第1章 基礎〜基礎から実用化までの研究経緯〜

 高機能な酸化チタン光触媒の創製と応用展開〜基礎からの研究経緯と応用展開〜
1はじめに
2酸化チタン光触媒研究の実用化までの歩み
3光触媒上での初期過程
 
4環境浄化への応用展開の最近の動向
5おわりに
 

 二酸化チタンの光電気化学と光触媒
1はじめに
2半導体電極の電気化学
3二酸化チタン光触媒粒子中のバンドの曲がりの影響と粒子サイズ効果
 
4光触媒反応における結晶面の役割
5おわりに
 

 水分解
1はじめに
2チタン/ホウ素複合酸化物による水の光触媒分解
 
3酸化チタン薄膜による水の光触媒分解
4まとめ
 

 水質環境浄化
1はじめに
2光触媒反応の基礎原理
3光酸化反応の経時変化
4光分解速度に影響をあたえる因子
5有機化合物のラジカル酸化による分解生成物
 
6触媒分散系と固定化触媒系の反応
7太陽光照射による光分解
8太陽光照射方式による実験例
9おわりに
 
第2章 高効率光触媒の調製法

 ルチル・アナターゼ複合二酸化チタン光触媒
1はじめに
2P―25(デグサ)粉末の構造
3物理的に混合したルチル・アナターゼ複合光触媒の活性
 
4複合光触媒の高活性の原因
―酸素の還元過程―
5まとめ
 

 Ti―含有ゼオライト・メソ多孔質シリカ系光触媒
1はじめに
2酸化チタン光触媒/多孔質体複合化の目的
3細孔内に固定化した酸化チタンの特徴
 
4Tiを含有するゼオライトとメソ多孔質シリカの調製
5Ti含有多孔質体の光触媒能とその応用
6可視光応答型ゼオライト光触媒の開発
 

 層間光触媒
1はじめに
2高活性酸化チタン光触媒の設計指針
3層間光触媒に期待される機能
 
4層間光触媒の合成
5層間光触媒の光触媒作用
6おわりに
 

 新型担体による高効率化
1はじめに
2作製方法
 
3触媒効果
4おわりに
 

 ナノスケール金属超微粒子担持ルチル型酸化チタン光触媒
1はじめに
2光触媒材料としてのルチル型酸化チタン
3ルチル型酸化チタン光触媒の高活性化
4ルチル型酸化チタン光触媒のナノ金属担持法
 
5金属ナノ粒子担持ルチル型酸化チタン光触媒の活性評価
6光触媒蛍光灯への応用
7おわりに
 

 ソルボサーマル法による高活性酸化チタン光触媒材料の合成
1はじめに
2ソルボサーマル法とは
3高活性光触媒の設計
4ソルボサーマル法による酸化チタンナノ結晶の合成
5ソルボサーマル法TiO2の光触媒性能の評価
 
6ソルボサーマル法による可視光応答性酸化チタンの合成
7ソルボサーマル法による酸化チタン―吸着剤複合材料の合成
8ソルボサーマル法によるブルッカイト型酸化チタンの合成
9おわりに
 

 PC法を用いたチタニアの調製
1はじめに
2PC法によるチタニアの調製
3PC法チタニアの物理的性状
 
4PC法チタニアの光触媒活性
5おわりに
 
第3章 実用化光触媒の開発

 光触媒反応プロセスの特性およびその実用化への提案
1はじめに
2光触媒を用いた反応プロセスの実用化を困難にする原因
3実用化のための対策
 
4光触媒反応プロセスの開発例
5おわりに
 

 コーティング光触媒
1光触媒コーティング材の開発
1.1はじめに
1.2無機コーティング材の特徴
1.3光触媒無機コーティング材
1.4光触媒コーティング材の効果
1.5光触媒コーティング材の評価技術
1.6光触媒コーティング材の今後の展開
1.7まとめ
2酸化チタンと光触媒コーティング
2.1はじめに
 
2.2酸化チタン
2.3光触媒コーティング
2.4おわりに
3光触媒酸化チタンを使ったコーティング材料の応用技術
3.1光触媒酸化チタンの応用分野と実用化
3.2材料の機能と設計
3.3コーティング材料の設計と考え方
3.4光触媒性能評価の標準化
3.5今後の光触媒技術の展開
 

 薄膜光触媒
1マグネトロンスパッタ法による高活性/可視光光触媒薄膜の作製
1.1はじめに
1.2DCマグネトロンスパッタ法による高活性酸化チタン光触媒薄膜の作製
1.3RFマグネトロンスパッタ法による高活性酸化チタン光触媒薄膜の作製
1.4元素ドーピングによる可視光光触媒薄膜の作製
1.5酸化タングステンによる可視光活性光触媒薄膜の作製
1.6まとめ
2高分子および金属材料への光触媒膜の大面積低温成膜
2.1はじめに
2.2「低温成膜」、「大面積」、「高付着力」
2.3ウェットプロセスとドライプロセス
2.4反応性スパッタリング法による酸化チタン膜の低温生成とその特性
 
2.5低反射光触媒膜
2.6おわりに
3スパッタ法で作製したTiO2薄膜の構造と光触媒特性
3.1スパッタ法による高活性の酸化チタン光触媒の成膜
3.2スパッタ成膜したエピタキシャルTiO2の構造と光触媒特性
4光触媒TiO2薄膜の低温プロセス・高速成膜技術の検討
4.1はじめに
4.2低温プロセス薄膜作製法とその特徴
4.3低温プロセスによる光触媒TiO2薄膜作製例
4.4TiO2薄膜の低温プロセス高速成膜化の検討
4.5課題と対応
 

 高活性角柱状酸化チタン光触媒の開発と応用展開
1開発背景
2角柱状酸化チタン光触媒の物性および光触媒活性
 
3角柱状酸化チタン光触媒の応用
4おわりに
 

 金属チタン表面処理による光触媒材料の開発〜酸化チタン光触媒材料「Titanystar」〜
1はじめに
2チタン金属の特性
3酸化チタン光触媒材料「Titanystar
 
4結果および考察
5まとめ
 

 光触媒シリカゲルの開発とその応用
1光触媒シリカゲルの開発コンセプトおよび特長
2光触媒シリカゲルのキャラクタリゼーション
3光触媒シリカゲルの光触媒性能
 
4光触媒シリカゲル・パウダーの特長および性能
5おわりに
 

 高強度で高効率な酸化チタン光触媒繊維の開発とその用途展開
1はじめに
2酸化チタンによる光触媒酸化活性と効果的な活性発現について
3基本となる機能性セラミックスのin―situ合成プロセス
4ダイオキシンも分解できる高強度酸化チタン繊維
 
5酸化チタン繊維の浴槽水浄化効果
6酸化チタン繊維のプール水浄化効果
7酸化チタン繊維内蔵浄水装置使用によるランニングコスト
8酸化チタン繊維の失活について
9おわりに
 
第4章 可視光応型光触媒の創製

 可視光応答型の酸化チタン光触媒
1イオン工学技術を利用した可視光応答型酸化チタン薄膜光触媒の開発
1.1太陽光を有効利用する化学プロセス開発の意義
1.2ドライプロセスとしてのイオン工学的成膜法
1.3透明な酸化チタン薄膜光触媒の作製
1.4紫外―可視光で機能する酸化チタン薄膜光触媒の開発
1.5おわりに
2可視光応答型酸化チタン光触媒
2.1はじめに
2.2光触媒のメカニズム
 
2.3可視光応答型酸化チタン光触媒の歴史
2.4住友化学工業鰍フ取り組み
2.5粉末状可視光応答型酸化チタン光触媒(TPS)
2.6可視光応答型酸化チタン光触媒ゾル(TSS)
2.7おわりに
3半導体酸化チタン光触媒の可視光化
3.1可視光・太陽光を有効利用する意義
3.2イオン工学技術の応用による酸化チタン光触媒の可視光化
3.3おわりに
 

 窒素ドープ可視光動作型光触媒
1はじめに
2光触媒を取り巻く光環境
3Ti―O―N系光触媒の概要
 
4Ti―O―N光触媒の特性
5高性能光触媒への試み
6おわりに
 

 硫黄カチオンをドープした可視光応答型二酸化チタン光触媒
1はじめに
2硫黄カチオンをドープした可視光応答型二酸化チタン光触媒の調製法
3可視光応答型二酸化チタンの触媒活性
 
4まとめ
5今後の展開
 
第5章 光触媒による環境浄化

 汚染大気
1TiO2複合木質炭化物による有害物質分解のトポ化学
1.1環境浄化型TiO2複合木質炭化物
1.2TiO2複合木質炭化物の調製
1.3TiO2複合木質炭化物の光触媒活性のトポ化学
1.4TiO2結晶におけるホルムアルデヒド分解の光触媒反応機構
1.5大気および水質汚染物質への応用
 
2光触媒による沿道環境対策について
2.1概要
2.2はじめに
2.3大気汚染物質浄化能力とその持続性
2.4光触媒で生成する硝酸イオンの二次汚染問題
2.5光触媒による沿道の環境改善効果
2.6光触媒で新たに生成される大気汚染物質
2.7おわりに
 

 汚染水
1マイクロ波/紫外線照射下での光触媒による迅速水質処理技術
1.1はじめに
1.2二酸化チタンの光分解過程
1.3マイクロ波
1.4実験装置概要
1.5モデル水質汚染物質を用いたマイクロ波の照射効果
1.6特殊な光触媒反応の解明
1.7マイクロ波プラズマ紫外線ランプを用いた有機汚染物質の分解
 
1.8PD/MW法およびPD法による有機汚染物質の分解比較
2オゾンと光触媒併用による環境用水の浄化処理
2.1はじめに
2.2難分解性物質の分解への光触媒の適用
2.3光触媒/オゾン法による河川水の浄化特性
2.4回分処理から連続処理へ
2.5従来法との比較
2.6処理施設規模の試算
2.7おわりに
 

 含ハロゲン有機化合物の分解処理
1含ハロゲン有機化合物による汚染
2いろいろな処理法
3化学反応から見た含ハロゲン化合物の処理法
4光触媒を用いた処理―酸化的手法
5光触媒を用いた処理―還元的手法
 
6金属硫化物ナノ結晶を光触媒とする還元的脱ハロゲン化反応
7マイクロ波を用いた還元触媒的脱ハロゲン化反応
8将来的展望
 

 二酸化チタン光触媒反応の殺菌・抗菌システムへの適用
1はじめに
2光触媒による微生物不活性化速度論
3二酸化チタンとファージ粒子の吸着特性を考慮した不活性化モデル
 
4第三成分存在下における二酸化チタン光触媒によるファージ不活性化
5まとめおよび今後の展望
 

 環境浄化における実用化・製品化
1はじめに
2光触媒の技術開発の進展と市場の拡大
 
3光触媒の応用分野と製品化の進展
4おわりに
 
第6章 光触媒の国際標準化

 実際的内容
1はじめに
2光触媒性能評価試験法の標準化
3光触媒性能評価試験法の国際標準化
 
4光触媒標準化委員会各分科会の進捗状況
5国際標準化のスケジュール
6おわりに
 

 問題点と今後の展開
1はじめに
2何を標準化するのか
3光触媒の性能
 
4可視光応答型光触媒
5複合効果による大量処理、高機能化
6おわりに
 

 空気浄化性能試験方法の国際標準化
1はじめに
2光触媒による空気浄化
3標準化の経緯と戦略
4空気浄化の特性と標準化の考え方
 
5国家規格の整備
6国際標準化
7今後の展望
 
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