バイオロジクス 〜生体由来物質を用いた製品開発〜
 
序文
 
第1講 バイオロジクスの将来展望と課題

 先端的バイオロジクス開発の現状
1.1バイオロジクスとは何か
1.2バイオロジクス開発の契機
1.3バイオロジクスの開発・評価・管理を支える技術
1.4開発されたペプチド・タンパク質性医薬品
1.5医薬品生産への応用
 
1.5.1開発中のタンパク質性バイオ医薬品
1.5.2遺伝子治療用医薬品
1.5.3核酸医薬品
1.5.4細胞・組織利用医薬品など
 

 先端的バイオロジクスの解析、評価、管理
2.1タンパク質バイオ医薬品の場合
2.1.1ICHガイドラインの活用
2.1.2品質、安全性、有効性確保に必要な要素
2.1.3生産過程の特徴と目的成分における変化
2.1.4製品の品質の恒常性を図るためには
2.1.5目的物質の構造・特性解析と品質評価の重要性
2.1.6製品成分の不均一性問題
2.1.7外来性有害因子、不純物
 
2.1.8バイオ医薬品の品質確保と恒常性確保に必要な要件
2.1.9安定性
2.2遺伝子治療用医薬品の場合
2.3細胞・組織利用医薬品などの場合
2.4細菌、マイコプラズマ、真菌の混入否定試験
2.5ウイルス安全性確保に関する基本的方策
 

 将来展望と課題
3.1生命科学の進歩
3.2医薬品関連技術開発と活用
3.2.1画期的遺伝子導入系の作製および遺伝子発現制御技術開発
3.2.2ゲノミクスの活用
3.2.3プロテオミクスの活用
3.2.4ゲノム科学によらないバイオ創薬
3.3基礎研究、基盤研究、開発研究の効率的連携
 
3.4科学的妥当性、倫理的妥当性、社会的理解・認知、経済的許容性の確保
3.5産・学・官の連携
3.6国際共同活動と規制基準の国際調和
3.7品質・有効性・安全性確保
3.8トランスレーショナルリサーチの推進
 

 まとめ
 
第2講 トランスジェニックカイコの作出と有用物質の生産

 はじめに
 

 トランスジェニックカイコの作出法
 

 最近開発された利用技術
3.1GAL4/UAS系による遺伝子発現の制御
3.2絹糸腺の構造と機能
 
3.3ヒトコラーゲンのカイコ後部絹糸腺での発現
3.4内在遺伝子の発現抑制(RNAi)
 
第3講 バクテリア表層化学改変法を用いたバクテリア製剤の開発

 はじめに
1.1乳酸菌プロバイオティクス
1.2化学提示法
1.3バクテリア細胞壁の生合成経路の利用
 
1.4バクテリア細胞表層への糖鎖提示
1.5細胞壁前駆体の取り込み効率の改善
1.6まとめ
 

 タンパク表層への糖鎖の導入
 

 おわりに
 
第4講 バイオロジクスを支える高分子ナノ材料−人工分子シャペロン−

 はじめに
 

 分子シャペロン
2.1分子シャペロンとは
2.2分子シャペロンとタンパク質の一生
2.3分子シャペロンはなぜ必要なのか
2.4タンパク質のフォールディングと凝集
 
2.5分子シャペロン作用の仕組み
2.6分子シャペロン・インスパイアードシステムの設計
 

 自己組織化ナノゲル
3.1ナノゲルとは
3.2自己組織化ナノゲルの設計
3.3自己組織化ナノゲルの特性
3.4ナノゲルが集合したマクロゲル
 
3.5ナノゲルとタンパク質との相互作用
3.6ナノゲルと核酸との相互作用:核酸をテンプレートにしたナノゲル集積体
3.7ドラッグデリバリーシステムとしての利用
 

 ナノゲルの分子シャペロン機能
4.1酵素の熱変性過程
4.2化学変性タンパク質の再生
 
4.3ナノゲル人工シャペロンと天然分子シャペロンの比較
 

 新規自己組織化ナノゲルの設計
5.1機能性疎水化多糖ナノゲル
5.2pH応答性ナノゲル
 
5.3熱応答性ハイブリッドナノゲル
5.4新規刺激応答性ナノゲル
 

 まとめ
 
第5講 バイオマテリアルによる角膜再生技術による治療

 はじめに
1.1角膜組織
1.2角膜疾患
 
1.3角膜移植
1.4基本的コンセプト
 

 培養角膜上皮移植の概念と現状
 

 培養角膜上皮移植の細胞ソース
 

 培養角膜上皮移植の作製・操作技術
 

 培養粘膜上皮シート移植による角膜上皮再生の可能性
 

 臨床応用例
 

 長期機能再生
 

 おわりに
 
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