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ヒトの触覚メカニズムの解明 |
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第1節 | 質感は脳でどのように処理されているのか? |
1. | 視覚と触覚の受容器 |
2. | 体性感覚野における情報処理 |
3. | 初期視覚系での情報処理 |
4. | 初期視覚系での質感に関わる特徴抽出 |
5. | 高次視覚系での質感情報処理 |
6. | 質感に関わる視触覚情報の統合・相互作用 |
第2節 | 風合いの脳機能イメージング |
1. | 脳機能イメージング法 |
2. | 質感認知に関わる視覚、触覚、多感覚の脳領域 |
3. | 質感認知の脳機能イメージング |
3.1 | 実物体提示装置の開発とウールの風合い研究 |
3.2 | 風合いの脳過程:視覚、触覚、クロスモーダル |
第3節 | モノの手触り・触感の発現メカニズムの解明 |
1. | 触覚語彙と触覚次元 |
2. | 触感の発現メカニズムの解析 |
第4節 | 触知覚の内的特性:皮膚特性と運動特性 |
1. | 皮膚特性 |
1.1 | 皮膚構造による内部応力発生の強化 |
1.2 | 皮膚構造による振動特性 |
1.3 | 皮膚・身体構造と知覚 |
2. | 運動特性 |
2.1 | 質的な運動選択 |
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2.2 | 量的な運動選択 |
第5節 | 皮膚感覚を知覚する脳の神経回路メカニズム |
1. | 背景 |
2. | 研究手法と成果 |
2.1 | S1-M2反響回路の同定 |
2.2 | 遅発性神経応答は新皮質5層で顕著 |
2.3 | トップダウン入力の光抑制により 皮膚感覚の正確な知覚が阻害される |
3. | 今後の期待 |
第6節 | 足裏触覚の違いによる気分への影響 |
1. | 素材の硬さによる気分への影響 |
1.1 | 評価対象素材 |
1.2 | 実験手順 |
1.3 | 実験参加者 |
1.4 | 気分評価 |
1.5 | 気分評価結果および考察 |
2. | 足裏の触れ心地と床の硬さの組み合わせによる 空間の印象と気分への影響 |
2.1 | 評価対象素材 |
2.2 | 空間条件 |
2.3 | 実験手順 |
2.4 | 実験参加者 |
2.5 | 気分評価と空間に対する印象評価 |
2.6 | 気分および空間印象における評価結果および考察 |
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触り心地の見える化と定量評価 |
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第1節 | 表面テクスチャの知覚機序 |
1. | 粗さの知覚機序 |
1.1 | 2種類の粗さ知覚 |
1.2 | マクロ粗さ |
1.3 | ミクロ粗さ |
2. | 硬軟の知覚機序 |
2.1 | ヒトが感じる硬軟とは |
2.2 | 柔らかさの知覚 |
2.3 | 硬さの知覚 |
3. | 摩擦の知覚機序 |
4. | 温冷の知覚機序 |
第2節 | ゴム系材料の触感評価とテクスチャの関係 |
1. | ゴム系材料の「べたつき感」評価について |
2. | 摩擦力波形のテクスチャ解析 |
第3節 | 多変量解析を用いた触感の評価の分析 |
1. | 多変量解析 |
2. | 官能評価と多変量解析 |
3. | 多変量解析の手法 |
3.1 | 相関分析 |
3.2 | 主成分分析 |
3.3 | 因子分析 |
3.4 | クラスター分析 |
3.5 | 数量化理論 |
4. | 主成分分析を活用した触感評価の分析 |
4.1 | 研究の目的 |
4.2 | 試料 |
4.3 | 官能評価 |
4.4 | 官能評価の結果 |
4.5 | 主成分分析 |
4.6 | 結論 |
第4節 | 数値シミュレーションの触感評価への応用 |
1. | 触覚の分類 |
2. | 表面形状と摩擦 |
3. | 表面形状と振動感覚 |
4. | 表面形状と温度 |
5. | 触感評価に基づく表面形状の設計の定式化 |
6. | 表面形状への1/fゆらぎの導入 |
7. | 3次元の表面設計問題 |
第5節 | 皮膚の接触状態シミュレーション |
1. | 繊維のちくちく感 |
2. | 有限要素法による解析 |
3. | 繊維長の影響 |
第6節 | オノマトペによる感性情報の定量化 |
1. | 形容詞よりも素材の微細な触感の違いを捉えられるオノマトペ |
2. | オノマトペの音韻と材質感・感性との結びつき |
3. | オノマトペ感性評価システムによる質感印象の定量化 |
4. | 質感を表す新しい広告表現と製品名の推薦 |
第7節 | 「さらさら」「なめらか」などの触感評価 |
1. | 触運動と触覚感覚受容器(人間の中のセンサ) |
2. | センサシステムおよび信号処理方法 |
3. | 計測結果の例 |
第8節 | 「なめらかさ」の解釈・解析とその評価 |
1. | 「なめらかさ」の言葉の定義 |
2. | さまざまな感覚による「なめらかさ」の解釈・解析 |
2.1 | 視覚における「なめらかさ」 |
2.2 | 聴覚における「なめらかさ」 |
2.3 | 口腔内感覚における「なめらかさ」 |
2.4 | 触覚における「なめらかさ」 |
第9節 | 触感を決定する因子と定量的触感推定手法 |
1. | 触感とは? |
1.1 | 触覚と触感 |
1.2 | 触感を表す用語と知覚メカニズム |
2. | 機械受容器の特性と発火状態の定量化 |
2.1 | 機械受容器の種類と特性 |
2.2 | 機械受容器の発火状態の定量化手法 |
3. | 触感評価の具体例 |
3.1 | 触感評価の因子 |
3.2 | 触感の推定 |
第10節 | しっとり感とべたつき感の定義解析とその評価 |
1. | しっとり感の評価 |
1.1 | 角層水分量の測定 |
1.2 | バリア機能の測定 |
2. | べたつき感の評価 |
2.1 | 皮脂の測定 |
2.2 | 皮膚のテカリ、化粧くずれの画像評価 |
2.3 | スキンケアおよびメイクによる皮脂抑制効果 |
第11節 | レオロジー測定により感触の評価 |
1. | レオロジー測定とは |
2. | ぬり心地のレオロジー |
3. | LAOS測定と分散系の測定ルーチン |
第12節 | 硬軟感の呈示装置実現のための基礎的技術開発 |
1. | 多層物体の硬軟感における従来理論の検証 |
1.1 | 想定したふたつの簡易モデル |
1.2 | 実験方法 |
1.3 | 実験結果及び考察 |
2. | 多層の物体の硬軟感において必要な要素の検証 |
2.1 | 実験方法 |
2.2 | 実験結果及び考察 |
3. | 多層硬軟感閾値の検討 |
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3.1 | 実験方法 |
3.2 | 実験結果及び考察 |
4. | これからの硬軟感検知のための技術開発課題 |
第13節 | 温冷覚の知覚特性ならびに提示と応用 |
1. | 温冷覚の知覚特性 |
1.1 | 温冷覚受容器 |
1.2 | 基礎的な知覚特性 |
1.3 | 多感覚相互作用 |
2. | 温冷覚の提示技術 |
2.1 | 温冷覚の提示手法 |
2.2 | 温冷覚提示の制御 |
3. | 温冷覚提示の応用 |
3.1 | バーチャルリアリティ応用 |
3.2 | インタフェース/メディアアートへの応用 |
第14節 | 風合いの精密計測技術 |
1. | 風合い計測の歴史的背景4) |
2. | KESシステムによる布の基本力学特性値の抽出 |
2.1 | 引っ張り特性(Tensile Property) |
2.2 | 曲げ特性(Bending Property) |
2.3 | せん断特性(Shearing Property) |
2.4 | 圧縮特性(Compressional Property) |
2.5 | 表面特性(Surface Property) |
2.6 | 厚みと重量(Thickness and Weight) |
3. | KES基本力学特性値による風合い客観評価法の開発 |
4. | KES特性値を用いた客観評価法の応用 |
第15節 | 繊維組成・表面柄が 不織布の物理特性と風合いに及ぼす影響 |
1. | 方法 |
1.1 | 試料 |
1.2 | 実験 |
2. | 結果と考察 |
2.1 | 主観評価値 |
2.2 | 物理特性値 |
2.3 | 主観評価値と物理特性値との関係 |
2.4 | 客観評価結果と主観評価値との関係 |
2.5 | 単位面積当たりの重さと客観評価による風合い値との関係 |
第16節 | 肌触り、風合いの測定、数値・波形分析 |
1. | 静摩擦係数の発生過程を測定 |
2. | 触覚の数値・波形分析 |
3. | マルチセンシング触覚評価法 |
第17節 | 商品開発のための触り心地の数値化技術 |
1. | 風合い(触り心地)の研究の歴史 |
2. | 触り心地の定量化技術 |
2.1 | 風合い(触り心地)の判定方法 |
2.2 | 風合い(触り心地)の形容語 |
2.3 | 風合い(触り心地)の機器計測 |
3. | 触り心地の数値化技術を活用した商品開発事例 |
3.1 | 求められる触感 |
3.2 | 触り心地の機器計測技術の構築 |
3.3 | 製品設計 |
第18節 | 衣服の着心地の評価 |
1. | 衣服の着心地に影響を与える要因 |
1.1 | 生理学的側面から考える着心地 |
1.2 | 物理的側面から考える着心地 |
2. | 衣服の着心地に関する感性工学的研究 |
2.1 | 研究の背景 |
2.2 | 研究概要 |
第19節 | 自動車シート表皮布の 手触り感とシートの座り心地の感性評価 |
1. | 自動車シートに関するアンケート調査 |
2. | 表皮布の「手触り感」とシートの「座り心地」評価形容語 |
2.1 | 物理形容語(「手触り感」,「座り心地」) |
2.2 | イメージ形容語(「手触り感」,「座り心地」) |
2.3 | 特徴形容語(「座り心地」) |
2.4 | 「総合評価形容語」(「手触り感」,「座り心地」) |
3. | 表皮布の「手触り感」評価について |
3.1 | 「手触り感」官能評価方法について |
3.2 | 表皮布の物理特性の測定 |
3.3 | 表皮布の物理形容語と表皮布の物理特性との相関関係 |
4. | シートの「座り心地」官能評価について |
4.1 | シートの「座り心地」評価方法について |
4.2 | シートの物理形容語と表皮布の物理特性との相関関係 |
5. | シート着座時の被験者の体圧分布量測定 |
第20節 | 感性評価時における木材の触診動作解析 |
1. | 木材の樹種と表面塗装の違いが人に与える影響 |
1.1 | 研究の概要 |
1.2 | 方法 |
1.3 | 結果と考察 |
2. | 感性評価時における木材の触診動作解析 |
2.1 | 研究の概要 |
2.2 | 方法 |
2.3 | 結果と考察 |
第21節 | 飲料の「のど越し感」の計測、評価 |
1. | 嚥下運動計測法 |
1.1 | 「のど越しセンサー」の構成 |
1.2 | 嚥下運動計測 |
2. | ビール飲用時の嚥下運動と官能評価との関連 |
3. | ビール飲用時の嚥下運動とビール中の成分の関連 |
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各種素材の触り心地とコントロール |
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第1節 | CMF Designの具現化 |
1. | SOLIDUX ― 現状と開発状況 ― |
1.1 | 現状の開発 |
1.2 | SOLIDUX 基本技術の完成 |
1.3 | 機能性の付与 |
2. | CMF Designの具現化と加飾の限界 |
3. | SOLIDUX の製造工程 |
4. | SOLIDUX 量産技術の完成 |
第2節 | 触り心地を向上させる添加剤技術 |
1. | ワックス系添加剤 |
2. | ポリシロキサン系表面調整剤 |
3. | 実際の心地よさの評価例 |
第3節 | ソフトフィール塗料の プラスチックへの加飾による柔らかさの付与 |
1. | ソフトフィール塗料用液状カーボネートジオール |
1.1 | 液状ポリカーボネートジオール |
1.2 | ウレタン塗膜の基本物性 |
2. | 液状PCDのソフトフィール塗料への応用 |
2.1 | 耐薬品性 |
2.2 | 耐候性 |
2.3 | 耐熱性、耐加水分解性 |
2.4 | 耐摩耗性 |
2.5 | 各種溶剤に対する溶解性 |
第4節 | 人工皮革における触感表現とその数値化の一例 |
1. | 人工皮革,合成皮革, PVCレザーの違い |
1.1 | 人工皮革 |
1.2 | 合成皮革 |
1.3 | PVCレザー |
2. | 皮革表面における高触感表現数値化の検討 |
2.1 | 実験方法 |
2.2 | 結果及び考察 |
第5節 | 柔らかで温かみのある手触り感を付与するソフト表面加飾 |
1. | ソフト表面加飾 |
2. | 本格的なソフト表面加飾 |
2.1 | ソフト表皮材貼合成形 |
2.1.1 | SPモールド(SPM)ソフト表皮材貼合成形 |
2.1.2 | 自動車内装部品に実用化されているその他のソフト表皮材貼合成形 |
2.2 | ソフト材とハード材の二材質成形 |
3. | セミソフト表面加飾技術 |
4. | ソフトフィール加飾 |
4.1 | ソフトフィール塗装 |
4.2 | 特殊加工のシートの貼合成形 |
4.3 | 特殊コーティング材塗布ソフトフィールフィルム |
4.4 | ソフトフィールシボ |
4.5 | デジタルシボ |
4.6 | ソフトフィール着色 |
第6節 | プラスチック部材への異なる触感性付与技術 |
1. | 全電動複合射出成形機 |
2. | 複合射出成形による意匠性付与 |
3. | 成形事例 |
4. | 今後の展開 |
第7節 | ガラスの触り心地評価と 「やわらかさ」・「あたたかみ」への希求 |
1. | デザイン |
1.1 | ガラスの触り心地 |
1.2 | 触感評価 |
2. | 印象とは |
2.1 | ガラスの印象 |
2.2 | ガラスの「やわらかさ」 |
2.3 | ガラスの「しっとり感」 |
第8節 | シボ、デジタルシボとの加工システムと高触感付与技術 |
1. | シボとそのデジタル化 |
2. | 加飾技術としてのシボ |
2.1 | 従来のシボ加工 |
2.2 | デジタルデータの活用 |
3. | デジタルデータを用いたシボ加工システム |
3.1 | デジタルモデルの作成 |
3.2 | シボ加工 |
第9節 | 微細表面加工によるプラスチック成形品の 触り心地の制御とその評価 |
1. | テクスチャを有するプラスチック成形品の作製 |
2. | テクスチャの官能評価 |
3. | 先端形状およびプラスチックの摩擦特性の影響 |
4. | 革,布製品との比較 |
第10節 | ソフトウェアによるデザイン模様直彫り技術について |
1. | 金型の直彫りによる加飾の提案 |
2. | STLデータの問題点 |
2.1 | CAM側がSTLデータを扱えない |
2.2 | STLデータが大きすぎる |
3. | FFCAMの機能紹介 |
3.1 | 工具にやさしいNCプログラム |
3.2 | 半ピッチずらし |
3.3 | 高精度ストック加工 |
3.4 | 3D等ピッチ加工 |
3.5 | 速いパス演算 |
3.6 | 簡単操作の任意傾斜加工 |
4. | FFCAMの操作性 |
4.1 | 作業者にやさしいCAM |
4.2 | スピーディーな画面表示 |
4.3 | テンプレート機能による操作の軽減 |
5. | ヘアライン仕上げオプション |
6. | 加工事例 |
6.1 | カメラグリップ(STL加工) |
6.2 | カメラボディー(ヘアライン仕上げ加工) |
第11節 | TOM工法を用いた製品への手触り感の付与 |
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1. | 3次元表面加飾工法の原理とプロセス |
1.1 | NGF成形機構造 |
1.2 | NGF機を用いたTOM工法のプロセス |
2. | TOM工法の特徴 |
3. | この特徴を生かした適用事例 |
3.1 | 表皮材表面エンボス加工品 |
3.2 | 凹凸被覆品 |
4. | 使用される表皮材 |
4.1 | 3次元エンボス加飾シートで手触り感向上 |
4.2 | 芯材被覆して、凹凸感で独創性を強調 |
5. | TOM工法で活性化される市場 |
第12節 | 銀鏡塗装による 金属調加飾と表面の触感の向上 |
1. | 銀鏡塗装による「金属調」加飾 |
1.1 | 「金属調」表面創成技術「Metalize Finishing System」 |
1.2 | 銀鏡反応とMFS |
1.3 | MFSによる鏡面Ag薄膜積層体形成 |
1.4 | 環境にやさしMFS処理 |
2. | MFSによるAgおよび積層膜の特性 |
2.1 | Agの特性 |
2.2 | 鏡面Ag積層体の特性 |
3. | 金属とその触感 |
3.1 | プラスチック類への金属調加飾 |
3.2 | 金属類への「金属調」加飾 |
3.3 | 金属・ポリマー複合材料と銀鏡塗装 |
3.4 | 銀鏡塗装のバリエーション |
第13節 | 金属を含まない金属調光沢の高分子フィルムの開発 |
1. | 含色素ポリアニリン類縁体の合成 |
2. | 含色素ポリアニリン類縁体の特性 |
2.1 | 光沢度 |
2.2 | 電磁波透過性 |
2.3 | 表面硬度、光安定性、耐候性 |
2.4 | 金属調光沢の発現機構 |
第14節 | 触感を付与するコーティング技術ソフトフィール塗料 |
第15節 | 樹脂への金属触感付与技術 |
1. | メタリック塗膜の金属感の表現とその評価方法 |
2. | アルミニウム顔料による樹脂への金属感付与 |
2.1 | アルミニウム顔料の選択 |
2.2 | 塗装技術 |
2.3 | 印刷技術 |
2.4 | 樹脂練り込み |
3. | 金属フィラーによる樹脂への金属触感の付与 |
3.1 | アルミニウム粉を配合した樹脂の熱伝導率 |
3.2 | アルミニウム粉を配合した医療用ギプスについて |
第16節 | ポリアクリル酸系増粘剤によるさっぱり触感の付与 |
1. | AQUPEC MG、CVPの製造方法および性状 |
2. | AQUPEC MGとCVP、クロスポリマーのレオロジー特性 |
2.1 | クリープ弾性率の測定 |
2.2 | 歪み分散法による降伏値の測定 |
2.3 | レオロジー特性の比較 |
3. | 化粧品の触感とレオロジー評価 |
4. | 市販化粧品の触感とレオロジー評価 |
4.1 | 定常流粘度法による降伏値の測定 |
4.2 | 種々の市販化粧品への適応 |
5. | AQUPEC MGを使用したクリーム、ジェルのレオロジー評価 |
第17節 | 使用感良好な耐水性O/Wエマルションの調製方法としっとり・潤い感の付与 |
1. | 塗布時の使用感としっとり感の向上 |
2. | ペプチド型両親媒性化合物を用いた乳化物の特徴 |
2.1 | ペプチド型両親媒性化合物のcmc |
2.2 | 少量の乳化剤で安定性に優れた使用感が良好なO/Wエマルション |
2.3 | ペプチド型両親媒性化合物乳化物の塗布膜の耐水性 |
2.4 | αゲルにおけるしっとり・潤いの付与 |
第18節 | シリコーンエラストマーゲルによる感触の付与 |
1. | シリコーンとシリコーンエラストマーゲルの基本構造 |
1.1 | 化粧品処方におけるエラストマーゲルの付与効果 |
1.1.1 | 感触付与効果 |
1.1.2 | 撥水性被膜の形成 |
1.1.3 | チクソトロピー性 |
第19節 | シリカ配合化粧品による皮膜特性と触り心地の制御 |
1. | 化粧品としての評価方法と基材(身体部位)の特徴 |
2. | シリカ配合化粧品の特性 |
3. | 各種シリカ成分の構造と感触性の制御 |
4. | シリカ配合化粧品の施術と乾燥工程での挙動 |
5. | 乾燥後の最終塗膜の挙動とそのコントロール方法について |
6. | 感触性向上のためのシリカ成分の選択と制御方法 |
第20節 | シリコーンによる感触の向上 |
1. | 各種シリコーンの感触傾向 |
2. | 感触項目間の相関 |
3. | シリコーンと炭化水素との違い |
4. | シリコーンの分子構造の影響 |
5. | ジメチコンの摩擦感と感触官能評価との相関 |
6. | シリコーンの分子構造と粘度、摩擦感との相関 |
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触り心地の向上手法と製品への応用 |
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第1節 | シボによる質感向上手法の確立 |
1. | 開発の前提条件 |
1.1 | ツヤ(光反射特性) |
1.2 | 金型へのシボ加工方法 |
2. | 開発の拡張性 |
3. | 形状立案 |
4. | 実施内容 |
4.1 | 高密度 微細2次シボ試作 |
4.2 | 工法の改良 |
4.3 | 触感向上シボ試作(主柄+2次シボ試作) |
4.4 | 触感指標化 |
第2節 | 自動車内装材に求められる上質感と素材 |
1. | 自動車に必要な感覚 |
1.1 | 自動車質感への取組み |
1.2 | 自動車質感の開発 |
第3節 | サーフェスデザインと触感表現の未来 |
1. | 成型品の表面処理 |
1.1 | 加飾とイミテーション |
1.2 | 加飾+3次元的凹凸と触感 |
1.3 | サーフェスのコスト |
2. | 多層的付加価値の創造 |
2.1 | 触覚の定量的評価とコストマネジメント |
2.2 | 付加価値の向上とコストダウン克服 |
2.3 | 付加価値の多層構造化 |
2.4 | 機能的付加価値の多層化の事例 |
2.5 | 機能的付加価値の未来 |
3. | デジタルデザイン |
3.1 | サーフェスの機能価値のデザイン |
3.2 | デジタルデザインでサーフェスの機能価値の付与 |
3.3 | デジタルデザインの開発プロセスの概念 |
第4節 | 質感とユーザビリティの関わり |
1. | 本研究のゴール設定 |
2. | 「温かくなる事を不快にさせない」質感の理解 |
3. | 「温かくなることを不快にさせない」質感へのアプローチ |
4. | 「温かくなることを不快にさせない」質感の評価 |
4.1 | 実験方法 |
4.2 | 結果 |
5. | 「長時間持っていられる快適さ」質感の構造理解 |
5.1 | グリップするとは、どういうメカニズムか |
5.2 | さわりたい、とはどういうメカニズムか |
6. | 実際の製品への応用(ヒント) |
6.1 | 実際の製品ではどのように質感をコントロールするか |
第5節 | スマートフォンに求められるデザイン性・質感 |
1. | タンジブルな面での求められるデザイン性・質感 |
2. | インタンジブルな面での求められるデザイン性・質感 |
3. | 触覚的質感のデザインによる社会とのかかわり |
第6節 | 高触感のモバイル商品への応用 |
1. | モバイル商品に求められる触感 |
2. | 硬い触感の材料 |
2.1 | セラミックス複合合金 |
2.2 | セラミックス |
3. | 硬い触感の表面処理 |
3.1 | アルマイト |
3.2 | 硬い皮膜の蒸着 |
3.3 | 硬い触感を感じさせる光沢表現 |
4. | 柔らかい触感の材料 |
4.1 | もちもちエラストマー |
4.2 | さらさらエラストマー |
5. | 柔らかい触感の表面処理 |
5.1 | ソフトフィール塗料 |
5.2 | ソフトフィール加飾シート |
5.3 | 多孔質皮膜 |
6. | 天然の触感材料 |
6.1 | 木材の圧縮成形 |
6.2 | 木材由来樹脂 |
7. | 天然触感の表面処理 |
7.1 | 突板のインモールド成形 |
7.2 | 天然皮革のインモールド成形 |
第7節 | 携帯オーディオに求められる上質感 |
1. | 携帯音響製品の黎明期 |
2. | 携帯オーディオ全盛期 ―ウォークマン以降 |
3. | これからの携帯オーディオ ―装身オーディオの時代へ |
第8節 | 化粧品油性原料.処方の感触 |
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1. | 油性原料の機器分析による評価方法 |
1.1 | 摩擦感測定 |
1.2 | 粘弾性測定(せん断速度、せん断応力、粘度) |
2. | 油性原料の摩擦感測定による評価方法4) |
3. | 油性原料の粘弾性測定による評価方法 |
4. | 粘弾性測定による水添ポリイソブテンの感触改良効果評価への応用 |
5. | 粘弾性測定によるリップグロスの感触評価 |
6. | 粘弾性測定による口紅の感触評価方法 |
第9節 | 化粧品の使用感における顧客嗜好の捉え方と感性価値としての商品への反映 |
1. | 触覚は気持ち良さを感じ、美学に通ずる感覚 |
2. | 商品の感性価値 |
3. | スキンケア化粧品の使用感 |
4. | 市場情報からお客さまの嗜好を把握する |
5. | U型官能評価による嗜好の把握 |
5.1 | 対象者の属性のその構成 |
5.2 | テスト品の選定 |
5.3 | 官能測定変数(調査項目)の構成 |
5.4 | テストの実施要領 |
5.5 | バランス配置と実験計画法 |
5.6 | データの集計と分析 |
6. | 把握した嗜好の商品への反映 |
第10節 | 人間工学的視点の容器設計 |
1. | キャップのユーザビリティ分析 |
2. | 指FEを用いた開栓シミュレーション手法の確立 |
2.1 | 指有限要素(以下指FE)モデルの作成 |
2.2 | 指FEモデルを用いた把持シミュレーション |
第11節 | 食品包装のユーザビリティーとデザインへの応用 |
1. | 包装容器の触覚を工夫することで ユーザビリティーを向上させる手法 |
1.1 | 材質と触覚 |
1.2 | 表面改質と触覚 |
1.3 | 包装容器と指先・掌のフィッティング |
2. | 視覚や触覚を工夫することでユーザビリティーを向上させた包装容器の応用事例 |
2.1 | 材質の例 |
2.2 | 表面改質の例 |
2.3 | フィッティングの例 |
3. | 今後の展望 |
3.1 | 容器への表面改質 |
3.2 | 容器の表面物性と触感の官能評価の関係 |
3.3 | 機能性を持つ表面改質(撥油、構造色の利用) |
第12節 | 背広服上衣に求められる着心地 |
1. | 糸の開発について |
2. | ウール原料の検討 |
2.1 | 繊維の強さについて |
2.2 | 糸の弾性率 |
2.3 | 繊維のフェルティング性 |
3. | ニュージーランドとオーストラリアウール梳毛織物の風合い |
3.1 | KES特性値の比較について |
3.2 | 織物の風合い値について |
3.3 | 織物の寸法安定性について |
4. | 肩周りの動きを考慮した型紙の開発 |
5. | 着心地の性能評価について |
5.1 | 「着心地」官能検査結果について |
5.2 | 運動時にスーツから人体に加わる衣服圧測定結果 |
5.3 | 試技時の筋活動量測定について |
第13節 | 住空間の心地よさと触り心地の関係および製品への応用 |
1. | 気持ちよさの素を探す |
1.1 | 気持ちよさの素は外部にある |
1.2 | 気持ちよさの素をどう料理していくか |
1.3 | 屋外を室内化するための触り心地 |
2. | 気持ちの良いいえを作るためのメソッド |
2.1 | 気持ちの良い空間を生み出していくための13の視点 |
2.2 | 13の視点と人間の五感 |
2.3 | 触覚や皮膚感覚で心地よいと感じること |
2.4 | 視覚で感じ、触り心地で補う |
3. | 触り心地に関連する気持ち良さ |
3.1 | 住空間の中で直接体に触れる部分 |
3.2 | 床の心地よさの評価 |
3.3 | 家具 |
3.4 | 空気や熱 |
4. | 今後の展開 |
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