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“ヒューマンエラー”、“ミス”、“怠慢”、“不注意”など、人の不首尾が原因とされる“事故”の報道を見聞きしない日はないといっても過言ではありません。ハイリスクな産業であるほど、それらの人間の不首尾は“撲滅”する必要があります。その一方で、“現場力”、“臨機応変”、“機転を利かす”、“機知に富み困難を乗り切る”など、人間の柔軟な対応により大事故が防がれることも多くあります。
安全は組織的に推進され、人間の特性と安全を推進するための技術、すなわち手法、方法、マネジメントシステムを理解し、実践する必要があります。
本書で取り扱う内容は、人間に基準をおいたシステム設計の技術であり、人間工学(ヒューマンファクターズ)の一分野である安全人間工学に位置づけられます。安全において、ヒューマンファクターズが扱う範囲は極めて広く、その一つ一つが、一つの学問領域を形成するほど奥深いものといえます。あらゆる現場、安全推進に携わる実務者の実用書として、安全を学ぶ学生の教科書として、理論から応用まで、その課題解決への具体的指針を与える一冊です。
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2016年10月 |
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本体3,800円+税 |
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320頁 |
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A5 |
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丸善出版 |
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ISBN 978-4-621-30083-1 |
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著者 小松原明哲 |
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安全の考え方 |
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ヒューマンファクターと安全 |
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現場改善 |
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マニュアルの制定と徹底 |
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注意の特性と不注意 |
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知覚・認知の特性と“思い込み” |
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認知モデル |
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診断 |
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コミュニケーションとチームづくり |
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ノンテクニカルスキル |
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危険予知(KY) |
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安全態度 |
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安全防護 |
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職業適性と教育訓練 |
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背後要因 |
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職場風土と安全文化 |
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安全マネジメントシステム |
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事故調査の基本 |
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事故分析の手法 |
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未然防止の手法 |
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確率論的安全性評価 |
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安全監査 |
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安全人間工学の理論と技術 〜ヒューマンエラーの防止と現場力の向上〜 |
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