細胞シグナル伝達の基礎
1.1細胞シグナル伝達:なぜ,いつ,どこで?
1.2細胞間シグナル伝達
1.3細胞間シグナル伝達におけるホルモン
 
1.4細胞内シグナル伝達:原理
1.5細胞内シグナル伝達のための分子ツール
 

 シグナル伝達タンパク質の構造特性,機能調節,翻訳後修飾
2.1シグナル伝達タンパク質のモジュール構造
2.2モジュール構造のシグナル伝達複合体
2.3エフェクター結合によるシグナル伝達酵素の調節
2.4細胞内シグナル伝達における翻訳後修飾(PTM)
 
2.5タンパク質リン酸化による調節
2.6タンパク質リシンのアセチル化による調節
2.7タンパク質メチル化による調節
2.8タンパク質のユビキチン修飾
2.9シグナル伝達タンパク質の脂質化
 

 シグナル伝達の機構
3.1スキャホールドタンパク質
3.2シグナル伝達経路およびシグナル伝達ネットワークにおけるシグナル処理
 
3.3シグナル伝達経路の構造
 

 遺伝子発現の調節
4.1遺伝子発現の基本的段階
4.2真核生物の転写機構の構成成分
4.3転写調節の原理
 
4.4転写因子の制御
4.5クロマチン構造と転写調節
 

 RNAプロセシング,翻訳調節,RNA 干渉
5.1mRNA 前駆体(pre-mRNA)プロセシング
5.2翻訳レベルでの制御
 
5.3RNA サイレンシングによる制御
 

 核内受容体によるシグナル伝達
6.1核内受容体のリガンド
6.2核内受容体によるシグナル伝達の原理
6.3核内受容体の構造
6.4核内受容体による転写制御
 
6.5核内受容体によるシグナル伝達の抑制
6.6核内受容体の細胞内局在
6.7核内受容体とリガンドの非ゲノム的機能
 

 G タンパク質共役シグナル伝達経路
7.1膜貫通受容体 ―― 一般的な構造と分類
7.2膜貫通受容体の構造上の基本性質
7.3G タンパク質共役受容体
7.4制御型GTPase
7.5ヘテロ三量体G タンパク質
 
7.6ヘテロ三量体G タンパク質の受容体独立型機能
7.7G タンパク質のエフェクター分子
7.8アレスチンを介したGPCR シグナル伝達
 

 細胞内メッセンジャー物質“セカンドメッセンジャー”
8.1細胞内メッセンジャー物質の一般的な性質
8.2サイクリックAMP
8.3cGMP とグアニル酸シクラーゼ
8.4イノシトールリン脂質とイノシトールリン酸の代謝
8.5Ca2+ の貯蔵と放出
 
8.6ホスホイノシチドの機能
8.7シグナル分子としてのCa2+
8.8シグナル分子としてのジアシルグリセロール
8.9 その他の脂質メッセンジャー──セラミド,スフィンゴシン,リゾホスファチジン酸
8.10NO シグナル伝達分子
 

 セリン/ トレオニン特異的プロテインキナーゼ およびプロテインホスファターゼ
9.1プロテインキナーゼの分類,構造および特性
9.2プロテインキナーゼの構造と活性制御
9.3プロテインキナーゼA
9.4PI3 キナーゼ/Akt 経路
 
9.5プロテインキナーゼC
9.6Ca2+/ カルモジュリン依存性プロテインキナーゼ,CaM キナーゼ
9.7セリン/トレオニン特異的プロテインホスファターゼ
 

 チロシン特異的タンパク質キナーゼ活性を伴う膜貫通受容体を介するシグナル伝達
10.1受容体型チロシンキナーゼ(RTK)の構造と機能
10.2受容体型チロシンキナーゼ(RTK)の下流エフェクタータンパク質
 
10.3非受容体型チロシン特異的プロテインキナーゼ
10.4プロテインチロシンホスファターゼ
 

 Ras タンパク質を介したシグナル伝達
11.1単量体G タンパク質のRas ファミリー
11.2単量体G タンパク質GAP
11.3単量体G タンパク質GEF
11.4グアニンヌクレオチド解離阻害因子
11.5単量体G タンパク質Ras ファミリー
11.6Ras タンパク質によるシグナル伝達のエフェクターとしてのRaf キナーゼ
 
11.7さらなるRas ファミリーメンバー ── R-Ras, Ral, Rap
11.8Ras タンパク質による多様なシグナルの受容と伝達
11.9Ras スーパーファミリーの他の分岐
 

 細胞内シグナル伝達── MAPK(Mitogen-Activated Protein Kinase)経路
12.1MAPK 経路の組織と構成要素
12.2プロテインホスファターゼおよび阻害タンパク質によるMAPK 経路の調節
 
12.3MAPK シグナル伝達の足場形成(スキャホールディング)
12.4哺乳類における主要なMAPK 経路
 

 チロシンキナーゼ活性(Tyrosine Kinase activity)を伴う膜受容体
13.1サイトカインとサイトカイン受容体
13.2JAK-Stat 経路
 
13.3T 細胞受容体とB 細胞受容体
13.4インテグリンを介したシグナル分泌fr
 

 その他の膜受容体クラス
――TGF-β受容体やTNF 受容体,Toll 受容体,ノッチによるシグナル伝達
14.1内因性のセリン/ スレオニンキナーゼ活性に関する受容体
――TGF-β受容体とSmad タンパク質シグナル伝達経路
14.2膜内タンパク質分解による受容体制御:Notch 受容体
 
14.3腫瘍壊死因子受容体(TNFR)スーパーファミリー
14.4Toll 様受容体シグナル経路
 

 外部シグナル経路による細胞周期制御
15.1細胞周期制御の基本原理
15.2細胞周期装置の鍵となる要素
15.3タンパク質分解による細胞周期の調節
 
15.4G1 期の進行とS 期への進入
15.5S 期およびM 期の通過
15.6DNA 損傷とDNA 損傷複製のチェックポイント
 

 シグナル伝達経路の機能不全と腫瘍化──発がん遺伝子とがん抑制遺伝子
16.1腫瘍細胞の基本的な性質
16.2がん細胞における突然変異
16.3腫瘍細胞における共通の性質変化──がん細胞の特徴(hallmark)
16.4がんで変異するシグナル伝達タンパク質──がん遺伝子
 
16.5がん抑制遺伝子 ── 一般的な機能
16.6がん抑制因子 ── Rb とARF タンパク質
16.7がん抑制タンパク質
16.8Wnt /β- カテニンシグナル伝達とがん抑制因子 APC
 

 アポトーシス
17.1アポトーシスの概要
17.2カスパーゼ──タンパク質破壊(proteolysis)による細胞死
17.3Bcl-2 タンパク質ファミリー ──アポトーシスの門番
 
17.4ミトコンドリアを介するアポトーシス経路
17.5細胞死受容体により引き起こされるアポトーシス
17.6細胞シグナル経路とアポトーシスのつながり
 

 索引
 
 
翻訳 シグナル伝達・制御の生化学
〜細胞の働きを支配する情報交換ネットワーク〜
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