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人は何をもって【高級感/上質感/本物感】を感じるのか |
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第1節 | 高級感(感性)の計測・評価 |
1. | 高級感とは何か |
1.1 | 高級感の重要性 |
1.2 | 感性価値とは(高級感を含む) |
1.2.1 | 「感性価値」とは何か |
1.3 | 経験価値の要素(高級感) |
1.3.1 | マーケテイングの視点からの感性的価値の考え方 |
1.3.2 | 戦略的経験価値モジュール |
1.4 | Perceived Qualityとは(高級感を含む) |
1.4.1 | 日産自動車の新しい品質の視点 |
1.5 | 高級感と高品質感 |
1.5.1 | 日本と欧州の高級感・高品質感 |
1.6 | 高級感と快適性 |
1.6.1 | 快適性の中の高級感 |
1.7 | 高級感を感性工学から考える |
1.7.1 | 感性工学 |
1.8 | 日本人の高級感と欧米人の高級感 |
1.8.1 | 日本人と外国人の感性評価の差異 |
1.8.2 | 色彩嗜好、色彩イメージの日、英、仏比較 |
1.8.3 | 日米での色彩嗜好の差 |
1.8.4 | イギリス人の高品質感・高級感、フランス人の高品質感・高級感 |
1) | イギリス人の高級感・高品質感 |
2) | フランス人の高級感、高品質感 |
3) | 高級、高品質と感じる理由 |
2. | 高級感の測定方法 |
2.1 | 商品ごとにユーザーの高級感評価内容を知る |
2.1.1 | グループインタビューによる方法 |
2.1.2 | 評価グリッド法による方法 |
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2.2 | 高級感感性評価方法 |
2.2.1 | 言語による印象評価法 |
2.2.2 | 官能評価閾値の測定、比較、順位づけ等による手法 |
2.2.3 | 高級感評価尺度と他の感性評価尺度の関係を知り、ユーザーの感性評価構造を捉える |
2.2.4 | 高級感と関係する感性尺度の重み付けを行う |
2.2.5 | 高級感関連感性尺度(心理尺度)を物理的計測値に置き換える |
第2節 | 感性・官能情報の定量化の基本的手法とその有用性 |
1. | 感性・官能情報の定量化の基本的手法 |
1.1 | 不安や期待の評価指標 |
1.2 | 客観的に与えられた確率(客観確率)とそれを感覚で捉えた確率(主観確率) |
2. | 不安度曲線および期待度曲線の有用性 |
2.1 | 等価認識と選好 |
2.1.1 | 等価認識 |
2.1.2 | 選好 |
2.2 | 初期に抱いている生起確率の推測 |
第3節 | 新製品開発におけるCMFデザインの役割 |
1. | CMFデザインとは |
1.1 | CMFデザインの意義・本質 |
1.2 | CMFデザインに重要な要素「世界観」 |
1.3 | 世界観とは何か? |
1.4 | トレンドの重要性 |
1.5 | CMFデザインの課題 |
2. | CMF発の新しいものづくりの場 |
2.1 | 「デザインと技術を繋ぐ」 |
2.2 | CMF DESIGN LINKでの「ものづくり」 |
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【高級感/上質感/本物感】の各調査、評価、測定方法 |
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【1】 | 画像解析による色彩テクスチャの定量的評価 |
1. | カラースキャナやデジタルカメラによる測色 |
1.1 | 画像の取り込み |
1.2 | CIEL*a*b*均等色空間 |
1.3 | 色彩情報量 |
1.4 | 画像解析による測色の精度 |
2. | 色彩テクスチャの視覚的特徴量 |
2.1 | 色彩画像の視覚的特徴量 |
2.1.1 | 多彩色の情報エントロピー |
2.1.2 | 多彩色の測色平均値 |
2.2 | L*画像(L*値の分布画像)の視覚的特徴 |
2.2.1 | 同時生起特徴量 |
2.2.2 | フラクタル次元 |
3. | 色彩テクスチャの色彩特徴の客観的評価 |
3.1 | 色彩テクスチャの色彩的特徴 |
3.2 | 変退色による色彩変化 |
3.3 | 照明による色柄の色彩情報への影響 |
4. | 色彩テクスチャの視覚的特徴の定量化の試み |
【2】 | 材料の触感設計のための手法、評価法とその課題〜いかにして触感を測るか?〜 |
1. | 触感の計測と材料設計のための手法 |
1.1 | 触覚の特異性 |
1.2 | 触の類型化 |
2. | 「さっぱり感」「しっとり感」を測る |
2.1 | 官能評価 |
2.2 | 物性評価 |
2.3 | 皮膚特性評価 |
2.4 | 官能評価結果からの因子の抽出 |
2.5 | 各因子と物理量の関係づけ |
2.6 | 物理量による官能値の推定 |
【3】 | 触感計測技術と心理・生理計測技術 |
1. | 触感(風合い)研究の歴史と触感計測技術 |
1.1 | 触感(風合い) |
1.2 | 風合いの研究の歴史 |
1.3 | 触感(風合い)の判定方法 |
1.4 | 風合い形容語 |
1.5 | 風合いの計測 |
2. | 心理・生理計測技術 |
2.1 | 触感と心地 |
2.2 | 心理・生理計測技術17) |
2.3 | 心理・生理マップ |
3. | 触感に特長のある商品開発手法 |
3.1 | リラックス感を促す触感 |
3.2 | リラックス感を促す触感の計測方法 |
3.3 | リラックス感を促す編物の開発 |
3.4 | 触感が心理・生理反応に及ぼす影響 |
4. | まとめ |
【4】 | テキスタイル(繊維製品)の触感−官能評価と客観評価− |
1. | テキスタイル(繊維製品)の触感、「風合い」の概念 |
2. | 風合いの官能評価の標準化 |
3. | テキスタイルの基本的な力学特性と表面特性 |
3.1 | 引張り変形特性 |
3.2 | せん断変形特性 |
3.3 | 曲げ変形特性 |
3.4 | 圧縮変形特性 |
3.5 | 表面特性 |
3.6 | 構造特性 |
4. | 風合いの客観評価 |
5. | 触感の良いテキスタイルがもつ力学的性質と表面特性 |
【5】 | ヒトの触覚検出メカニズムと「触り心地」「安心感」「爽快感」 |
1. | ヒトの触感受容メカニズム |
2. | ヒトの触感認識メカニズム |
3. | 具体的触感と抽象的触感の因子分析 |
【6】 | 感性工学における皮シボパターンの高級感分析 |
1. | バーチャルプロトタイピングの構築について |
1.1 | バーチャルプロトタイピングの関連研究について |
1.2 | CGにおける質感の光反射性質について |
1.3 | 質感表現のための光反射モデル |
1.4 | Bump Mappingによる凹凸の表現 |
2. | 車のダッシュボードパネルの感性評価 |
3. | 感性評価の結果分析と考察 |
3.1 | 主成分負荷量における質感サンプルの分析 |
3.2 | 主成分スコアによる各質感サンプルの評価分析 |
4. | まとめ |
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【7】 | 繊維製品の外観(しわ、光沢感)の定量化法 |
1. | 繊維製品の「しわ」の定量化方法について |
1.1 | しわの評価方法について |
1.1.1 | しわ付け方法 |
1.1.2 | しわの画像解析手法 |
1.1.3 | 専門検査員の目視によるしわ評価 |
1.2 | 実験結果及び考察 |
1.2.1 | 検査経験の影響について |
1.2.2 | 着用しわと洗濯しわについて |
1.3 | まとめ |
2. | 繊維製品の「光沢」の定量化方法について |
2.1 | 光沢の計測・評価方法について |
2.1.1 | 光沢の定義 |
2.1.2 | 専門家による光沢の官能検査方法 |
2.2 | 試料の輝度分布測定方法 |
2.3 | Lconと光沢感との相関関係 |
2.4 | まとめ |
【8】 | メタリック感の定量化方法 |
1. | メタリックカラーの色味感、感性評価 |
2. | メタリックカラーの定量化 |
2.1 | 評価のアプローチ |
2.2 | 評価用語の設定(第一ステップ) |
2.2.1 | テストサンプル |
2.3 | 評価因子の抽出(第二ステップ) |
3. | 光学反射特性による物理特性値 |
3.1 | 計測条件 |
3.2 | 評価条件の最適化 |
4. | 官能特性値と計測値の相関性検討(第3ステップ) |
4.1 | メタリック指標の妥当性検証 |
5. | メタリック感による序列化への応用(第4ステップ) |
6. | まとめ |
【9】 | におい・香りの分析・評価手法 |
1. | におい・香りの計測手法の概要 |
2. | 機器分析法 |
2.1 | 分析機器と分析手法 |
2.1.1 | ガスクロマトグラフ(GC:gas chromatograph) |
2.1.2 | ヘッドスペースGC(HS-GC:head space gas chromatograph) |
2.1.3 | におい嗅ぎGC(GC-O:gas chromatograph-olfactometer) |
3. | 官能評価 |
3.1 | 官能評価手順 |
3.2 | 官能試験のやり方 |
4. | 生体計測 |
4.1 | においの嗜好作用 |
4.1.1 | においの嗜好性の形成 |
4.1.2 | におい強度と快・不快 |
4.1.3 | 嗜好(快・不快)作用の測定 |
4.2 | 心理・生理効果の計測手法 |
4.2.1 | 中枢神経系を指標とするもの |
4.2.2 | 自律神経系を指標とするもの |
4.2.3 | 内分泌系を指標とするもの |
4.2.4 | 免疫系を指標とするもの |
4.2.5 | その他 |
【10】 | 感性評価と消費者行動 |
1. | ブラインド・テストによる感性評価 |
2. | ブラインド・テストとバイアス |
【11】 | 使用感における顧客嗜好の把握と反映 |
1. | 高級感とは |
2. | 手にとった第一印象 |
3. | 高級感と各官能変数の関係 |
4. | 使用感における高級感の要素 |
5. | 使用感における高級感の把握 |
6. | 反映に向けて |
7. | 高級感、上質感と提供価値について |
【12】 | 官能評価による高級感の解明 |
1. | 五感の関連性 |
2. | 評価の階層性 |
3. | 知情意の視点 |
4. | 高級感と官能特性 |
5. | 化粧品の高級感の要因 |
【13】 | 高級感/上質感ある製品開発における脳科学の応用 |
1. | 高級感とは何か |
2. | どのように高級感を感じるのか |
3. | 質感とは |
4. | 消費者の感じる高級感をどう測るのか? |
5. | 脳科学の適応可能性 |
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【高級感/上質感/本物感】を感じさせる要素技術 |
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第1節 | 色彩で表現する |
【1】 | モルフォチョウの発色機構に学ぶ物造りとそれを用いた高意匠性演出への応用 |
1. | スルコウスキーモルフォチョウ(♂)翅の発色機構解明と発色構造のモデル化 |
1.1 | チョウ翅の理化学的分析 |
1.2 | 光学物理的解析と発色形態のモデル設計 |
1.3 | 構造性発色繊維の設計概念 |
2. | 光干渉型構造性発色繊維の成形技術 |
3. | 高意匠性演出への応用 |
【2】 | 高級感溢れるパッケージデザインの色彩戦略 |
1. | 「高級感」とはどのようなものか? |
2. | 「商品デザイン」も「品質」であり「価値」である! |
3. | 「色」の機能について(はたらき) |
4. | 「色」のイメージについて |
5. | 「色」に情報性があるか? |
6. | 「高級感」を感じさせる「色」とは |
7. | 「高級感を感じる色」と「ブランド」や「宮廷・貴族趣味」の関係 |
8. | 高級感のある「商品デザイン」の事例 |
8.1 | 「金」「銀」「銅」の色の事例 |
8.2 | 「金」GOLDの色の事例 |
8.3 | 「黒」の事例について |
8.4 | 「濃く深い色」と「白」の事例について |
8.5 | 「明るく純度の高い色」の事例について |
9. | 日本的な「商品デザイン」における「高級感」について |
10. | まとめ |
【3】 | 高意匠性ピアノブラックフィルムの開発技術 |
1. | ソフトアクリルシートの技術概要 |
1.1 | ソフトアクリルの組成と開発経緯 |
1.2 | ソフトアクリルの特徴と主な用途 |
1.3 | 加飾フィルムとしての適正 |
1.4 | 既存透明フィルムとの対比 |
2. | 加飾フィルム用途展開での技術的課題 |
2.1 | 加飾処方と課題 |
2.2 | 多用途展開への技術的課題 |
3. | ピアノブラックシートの開発経緯 |
3.1 | スピーカーグリル用パンチングシート |
3.2 | 漆黒塗装代替用フィルムとしての適正 |
4. | 加飾シートとしての展開事例 |
4.1 | 自動車内装部材の事例 |
4.2 | 同用途での技術的課題 |
5. | 今後の展開策 |
5.1 | 着色多層押し出しシートの開発と市場展開 |
【4】 | 私たちが“良し”とする肌色の色再現 |
1. | 私たちは何を“良し”とするのか |
2. | 好ましい色再現の研究のはじまり |
3. | 記憶色 |
4. | 好ましい肌色 |
4.1 | 実際の肌の色 |
4.2 | 好ましい肌色と記憶色 |
5. | 好ましい肌色に関する研究 |
5.1 | 被験者の人種 |
5.2 | 年齢の影響 |
5.3 | 季節の影響 |
5.4 | 場面の影響 |
5.5 | 被験者の国による違い |
5.5.1 | 日中韓のおける好ましい肌色のちがい(2000年調査) |
5.5.2 | 日中の好ましい肌色のちがい(2009年調査) |
5.5.3 | 中国若者が好む男性の肌色 |
5.5.4 | アジア・米・南米・北欧・南欧・中欧での白色人種および黄色人種についての好ましい肌色 |
5.6 | アニメーションの好ましい肌色 |
【5】 | 音質、色彩が癒しに与える影響 |
1. | 議論の方向性(癒しの医学・心理生理学的知見)について |
1.1 | 医学における“癒し”について |
1.2 | 心理生理学における“癒し”について |
1.3 | 体性感覚を含む“癒し”:“深い癒し”について |
2. | 音質が癒しに与える影響 |
3. | 色彩が癒しに与える影響 |
第2節 | 触感、触り心地で表現する |
【1】 | ニューメタルカラープリンティングによる上質な質感、触感及び高級感を付与する技術 |
1. | ニューメタルカラープリンティングの機構 |
2. | コールドフォイリング技術による新たなメタリック表現 |
3. | エンボス調特殊UV加工での立体的表現 |
4. | コールドフォイリング技術とエンボス調特殊UV加工との融合 |
5. | ニューメタルカラープリンティングシステム |
【2】 | 天然皮革の触感へ向けた人工皮革の高級感、高機能性の付与 |
1. | 天然皮革の構造上の特徴 |
2. | 人工皮革に共通な製造技術 |
2.1 | 極細繊維 |
2.2 | 三次元絡合不織布 |
2.3 | ポリウレタン |
2.4 | 表面仕上げ |
3. | 高級感、高機能性の付与技術 |
3.1 | 極細繊維 |
3.2 | 積層 |
3.3 | 通気・透湿性 |
3.4 | ドラム染色 |
3.5 | 高密度構造 |
3.6 | 繊維銀面 |
【3】 | 木質触感フィルムの設計 |
1. | 木質触感フィルムの概要 |
1.1 | 木質触感フィルム開発の考え方 |
1.2 | 木質触感内容の把握 |
1.3 | 木質触感の機器評価法 |
1.4 | 木質触感フィルム設計方向の立案と仮説の検証 |
1.5 | 木質触感フィルムの特長 |
1.6 | 今後の展開 |
【4】 | やわらかで温かみある手触りを付与するソフト表面加飾 |
1. | ソフト表面加飾 |
2. | 日産自動車の高品質内装材の評価と開発 |
3. | 本格的なソフト表面加飾 |
4. | ソフトフィール加飾 |
4.1 | ソフトフィール塗装 |
4.2 | 特殊組成、特殊加工のシートのオーバーレイ成形 |
4.3 | 特殊コーティング材塗布ソフトフィールフィルム |
4.4 | ソフトフィールシボ |
4.5 | デジタルシボ |
4.6 | ソフトフィール着色 |
5. | まとめ |
【5】 | 異材質複合樹脂の組み合わせによる触感デザイン付与技術 |
1. | カラー(色)の効果と意味 |
2. | 加飾の種類と技法 |
3. | 触感が与える影響 |
4. | 基本的原理(機能・特長) |
5. | 異材質成形の基本的な機構 |
6. | 異材質樹脂の相溶性と材質の組み合わせ |
7. | 付加機能として |
8. | 応用編として「押しボタン技術(制御パネル用スイッチ機構)」も紹介 |
9. | 金型制作上の注意点 |
| ≪付録≫ |
1. | 概論 |
2. | エラストマーの種類と用途 |
2.1 | オレフィン系 |
2.2 | スチレン系 |
2.3 | 塩ビ系 |
2.4 | ウレタン系 |
2.5 | ポリエステル系 |
2.6 | ナイロン系(アミド系) |
【6】 | プラスチックと不織布の複合化による高級感・高触感の付与技術 |
1. | 高級感・高触感を表現できる不織布 |
1.1 | 長繊維不織布 |
1.1.1 | スパンボンド法不織布 |
1.1.2 | メルトブロー法不織布 |
1.1.3 | スパンメルト法不織布(SMS不織布) |
1.1.4 | フラッシュ紡糸法不織布 |
1.1.5 | トウ開繊法不織布 |
1.2 | 短繊維不織布 |
1.2.1 | サーマルボンド法不織布 |
1.2.2 | スパンレース法不織布 |
1.2.3 | ケミカルボンド法不織布 |
1.2.4 | ニードルパンチ法不織布 |
1.3 | 人造皮革 |
1.3.1 | 塩ビレザー |
1.3.2 | 合成皮革 |
1.3.3 | 人工皮革 |
2. | 高級感・高触感の表現できるフイルム、樹脂シート |
2.1 | フイルム |
2.2 | 樹脂シート |
3. | 高級感・高触感を表現できる複合化シート |
3.1 | 押し出しラミネート方式 |
3.2 | 接着剤ラミネート方式 |
4. | 高級感・高触感を表現できる具体的事例 |
4.1 | 開発に至った経緯 |
4.2 | 背景 |
4.3 | 課題の克服 |
4.4 | 成形加工 |
4.5 | 成形容器の特徴 |
4.5.1 | 形成容器の摩擦による傷付き評価 |
4.5.2 | 摩擦による脱落繊維の発生状態 |
4.6 | 具体事例の成形容器 |
5. | 市場の動向 |
6. | 今後の課題 |
【7】 | 感触塗料を用いた高級感/上質感の付与 |
1. | 感触塗料用液状カーボネートジオールの特徴 |
1.1 | 液状カーボネートジオールの基本特性 |
1.2 | ポリウレタンの基本物性 |
2. | 液状PCDの感触塗料への応用 |
2.1 | 耐薬品性 |
2.2 | 耐摩耗性 |
2.3 | 耐屈曲性 |
2.4 | 感触塗料の組成 |
第3節 | 質感、艶消しで表現する |
【1】 | 高級人工皮革における本物感の付与技術 |
1. | 東レにおける人工皮革 |
2. | 人工皮革の特徴について |
2.1 | 構造と特徴 |
2.2 | 製造方法 |
3. | 人工皮革に高級感・上質感・本物感を与える技術 |
3.1 | 特殊繊維(極細繊維) |
3.2 | 不織布(ランダム三次元絡合構造体) |
3.3 | 高分子弾性樹脂(ポリウレタン) |
3.4 | 表面仕上げ |
4. | 染色・高次加工技術 |
4.1 | 染色の難しさ(耐候堅牢度) |
5. | 高級感・上質感・本物感を感じさせる要素技術 |
5.1 | 機能性+高級感の付与 |
【2】 | プラスチックへの艶消し加飾 |
1. | 光沢品と艶消し品 |
2. | 艶消し方法の概要 |
3. | 成形材料の改質による艶消し |
3.1 | プラスチックのモルホロジーの調整 |
3.2 | 他樹脂の配合 |
4. | 添加剤配合による艶消し |
5. | 金型表面仕上げと成形条件による艶出し、艶消し |
6. | 後加工による艶消し |
7. | まとめ |
【3】 | フィルム転写によるプラスチックへの上質なつや消し加工 |
1. | フィルム加飾工法 |
2. | 加飾用塗料転写フィルム |
3. | FILMARTによる意匠 |
4. | FILMARTに求められる特性 |
【4】 | TOM工法によるプラスチックへの上質感付与 |
1. | TOM工法の原理とプロセス |
2. | TOM工法の特徴 |
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3. | 実用化例 |
4. | さらなる進化「転写TOM」 |
【5】 | 高意匠性オレフィン系梨地フィルムでのマット調の付与技術 |
1. | フィルムの特徴 |
1.1 | 表面粗さ及び一般物性 |
2. | 用途例 |
【6】 | 石材の表面性状が深み感に及ぼす影響 |
1. | 石材 |
1.1 | 石材の質感 |
2. | 大理石と花崗岩による印象評価‐実験T- |
2.1 | 目的 |
2.2 | 石材試料 |
2.3 | 実験方法 |
2.4 | 実験T結果および考察 |
3. | 黒色花崗岩を用いた印象評価‐実験U- |
3.1 | 目的 |
3.2 | 石材試料 |
3.3 | 実験方法 |
3.4 | 分光画像法による光学特性の測定 |
3.5 | 実験U結果および考察 |
3.5.1 | 花崗岩試料の印象評価結果と各評価項目間の関係 |
3.5.2 | 深み感に影響を及ぼす評価項目の特徴 |
3.5.3 | 分光画像から得た反射輝度分布と各評価値との関係 |
3.6 | 花崗岩試料の深み感と表面計測値との関係 |
3.6.1 | 花崗岩試料の深み感評価結果 |
3.6.2 | 表面計測値と深み感の関係 |
3.7 | 分光画像から得た反射輝度分布と深み感評価値との関係 |
4. | まとめ |
第4節 | 金属調、ミラー調、銀鏡、光沢感で表現する |
【1】 | 金属調加飾における高級感/上質感の付与技術 |
1. | 造膜する技術 |
2. | 塗る技術 |
3. | フィルム・シートを貼る技術 |
4. | 箔・インクを貼る技術 |
5. | 金属に似せた色を付ける技術 |
【2】 | ミラー調のプラスチックを実現する銀鏡塗装技術 |
1. | ミラー調表面創成技術「Metalize Finishing System」 |
1.1 | 銀鏡反応とMFS |
1.2 | MFSによるAg薄膜積層体形成 |
1.2.1 | 下地コート処理 |
1.2.2 | MFS処理 |
1.2.3 | 表面保護層形成 |
2. | MFSによるAgおよび積層膜の特性 |
2.1 | Agの特性 |
2.2 | Ag積層体の特性 |
3. | MFSによって創出したミラー様表面 |
3.1 | ミラー様表面装飾 |
3.2 | カラーバリエーション |
3.3 | プラズモン共鳴吸収による色調変化 |
3.4 | ミラー様金属調加飾の反射特性 |
4. | まとめ |
【3】 | 銀薄膜への加飾における鮮やかな色調表現技術 |
1. | 銀薄膜の新規な発色法 |
1.1 | 基本的な作製法 |
1.2 | 発色のメカニズム |
2. | 応用分野 |
2.1 | 画像形成材料としてのポテンシャル |
2.2 | インクジェットによる書き込み |
2.3 | ネイルアートへの応用 |
2.4 | リライタブル性の確認 |
2.5 | その他の潜在的応用分野 |
3. | 付記 |
第5節 | デザイン、形状で表現する |
【1】 | 色、フォントが文字の印象に与える影響とその組み合わせ方 |
1. | 印象評価の手法 |
2. | 色、形、色と形の組み合わせの印象 |
3. | フォントと文字色が印象に与える効果 |
4. | 印象評価実験を基にした実用への指針 |
【2】 | 美しさと安心感を与える混色・灰色 |
1. | 優れた美的な安心感を与える混色 |
2. | 優れた美的な安心感を与える灰色 |
3. | 優れた美的な安心感を与える配色 |
【3】 | 美しさと安心感を与えられるデザインの特徴 |
1. | 人間の美に対する認識で重要な役割を演じてきた比率 |
2. | 不安度曲線と期待度曲線 |
3. | 美的安心感を与える比率 |
【4】 | 高級感のある形状プロセス |
1. | 認知モデルを用いた評価階層構造 |
2. | 評価階層構造の分析手法 |
3. | 事例による説明 |
3.1 | 態度とイメージの関係 |
3.2 | イメージと認知部位の関係 |
3.3 | 新しい高級感の表現方法 |
3.4 | デザインプロセスでの位置付け |
【5】 | 高級感のあるデザイン形状の設計プロセス |
1. | デザイン対象とデザインコンセプト |
2. | 意匠形状の発想 |
3. | アンケートの実施とその結果 |
4. | ブラッシュアップアンケート |
【6】 | “つい触れたくなる”気持ちと形との関係 |
1. | “つい触れたくなる”モノに必要な要素 |
2. | 単純な形に対する評価実験 |
2.1 | サンプル |
2.2 | 評価方法 |
3. | “つい触れたくなる”に関連する因子の分析 |
4. | “つい触れたくなる”度の分析 |
【7】 | 高級感・上質感溢れるパッケージデザイン |
1. | デザイン目線としてのコンセプトの需要性 |
2. | 消費者評価を使ったデザイン要素の整理 |
3. | 消費者データの活用の限界 |
4. | ブランドからのアプローチ |
5. | ブランドアプローチの課題と今後 |
【8】 | 意匠として異素材を盛り込んだ成形手法 |
【9】 | HEAT&COOL成形法による外観の向上と高級感の付与 |
1. | HEAT&COOL成形の特徴 |
2. | 適用範囲 |
3. | 装置構成 |
4. | 成形工程 |
5. | 金型設計 |
6. | 効果の確認 |
6.1 | 無機フィラー充填材の表面外観 |
6.2 | 成形残留応力歪 |
6.3 | ウェルドライン |
6.4 | 外観不良 |
6.5 | 表面硬度 |
6.6 | 転写性 |
7. | HEAT&COOL成形法をベースとした複合技術 |
7.1 | HEAT&COOL+2色成形 |
7.2 | HEAT&COOL+化学発泡成形 |
7.3 | HEAT&COOL+ガスアシスト成形 |
7.4 | HEAT&COOL+ガスプレス成形 |
7.5 | HEAT&COOL+金型内ゲートカット成形 |
7.6 | HEAT&COOL+ドラフトレス成形 |
7.7 | HEAT&COOL+型内プレス金型製造システム |
7.8 | HEAT&COOL+メタリック材成形(フローライン解消) |
第6節 | 音で表現する |
【1】 | 人が高級、心地よいと感じる音 |
1. | コンサートホールの音響デザイン手法の活用 |
1.1 | 相関関数 |
1.2 | 初期反射音の遅れ時間(ITDG) |
1.3 | 残響時間(RT) |
1.4 | 聴取音圧レベル(LL) |
1.5 | 両耳間相互相関度(IACC) |
1.6 | 主観的好ましさの計算理論 |
1.7 | 座席選定システム |
1.8 | 高級、心地よいと感じる音への応用 |
2. | 相関関数を用いた音質評価と応カレゾネータ |
2.1 | 相関関数 |
2.2 | 航空機騒音 |
2.3 | 鉄道駅構内騒音 |
2.4 | 鉄道社内騒音 |
2.5 | 鉄道車内騒音下の最適ヘッドフォン音量 |
2.6 | 応カレゾネータ |
【2】 | 和音性を利用した製品音と快音設計 |
1. | 製品音の快音化 |
2. | クリーナ音における快音化 |
3. | 和音を製品音の快音化に利用できるか? |
4. | 和音の特徴量 |
5. | 製品音と快音性に対する和音性の評価実験 |
5.1 | 製品音に含まれる和音性の感性評価実験 |
5.2 | 評価サンプルの作成 |
5.3 | 評価方法および評価語 |
5.4 | 被験者 |
5.5 | 評価結果の分析方法 |
6. | 各評価語に対する和音性特徴の効果 |
6.1 | 「協和した」、「悲しい」に対する効果 |
6.2 | 「騒々しい」、「甲高い」に対する効果 |
6.3 | 「不快でない」に対する効果 |
【3】 | 機械音の快適化と製品への付加価値 |
1. | 音質評価に基づいた機械音の快適化 |
2. | コンセプトに基づいた機械音のデザイン |
3. | 機能性との両立を目指した快適化 |
4. | 機械音の快適化による製品への付加価値 |
【4】 | 自動車のドア閉め音とサウンドデザイン |
1. | 自動車とブランドイメージ−コンセプトサウンドデザイン |
1.1 | どこまで音で伝えられるか?「イメージを想起させる」 |
1.2 | 様々な自動車音とイメージに直結しやすい音 |
1.3 | ドア閉め音の時間周波数解析 |
1.4 | サンプル音評価結果 |
2. | まとめ |
【5】 | EV/HEVにおける高品質なサウンドデザイン |
1. | 高級感のある音とは |
2. | 自動車の音源 |
3. | EV/HEVの音の問題 |
4. | 車外音の問題対策とデザイン |
5. | 車内音の問題対策とデザイン |
6. | 音のカスタマイズとローカライズ |
第7節 | 香りで表現する |
【1】 | 高級感のある香りの設計、評価、伝達法 |
1. | 設計 |
2. | 評価 |
2.1 | 官能評価とは |
2.2 | 香り解析の4つの技法 |
2.2.1 | 識別試験法と嗜好試験法 |
2.2.2 | 1点試験法 |
2.2.3 | 2点比較法 |
2.2.4 | 3点比較法 |
2.2.5 | 1:2点比較法 |
2.2.6 | 配偶法(マッチングテスト) |
2.3 | SD法 |
3. | 伝達法 |
【2】 | 高級感を演出する香りのトレンドと開発 |
1. | 香りを感じる前に |
1.1 | 香りの場合、高級感を感じる個人差が大きい |
1.2 | 個人の体験、興味、価値観によって高級感のイメージが違う |
1.3 | 民族性、人種差による食に伴う文化の違い |
2. | どのような香りが高級感を表現できるのか |
2.1 | 日本の香りはセンシティブ |
2.2 | オレンジの香りのイメージ |
2.3 | 香水の支持率 |
2.4 | 年齢層による高級感の違い |
2.5 | 香りに関する化粧品以外の試み |
3. | 目的・狙いに合った香りのイメージ表現とは(ターゲット選定) |
3.1 | 弊社の事例 |
3.2 | 香りで勝負 |
3.3 | 高級感の演出 |
|
|
 |
製品開発事例 |
|
 |
第1節 | 自動車 |
【1】 | 自動車内装における加飾表現の傾向と高級感のあり方 |
1. | 付加価値としての高級感の構造 |
1.1 | 高級感のブレイクダウン |
1.2 | 高級感につながる2つの側面 |
2. | 市場構造の変化と期待の多様化 |
2.1 | 市場の変化と期待のちがい |
2.2 | 多様で合理的な市場展開 |
3. | 具体的表現事例の考察 |
3.1 | 加飾表現の適用部位 |
3.2 | 加飾要素の展開バリエーション |
3.3 | スタイル表現の展開 |
3.4 | コーディネーションによるマインド展開 |
【2】 | インモールド成形による内装材の立体加飾技術 |
1. | フィルムインサート成形工法 |
1.1 | インモールド転写(IMD)工法 |
1.2 | インサート工法 |
1.3 | サーモジェクト(TJ)工法 |
2. | 高級感・本物感を有する高意匠フィルム |
2.1 | 天然木照りの表現 |
2.2 | 天然木導管の表現 |
2.3 | 金属調及びカーボン調の表現 |
【3】 | 自動車エクステリアカラーにおける『高級感』『上質感』表現 |
1. | 自動車のエクステリアカラー |
2. | 多様化する高級価値 |
3. | 自己実現としての高級価値 |
4. | 新しい高級カラー |
4.1 | エモーショナルな艶消し意匠 |
4.2 | 装飾的なフレーク意匠 |
4.3 | カラートラベル意匠の特別感 |
4.4 | 大胆な配色 |
4.5 | 環境配慮車のブルーエンブレム |
5. | 新しいカスタマイズシステム |
6. | まとめ |
【4】 | 「スモールカーインテリア」の質感表現手法の現状・採用事例 |
1. | 開発事例T 「ミラ・イース」のインテリア |
1.1 | 「安く、軽く、質感高く」つくる工夫の具体例 |
1.1.1 | 塗装レス(材着で質感を表現する) |
1.1.2 | 部品点数の削減(従来の2/3の点数でインパネをまとめた) |
1.1.3 | 薄肉化(軽量かつローコストと質感の両立) |
1.1.4 | デジタルメーター(低コストと新時代性の両立) |
2. | 開発事例U「ミラ・ココア」のインテリア |
2.1 | 軽自動車ならではのフレンドリーテイストと質感表現の具体例 |
2.1.1 | 造形(あたたか味と質感のバランス) |
2.1.2 | 表面処理 |
2.1.3 | 助手席前アッパーポケットの開閉(フタの開閉による質感) |
2.1.4 | シート |
【5】 | 「フーガ」における“艶”“華やかさ”とラグジュアリーの表現 |
1. | “艶やか”というデザインキーワード |
2. | フーガインテリアの象徴銀粉木目フィニッシャー |
3. | 初代フーガのピアノブラック・フィニッシャー |
4. | 日本文化の表現 |
5. | ストリームライン本革シート |
6. | ソフトインテリア触感によるラグジュアリー表現 |
7. | 艶やかなボディカラーディープブロンズ |
【6】 | 自動車カスタマイズにおける『かっこよさ』の表現 |
1. | 自動車カスタマイズとは |
2. | 開発の背景 |
2.1 | 企画について |
2.2 | ストレートビレットについて |
3. | デザインの表現 |
3.1 | 『代わり映え』について |
3.2 | デザインコンセプト |
3.3 | かっこよさの表現 |
4. | 本物感の表現 |
5. | 商品ラインナップの棲み分け |
【7】 | 自動車ランプへの外観向上技術 |
1. | 開発に至った経緯 |
1.1 | 技術の概要:成形型内膜技術の説明 |
1.2 | 本技術の加工方法 |
1.2.1 | 構造及び動作概要 |
1.2.2 | 技術の特徴及び利点 |
1.2.3 | 製品への適用展開 |
1.2.4 | 支えとなった知的財産化と量産の実現 |
2. | 今後の取り組み |
【8】 | 自動車ランプのイメージ研究 |
1. | ヘッドランプのイメージ評価 |
2. | 実物と写真画像のイメージの違い |
3. | リアランプにおける「車格」の印象評価 |
4. | リアランプに対する「エコ感」と色彩 |
5. | リアランプに対するイメージ構造の可視化 |
【9】 | プラスチックへの高級感付与とその自動車部材への応用 |
1. | 高級感・上質感・本物感とプラスチック |
2. | 自動車の成り立ちと類似性 |
2.1 | 歴史 |
2.2 | 類似性 |
3. | 自動車部材用プラスチックとその高級感付与 |
4. | プラスチック用塗料と塗装 |
4.1 | ソフトフィール塗料 |
4.2 | 採用例 |
5. | フィルム貼合 |
5.1 | フィルムインサート成形 |
5.2 | フィルムの種類と構成 |
5.3 | 保護コート |
5.4 | 印刷インク |
5.5 | FIMの特徴と用途 |
【10】 | 表皮とシートパッドの組み合わせが自動車シートの座り心地に及ぼす影響 |
1. | 試料及び実験方法 |
1.1 | シート |
1.2 | シートの「座り心地」の官能検査方法 |
1.3 | クッション性能の評価試験 |
1.4 | 3Dマネキンによる摩擦係数の測定 |
1.5 | 人体と座部間の体圧分布量測定方法 |
2. | 実験結果及び考察 |
2.1 | シートの官能検査結果 |
2.2 | クッション性能と「座り心地」間の関係 |
2.3 | 体圧分布量と「座り心地」間の相関関係 |
2.4 | 表皮布の摩擦係数と座り心地との関係 |
3. | 結論 |
【11】 | 自動車の乗り心地評価と快適性向上技術 |
1. | 自動車における乗り心地とその評価 |
1.1 | 乗り心地の分類 |
1.2 | 乗り心地の評価 |
2. | 振動感受性をふまえた乗り心地等快適性向上技術 |
2.1 | 乗員の振動感覚特性 |
2.2 | 乗り心地・快適性向上の試み |
3. | シート特性と乗員の心身状態評価 |
3.1 | 快適性の基礎となる心身状態 |
3.2 | 実験装置,計測条件および信号解析 |
3.3 | 実験結果とその検討 |
3.4 | シート特性と乗員の個人差による心身状態変化 |
4. | 快適性向上における課題 |
【12】 | 塗装膜表面の物理的特性を刺激入力とする視知覚的応答に伴う材質感誘起 |
1. | 塗装膜の工学的材質感における材料質感形成 |
1.1 | 表現言葉による意味空間分析 |
1.2 | 材料質感覚の物理的意味 |
1.3 | 材料質感覚の生理的意味 |
2. | 高意匠性の演出 |
第2節 | 家電、携帯電話、スマートフォン、カメラ、デジタルカメラ |
【1】 | プロダクトデザインにおける加飾の位置づけとこれから |
1. | 量産品のデザインにおける樹脂成型品 |
2. | 成型の品位とその隠蔽 |
2.1 | 樹脂成型品の品位が、チープなプラスチックに見せている |
2.2 | ヒケ、フローライン、ウェルドライン、艶ムラ等、成型品位の課題 |
2.3 | 隠蔽の常套手段がシボ加工と塗装 |
3. | 隠蔽の手段から加飾への進化 |
3.1 | 隠蔽の手段の進化により素材感の表現(革シボやヘアーライン) |
3.2 | 素材感の表現に印刷表現が加わり表現力は豊かに |
4. | 加飾におけるジレンマ |
4.1 | 表現力が豊かになったが、デザインの制約も多くなる |
4.2 | 印刷手法による加飾は2次元からスタート、3次元への脱皮が進化の方向 |
4.3 | 巧みな印刷表現も所詮はイミテーションという根源的な課題 |
4.4 | モダンデザインのセオリー「シンプル・イズ・ベスト」 |
4.5 | しかし成型品の品位を高める手段は必要 |
5. | 工業製品のデザインから脱工業製品へ |
5.1 | 「シンプル・イズ・ベスト」は工業製品を無機質にした |
5.2 | 無機質な「工業製品」から豊かな表情の「脱工業製品」へ |
6. | サフェースデザインの在り方 |
6.1 | 隠蔽から始めた表面処理、シボ=不織は偶然性 |
6.2 | 機械加工のローレットやヘアーラインは緻密、しかし冷たい |
6.3 | より豊かな表情を求めて様々な素材を模倣して加飾 |
6.4 | 脱イミテーションの取り組みで風合いの抽出と再構築 |
6.5 | 他人任せの表面処理からサフェースデザインの取り組みへ |
7. | 加工メーカーからの提案から、デザイナーからの提案へ |
7.1 | デザイナーと加工メーカー間の接点が少ない |
7.2 | 「外観新素材研究会」でダイレクトな接点を設ける |
7.3 | デザインにおけるサフェースは後回しになっている |
7.4 | 決またカタチに合わせると無理が多い |
7.5 | 素材を想定したデザインはフェイクに本物感を与える |
7.6 | 無理の無い素材造形へデザイン手法が変わる |
8. | 加飾から脱加飾へパラダイムシフトが必要 |
8.1 | 加飾技術というハードとサフェースデザインのソフトの融合 |
8.2 | イミテーションから風合いの創造や合成 |
8.3 | 自在にサフェースをコントロールする |
8.4 | デザイナーと加飾技術を持ったメーカーのコラボレーション |
9. | 「サフェースデザインの確立」 |
【2】 | 携帯電話のプロポーションが与える印象の評価 |
1. | 上面の形状に対する印象 |
1.1 | プロポーションと印象の関係 |
2. | 厚みに対する感じ方 |
2.1 | 「平面的」と感じられる厚さ |
2.2 | 上面および側面の形状と厚さの印象 |
【3】 | タッチ操作のインタラクティブ性を搭載した初めてのモデル「チョコレートフォン」 |
1. | 1タッチフォンとの出会い |
2. | 日本市場への導入モデル |
3. | ハプティックインタラクション |
4. | キーフォント,GUIフォントへの気配り |
【4】 | ニコンカメラ・レンズの高級感を持たせたメタル技術 |
1. | 近代精密小型カメラの歴史 |
1.1 | ライカ |
1.2 | コンタックス1型 |
1.3 | 国内カメラメーカーの発展 |
1.4 | 一眼レフレックスカメラの発展 |
2. | カメラ・レンズが外装に使用される金属素材 |
2.1 | 外装素材の変遷 |
2.1.1 | 真鍮 |
|
|
2.1.2 | アルミニウム合金 |
2.1.3 | マグネシウム合金 |
2.1.4 | チタン |
3. | カメラ・レンズ外装に使用される外観処理 |
3.1 | 外観処理の変遷 |
3.2 | 塗装 |
3.2.1 | レザートーン塗装 |
3.2.2 | ちりめん塗装 |
3.2.3 | その他の塗装 |
3.3 | メッキ/化成処理 |
3.3.1 | クロムメッキ |
3.3.2 | アルマイト処理 |
3.4 | その他の外装に関わる技術 |
3.4.1 | 特殊な外装 |
3.4.2 | メタル感を引き立てるための革貼り |
【5】 | デジタルカメラGR DIGITALのデザインコンセプトトと高品質感の付与事例 |
1. | フィルムカメラ「GR1」 |
2. | GRがめざす「道具感」の具体化 |
3. | GR DIGITALへの継承 |
4. | GX、GXRへの展開 |
5. | GR DIGITALの課題と今後 |
【6】 | 【高級感/上質感/本物感】を感じるデザイン |
1. | 高級感のあるデザイン |
1.1 | 時間に耐える素材の仕上げ |
1.2 | 愛着を深められる配慮 |
2. | 上質感のあるデザイン |
2.1 | 感覚に対する丁寧さ |
2.2 | 外観部品精度へのこだわり |
2.3 | カメラ以外 |
3. | 本物感のあるデザイン |
3.1 | 本物感とは |
3.2 | 現場専用カメラ |
3.3 | カメラの慣習を変えたビッグミニ |
3.4 | 一眼レフのストロボ内蔵の原型 |
3.5 | 左手操作アダプター |
3.6 | シンプルデザイン |
3.7 | キャップとフード&自分SHOT |
3.8 | 写真⇒写心へ |
3.9 | 映像は副作用のない薬 |
4. | 現在進行中のカンセイウェアによる本物感 |
4.1 | 試作から始作へ |
第3節 | 化粧品、トイレタリー製品 |
【1】 | ヘルスケア、ビューティーケアの容器包装に求められる加飾デザイン |
1. | スキンケア化粧品の市場構造について |
2. | 「一般品流通・セルフセレクション」スキンケア化粧品のマーケット動向 |
2.1 | 市場規模 |
2.2 | 競合状況 |
2.2.1 | スキンケア化粧品ブランドの販売規模ランキング |
2.2.2 | スキンケア化粧品ブランドの広告 |
2.3 | 消費者動向 |
2.3.1 | 消費者がスキンケア化粧品に求める効果 |
2.3.2 | スキンケア化粧品の選定・購入時の情報源 |
2.3.3 | 女性が理想とする肌状態と肌悩み |
3. | 「一般品流通・セルフセレクション」スキンケア化粧品の容器包装の選択のポイント |
3.1 | 消費者の需要に対応した容器・パッケージ |
3.2 | 店頭における容器・パッケージ展開の考え方 |
【2】 | 化粧品容器の加飾採用事例−コンパクトにおける立体感・レイヤー感の実現 |
1. | 背景 |
1. | 1課題 |
1.2 | 具体例 |
2. | 製品化を成功するために必要な技術 |
【3】 | セルフメイク化粧品における加飾技術と採用事例 |
1. | 背景 |
2. | 採用事例 |
2.1 | 金型彫刻による立体感の演出 |
2.2 | 厚盛りシルクスクリーン印刷 |
【4】 | トイレタリー製品に上質感を演出する香りの設計、評価法 |
1. | 印象に残るシャンプーの香りの開発1),2) |
1.1 | 方法 |
1.2 | 結果 |
1.3 | まとめ |
2. | 男性の声の魅力を向上させる香りの開発4) |
2.1 | 声の印象度試験用の香料開発 |
2.2 | 開発香料の香りの嗜好性とイメージ調査 |
2.3 | 男性の声の印象度試験 |
2.4 | 結果 |
2.5 | まとめ |
3. | 柔軟仕上げ剤の香りがタオルの手触り感触(風合い)に与える効果9) |
3.1 | 試験概要 |
3.2 | 結果 |
3.3 | まとめ |
【5】 | 使用感を高めるための処方テクニック |
1. | 使用感向上のためのテクニック |
2. | 使用感向上に関する最近の研究 |
【6】 | 化粧用パフの上質な使用感設計とその評価 |
1. | 化粧用パフの上質感の探索 |
1.1 | 化粧用パフの評価ワードの調査 |
1.2 | 化粧用パフの物理量の測定 |
2. | 化粧用パフの使用感 |
2.1 | 化粧用パフの使用感測定 |
2.2 | 官能評価の詳細 |
2.3 | 化粧用パフの官能評価結果 |
3. | 使用感の設計数値への落としこみ |
3.1 | 官能評価と物性値の比較 |
3.2 | 結論 |
4. | 化粧用パフの上質な使用感の設計例 |
5. | 市販品の傾向 |
6. | さいごに |
【7】 | 仕上がり感を向上させる口紅への“つや、うるおい”と“持ち感”の付与技術 |
1. | 口紅の持続技術の進化について |
2. | 最新の口紅の持続技術 |
3. | 液晶を活用したスティック状の口紅開発 |
【8】 | ファンデーションにおける化粧仕上がりの設計と評価 |
1. | ファンデーションの仕上がり研究事例 |
1.1 | 光学評価による事例 |
1.2 | 画像評価による事例 |
2. | まとめ |
【9】 | 情報化社会における化粧品の物性解析と、高級感のあるブランドイメージの創出 |
1. | 高級ブランド品の対面販売 |
2. | 高級ブランド品の価格と稀少性 |
3. | 高級ブランドイメージと意匠性 |
4. | 情報社会のブランド戦略の例 |
5. | 中味技術による高級感 |
6. | ファンデーションの商品価格と中味物性 |
6.1 | ファンデーションの硬さと高級使用感 |
6.2 | ファンデーションの硬さと商品価格 |
6.3 | ファンデーションの中味成分と価格 |
第4節 | 生活雑貨、パッケージ |
【1】 | 無印良品の商品開発とデザイン戦略 |
1. | Antithesis |
2. | デザインしないデザイン |
3. | モノづくりの仕組み |
4. | Observation |
5. | World MUJI |
6. | Found MUJI |
【2】 | 食品パッケージデザインへの高級感付与事例 |
1. | 食感品質 |
2. | 食品パッケージデザインへの応用事例 |
2.1 | 概要 |
2.2 | 実験1 |
2.3 | 実験1の結果 |
2.4 | 実験2 |
2.5 | 実験2の結果 |
2.6 | 考察 |
【3】 | 食品パッケージで高級感を演出する高意匠印刷 |
1. | 流通の変化と食品パッケージについて |
2. | 食品パッケージの「情報機能」について |
3. | 食品パッケージにおける「高級感」表現について |
4. | 「高意匠印刷」を食品パッケージに活用している事例 |
4.1 | 商品ブランド力を向上させるために使われている事例 |
4.2 | 定番商品のワンランク上のアイテムに活用した事例 |
4.3 | 紙缶で金属缶のイメージを再現した事例 |
4.4 | 商品のこだわりを「金」の質感とグラフィックを組み合わせて表現した事例 |
5. | 人の「感性価値」を刺激する印刷技術について |
6. | 高級感を連想する色について |
6.1 | 「金色」を演出する印刷加工技術について |
・ | メタリックインキの印刷 |
・ | 箔押し加工 |
・ | 蒸着紙の利用 |
・ | コールドフォイル印刷 |
7. | 食品パッケージに高意匠印刷技術を活かすために |
【4】 | 印刷適性を高める高級印刷用紙の特徴 |
1. | 高級印刷用紙 |
1.1 | 高級印刷用紙とは |
1.2 | 高級印刷用紙における表面処理の特徴 |
1.3 | 表面粗さと印刷濃度の関係 |
2. | Mr.BとミセスBとの対比 |
2.1 | 開発のコンセプトと特徴 |
2.2 | Mr.BとミセスBの印刷光沢における対比 |
【5】 | ブロー成形ボトルへの表面光沢性付与と装飾技術 |
1. | ブロー成形法の種類 |
1.1 | 押出ブロー成形法 |
1.2 | 射出ブロー成形法 |
2. | ブロー成形技術による高級感・上質感の付与 |
2.1 | フロストボトル |
2.2 | 高光沢ボトル |
2.3 | パール光沢ボトル |
2.4 | PETボトルの形状による差別化 |
3. | ブローボトルの装飾技術 |
3.1 | スクリーン印刷 |
3.2 | ドライオフセット印刷 |
3.3 | 転写印刷 |
3.4 | ラベル貼り |
3.5 | インモールドラベル |
3.6 | シュリンクラベル |
第5節 | 住宅、環境 |
【1】 | 住宅における高級感・上質感付与とデザイン |
1. | 住空間における高級感・上質感 |
1.1 | 建築的要素 |
1.2 | 部材要素 |
2. | 内外装部材における高級感・上質感 |
2.1 | 床仕上げ |
2.1.1 | フローリング |
2.1.2 | カーペット |
2.2 | 壁・天井仕上げ |
2.3 | 室内建具 |
2.4 | その他内装造作材 |
2.5 | 玄関ドア |
2.6 | サッシ |
【2】 | 生活空間における色彩の考え方 |
1. | 住宅のカラー傾向 |
2. | インテリア(商空間のカラー傾向) |
3. | 自動車のカラー傾向 |
4. | 携帯電話のカラー傾向 |
5. | 時代の気分を反映する白 |
6. | 自動車業界における白の歴史 |
7. | 白と色材開発 |
8. | 生活空間の色彩の在り方 |
【3】 | 「人・街・暮らし」と環境色彩の考え方 |
1. | 生活環境としての「街」を考える |
2. | 「街づくり」の歴史を感じてみよう |
3. | どのように現代を暮らしているのか? |
4. | 自然に「環境色彩」を感じるために |
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製品開発に求められる【高級感/上質感】と技術、素材 |
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1. | ●●の素材や色、形状に求められる条件 |
2. | “○○感”を付与するために求められる素材や色、形状 |
3. | ●●のデザインや加飾の今後の方向性や課題 |
4. | 加飾技術や素材の採用に当たってのポイント外観、質感以外に求められること |
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5. | 将来的にあればいい思える素材、欲しいと思う技術(自社製品に使いたいと思う素材や技術について) |
6. | 製品開発において異業種からヒントを得ていること(具体的な業種や参考にしているポイントなど) |
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■自動車内装 |
■PC |
■スマートフォン |
■携帯オーディオ製品 |
■コンシューマ用AV・ICT |
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■メイクアップ化粧品 |
■化粧品パッケージ |
■スポーツウェア |
■医用機器 など |
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