はじめに
 
基礎研究編

 チーグラー触媒の到達点と将来展望
1.オレフィン重合触媒の歴史
1-1.Ziegler触媒
1-2.Phillips触媒
2.オレフィン重合機構
2-1.活性点形成反応
2-2.成長反応
2-3.連鎖移動反応
2-4.停止反応
3.触媒と助触媒の相互作用
(1)助触媒との予備接触によるチタン種の酸化状態の変化
(2)助触媒との予備接触による触媒組成の変化
4.触媒開発に対する各社の取り組み
 
4-1.Montel1
4-2.三井化学
4-3.東邦キャタリスト
4-4.三菱化学
4-5.Solvay
4-6.Phillips
4-7.その他
5.将来展望
5-1.超高活性
5-2.耐高温特性
5-3.粒子形状制御
5-4.安定剤機能付与
6.おわりに
 

 非メタロセン触媒の発展
1.Brookhart触媒および関連錯体に見られる特徴
2.非メタロセン型4族錯体による重合
 
3.非メタロセン型CrおよびX錯体による重合
4.非メタロセン型希土類錯体による重合
 

 メタロセン触媒の最新動向
1.はじめに
2.重合機構について
3.非架橋メタロセン錯体によるプロピレンの重合
4.および対称架橋型メタロセン錯体によるプロピレンの重合
5.対称架橋型メタロセン錯体の合成
 
5-1.ジアステレオ選択的合成法
5-2.ラセミ体とメソ体混合物の簡易分離法
6.対称架橋型メタロセン錯体によるプロピレンのアイソタクチック重合
7.おわりに
 

 メタロセン触媒による種々のモノマー重合
1.はじめに
2.環状オレフィンの重合
2-1.環状オレフィンの重合
2-2.環状オレフィンとエチレンの共重合
2-3.エキソメチレン化合物の重合
3.ジエンの重合
3-1.ブタジエンの重合
3-2.イソプレンの重合
3-3.非共役ジエンの重合
4.マクロモノマーの共重合および重合
 
4-1.長鎖分岐を有するポリマーの合成
4-2.マクロモノマーの共重合
5.ビニルモノマーの重合
5-1.スチレンの重合
5-2.メタクリル酸エステル
5-3.塩化ビニルの重合
5-4.その他のビニルモノマーの重合
6.官能基を含むモノマー
6-1.極性基を含むモノマーの重合
 

 重合触媒の基礎:触媒機構の解明と新錯体重合触媒の開発
1.はじめに
2.重合触媒の触媒機構
3.メタロセン触媒
3-1.メタロセン触媒活性種
3-2.アニオンの役割について
 
4.ハーフメタロセン触媒
5.非メタロセン触媒
5-1.非メタロセン触媒の合成と活性種の解明
6.極性モノマーの重合への展開
7.まとめ
 

 ハーフメタロセン等の第4族遷移金属錯体触媒によるオレフィン重合
1.はじめに
2.オレフィン重合触媒としてのハーフメタロセン型チタン錯体触媒
2-1.ハーフメタロセン型錯体触媒によるオレフィン重合
 
2-2.エチレンとスチレンとの共重合
3.おわりに
 
 
応用技術編

 新規メタロセン触媒開発と新世代ポリスチレンの創製
1.はじめに
2.触媒の開発
2-1.遷移金属錯体の探索
2-2.助触媒
(1)MAO
(2)ボレート
3.SPSの物性と用途
3-1.SPSの結晶化速度と結晶構造
 
3-2.SPSの耐熱性
3-3.SPSの耐溶剤性
3-4.PS固有の特性
3-5.SPSの流動性
3-6.SPSのリサイクル性
3-7.SPSの用途
4.おわりに
 

 メタロセン触媒によるポリエチレンについて
1.工業的ポリエチレン製造の歴史
2.メタロセンによるポリエチレン
2-1.一般的メタロセン系PEの構造
2-2.CREOLEXの構造的特徴
(1)CM含有量
(2)広めの分子量分布
(3)逆コモノマー分布(RCD)
 
3.CREOLEXの特徴を活かした用途展開例
3-1.バイモーダル
3-2.High-flow分野
3-3.変成材料
3-4.フィルム分野
4.おわりに
 

 ポリプロピレン用メタロセン触媒の進捗とプロピレンランダム共重合体について
1.はじめに
2.メタロセン触媒によるポリプロピレン
2-1.アタクチックポリプロピレン(APP)
2-2.シンジオタクチックポリプロピレン(SPP)
2-3.アイソタクチックプロピレン(IPP)
2-4.エラストメリックポリプロピレン(ELPP)
2-5.その他のメタロセンによるポリプロピレン
3.メタロセン触媒によるアイソタクチックプロピレンランダム共重合体
3-1.開発経緯
 
3-2.触媒改良
3-3.製品物性
(1)組織分布と分子量分布
(2)結晶化挙動
3-4.用途展開
(1)フィルム分野への適用
(2)射出成型分野への適用
3-5.繊維・不織布分野への適用
4.おわりに
 

 共役ジエン重合触媒技術の最新動向
1.はじめに
2.非メタロセン系共役ジエン重合触媒
2-1.Co触媒
2-2.Ni触媒
2-3.Li触媒
2-4.Ti触媒
2-5.Nd触媒
 
2-6.その他の触媒
3.メタロセン系ジエン重合触媒
3-1.Ti触媒
3-2.V触媒
3-3.Sm触媒
4.今後の展望
 

 EPMおよびEPDMの合成と機能
1.概要
2.EPMおよびEPDMの製造
2-1.重合触媒
2-2.重合プロセス
(1)既存バナジウム系触媒
(2)メタロセン系触媒
(3)気相重合プロセス
3.EPMおよびEPDMの機能
3-1.ポリマー構造と物性
 
(1)エチレン/プロピレン組成比
(2)分子量と分子量分布
(3)ジエン成分種および量
(4)分岐
3-2.既存バナジウム系触媒とメタロセン系触媒によるポリマーの比較
(1)既存EP(D)Mとメタロセン系EP(D)Mの比較
(2)メタロセン系ポリマーの展開
4.おわりに
 

 アイソタクチックポリプロピレンの合成と機能・応用
1.はじめに
2.メタロセン触媒によるアイソPPの合成
3.メタロセン触媒から得られるアイソPPの性質
4.メタロセン触媒から得られるアイソタクチックポリプロピレンの応用
 
4-1.はじめに
4-2.繊維への応用(スパンボンド不織布)
4-3.射出成形品への応用
4-4.フィルムヘの応用
5.おわりに
 

 シンジオタクチックポリプロピレンの合成、機能とその応用
1.シンジオタクチックポリプロピレンの合成
1-1.シンジオタクチックポリプロピレン合成の歴史的背景
1-2.sPPの立体規則性の決定とその乱れ
1-3.-symmetricメタロセンの構造による触媒性能への影響
1-4.担持型メタロセン触媒によるsPPの合成
 
2.シンジオタクチックポリプロピレンの機能とその応用
2-1.sPPの基本特性
2-2.sPPの電気的特性
2-3.sPPの応用と展開
 

 チーグラー触媒による新規オレフィン系ブロックコポリマーの創製
1.緒言
2.実験
2-1.試薬
2-2.ストップ・フロー法を用いたプロピレン重合
2-3.高圧ストップ・フロー法を用いたPP--(PE--PP)の合成
2-4.生成ポリマーの解析
3.結果および考察
 
3-1.ストップ・フロー法を用いたプロピレン重合
3-2.各種外部ドナーを用いたPP--(PE--PP)の合成
3-3.外部ドナー添加量がPP--(PE--PP)の高分子量化に与える影響
3-4.助触媒添加量がPP--(PE--PP)の高分子量化に与える影響
4.結論
 
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