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〜事例から学ぶ〜外科材料への応用を目的とした原料の開発と作製/加工/評価 |
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第1節 | 腹膜癒着抑制架橋ハイドロゲルの開発 |
1. | ヒアルロン酸を素材とした癒着防止用ハイドロゲル |
2. | IntergelR |
3. | ACP TM (Autocrosslinked Hyaluronan Gel) |
4. | CarbylanTM-SX (ジスルフィド形成反応/マイケル付加反応を用いたin situ架橋ヒアルロン酸ゲル) |
5. | HAX(シッフ塩基形成反応を用いたin situ架橋ヒアルロン酸ゲル) |
6. | 酵素架橋・イオン架橋in situ架橋ヒアルロン酸ゲル |
7. | まとめ |
第2節 | 医療応用を目的とした癒着防止ナノ絆創膏の可能性 |
1. | ナノ絆創膏の作製 |
2. | ナノ絆創膏の強い接着性と癒着防止効果の発現メカニズム |
3. | ナノ絆創膏の被覆閉鎖治療時に見つかった癒着防止効果 |
4. | ナノ絆創膏によるヘルニアメッシュ固定と腹腔内癒着防止効果 |
5. | 腸管癒着防止ナノ絆創膏の開発 |
第3節 | ヒアルロン酸とコラーゲンを基材とした組織癒着防止材の開発 |
1. | 創傷治癒の機序 |
1.1 | 一次治癒と二次治癒 |
1.2 | 創傷治癒の各過程 |
1.2.1 | 血液凝固 |
1.2.2 | 炎症過程 |
1.2.3 | 増殖過程 |
1.2.4 | 表皮化 |
2. | 組織癒着発生の機序 |
3. | 組織癒着防止材の従来の材料設計 |
3.1 | 組織癒着に伴う合併症 |
3.2 | 既存の組織癒着防止材 |
4. | 組織癒着防止材の新規の材料設計 |
4.1 | ヒアルロン酸の特性 |
4.2 | コラーゲンの特性 |
4.3 | 上皮成長因子(EGF)の特性 |
4.4 | 新規の材料設計 |
5. | ヒアルロン酸とコラーゲンを基材とした組織癒着防止材 |
5.1 | 組織癒着防止材の作製方法 |
5.2 | 培養真皮を用いた組織間モデル培養実験 |
5.3 | SDラット腹膜損傷部位における癒着防止効果の検討 |
第4節 | 多糖複合フィルムの癒着防止材としての可能性 |
1. | バイオマテリアルとしてのフィルム材料 |
2. | 多糖複合フィルムの作製と基礎物性 |
2.1 | フィルムの作製 |
2.2 | フィルムの構造および材料特性 |
3. | 多糖複合フィルムの生体材料としての機能と癒着防止材への応用可能性 |
3.1 | フィルムの物質担持,徐放能 |
3.2 | フィルムの物質透過能 |
3.3 | フィルムの細胞足場材料としての機能 |
3.4 | フィルムの生分解性 |
3.5 | フィルムの癒着防止材としての可能性 |
第5節 | 臓器表面体液と接触しゲル化するヒアルロン酸誘導体溶液の術後癒着防止材としての評価 |
1. | ヒアルロン酸 |
2. | ゲル化の機構 |
3. | ゲル形成速度,生分解性とゲル強度 |
4. | 癒着阻止機能 |
第6節 | ケモカインと腹腔マクロファージをターゲットとした腹膜癒着の予防 |
1. | 腹膜癒着の機構 |
2. | 腹腔マクロファージトラフィックとその活性化 |
3. | 中皮細胞と腹腔マクロファージの相互作用 |
4. | 腹腔マクロファージ特異的なケモカインシグナルは,サイトカイン産生も増幅する |
5. | CCR8阻害剤とその効果 |
6. | ヒトにおける術中サイトカイン及びケモカイン産生について |
第7節 | ポリ乳酸系ポリマーを素材にした取り扱い性に優れた癒着防止材の開発 |
1. | 膜状抗癒着材に必要な条件 |
2. | 現行販売品 |
3. | 新しい抗癒着材の開発 |
3.1 | 腹腔内での取り扱い性 |
3.2 | プルランによる膜性の抗癒着材 |
3.3 | ポリ乳酸系ポリマーの使用 |
4. | ポリ乳酸系ポリマーコーテイングプルラン膜 |
4.1 | nDM14R |
4.2 | 抗癒着シート材の取り扱い性 |
4.3 | 耐水性の検討 |
4.4 | 密着性の検討 |
4.5 | 貼り直し可能回数 |
5. | 抗癒着効果の実験 |
5.1 | 盲腸癒着モデル |
5.2 | 他の癒着モデル |
6. | 臨床応用への期待と課題 |
第8節 | ナノコンポジット型ヒドロゲルの特性と医療材料としての可能性 |
1. | ナノコンポジットゲルの合成と形状自由性 |
2. | ナノコンポジットゲルの力学物性、構造および機能性 |
2.1 | 力学物性 |
2.2 | ネットワーク構造 |
2.3 | 機能性 |
3. | ナノコンポジットゲルの生体適合性および医療材料としての可能性 |
3.1 | 細胞培養/剥離性 |
3.2 | 生体適合性(安全性) |
3.3 | 医療用途可能性(創傷被覆材、癒着防止材、他) |
第9節 | 「癒着防止効果」と「止血機能」を有する生体接着性ゲルの開発 |
1. | 新しい組織接着材料のニーズ |
2. | 組織接着性癒着防止材,止血材材料に求められる性質 |
3. | 合成高分子からなる組織接着材料 −PAA/PVP 水素結合ゲル− |
3.1 | 粘膜接着性高分子PAAを用いた組織接着性の高分子ゲル材料 |
3.2 | 水に膨潤するPAA/PVP水素結合ゲルの開発 |
3.3 | 膨潤性PAA/PVP水素結合ゲルの組織接着性 |
3.4 | 膨潤性PAA/PVP 水素結合ゲルの生体内での溶解性 |
3.5 | 膨潤性PAA/PVP 水素結合ゲルの癒着防止機能 |
3.6 | 膨潤性PAA/PVP 水素結合ゲルの止血機能 |
4. | 膨潤性PAA/PVP 水素結合ゲルの臨床応用 −局所止血材としての利用− |
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4.1 | 人工透析後の処置 |
4.2 | 抜歯後の止血 |
4.3 | 痛みの緩和と治癒の促進 |
第10節 | フィルムを活用した癒着防止剤の開発 |
1. | 術後の癒着 |
2. | 生体の止血反応 |
3. | 癒着のメカニズム |
3.1 | 組織間癒着のメカニズム |
3.2 | 高分子素材との癒着メカニズム |
4. | 癒着を抑えるための手段 |
1. | 生体適合性高分子の概要 |
2. | 生分解性高分子 |
2.1 | 生分解性天然高分子 |
2.2 | 合成生分解高分子 |
3. | 癒着防止材に求められる膜としての役割 |
3.1 | 細胞の接着・浸潤と膜の性質 |
3.2 | 生体内分解吸収性高分子材料の創製 |
第11節 | セプラフィルム開発秘話 〜 今だから明かされる開発・成長の経緯 |
1. | 開発の経緯において最も重要なこと |
2. | Genzyme社の成長戦略 |
3. | Genzyme Biosurgeryの誕生 |
4. | 臨床試験の現実性と優先市場の決定 |
5. | 安全性の肝は吸収速度 |
6. | 癒着モデル系の構築と有用性の確立 |
7. | 婦人科手術をターゲットにした臨床試験 |
8. | 腹部手術をターゲットにした臨床試験 |
9. | 承認審査〜米国では優先指定品目に選定 |
10. | 日本におけるセプラフィルムの承認申請 |
11. | セプラフィルムの保険償還 〜 特定保険医療材料へ |
12. | 望ましい癒着防止材の形状とは? |
第12節 | LYDEX開発の経緯および調製・配合と応用展望 |
1. | Lydex開発経緯 |
第13節 | グルコン酸修飾キトサン/ポリビニルアルコールクライオゲルの作製および創傷治療への応用 |
1. | キトサン/PVA混合クライオゲル |
2. | キトサンクライオゲルの高温・高圧滅菌処理 |
第14節 | 生体機能材料としての羊膜と被覆材への応用展望 |
1. | 羊膜の臨床利用の歴史 |
2. | 羊膜の構造と由来 |
第15節 | 濡れても剥がれにくい皮膚接合用テープの開発 |
1. | 皮膚縫合の方法 |
2. | 皮膚接合用テープに求められる機能 |
3. | ファスナートTMの構成及び機能 |
3.1 | ファスナートTMの構成について |
3.2 | 創閉鎖に必要な強度の実現 |
3.3 | 高い付着性の実現 |
3.4 | 貼り心地の良さを実現 |
3.5 | 使いやすさの追求 |
第16節 | 歯質(象牙質)接着における樹脂含浸層の役割と歯科用接着材の発展 |
1. | 歯質への接着メカニズム |
2. | 樹脂含浸層 |
3. | 歯科用接着材 |
3.1 | ウェットボンディング接着システム |
3.2 | セルフエッチング接着システム |
4. | 接着性モノマーの発展 |
5. | セルフエッチング接着システムの発展 |
第17節 | 接着に関わるハイドロゲル材料の性質について |
1. | ゲルとは何か? |
1.1 | 高分子と分子鎖間架橋の種類 |
1.2 | 分子鎖間の架橋に働く力 |
1.3 | ゲルのマクロな物性 |
2. | 医療用接着剤などに必要な材料の性質 |
2.1 | 材料の種類と架橋反応の種類 |
2.2 | 用途の種類とその要件 |
3. | 接着の原理 |
3.1 | 接着と剥離 |
3.2 | 材料の弾性と粘性 |
4. | 濡れ易さと接着 |
4.1 | 表面張力と表面自由エネルギー |
4.2 | 接着の強さを決める因子 |
5. | 生物に学ぶ接着や固定の原理など |
5.1 | マクロなスケールでの接着・固定の仕組み |
5.2 | ミクロなスケールでの接着・固定の仕組み |
第18節 | 優れた物性を有したシーラント材の開発とその評価 |
1. | 模擬裂溝の作製 |
2. | 試作シーラント材 |
3. | 模擬裂溝への侵入深さ |
3.1 | 方法 |
3.2 | 結果 |
4. | 粘度の測定 |
4.1 | 方法 |
4.2 | 結果 |
5.1 | 方法 |
5.2 | 結果 |
6. | エナメル質に対する接着強さの測定 |
6.1 | 方法 |
6.2 | 結果 |
第19節 | 医療材料として使用する際のコラーゲン/ゼラチンのメリットとリスク管理 |
1. | コラーゲン/ゼラチン |
2. | メリット |
2.1 | 生体親和性および生体吸収性 |
2.2 | 細胞接着性 |
2.3 | 化学修飾 |
2.4 | 加工性 |
3. | リスク管理 |
3.1 | 安全性 |
3.1.1 | 免疫原性・アレルギー |
3.1.2 | エンドトキシン |
3.1.3 | ウイルス |
3.1.4 | 菌・マイコプラズマ |
3.1.5 | 原料とその管理 |
3.2 | 品質安定性 |
4. | レギュレーション |
4.1 | 3局対応(USP/EP/JP) |
第20節 | ポリロタキサン表面の動的特性を活かした細胞機能の調節 |
1. | ポリロタキサン骨格を有する動的表面の構築と水和分子可動性 |
2. | ポリロタキサン表面上におけるタンパク質吸着 |
3. | ポリロタキサン表面上における幹細胞の接着と分化 |
3.1 | 材料の表面特性による幹細胞の機能調節 |
3.2 | 動的ポリロタキサン表面における細胞接着挙動解析 |
3.3 | 動的ポリロタキサン表面における細胞分化特性 |
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〜事例から学ぶ〜デバイスの開発と使用工夫から読み解く製品開発 |
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第1節 | 内視鏡手術を踏まえた癒着防止材の臨床評価と新規癒着防止材搬入デバイス開発の経緯 |
1. | 癒着を生じうる手術時の状況と現在の対応 |
2. | 臨床で使用可能な癒着防止材とその問題点 |
3. | シート状癒着防止材搬入デバイス開発の経緯と工夫 |
4. | 新規癒着防止材に求められる特徴とアウトカム〜臨床試験で有用性をどう評価するか〜 |
第2節 | 新たなPEG造設キット「KCイントロデューサーキット」の使用経験 |
1. | PEGの適応と禁忌 |
2. | PEG造設手技の分類と特徴 |
2-1 | プル/プッシュ法とIntroducer法 |
2-2 | Introducer変法 |
3. | KCイントロデューサーキットの特徴と造設手技 |
3.1 | 可変スライド式ダイレーター |
3.2 | 胃壁固定に抜糸不要の合成吸収糸を採用 |
3.3 | 造設手技 |
4. | 当院での経験症例 |
第3節 | これからの腹腔鏡手術に必要とされる癒着防止材などの外科材料を挿入するデバイスの開発 |
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1. | トルネード法 |
2. | トロックスU D カートリッジ |
3. | Sumrai-D |
第4節 | 滅菌手袋を用いた癒着防止剤(セプラフィルムR)の貼付 |
1. | あぶり実験 |
2. | 手術手技 |
第5節 | Lydexスプレーデバイスの開発と内視鏡下で使用できる癒着防止材開発 |
1. | Lydex粉末新規接着剤の特徴 |
2. | デキストラン/ポリリジンからなる生体内分解吸収性の癒着防止材 |
第6節 | カルチャースワブ法 −簡易イントロデューサーの作り方と求める性能− |
1. | 癒着予防のエビデンス |
2. | ヒアルロン酸膜の腹腔内搬入方法 |
3. | カルチャースワブ法 |
3.1 | 物品の準備 |
3.2 | イントロデューサーの作成 |
3.3 | セプラフィルムの挿入準備 |
3.4 | セプラフィルム挿入&貼付 |
4. | 求められる性能 |
5. | 手技別のメリット・デメリット |
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外科材料・原料の各種評価と試験 |
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第1節 | ゼラチン性癒着防止材の特性と有効性・安全性評価 −熱架橋ゼラチンフィルムの開発とその応用− |
1. | 術後癒着と癒着防止材の開発の経緯 |
2. | ゼラチンの材料特性とゼラチン性癒着防止材の開発 |
2.1 | ゼラチンの原料と製造法 |
2.2 | ゼラチンフィルムの作成と熱架橋 |
3. | 熱架橋ゼラチンフィルムの特性と有効性・安全性試験 |
4. | 熱架橋ゼラチンフィルムの応用 |
第2節 | 疎水化ゼラチンの材料特性と非臨床試験評価 |
1. | 湿潤組織接着性付与のための材料設計 |
1.1 | ゼラチンを疎水化することによる湿潤環境接着性の付与 |
1.2 | 疎水化ブタ皮膚由来ゼラチンシーラントの軟組織接着メカニズム |
1.3 | 疎水化ゼラチンシーラントの定量的生体親和性評価 |
2. | 臨床使用に向けた材料チューニングと特性評価 |
2.1 | 臨床ニーズを踏まえたゼラチン種の選択 |
2.2 | 疎水化タラゼラチンシーラントの血管に対する耐圧強度 |
2.3 | 疎水化タラゼラチンシーラントの生体吸収性 |
第3節 | 〜医療用接着剤開発での〜食品添加物の材料特性と非臨床・臨床試験の評価 |
1. | 安全性と機能性に優れた新規医療用接着剤 |
1.1 | フィブリン糊とその問題点 |
1.2 | 新しい医療用接着剤の必要性 |
1.3 | 食品添加物をベース素材とする |
1.4 | LYDEXの物性 |
1.5 | 安全性 |
2. | LYDEXの医療応用例 |
2.1 | 呼吸器外科での応用 |
2.2 | LYDEXの止血防止効果(部分肝切除時の切除部位からのoozing止め) |
3. | LYDEXの感染予防,抗菌効果 |
4. | 今後の可能性 |
第4節 | 癒着防止材などで求められる生物学的安全性評価 |
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1. | 生物学的安全性評価で考慮すべき評価項目 |
2. | 生物学的安全性試験における日本の特徴 |
2.1 | 細胞毒性試験 |
2.2 | 感作性試験 |
2.3 | 遺伝毒性試験 |
3. | その他の生物学的安全性評価項目 |
3.1 | 考慮すべき評価項目に掲げられているその他の生物学的安全性評価項目 |
3.1.1 | 埋植試験 |
3.1.2 | 刺激性/皮内反応試験 |
3.1.3 | 全身毒性試験 |
3.1.4 | 発熱性物質試験 |
3.1.5 | 血液適合性試験 |
3.2 | その他の生物学的安全性評価項目 |
第5節 | 医療材料における安全性試験の評価・チェックのポイント |
1. | 医療機器の生物学的安全性評価の基本的な考え方 |
1.1 | 用語の説明 |
1.2 | 医療機器の生物学的安全性評価の基本的な考え方 |
2. | 医療材料における安全性試験実施上のポイント・留意点 |
2.1 | 共通する安全性試験実施上の留意点 |
2.2 | 生物学的安全性評価の原則 |
2.3 | 評価項目の選択 |
3. | 生物学的安全性各試験の目的と実施上のポイント・留意点 |
3.1 | 細胞毒性試験 |
3.2 | 感作性試験 |
3.3 | 刺激性試験 |
3.4 | 全身毒性試験 |
3.5 | 遺伝毒性試験 |
3.6 | 埋植試験 |
3.7 | 血液適合性試験 |
3.8 | 発熱性物質試験 |
3.9 | エンドトキシン試験 |
3.10 | 補足的な評価のための試験 |
4. | 医療材料の安全性上・使用上チェックのポイント |
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医療材料の強度・靭性・弾性・組織適合性の向上技術と評価法 |
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1節 | 粘弾性測定による医療用シーラント材料の物性評価について |
1. | 粘弾性体と粘弾性測定装置 |
1.1 | 粘弾性体とは |
1.2 | 粘弾性測定装置 |
2. | 粘弾性測定による評価事例 |
2.1 | 粘弾性測定の概要 |
2.2 | 回転測定によるシーラント材料の流動特性および分散特性の評価 |
2.3 | 動的ひずみ分散測定による分散特性の評価 |
第2節 | 医療用ポリマーの強度・靭性・弾性の向上技術とその評価 |
1. | 医療用ポリマーの高次構造を構成する化学結合種に着目した強度・靭性・弾性の向上技術 |
2. | 医療用ポリマーの組織構造に着目した強度・靭性・弾性の向上技術 |
2.1 | 医療用ポリマーの組織構造に海島構造を持たせる技術 |
2.2 | 医療用ポリマーの海島構造界面の制御 |
3. | 強度・靭性・弾性の評価 |
第3節 | 天然系高分子材料の組織適合性の評価 |
1. | 外科処置に伴う組織修復反応 |
1.1 | 止血反応 |
1.2 | 補体活性化と免疫原性 |
1.3 | 炎症反応と組織修復 |
1.4 | 癒着形成と線溶系の関わり |
2. | 組織適合性の評価方法 |
2.1 | 止血材および組織接着材のin vivo評価モデル |
2.2 | 癒着防止材のin vivo評価モデル |
3. | 代表的な天然系高分子材料 |
3.1 | タンパク質 |
3.2 | 多糖類 |
第4節 | 医療用ポリマーの生体安全性・適合性評価 |
1. | 医用材料の種類 |
1.1 | 金属材料 |
1.2 | セラミックス材料 |
1.3 | ポリマー(高分子)材料 |
2. | 医療用ポリマーの生体安全性 |
3. | 医療用ポリマーの生体適合性 |
第5節 | 医用高分子材料の生体組織への接着性向上技術と応用事例 |
1. | 合成高分子を用いた接着 |
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1.1 | シアノアクリレート系 |
1.2 | ウレタン系 |
1.3 | ポリエチレングリコール系 |
2. | 生体高分子を用いた接着 |
2.1 | フィブリン |
2.2 | 血清アルブミン |
2.3 | ゼラチン |
2.4 | 多糖類(デキストラン,ヒアルロン酸,コンドロイチン硫酸,キトサン,キチン) |
3. | 生体機能模倣材料 |
3.1 | イガイの水中接着模倣 |
4. | 生体構造模倣・制御材料およびナノ材料 |
4.1 | ヤモリの構造模倣 |
4.2 | マイクロニードル構造 |
4.3 | ナノ材料を用いた接着 |
5. | 細胞接着技術 |
5.1 | 分子認識を用いた細胞接着(RGD配列) |
5.2 | 疎水性分子を用いた細胞接着 |
第6節 | 弾性タンパク質「エラスチン」のハイドロゲル化における架橋剤使用のコツ |
1. | 細胞外基質としてのエラスチン |
1.1 | 生体内における存在比率 |
1.2 | エラスチンと弾性繊維 |
2. | 生体材料としてのエラスチン |
2.1 | 水溶性アイソタイプ型エラスチン |
2.2 | 細胞足場用材料・組織代替用材料 |
3. | 化学架橋による水溶性エラスチン原料から不溶性ハイドロゲルへの変換 |
3.1 | 架橋試薬の反応基の種類と反応性 |
3.2 | 架橋法による力学特性の調節 |
4. | 水溶性アイソタイプ型エラスチンの化学架橋実験 |
4.1 | 伸縮性を維持する特殊架橋試薬 |
4.2 | 剛性を増加させる架橋試薬 |
4.3 | 反応性を高める方法 |
4.4 | 伸縮性と剛性の両方を高める混合架橋法 |
第7節 | 生体親和性高分子からなる超薄膜の設計と臓器閉鎖材への応用 |
1. | ポリ乳酸からなる超薄膜の設計 |
1.1 | 超薄膜(1層)の調製法と物性 |
1.2 | 強度が向上する層状超薄膜の調製法と物性 |
2. | 層状超薄膜の臓器閉鎖材への応用 |
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シーラント材・癒着防止材開発における規制対応と保険適用申請 |
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第1節 | 医療機器の国内外法規制を踏まえたシーラント材・癒着防止材の評価基準 |
1. | 医療分野に使用される材料の概要 |
2. | 医療機器包装の法規制 2)3) |
2.1 | 医療機器のクラス分類 |
2.2 | ISOとJISの品質マネジメントシステム ISO 13485(JIS Q 13485:2005) |
2.3 | ISOとJISのリスクマネジメント規格 |
2.4 | 医療機器製造販売承認申請書 |
2.4.1 | 申請様式 |
2.4.2 | 原材料の記載要領 |
3. | 医療機器の滅菌 |
3.1 | ISO及びJIS規格 |
3.2 | 滅菌医療機器包装ガイドラインと通達 |
4. | シーラント材と癒着防止材の評価基準のまとめ |
第2節 | 癒着防止材における製造販売承認申請の要件と記載法 |
1. | 製造販売承認申請の位置づけ |
1.1 | 申請企業から見た位置づけ |
1.2 | 厚労省・PMDAの視点 |
1.3 | 国民・消費者の視点 |
1.4 | 法・QMS的位置づけ |
2. | 製造販売承認申請書が具備すべき要件 |
2.1 | 型式要件の満足 |
2.2 | 承認基準・技術基準等 |
2.3 | 合目的的一貫性 |
2.4 | 論理性・科学性 |
2.5 | 早期承認すべき理由 |
3. | 申請書記載に関する通知類の確認と要求事項 |
4. | 製造販売承認申請書の基本的な記載と要求データ |
4.1 | 製造販売承認申請書の基本構成 |
4.2 | 要求データ |
4.3 | 基本的な記載方法 |
5. | 製造販売承認申請書の効率的記載法 |
5.1 | 設計開発前準備が生命線 |
5.2 | 開発設計管理 |
5.3 | 事業に参加する企業の業態と役割分担 |
5.4 | 量産化について |
6. | 癒着防止材の製造販売承認申請の留意点 |
6.1 | 製品仕様と承認区分 |
6.2 | 「性能,使用目的,効能又は効果」欄の記載 |
6.3 | 臨床試験報告書の添付要否の考え方 |
6.4 | 既存品との同等性を示す資料 |
6.5 | 臨床試験の試験成績に関する資料の取り扱い |
第3節 | 医療用癒着防止材と薬事法 〜薬事法上の取り扱いと手続きについて〜 |
1. | シートを用いた医療の増加 |
1.1 | シート医療の意味 |
1.2 | シートや材料の持つ性質 |
2. | 法規制の仕組み |
2.1 | 医薬品医療機器法の目指すこと |
2.2 | 業と品目 |
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2.3 | 製造販売承認申請 |
3. | 品目の性質とカテゴリー |
3.1 | リスクに基づいた分類 |
3.2 | 一般的名称 |
3.3 | 周辺デバイスも忘れずに |
4. | 品質の構築 |
4.1 | QMSとSTEDの関係 |
4.2 | 品質を確保しやすい製品か |
5. | ビジネスとしての製造販売 |
5.1 | GVPで守るもの |
5.2 | 業態がビジネスの成功を保証するわけではない |
第4節 | 日本当局(PMDA)への承認申請の基本的要件と留意点 |
1. | 製造販売承認申請の仕組み |
1.1 | 製造販売承認申請のプロセス |
1.2 | 科学的な審査をするPMDA |
2. | PMDAは何を見たいのか |
2.1 | 添付資料のためのガイダンス |
2.2 | 相談を活用する |
3. | 開発時点から工夫をする意味 |
3.1 | 開発コンセプトはいつから |
3.2 | ユーザを考えるカギ,基本要件 |
3.3 | 妥当性を検証するということ |
4. | 申請のためのまとめ方 |
4.1 | ピットフォール1 データ紐付け |
4.2 | ピットフォール2 周辺デバイス |
5. | 次のアクションのために |
第5節 | 現在保険適用されている製品と適用に向けた活動事例 |
1. | 概要 |
1.1 | 保険適用のルート |
1.2 | 製造販売業者が提出する保険適用希望書による保険導入(メーカー要望) |
1.3 | 関連する医学系学会による医療技術評価提案書による保険導入(学会要望) |
2. | 医療機器に対する保険適用の取り扱い |
2.1 | 保険適用区分 |
2.2 | 用語の定義と解説 |
2.2.1 | 機能区分 |
2.2.2 | 類似機能区分比較方式 |
2.2.3 | 原価計算方式 |
2.2.4 | 補正加算 |
2.3 | 一対一対応 |
3. | 保険適用希望書 |
3.1 | 申請・記述方針 |
3.1.1 | 鑑 |
3.1.2 | 様式1-1 医療機器保険適用希望資料 |
3.1.3 | 様式1-2 推定患者数及び予測販売数根拠資料 |
3.1.4 | 様式2-2、2-3 類似機能区分及び類似機能区分選定の根拠、類似機能区分がない根拠 |
3.1.5 | 様式3-1,3-2,3-3 補正加算適用の根拠 |
3.1.6 | 医療経済上有用性に関する資料 |
4. | 関連学会との連携 |
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臨床現場(領域毎)の使用現状と今後求められる製品像 |
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第1節 | 消化器外科において求められる製品像 |
1. | 腹腔内癒着の原因 |
2. | 腹腔鏡下手術における癒着防止材の使用 |
3. | 消化管吻合における器械吻合 |
4. | 縫合不全防止に対する自動縫合器の役割 |
5. | 求められる製品像 |
第2節 | 呼吸器外科における使用現状と求められる製品像 |
1. | 気漏 |
1.1 | 気漏の確認方法 |
1.2 | 気漏の分類 |
1.2.1 | 気管支瘻 |
1.2.2 | 肺瘻 |
2. | 気漏閉鎖の現状 |
2.1 | 術中対策 |
2.1.1 | 直接縫合 |
2.1.2 | 縫合補填閉鎖 |
2.1.3 | 組織修復接着剤 |
2.2 | 術後対策 |
2.2.1 | 胸膜癒着療法 |
2.2.2 | 気管支充填術 |
2.2.3 | 再手術 |
3. | 今後求められる製品像 |
第3節 | 形成外科領域における創傷被覆材の使用現状と求められる製品像 |
1. | どんな時に創傷被覆材を用いるか |
2. | 創傷被覆材の種類と適応 |
2.1 | ハイドロコロイド材 |
2.2 | フォーム材 |
2.3 | ファイバー材 |
2.4 | 複合素材の開発 |
3. | 創傷被覆材と外用剤との使い分け |
3.1 | T(壊死付着期)の創傷管理 |
3.2 | I(感染期)の創傷管理 |
3.3 | M(肉芽形成期)の創傷管理 |
3.4 | E(上皮化形成期)の創傷管理 |
4. | 非固着性素材の開発 |
5. | 臨床からみた創傷被覆材の問題点と今後の開発について |
第4節 | 心臓血管外科領域における癒着防止材 |
1. | 心臓血管外科領域における癒着と再手術 |
1.1 | 外科領域における癒着の機序と弊害 |
1.2 | 心臓血管外科領域における癒着と再手術のリスク |
2. | 心臓血管外科領域における止血材と癒着 |
3. | 心臓血管外科領域における癒着防止材の臨床使用状況 |
3.1 | 心臓血管外科領域における癒着対策 |
3.2 | 心臓血管外科領域における癒着防止材の種類と使用状況 |
4. | 新しい癒着防止材の開発における留意点と可能性 |
第5節 | 心臓血管外科領域での使用現状と求められる製品像 |
1. | 手術用シーラント材 |
2. | 手術用癒着防止材 |
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第6節 | 産婦人科における使用現状と求められる製品像 |
1. | 産婦人科手術後癒着 |
1.1 | 産婦人科術後癒着の状況 |
1.2 | 産婦人科手術の状況 |
1.3 | 帝王切開術後の癒着 |
2. | 癒着防止の方法 |
2.1 | 癒着防止の一般的方法 |
2.2 | 帝王切開術での癒着防止の工夫 |
2.3 | 帝王切開術における子宮筋層縫合 |
2.4 | 帝王切開術における腹膜縫合 |
2.5 | 帝王切開術における手術の工夫 |
2.6 | 癒着防止の試み |
3. | 癒着防止用バリア |
3.1 | 癒着防止用バリアの現状 |
3.2 | Seprafilm(セプラフィルム) |
3.3 | Interceed(インターシード) |
3.4 | 帝王切開術における癒着防止用バリアの有用性 |
4. | 求められる癒着防止用バリアの製品像 |
第7節 | 肝胆膵外科領域で臨床医が求めるシーラント,癒着防止材 |
1. | 消化器手術の実際 |
2. | 肝胆膵領域・肝胆膵外科の特徴 |
3. | 肝胆膵外科分野でシーラント材が活用できる部位とは |
3.1 | 肝切除後の切離面 |
3.2 | 膵切除後の切離面 |
3.3 | 消化管切除吻合後の吻合部 |
3.4 | リンパ節郭清や剥離後の剥離面 |
3.5 | 手術創部直下 |
4. | 肝胆膵外科領域で外科医が求める素材・シーラント材とは? |
第8節 | 整形外科における使用現状と求められる製品像 |
1. | 脊椎外科領域 |
1.1 | 硬膜・くも膜の損傷・欠損に対する修復材料 |
1.2 | 硬膜周囲の癒着や瘢痕形成予防材料 |
2. | 手の外科領域 |
2.1 | 末梢神経の癒着と予防材料 |
2.2 | 腱癒着と予防材料 |
第9節 | 癒着防止材の開発の経緯と使用の工夫 |
1. | 開発の経緯 |
2. | 癒着防止材各種 |
2.1 | Seprafilm |
2.2 | Interceed R |
第10節 | 腹腔鏡手術を踏まえた癒着防止材の臨床ニーズ |
1. | 創傷治癒と癒着のメカニズム |
2. | 腸閉塞(イレウス)の分類と治療 |
3. | 癒着防止材について |
4. | 本邦における腹腔鏡手術の動向 |
5. | 腹腔鏡手術における癒着防止材の使用 |
6. | 腹腔鏡手術に対する癒着防止材の臨床ニーズ |
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臨床現場で実際に起こっているトラブル事例と問題点 |
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第1節 | 内視鏡外科手術における出血・体液漏れトラブルと手術材料の問題点 |
1. | 内視鏡外科手術における術中偶発症 |
1.1 | 腹部外科領域における出血の頻度 |
1.2 | 他領域における出血の頻度 |
1.3 | 術中出血の対策と止血法の実際 |
1.3.1 | 出血回避のポイント |
1.3.2 | 止血法と手術材料の問題点 |
2. | 内視鏡外科手術における術後合併症 |
2.1 | 胆汁漏・膵液漏と縫合不全の頻度 |
2.2 | 膵切除術に対する膵液瘻予防の現状と問題点 |
第2節 | 開腹手術における出血・液漏れトラブルと手術材料のシーリング性能の問題点 |
1. | 産婦人科における主な開腹手術 |
2. | 婦人科手術 |
第3節 | 脳神経外科手術における髄液漏の予防方法の現状 |
1. | 通常の開頭手術 |
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2. | 頭蓋底手術 |
3. | 下垂体手術 |
4. | 脊椎、脊髄手術 |
第4節 | 心臓血管外科における生体接着剤の種類と使用時に発生しうるトラブル |
1. | 接着剤の種類 |
1.1 | 糊状接着剤 |
1.2 | シート状接着剤 |
1.3 | 綿状接着剤 |
2. | 心臓外科における生体接着剤の使用時発生トラブル |
2.1 | 接着剤による塞栓症 |
2.2 | 接着剤の不適正投与によると思われる遠隔期の組織壊死・仮性瘤発生 |
2.3 | 接着剤による感染症やアレルギー |
第5節 | 形成外科における生体接着剤使用時の発生トラブルと材料の問題点 |
1. | ダーマボンドの使用法と特徴 |
2. | 有害事象について |
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止血材および関連技術に関する国内外特許動向からみた開発のヒント |
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第1節 | 止血材および関連技術に関する国内外特許動向からみた開発のヒント |
1. | 特許制度 |
1.1 | 先行技術文献調査 |
1.2 | 公報からのアプローチ |
2. | 止血材に関する開発動向 |
2.1 | 生体内血液凝固因子 |
2.2 | 化学合成止血材 |
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3. | まとめ |
第2節 | 日欧米の訴訟事例および最新の実務からさぐる開発の留意点と他社と自社の分析上の留意点 |
1. | 特許性の観点から |
2. | 侵害認定の観点から |
3. | ライフサイクルマネジメントの観点から |
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