IFN−αおよびヒト天然型TNF−αの分離・精製スキーム
2.8.カラムクロマトグラフィーによるインターフェロンの精製
2.9.in vivo細胞増殖法の特徴
 
2.10.BALL−1由来のIFN−αの特徴
2.11.日本におけるヒトインターフェロン製剤の現状
2.12.インターフェロンの臨床応用
2.13.インターフェロン療法の今後の展望
3.スギアレルゲンと多糖類プルランとの結合物(SBP−プルラン)を用いたスギ花粉症治療薬の開発
3.1.スギ花粉症
3.2.スギアレルゲン
3.3.型アレルギーの全体像
3.4.免疫システムにおける IL-18 の免疫調整作用
3.5.SBP−プルランの効果
4.おわりに
 

 医学・バイオテクノロジー素材として複合糖質は有望か?
1.はじめに
2.複合糖質研究の現状と問題点
2.1.糖鎖の生合成と生物学的機能
2.2.生理活性複合糖質の構築
2.3.糖鎖自動合成装置への挑戦
 
2.4.蛍光エネルギー移動法を用いる糖転移反応の直接観測法
2.5.糖タンパク質の合成戦略
2.6.糖鎖工学と医薬品開発
3.おわりに―未利用生物資源としての糖鎖
 

 酵素反応形塗料の開発〜漆をモデルとして〜
1.あなたは漆を知っていますか ?
2.なぜ漆がモデルなのか ?
3.どのようにして作るのか ?
3.1.ヒイロタケラッカーゼの製造とその性質
3.2.ウルシオール類似物の合成
3.3.第3成分としての化工デンプン
3.4.ヒイロタケラッカーゼとウルシオール類似物の反応
 
3.5.基本処方と作成方法
4.どのような膜か ?
4.1.動的粘弾性
4.2.膜の外観
5.最近の研究紹介(漆かぶれにヒントを得た第3成分)
6.これからは ?
 
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