序―シックハウスの現状と課題
1.1ホルムアルデヒドなどVOC問題とシックハウス
1.2住宅室内空気質とホルムアルデヒドなどVOC問題の経緯
1.3一般住宅の空気質
1.3.1新築住宅の空気質
1.3.2住宅の内装仕様と空気質
 
1.4今後の課題
1.4.1健康影響への課題
1.4.2健康で快適空気質確保への課題
1.4.3測定・評価への課題
 文献
 

 各国における取り組み―対策の最新動向
2.1アメリカにおける健康に最適な環境の設計およびそのための材料選択
2.1.1ダラス環境健康センター
2.1.2環境制御ユニット:ECU
2.1.3創造力と空気
2.1.4サウナによる解毒作用
2.1.5建物に関連した病気:BRI
 文献
2.2韓国におけるシックハウス対策の取り組み
2.2.1韓国政府の室内空気質管理政策現況
2.2.2韓国の汚染物質放散建築資材の試験方法
2.2.3韓国国内の室内空気質汚染関連団体
 
 文献
2.3わが国の動向
2.3.1ホルムアルデヒド問題の経緯―問題の経緯と関係行政機関の対応
2.3.2最近の問題の再燃
2.3.3官民共同委員会
2.3.4各省庁のこれまでの動向
2.3.5VOC測定法JIS化委員会
2.3.6自主管理登録制度
2.3.7次期の規制動向
 文献
 

 各種産業における対策と開発動向―材料を中心に
3.1木質加工建材と住宅設備機器
3.1.1木質加工建材の現状
3.1.2木質加工建材からのVOCの発生
3.1.3木質加工建材におけるシックハウス対策
3.1.4住宅設備機器の現状
3.1.5住宅設備機器からのVOCの発生
3.1.6住宅設備機器におけるシックハウス対策
 文献
3.2建築分野におけるVOC対策の現状と今後
3.2.1背景
3.2.2行政の動向
3.2.3設計・施工手法のフロー
3.2.4具体的な対策
3.2.5新しい対策方法
3.2.6まとめ
 文献
3.3扉・建材加工部材
3.3.1扉・建材加工部材の種類
3.3.2扉・建材加工部材のホルムアルデヒド対策
3.3.3扉・建材加工部材の木質材料のホルムアルデヒド対策
3.3.4扉・建材加工部材の二次加工方法とVOC
3.3.5今後の方向
 文献
3.4塗料・塗装における室内環境問題
3.4.1日本塗料工業会における室内環境対策
3.4.2塗料のシックハウス対策と材料開発動向
3.4.3塗料のホルムアルデヒド調査研究
3.4.4塗料のVOC調査研究
3.4.5塗装にあたっての注意事項
 文献
3.5塗料―対策の現状
3.5.1塗料について
3.5.2塗料組成と厚生労働省の13品目との関係
3.5.3公共建築工事標準仕様書
3.5.4環境対応塗料―水性塗料
3.5.5環境対応塗装に使う塗料の種類と副資材など
3.5.6環境対応塗料の選定
3.5.7VOCと揮発性有機化合物
3.5.8外装塗料のVOC対策
 
3.5.9おわりに
 文献
3.6接着剤とシックハウス症候群
3.6.1接着剤とVOC問題
3.6.2室内環境と接着剤
3.6.3シックハウス症候群と接着剤
3.6.4接着剤のVOC放散挙動
3.6.5接着剤のVOC対策
3.6.6建築基準法改正と接着剤
3.6.7今後のVOC対策
3.6.8水性形接着剤
3.6.9接着剤の選定と使用におけるポイント
3.6.10乾式工法
 文献
3.7壁装材料
3.7.1壁紙の種類
3.7.2壁紙のホルムアルデヒド対策
3.7.3その他のホルムアルデヒド放散量等級の認証
3.7.4壁紙とVOC
3.7.5壁施工用接着剤とVOC
3.7.6壁紙の品質規格
3.7.7今後のVOC対応と新ISM基準
 文献
3.8光触媒による対策技術
3.8.1はじめに
3.8.2光触媒の課題
3.8.3課題の解決手法
3.8.4光触媒の原理の概要
3.8.5信州セラミックスの光触媒の用途
3.8.6信州セラミックスの光触媒の安全性
3.8.7VOC対策塗料(デオルミペイントECO)
3.8.8おわりに
 文献
3.9家具の化学物質規制
3.9.1家具の評価方法
3.9.2材料の選択
3.9.3家具の測定方法
3.9.4家具からの化学物質の放散の対策
 文献
 

 測定・試験方法と装置開発の実際
4.1大形チャンバー法
4.1.1諸外国の規格
4.1.2大形チャンバー法の概要
4.1.3実際の大形チャンバーの例
4.1.4試験結果の評価
 文献
4.2アルデヒド類およびVOC類の分析方法
4.2.1はじめに
4.2.2アルデヒド類の分析
4.2.3VOC類の分析
4.2.4農薬類の分析
 文献
4.3小形チャンバー法
4.3.1測定装置の概要
4.3.2小形チャンバーによる測定例
4.3.3小形チャンバーでの測定精度
4.3.4小形チャンバー法の今後の動向
 文献
 
4.4パッシブフラックスサンプラー
4.4.1パッシブフラックスサンプラー
4.4.2PFSによる建材の放散フラックス評価
 文献
4.5簡易測定法
4.5.1はじめに
4.5.2簡易測定器の現状
4.5.3VOC簡易測定器の開発事例
4.5.4簡易測定器の課題と今後の展望
 文献
4.6室内空気測定方法
4.6.1測定はどのように行うか
4.6.2簡易測定法
4.6.3パッシブ法
4.6.4アクティブ法
4.6.5測定位置
4.6.6家具・什器のVOC測定
 文献
 

 シックハウス症候群と治療の最前線
5.1室内空気汚染化学物質の毒性と健康影響―健康被害・発生防止のためのリスク評価と情報伝達
5.1.1はじめに
5.1.2室内環境中の化学物質による健康被害
5.1.3呼吸器障害を伴う急性中毒事故
5.1.4室内空気汚染化学物質による健康被害:化学物質過敏症・シックハウス症侯群・シックスクール症候群
5.1.5室内空気汚染物質による健康被害:原因究明
5.1.6安全対策における今後の課題
 文献
5.2治療と今後の課題をさぐる
5.2.1原因物質からの回避
5.2.2患者教育
5.2.3身体状況の改善と有害化学物質の代謝促進・排出促進
 
5.2.4おわりに
 文献
5.3農薬および難燃剤として用いられている有機リン化合物による慢性中毒の実態と治療
5.3.1有機リン化合物の使用の実情
5.3.2有機リン化合物の作用機構
5.3.3有機リン慢性中毒・化学物質過敏症の症状と診断と治療
5.3.4まとめ
 文献
5.4シックハウス症候群の診断と治療―皮膚科領域より
5.4.1シックハウス症候群診断症例
5.4.2室内空気中化学物質関連皮膚症状の4群の層
 文献
 

 トピック―シックスクールの現状と対策,そして今後の課題
6.1はじめに
6.2シックスクールは,校舎だけが問題なのではない
6.2.1コンピュータ
6.2.2ワックス
 
6.2.3その他の学用品
6.3学校建築―新築・改築・そして測定
6.4おわりに
 文献
 

 事例集
7.1病院建築におけるシックハウス対策
7.1.1はじめに
7.1.2シックハウス対策をした病院建築
7.1.3まとめ
 文献
7.2化学物質対応住宅の実際
7.2.13人に1人はアレルギー―農薬で汚染された土壌
7.2.2住まいとアレルギー
7.2.3危ない地球
7.2.4省エネは住宅の必要条件
7.2.5室内空気環境
7.2.6換気の目的と計画換気
7.2.7健康的な住まい
7.2.8化学物質対応住宅の実際
 
 資料
7.3地元の木と土壁の家
7.3.1アレルギーを抱える家族の悩み
7.3.2事例1 静岡県・御殿場の家
7.3.3事例2 静岡県・伊東の家
7.3.4おわりに
7.4清浄な住宅室内環境構築の基本―計画計量換気の重要性
7.4.1だれもが手に入れやすい安全な住宅の選択とは
7.4.2真面目人間の集団―FPグループ
7.4.3幅広いシックハウスの意味と造り手の意識
7.4.4計画計量換気の重要性と条件
7.4.5必ずしも安全とは言えない自然派住宅
 
付録
付録1:住宅・環境問い合わせ先
付録2:東京都港区の区有施設シックハウス対策ガイドライン
付録3:東京都港区の区有施設シックハウス対策マニュアル
付録4:製品安全データシート見本
略語一覧
索引
 
Copyright (C) 2005 NTS Inc. All right reserved.