脱石油素材化に向けた生分解性プラスチックの高機能化とその応用

執筆:常盤 豊ほか10名
近年のバイオテクノロジーの発展を受け、農林水産省が食品リサイクル法の基本方針に、生分解性プラスチックへの再利用を盛り込む動きを見せた。また、海外ではバイオプラントが設立され、大きな問題点の一つであった割高なコストにもようやくめどがつきはじめている。
本書では、このように活発化しつつある脱石油に向けた生分解性プラスチックを取り巻く動きをとらえ、環境適応性、水や熱に対する強度向上等の高機能化、低コスト化など、用途開発の現状と将来展望を第一線の講師陣が解説する。また、生分解性プラスチックの国際的な認証制度・ISO、リサイクル・ライフサイクルアセスメント等にも言及し、充実した内容となっている。
(日本工業新聞 2003年2月27日掲載)
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