導電性カーボンブラックの配合技術と分散技術及び応用評価
※このテキストは2022年11月29日に実施したセミナー資料です
※A4版・パワーポイント資料形式


1.はじめに

2.カーボンブラックの特性と用途
 2.1 代表的な導電性カーボンブラック
 2.2 製法と基本性状の関係について
 2.3 基本性状の評価方法
 2.4 導電性カーボンブラックの特性と用途
 2.5 電池用途におけるカーボン系導電材の役割及びアセチレンブラックの適用

3.カーボンブラックの導電性メカニズムと分散性
 3.1 導電性メカニズム
 3.2 導電性、分散性に影響を及ぼす因子

4.カーボンブラックの最適な選択と活用・配合術
 4.1 アセチレンブラックの代表的品種、特殊なアセチレンブラック
 4.2 アセチレンブラックのリチウムイオン二次電池の導電材の用途別活用例

5.リチウムイオン二次電池の電極作製プロセスを事例にしたアセチレンブラックの分散技術
 5.1 用途における分散の定義及び工程分散について
 5.2 小粒径アセチレンブラックの活用術
 5.3 分散の新しい評価技術

6.アセチレンブラックとカーボンナノチューブとの併用事例
 6.1 リチウムイオン二次電池用途
 6.2 コンパウンド用途における併用事例

7.次世代アセチレンブラックへの課題と対応
 7.1 リチウムイオン二次電池用途の課題と導電材
 7.2 電気化学分野における導電性カーボン材料の展望
 7.3 まとめ


【講演主旨】
 カーボンブラックは、帯電防止や導電性付与の目的で樹脂やゴム、電池材料の添加剤として幅広く
用いられています。本講演では、カーボンブラックの製法、特性、物性評価法、並びに、用途例につ
いて代表的な導電性カーボンブラックであるアセチレンブラックを主体に解説します。導電性を効果
的に発現させるための導電性メカニズムは、カーボンブラックの選定のみならず、配合、混練・混合
プロセス等の分散技術と密着した関係にあり切り離すことができません。これら一貫した材料設計を
特にリチウムイオン二次電池材料用途を重点的に、樹脂・ゴム用途においても技術的に重要な考え方
を解説します。
 本講座では代表的な導電性カーボンブラックであるアセチレンブラックの適切な配合や分散技術を
ご紹介し、用途特性との関連性に焦点を当てる事で、導電性カーボンブラックを使いこなすためのヒ
ントを見つけられるような講演にしたいと思います。

【習得できる知識】
・アセチレンブラックを始めとするカーボンブラックの特性・特徴
・アセチレンブラックの適切な選択と活用テクニック
・カーボンブラックなどの微粉炭素の分散の考え方、実践方法
・リチウムイオン電池用の導電材としての活用法と高性能化
 
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