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私たちは視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感を使い、日常生活の中で生じた現象を理解していますが、この五感は個人的な感覚なので、他の人と共有するためには、適当な道具を使って数値化・グラフ化をする必要があります。このように現象を客観的に理解できるかたちにすることを、私たちは「はかる」と呼びます。
本書は、縁の下に隠れている「はかる」ということにスポットライトをあて、自然科学全般で、どのような現象が「どのようにはかられているか」をまとめています。
第 I 部第1章では、科学者とよばれる人々が「はかる」努力を積み重ねてきた結果、様々な理解がなされてきた歴史を、いくつかの科学的分野におけるキーポイントで振り返っています。第2章では、「はかる」ことで見えてきた宇宙における人が、どこまで人と人の周りの世界を理解することが可能になったのかをみていきます。第 II 部は、自然科学の「物理」「化学」「生物」「地学」「人と生活」といった様々な分野を、それらがどのようにはかられ、どこまで理解できているのかということを、各章に分けて解説しています。
自然科学の様々な分野で「はかる」ことが繰り広げられていることに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
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2016年11月 |
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本体12,000円+税 |
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576頁 |
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A5 |
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丸善出版 |
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ISBN 978-4-621-30048-0 |
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執筆者 計68名 |
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総論 |
第1章 |
自然認識の歴史 |
第2章 |
「はかる」ことからみえてきた宇宙における人 |
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各論 |
第1章 |
物理 |
第2章 |
化学 |
第3章 |
生物 |
第4章 |
地学 |
第5章 |
人と生活 |
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自然科学のためのはかる百科 |
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