第1章 地球環境の特徴と環境化学

 はじめに
 

 地球環境の化学的性質
 

 地球大気の組成
 

 地球大気組成の変遷
 

 高酸素大気の働き
 

 おわりに
 
第2章 太陽光の科学的利用と環境保全

 はじめに
 

 環境にやさしい太陽光エネルギー
 

 光触媒を用いた太陽光の化学的エネルギーへの変換―光触媒はどのようにして働くのか―
 

 太陽光と光触媒を利用する環境保全への道
4.1水の完全分解による水素の製造
4.2二酸化炭素の水による還元固定化(人工光合成)
4.3窒素酸化物(NOx)で汚染された空気の清浄化
 
4.4住環境での汚れや悪臭物質の分解除去
4.5ダイオキシンなどの有害物質で汚染された水の無害化・清浄化
4.6曇らなく汚れないクリーンなアメニティ空間を創る
 

 太陽光を有効に利用できる新しい光触媒とクリーンなエネルギー創製
5.1可視光で作用する光触媒の意義と重要性
 
5.2新しいタイプの太陽電池開発への期待
 

 太陽光を利用する新しい化学技術の芽生えと今後への発展
 
第3章 環境にやさしい水素エネルギー

 はじめに
 

 水素の性質および特徴
 

 水素の製造
3.1化石燃料からの水素製造
 
3.2非化石燃料からの水素製造
 

 水素の貯蔵
4.1圧縮ガスとしての貯蔵
4.2液体水素としての貯蔵
 
4.3水素貯蔵材料による貯蔵
 

 水素の利用―燃料電池
5.1燃料電池の原理
5.2燃料電池発電と火力発電
5.3燃料電池の一般的特徴
 
5.4燃料電池の種類
5.5固体高分子(電解質)型燃料電池
 

 おわりに
 
第4章 環境に調和した有機合成化学

 はじめに
 

 有機合成化学におけるグリーンケミストリー―環境負荷特性と原子効率―
 

 有機合成反応の分類
3.1原子効率の高い反応:付加反応と転位反応
 
3.2原子効率の低い反応:置換反応と脱離反応
 

 環境に調和した有機合成反応の具体例
4.1原子効率を考慮した有機合成
4.2アジピン酸の合成
4.3水を溶媒とする合成反応
4.4超臨界流体を溶媒とする合成反応
 
4.5毒性の強い化合物を用いない有機合成
4.6遷移金属錯体を用いる酸化反応
4.7マイクロ波を用いる有機合成
4.8光を用いる有機合成
 

 おわりに
 
第5章 環境にやさしいフッ素テクノロジー

 はじめに
 

 フッ素の性質質
 

 フッ素資源
 

 フルオロカーボンの物性
 

 フルオロカーボンの利用
 

 フロンの性質と利用
 

 フロンガスと地球環境
 

 フッ素と生理活性
 

 有機合成におけるフッ素系溶媒
 

 代替有機溶媒としての含フッ素溶媒
 

 フッ素官能基の導入
 
第6章 環境にやさしい高分子材料−つくり方と使い方−

 はじめに
 

 高分子とプラスチック
 

 環境にやさしい高分子の合成
3.1汎用高分子の合成方法の工夫
3.2酵素や微生物を利用する高分子合成
 
3.3天然高分子の化学修飾
 

 環境にやさしい高分子材料の使い方
4.1高分子材料の長寿命化技術
4.2プラスチックのリサイクル
 
4.3生分解性(微生物分解性)高分子
 

 おわりに
 
第7章 生命高分子のテクノロジー−

 はじめに
 

 タンパク質
2.1タンパク質の構造
2.2タンパク質の機能
 
2.3核酸の構造と機能
2.4脂質膜の構造と機能
 

 生命高分子を用いる機能材料
3.1触媒機能をもつタンパク質
3.2酵素の修飾
3.3生命高分子の医療分野への応用
 
3.4ドラッグデリバリーと生命高分子
3.5生命高分子と診断材料
 

 おわりに
 
第8章 無尽蔵の資源からつくる高分子−シリコーン

 はじめに
 

 ケイ素工業とシリコーンの合成法
2.1ジメチルクロロシランモノマー合成(直接法)
 
2.2シリコーン高分子製造法
 

 シリコーンの基礎的な特性
3.1ケイ素の特性
3.2Si―O結合の特性
 
3.3シリコーン分子全体としての構造と特性
 

 シリコーンの利用法
4.1シリコーンオイル
4.2変性シリコーン
 
4.3シリコーンゴム
4.4シリコーンレジン
 

 おわりに
 
第9章 先端無機材料のデザインと合成

 はじめに
 

 物質の三態
 

 単結晶と多結晶、ガラス
 

 物質と材料
 

 先端材料の実例1―花弁状アルミナ薄膜
 

 ゾル―ゲル法
 

 撥水―親水パターンを利用したマイクロレンズアレイの作製
 

 先端材料の実例2―高イオン伝導材料β―アルミナ
 

 全固体電池の実現に向けた固体電解質材料の開発
 

 おわりに
 
第10章 生体機能をモチーフとしたセンサー化学

 はじめに
 

 酵素反応を用いる自動計測法
2.1酵素の固定化方法
 
2.2測定方法
 

 バイオセンサー
3.1酵素センサー
3.2免疫センサー
 
3.3DNAセンサー
3.4生体内(in vivo)計測
 

 バイオミメティック(生物模倣)センサー
4.1人工酵素
4.2分子鋳型(モレキュラーインプリンティング)ポリマー
 
4.3人工レセプター
 

 バイオチップ
 

 おわりに
 
第11章 エコフレンドリーな着色・画素形成技術

 インクジェット
 

 インクジェットの印刷原理
 

 インクジェット用インク
 

 プリント倶楽部
 

 ポイントカード
 

 ノーカーボン紙
 

 着色ガラスびん
 
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