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第1章 | 抗体医薬の歴史 <浜窪 隆雄> |
第2章 | 抗体の構造 <津本 浩平> |
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抗体開発技術-基礎 |
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第1章 | ポリクローナル抗体 <浜窪 隆雄> |
1 | ポリクローナル抗体とは |
2 | ポリクローナル抗体作製法 |
3 | 免疫グロブリン分子アイソタイプの機能 |
4 | 抗体カクテル |
5 | IVIG 療法 |
6 | 今後の展望 |
第2章 | モノクローナル抗体 |
1節 | 開発の歴史 <西 義介> |
2節 | 免疫 <浜窪 隆雄> |
1 | 抗体の使用目的と抗原の調整法 |
2 | 免疫を目的とした膜タンパク質の調整法 |
3節 | 細胞融合 <岩成 宏子> |
1 | 抗体産生ハイブリドーマとは? |
2 | 抗体産生細胞とミエローマ細胞株 |
3 | 細胞融合と選択培地 |
4 | コロニー形成率と陽性率 |
5 | コロニーピッキング法 |
4節 | 大量調製─動植物利用 <石田 功> |
1 | はじめに |
2 | トランスジェニックヤギ |
3 | トランスジェニックニワトリ |
4 | トランスジェニックカイコ |
5 | トランスジェニック浮草 |
6 | おわりに |
5節 | 大量調製─細胞培養<大政 健史> |
1 | はじめに |
2 | モノクローナル抗体生産ハイブリドーマ細胞培養の技術的変遷 |
3 | 最後に─高密度培養による抗体生産からCHO 細胞を用いた物質生産へ |
6節 | 大量調製─微生物 <浅野竜太郎/熊谷 泉> |
1 | はじめに |
2 | 大腸菌の利用 |
3 | 酵母の利用 |
4 | その他の微生物の利用 |
5 | おわりに |
7節 | 抗体酵素─テーラーメード人工酵素の創出<藤井 郁雄/円谷 健> |
1 | はじめに |
2 | 抗体酵素の原理 |
3 | 抗体酵素によるプロドラッグ医薬品の活性化 |
4 | 抗体酵素の触媒機構 |
5 | おわりに |
第3章 | 低分子抗体 |
1節 | パパイン処理による抗体のFab の調製<藤井 郁雄/円谷 健> |
1 | はじめに |
2 | 抗体分子の基本構造 |
3 | IgG のタンパク質分解酵素による分解 |
4 | パパインによるFab 調製の実際 |
5 | おわりに |
2節 | ファージ抗体<中島 敏博/鳥飼 正治> |
1 | はじめに |
2 | ファージ抗体法 |
3 | ファージ抗体ライブラリー/抗体ライブラリー構築とその課題 |
4 | 抗体ライブラリーからの特異抗体の分離と評価 |
5 | ファージ抗体法の医薬への応用 |
6 | おわりに |
3節 | ペプチド抗体 <畠中 孝彰/伊東 祐二> |
1 | はじめに |
2 | 実用化されつつあるペプチド抗体 |
3 | ペプチド抗体の開発手法 |
4 | 高親和性ペプチド抗体 |
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5 | ミニプロテインによるペプチド抗体 |
6 | 新しいペプチド抗体開発手法 |
7 | おわりに |
第4章 | 抗原─ 抗体反応の評価 |
1節 | X線とNMR による抗体解析<加藤 晃一/矢木 宏和> |
1 | はじめに |
2 | X 線結晶構造解析 |
3 | NMR 解析 |
4 | おわりに |
2節 | アフィニティの測定 <津本 浩平> |
1 | 抗原抗体相互作用のアフィニティ(親和性) |
2 | ELISA(enzyme-linked immuno-sorbentassay) |
3 | 抗原抗体相互作用の熱力学的解析 |
4 | 抗原抗体相互作用の速度論的な解析/ |
5 | KinExA(kinetic exclusion assay) |
6 | FACS(fluorescence-activated cell sorting) |
3節 | 表面プラズモン共鳴分析法─原理 <津本 浩平> |
1 | はじめに |
2 | 測定原理 |
3 | 結合の反応速度と平衡状態 |
4 | フロー系における速度論の取り扱い |
5 | SPR から求められる熱力学的パラメーター:vanVt Hoff エンタルピー |
6 | 活性錯体理論に基づく活性化パラメータの算出 |
4節 | カロリメトリー─原理を中心に<津本 浩平> |
1 | はじめに |
2 | 抗原抗体相互作用の熱力学:概論 |
3 | 等温滴定型熱量測定 |
4 | 示差走査型熱量測定 |
5節 | 免疫沈降法<太期 健二> |
1 | はじめに |
2 | 抗体,ビーズ,結合方法の選択について |
3 | 抗原を含むタンパク質混合溶液の調整,抗原抗体複合体の形成について |
4 | 洗浄について |
5 | 免疫沈降操作以降の留意点およびその他留意点 |
6 | おわりに |
6節 | 拡散法 <渡邉 眞一> |
1 | はじめに |
2 | オクテロニー(Ouchterlony)法 |
3 | SRID(single radial immunodiffusion)法 |
4 | 免疫電気泳動法(immunoelectrophoresis) |
5 | 沈降反応に用いる抗体 |
7節 | フローサイトメトリー <野 邦彦> |
1 | フローサイトメトリーの概念 |
2 | フローサイトメーターの原理 |
3 | フローサイトメトリーの応用 |
8節 | In vivo アッセイ(イメージングと組織分布,薬効試験)による抗体評価 <松浦 正> |
1 | はじめに |
2 | イメージング |
3 | biodistribution 解析 |
4 | 薬効試験 |
5 | その他の評価手法 |
9節 | ELISA(Enzyme-Linked ImmunoSorbent Assay)<遠藤 典子/芝ア 太> |
1 | ELISA とは |
2 | ELISA の種類 |
3 | ELISA 結果の評価 |
4 | ELISA を応用した極微量タンパク質の同時多項目検出法 |
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抗体開発技術-実践 |
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第1章 | 作製技術開発 |
1節 | 抗原探索の方向性と探索ツール<井原 茂男> |
1 | 疾患の原因遺伝子の解明と新規創薬探索 |
2 | 次世代シークエンスデータからのデータ解析 |
3 | ネットワーク解析のための既知データ |
4 | ネットワーク解析におけるグラフ理論からのアプローチ |
5 | 応用例と今後の展望 |
2節 | バイオインフォマティクス<井原 茂男> |
1 | データベース,データの整備,検索,分類,事象との関連性の抽出 |
2 | 既知データからの知識抽出とネットワーク表現 |
3 | 生命のシステム的理解のための数理モデル解析 |
3節 | 末梢性免疫寛容機構の操作による抗体作製技術 <先浜 俊子/岩成 宏子/浜窪 隆雄> |
1 | はじめに |
2 | 正常マウス脾臓細胞からのCD4 陽性CD25 陽性細胞の除去とヌードマウスへの移入 |
3 | マウスサイログロブリンに対する抗体産生 |
4 | マウスGα12 タンパク質に対する抗体産生 |
5 | CD25 陰性細胞移入ヌードマウスからのハイブリドーマの樹立 |
6 | おわりに |
4節 | ライブラリー開発─ヒト抗体ファージディスプレイ系 <黒澤 仁/鵜飼 由範> |
1 | はじめに |
2 | 創薬の対象となる抗体について |
3 | VL (軽鎖可変領域)ならびにVH(重鎖可変領域)遺伝子ライブラリーの作成 |
4 | Fab 抗体遺伝子ライブラリーの作成とそのライブラリーの多様性 |
5 | ファージ抗体ライブラリーの作成 |
6 | がん特異的表面膜タンパクに対する抗体の取得法 |
7 | がん特異的に存在する細胞膜表面膜タンパクの同定と抗体の取得法への応用 |
8 | 有効な抗体をin vitro スクリーニング系(ファージディスプレイ)によって得るために |
9 | 結語 |
5節 | DNA 免疫法によるG タンパク質共役型受容体(GPCR)に対する抗体の作製 <千葉 丈/高塚 翔吾/藤本 陽> |
1 | はじめに |
2 | DNA 免疫法の特徴と期待される利点 |
3 | GPCR に対する抗体の作製/4 まとめ |
6節 | ヒト型化<西 義介> |
1 | はじめに |
2 | ヒト化抗体(HumAb)の開発史 |
7節 | トランスジェニックマウス(Application of transgenic mouse) <阪口 薫雄/前田 和彦/桑原 一彦> |
1 | はじめに |
2 | germinal center-associated nuclear protein(GANP) |
3 | GANP の機能と免疫応答 |
4 | GANPTg マウスの高親和性B 細胞産生 |
5 | GANPTg マウスの対象となる 抗原系/ |
6 | 今後の展望 |
8節 | アフィニティマチュレーション(Affinity maturation)<阪口 薫雄/前田 和彦/桑原 一彦> |
1 | はじめに |
2 | 抗体の抗原結合部位 |
3 | 結合親和性の基盤 |
4 | V 領域の多様性の起源/5 抗原特異的なB 細胞活性化と親和性亢進 |
6 | 胚中心における高親和性B 細胞の選別/7 単クローン抗体を得るうえでアフィニティマチュレーションを高める試み |
9節 | リボソームディスプレイ <金森 崇/上田 卓也> |
1 | はじめに |
2 | リボソームディスプレイとは |
3 | リボソームディスプレイの特長/4 DNA ライブラリーの構造 |
5 | 無細胞タンパク質合成系 |
6 | 選別方法 |
7 | おわりに |
10節 | 新規非免疫法によるモノクローナル抗体作製 <瀬尾 秀宗/橋本 修一> |
1 | はじめに |
2 | ADLib® システムの原理 |
3 | ADLib® システムによる可溶性抗原を用いた抗体作製 |
4 | 親和性向上技術 |
5 | ADLib® システムによる抗膜タンパク質抗体作製 |
6 | まとめ |
11節 | 免疫法を活用した組換えニワトリ抗体作製 <松田 治男> |
1 | はじめに |
2 | ニワトリ抗体遺伝子の遺伝子変換 |
3 | ニワトリ組換え抗体(基本的事項)/4 ニワトリ組換え抗体(さまざまな組換え改変抗体) |
5 | おわりに |
12節 | Naive ライブラリー <鵜飼 由範/黒澤 仁> |
1 | はじめに |
2 | ヒト抗体ライブラリーの種類と特徴 |
3 | 問題提起 |
4 | 結語 |
第2章 | 人工抗体 |
1節 | ディスプレイ技術 <金森 崇/上田 卓也> |
1 | はじめに |
2 | ディスプレイ法の概略 |
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3 | 遺伝子ライブラリー |
4 | ファージディスプレイ |
5 | 細胞表層ディスプレイ |
6 | リボソームディスプレイ |
7 | mRNA ディスプレイ/8 おわりに |
2節 | タンデムFc 型改変抗体 <増保 安彦/金子 要> |
1 | 抗体の改変と目的 |
2 | タンデムFc 型改変抗体 |
3 | タンデムFc 型改変受容体 |
4 | おわりに |
3節 | アプタマー(核酸抗体) <石黒 亮/中村 義一> |
1 | はじめに |
2 | アプタマーの生い立ち |
3 | アプタマーの標的分子認識 |
4 | 分子標的医薬としてのアプタマー |
5 | 今後の展望 |
4節 | 二重特異性抗体 <浅野竜太郎/熊谷 泉> |
1 | はじめに |
2 | 二重特異性抗体の作製 |
3 | 組換え型二重特異性抗体の作製 |
4 | Fc 融合組換え型二重特異性抗体の作製 |
5 | 二重特異性抗体の医用への展開 |
6 | おわりに |
5節 | Flexible 抗体(ヒンジ部の改変) <金子 直樹/吉森 孝行/嶋田 崇史/Daniel J. Capon /田中 耕一/佐藤 孝明> |
6節 | 非抗体スキャフォールド─プロテインバインダー<若井 純子/伊東 祐二> |
1 | はじめに |
2 | アフィボディ(affibody) |
3 | モノボディ/アドネクチン(monobody/adnectin) |
4 | アンチカリン(anticalin) |
5 | アンキリン反復タンパク質(designed ankyrinrepeat proteins ; DARPins) |
6 | アビマー(avimer) |
7 | 可変リンパ球受容体(variablelymphocyte receptor ; VLR) |
8 | おわりに |
7節 | 天然起源の単ドメイン抗体─ラクダ科動物由来VHH 抗体 <萩原 義久/宮ア 誠生/川口 博明/小島 敏之> |
1 | はじめに |
2 | ラクダ科動物とVHH 抗体 |
3 | VHH 抗体の特長 |
4 | VHH 抗体の活用/5 おわりに |
第3章 | 抗体の標識/修飾 |
1節 | アイソトープ標識 <荒野 泰> |
1 | はじめに |
2 | 放射性ヨウ素標識 |
3 | 放射性金属標識 |
4 | 標識抗体のin vivo 利用における注意点 |
2節 | 抗体化学標識法─Activatable 蛍光プローブの精密設計によるin vivo 微小がんイメージング <浦野 泰照> |
1 | はじめに |
2 | 抗体化学修飾法 |
3 | ラベル化抗体を用いたin vivo がんイメージング/4 蛍光イメージングプローブの精密設計に基づくがん選択的光イメージング |
3節 | 酵素標識‥ <奥田 徹哉/近江谷克裕> |
1 | 標識する酵素の種類と特長 |
2 | 標識酵素と抗体の結合法 |
3 | 酵素標識抗体を用いたウエスタンブロッティング法の実際 |
4節 | 発光タンパク質標識<近江谷克裕> |
1 | 標識酵素としての発光タンパク質 |
2 | 発光タンパク質標識抗体によるイムノアッセイ法/3 発光タンパク質標識抗体による生体イメージング |
第4章 | 製造技術 |
1節 | 培養技術の進歩 <大政 健史> |
1 | はじめに |
2 | 細胞培養における酸素供給の重要性とその発展 |
3 | スケールアップ技術の進歩:酸素供給と溶存炭酸ガス脱離 |
4 | おわりに |
2節 | 精製技術の進歩 <広田 潔憲/巌倉 正寛> |
1 | はじめに |
2 | 抗体の精製プロセスを構築する技術要素 |
3 | 物質分離(クロマト分離)モデル |
4 | 3 ステップ精製 |
5 | 少量(微量)精製 |
6 | 大量精製─連続クロマト |
7 | アフィニティ精製:担体の進歩 |
8 | シングルユーステクノロジー |
9 | おわりに |
3節 | 製造プロセスの進歩<稲川 淳一> |
1 | はじめに |
2 | 抗体医薬製造技術 |
3 | プラットフォームアプローチの利用 |
4 | 抗体精製ステップ削減による効率化の試み |
5 | ディスポーサブル機器の使用 |
6 | おわりに |
4節 | 品質管理技術 <岡村 元義> |
1 | 抗体医薬の品質保証とは |
2 | 工程管理と規格試験 |
3 | 試験法の開発 |
4 | パラメトリックリリースとプロセス・アナリティカル・テクノロジー(Process Analytical Technology ; PAT)/5 多様性の評価法 |
5節 | 製剤 <山ア 忠男> |
1 | 基本製剤設計 |
2 | 特徴的な物理化学的性質 |
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抗体応用技術T-疾患概論 |
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第1章 | 自己免疫疾患 |
1節 | 関節リウマチ <亀田 秀人/竹内 勤> |
1 | 関節リウマチと従来の低分子抗リウマチ薬 |
2 | 初期の抗体療法の明暗 |
3 | TNF 阻害製剤によるパラダイムシフト |
4 | 新規標的に対する生物学的製剤の展望 |
2節 | 全身性エリテマトーデス(SLE) <田中 良哉> |
1 | はじめに |
2 | SLE の疫学 |
3 | SLE の病態 |
4 | SLE の臨床所見 |
5 | 診断と疾患活動性の評価 |
6 | SLE の治療方針 |
7 | おわりに |
3節 | 若年性特発性関節炎 <武井 修治> |
1 | はじめに |
2 | JIA とは |
3 | 抗体製剤の適応と選択 |
4 | 関節型JIA に対する抗体療法の実際 |
5 | 全身型JIA に対する抗体療法の実際 |
4節 | 炎症性腸疾患 <三好 潤/松岡 克善/日比 紀文> |
1 | はじめに |
2 | 本邦における炎症性腸疾患 |
3 | 炎症性腸疾患の病因と病態 |
4 | 潰瘍性大腸炎の臨床 |
5 | クローン病の臨床 |
6 | 炎症性腸疾患における抗体療法 |
7 | 炎症性腸疾患における抗体療法の課題 |
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8 | おわりに |
第2章 | アレルギー疾患 |
1節 | 気管支喘息 <大田 健> |
1 | はじめに |
2 | 喘息の病態に関連する分子 |
3 | 生物製剤による抗体療法の現状と展望/4 おわりに |
2節 | アレルギー性鼻炎<後藤 穣/大久保公裕> |
1 | はじめに |
2 | アレルギー性鼻炎の病態 |
3 | 治療法 |
4 | 抗IgE 抗体療法の可能性/5 今後の展望 |
3節 | アトピー性皮膚炎 <濱口 儒人> |
1 | はじめに |
2 | アトピー性皮膚炎の症状 |
3 | アトピー性皮膚炎の病因・病態 |
4 | これまでに開発された,あるいは試みられた抗体療法 |
5 | 生物学的製剤の課題 |
4節 | 食物アレルギー<柘植 郁哉> |
1 | 定義 |
2 | 臨床型分類・症状 |
3 | 疫学 |
4 | 病因 |
5 | 診断 |
6 | 治療 |
7 | 食物アレルギーに対する抗体療法の現状と可能性 |
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抗体応用技術U-医薬品開発 |
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第1章 | 抗体医薬品開発の現状と展望─ 総論 <角田 浩行/岡部 尚文> |
1 | はじめに |
2 | 抗体医薬品開発の歴史〜マウス抗体からヒト抗体への変遷〜 |
3 | 抗体医薬品の市場動向 |
4 | 抗体医薬品の承認状況と薬効メカニズム |
5 | 抗体医薬品の製造技術/6 高機能抗体創製のための技術開発 |
7 | おわりに |
第2章 | がん疾患治療用の次世代抗体医薬品 <石田 高司/伊藤 旭> |
1節 | 血液腫瘍の開発と現状 <石田 高司/伊藤 旭> |
1 | はじめに |
2 | 抗体療法の歴史 |
3 | 本邦における造血器腫瘍に対する抗体療法の現状/4 造血器腫瘍に対する新規抗体薬剤 |
5 | おわりに |
2節 | Antibody Drug Conjugate <齋藤 幹良> |
1 | はじめに |
2 | 標的抗原の選択 |
3 | 薬剤 |
4 | リンカー技術 |
5 | コンジュゲート技術/6 ADC の臨床開発動向 |
7 | 結語 |
3節 | ADCC 活性増強抗体<石黒 敬弘> |
1 | はじめに |
2 | がんに対する抗体医薬の作用機序としてのADCC |
3 | ADCC 活性増強技術の概要 |
4 | ADCC 活性増強効果を外挿する動物モデル |
5 | 臨床応用に向けて |
6 | ADCC活性増強技術を適用した抗体医薬の臨床開発状況 |
4節 | T 細胞リクルート抗体 <根津 淳一> |
1 | T 細胞リクルート抗体(TR 抗体)のメカニズム |
2 | 初期のTR 抗体 |
3 | Triomab の成功/4 Triomab の問題点 |
5 | BiTE の出現と成功 |
6 | 低分子型TR 抗体の可能性 |
7 | 今後の展望 |
第3章 | 自己免疫疾患治療用の次世代抗体医薬品 |
1節 | Cimzia® ─PEG 化修飾Fab′断片 <酒巻 善春> |
1 | PEG 化について |
2 | セルトリズマブ ペゴル |
3 | おわりに |
2節 | ゴリムマブ(シンポニー®)─次世代抗TNFα 抗体 <村上 善紀/藤井 秀二> |
1 | はじめに |
2 | ヒト型抗体ゴリムマブの特徴 |
3 | ゴリムマブの用法・用量 |
4 | 抗薬物抗体 |
5 | 既存のTNF 阻害薬と同様の安全性プロファイル |
6 | 長期治療にも適した薬剤 |
3節 | SA237─次世代抗IL─6 受容体抗体 <井川 智之> |
1 | 抗IL─ 6 受容体抗体による関節リウマチの治療効果と次世代抗体の必要性 |
2 | 抗体リサイクル技術のコンセプトと次世代トシリズマブへの応用 |
3 | pH 依存的にIL─ 6 受容体に結合するpH 依存的結合トシリズマブの作製 |
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4 | TCZ およびPH─TCZ のノーマルマウスにおける血漿中抗体濃度推移/5 TCZ およびPH─TCZ のヒト膜型IL─ 6 受容体発現マウスにおける血漿中抗体濃度推移 |
6 | TCZ およびPH─TCZ のヒト可溶型IL─ 6 受容体持続注入マウスモデル投与時におけるヒト可溶型IL─ 6 受容体漿中濃度推移 |
7 | カニクイザルを用いたpH 依存的結合抗IL─ 6 受容体抗体のPK/PD 評価 |
8 | SA237:抗体リサイクル技術を適用した次世代抗IL─6 受容体抗体 |
第4章 | ラジオアイソトープ標識抗体 |
1節 | 治療用RI 標識抗体の開発 <須藤 幸夫> |
1 | はじめに |
2 | 抗体医薬開発の歴史 |
3 | RI 標識抗体の開発技術 |
4 | プレターゲティング法 |
5 | 結語 |
2節 | PET 装置による分子イメージングと放射免疫療法の開発 <百瀬 敏光> |
1 | はじめに |
2 | PET によるがん分子イメージングの展開 |
3 | RI 標識高分子化合物による分子標的イメージングのストラテジー |
4 | Robo1 を標的とした分子イメージング |
5 | イムノPET からRIT へ |
6 | おわりに |
3節 | ラジオアイソトープによるモノクローナル抗体の標識 <荒井 拓也/百瀬 敏光> |
1 | モノクローナル抗体の標識に用いられるラジオアイソトープ |
2 | ラジオアイソトープ標識モノクローナル抗体の合成 |
4節 | PET/SPECT を用いたin vivo イメージング技術 <北田 孝幸/百瀬 敏光> |
第5章 | コンピュテーショナルアプローチを用いた抗体設計 |
1節 | 分子動力学を用いたシミュレーション <藤谷 秀章> |
1 | タンパク質のたたみ込みとコンピュータ |
2 | 分子力場 |
3 | 抗体の分子動力学 |
4 | 結合自由エネルギー計算 |
2節 | 抗体を用いた膜タンパク質の結晶構造解析 <日野 智也/岩田 想/村田 武士> |
1 | はじめに |
2 | 抗体を利用した膜タンパク質の結晶化法 |
3 | ヒト由来アデノシンA2a 受容体と抗体の共結晶構造解析 |
4 | おわりに |
第6章 | 抗体医薬の現状と個別化医療 がん領域抗体医薬の現状と個別化医療 <大内 香> |
1 | はじめに |
2 | 抗体医薬の臨床応用の現状 |
3 | 血液がんに対する抗体医薬 |
4 | 固形がんに対する抗体医薬 |
5 | 抗体医薬と個別化医療 |
6 | 抗体医薬と個別化医療の今後の展望/7 おわりに |
第7章 | 眼科領域における抗VEGF(血管内皮増殖因子)療法 アプタマー創薬,抗体医薬品から次世代タンパク製剤まで <石田 晋> |
1 | 眼科疾患と抗VEGF 療法〜オーバービュー〜 |
2 | 抗VEGF 療法の基礎知識 |
3 | 抗VEGF療法の臨床試験 |
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抗体応用技術V-検査・診断 |
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第1章 | 抗体検査の現況─ 総論 |
1節 | イムノアッセイ法の変遷と最新技術 <前川 真人> |
1 | はじめに |
2 | イムノアッセイ法の変遷 |
3 | ラテックス免疫比濁法の進歩 |
4 | 高感度なホモジニアスアッセイ法 |
5 | マイクロチップ電気泳動を用いたイムノアッセイ─全自動蛍光免疫測定装置ミュータスワコーi30 |
6 | 多項目同時測定 |
7 | おわりに |
2節 | イムノクロマトグラフィによるPOCT <桑 克彦> |
1 | はじめに |
2 | イムノクロマトグラフィ |
3 | POCT |
3節 | イムノアッセイにおけるピットフォール <藤田 清貴/亀子 文子> |
1 | はじめに |
2 | ピットフォールはどのようなものに起因するのか |
3 | 最後に |
4節 | フローサイトメトリー─原理と臨床応用 <東 克巳> |
1 | はじめに |
2 | 測定原理 |
3 | フローサイトメトリーの臨床応用 |
4 | おわりに |
5節 | アレイを用いた自己抗体解析 <五島 直樹> |
1 | 自己抗体のモニタリングの重要性 |
2 | ヒトタンパク質発現リソース(HUPEX)の構築/3 インビトロプロテオームの発現 |
4 | プロテインアクティブアレイの開発 |
5 | がん患者血清中の自己抗体プロファイリング |
6 | 自己抗体プロファイリングの応用 |
第2章 | 抗体検査の現況─ 各論 |
1節 | 膠原病における自己抗体検査 <倉沢 和宏> |
1 | はじめに |
2 | 膠原病における自己抗体の特徴 |
3 | 膠原病における自己抗体の分類/4 膠原病診療における自己抗体検査の意義 |
5 | 膠原病診療で測定される自己抗体 |
6 | 自己抗体検査の課題 |
7 | おわりに |
2節 | 関節リウマチにおける自己抗体検査 <崎 芳成> |
1 | はじめに |
2 | RA の診断に有用な自己抗体 |
3 | 抗CCP 抗体およびRF と治療反応性/4 除外診断と自己抗体 |
5 | おわりに |
3節 | 神経・筋疾患における自己抗体検査 <澤井 摂/桑原 聡/野村 文夫> |
1 | はじめに |
2 | 抗ガングリオシド抗体(IgG 抗GM1 抗体,IgG 抗GQ1b 抗体) |
3 | 抗アセチルコリンレセプター抗体(抗AChR 抗体) |
4 | 抗aquaporin 4(AQP4)抗体 |
4節 | 内分泌・代謝疾患における自己抗体検査 <奈良 誠人/村上 正巳> |
1 | TSH 受容体抗体(TRAb) |
2 | 抗サイログロブリン抗体(TgAb) |
3 | 抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体(TPOAb) |
4 | 抗インスリン受容体抗体 |
5 | 抗GAD(glutamic acid decarboxylase)抗体 |
6 | 抗IA─ 2(insulinoma associated antigen─ 2)抗体 |
7 | 抗インスリン抗体 |
8 | 抗膵島細胞質抗体 |
9 | 抗副腎皮質抗体 |
5節 | 血液疾患における自己抗体検査 <野村 昌作/藤田 真也> |
1 | はじめに |
2 | 抗赤血球自己抗体 |
3 | 抗白血球抗体 |
4 | 抗血小板抗体 |
5 | おわりに |
6節 | 消化器・肝胆膵疾患における自己抗体検査 <銭谷 幹男> |
1 | はじめに |
2 | 自己免疫性胃炎─悪性貧血(pernicious anemia)─ |
3 | 潰瘍性大腸炎(UC)/4 自己免疫性肝炎(AIH) |
5 | 原発性胆汁性肝硬変(PBC) |
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6 | 原発性硬化性胆管炎(PSC)/7 自己免疫性膵炎(AIP) |
8 | おわりに |
7節 | 悪性腫瘍における血清中自己p53 抗体検査<島田 英昭/谷島 聡/大嶋 陽幸/小池 淳一/名波 竜規> |
1 | 緒言 |
2 | 検査の目的 |
3 | 測定方法 |
4 | 試料の採取方法・保存条件 |
5 | 基準値 |
6 | 生理的変動(測定に影響を及ぼす因子) |
7 | 臨床的意義 |
8 | 結語 |
8節 | 輸血における不規則抗体検査 <石丸 健/佐藤進一郎/池田 久實> |
1 | はじめに |
2 | 不規則抗体の臨床的意義 |
3 | 不規則抗体検査の方法と検査の進め方/4 不規則抗体検査の自動化 |
9節 | アレルゲン検索のための抗体検査 <伊藤 浩明> |
1 | はじめに |
2 | アレルゲン特異的IgE 抗体検査 |
3 | 特異的IgE 抗体検査の応用技術/4 機能的なアレルゲン検査 |
5 | 特異的IgE 抗体以外のアレルギー関連検査 |
6 | まとめ10 節 感染症の抗原・抗体検査 |
@ | ウイルス感染症 <佐藤 武幸> |
1 | はじめに |
2 | ヘルペスウイルス |
3 | レトロウイルス |
4 | ヒトパピローマウイルス(human papillomavirus ; HPV) |
5 | インフルエンザ |
6 | アデノウイルス |
7 | 主に消化器に感染するウイルス |
8 | その他のウイルス |
A | ウイルス性肝炎<野村 文夫> |
1 | はじめに |
2 | 肝炎ウイルスとは |
3 | 肝炎ウイルスマーカー |
B | クラミジア感染症,マイコプラズマ感染症 <松本 哲哉> |
1 | クラミジア感染症 |
2 | マイコプラズマ感染症 |
C | 細菌感染症<石和田稔彦> |
1 | はじめに |
2 | A 群レンサ球菌感染症 |
3 | B 群レンサ球菌感染症 |
4 | 肺炎球菌感染症/5 インフルエンザ菌感染症 |
6 | 百日咳 |
7 | エルシニア症 |
8 | ヘリコバクター・ピロリ感染症 |
9 | 髄膜炎菌感染症 |
10 | バルトネラ症 |
11 | おわりに |
D | 真菌感染症 <亀井 克彦/渡辺 哲> |
1 | 真菌症とその診断法の現状 |
2 | アスペルギルス症 |
3 | カンジダ症 |
4 | クリプトコッカス症 |
5 | その他:輸入真菌症など |
6 | おわりに |
E | 寄生虫感染症 <春木 宏介> |
1 | はじめに |
2 | 蠕虫における抗原・抗体検査 |
3 | 原虫における抗原・抗体検査 |
4 | 各原虫疾患におけるイムノクロマト検査 |
5 | まとめ |
第3章 | 抗体検査─ 動物(現況) |
1節 | 総論 <竹原 一明> |
1 | はじめに |
2 | 自然感染個体とワクチン接種個体との識別 |
3 | 産業用動物(ウシ,ブタ,ニワトリ,ウマ,魚)と愛玩動物(イヌ,ネコ,ミンク,鳥)のワクチンおよび診断薬 |
4 | まとめ |
第4章 | コンパニオン診断 <神原 由季> |
1 | はじめに |
2 | 個別化医療におけるコンパニオン診断の重要性 |
3 | 乳がんにおける分子標的治療とコンパニオン診断 |
4 | その他のがんにおけるコンパニオン診断 |
5 | コンパニオン診断の現状と展望 |
6 | おわりに |
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抗体医薬品の承認申請 |
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第1章 | 抗体医薬品のCTD,CMC の申請 <岸 圭介> |
1 | はじめに |
2 | 医薬品開発段階におけるCTD のCMC パートの準備 |
3 | CMC の承認申請資料の作成 |
4 | おわりに |
第2章 | 抗体医薬品における品質評価の視点 <川崎 ナナ> |
1 | はじめに |
2 | 特性 |
3 | 製造 |
4 | 原薬の管理 |
5 | おわりに |
第3章 | バイオ医薬品の薬事申請とレギュラトリーサイエンス<川上 浩司> |
1 | バイオ医薬品の薬事申請の枠組み |
2 | IND 申請の実際 |
3 | 医薬品分野におけるレギュラトリーサイエンスの振興の重要性 |
4 | 米国における医薬品行政の歴史 |
5 | 研究開発におけるレギュラトリーサイエンス |
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6 | レギュラトリーサイエンスに関わる米国FDA の最近の動向 |
第4章 | バイオ医薬品の薬事申請と国内情勢 < 戸 照世> |
1 | はじめに |
2 | モノクローナル抗体医薬品の承認状況について |
3 | モノクローナル抗体分子の種類 |
4 | モノクローナル抗体医薬品の効能・効果 |
5 | 投与したモノクローナル抗体に対する抗体の発現 |
6 | 国際共同治験 |
7 | 国内外における差異 |
8 | 抗原が過剰発現/陽性であること |
9 | 製造販売後について |
10 | バイオ後続品 |
第5章 | バイオ後続品の今後の動向 <山口 照英> |
1 | はじめに |
2 | バイオ後続品の動向 |
3 | モノクローナル抗体バイオ後続品 |
4 | 最後に |
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ニワトリ卵黄免疫グロブリン(Immunoglobulin Yolk : IgY)の産業への利用 |
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第1章 | 概論<児玉 義勝> |
1 | はじめに |
2 | 製品開発のコンセプト |
3 | 産業利用におけるIgY の優位性 |
4 | IgY とウシIgG の抗原結合力の比較 |
5 | IgY の消化管における安定性 |
第2章 | IgY のエアフィルターへの応用 <並木 秀男/小澤 智/児玉 義勝> |
1 | はじめに |
2 | バイオフィルターのメカニズム |
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3 | IgY を空気質フィルターに応用する問題点と解決策 |
4 | バイオフィルターの性能評価 |
第3章 | 機能性食品への応用と可能性 <児玉 義勝> |
1 | はじめに |
2 | 抗ウレアーゼIgY の開発 |
3 | 抗グルコシルトランスフェラーゼIgY の開発/4 抗ジンジパインIgY の開発 |
第4章 | 今後の展望 <児玉 義勝/並木 秀男/小澤 智> |
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●索引
●デジふろ※web動画
1.疾患・抗体マップ
2.モノクローナル抗体細胞融合法
A.脾臓細胞の調整
B.ミエローマ細胞の調整
C.脾臓細胞とミエローマ細胞の融合
※「デジふろ」=デジタル付録
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