構造物劣化のメカニズムと対応策の現状
総 説インフラ構造物の維持管理・長寿命化の重要性
(藤野 陽三)
1はじめに
2インフラの特徴
3インフラのマネジメント
4高速道路インフラの状況
5アメリカの教訓
6長寿命ものを作るべき時代
7おわりに
第1章構造物劣化メカニズム
第1節鋼構造物の劣化メカニズム
(貝沼 重信)
1はじめに
2疲 労
3腐 食
第2節コンクリート構造物の劣化メカニズム
(丸山 久一)
1はじめに
2劣化の要因
3劣化のメカニズム
4おわりに
第2章社会インフラ構造物の維持管理
第1節インフラマネジメントの観点から求められるモニタリングデータの活用法
(貝戸 清之)
1はじめに
2インフラマネジメントにおけるモニタリング
3長期時系列モニタリングデータの活用
4おわりに
第2節予防保全型管理による点検と健全度診断
(木 千太郎)
1はじめに
2道路橋の点検
3健全度診断
4おわりに
第3節リスクベースメンテナンスによる保全計画の最適化
(岩崎 篤)
1はじめに
 
2リスクベースメンテナンスとは
3リスク評価手法
4モニタリングの役割と現状
第4節集合住宅ストックの維持管理への取り組み
(山田 勝保)
1はじめに
2維持管理の体系
3保守点検について
4修繕について
5居住水準の維持・向上
6おわりに
第3章インフラ構造物老朽化対応策
第1節公共施設等総合管理計画で求められるインフラ老朽化対策の論点
(根本 祐二)
1はじめに
2第2のピラミッド
3政策の転換
4総合管理計画のポイント
5東洋大学版標準モデル
6おわりに
第2節行政の取り組み─次世代社会インフラ用ロボット開発・導入─
(岩見 吉輝)
1はじめに
2検討の経緯
3省庁連携による検討を開始
4実行体制の構築
5ロボット技術の公募の開始
6現場検証の状況
7おわりに
第3節インフラ構造物維持管理における海外動向
(古田 均)
1はじめに
2諸外国の動向
3構造ヘルスモニタリングの歴史
4諸外国での実構造物への構造ヘルスモニタリングの応用
5システム同定
 

 モニタリングのための要素技術動向
総 説ヘルスモニタリングの重要性と要素技術最新動向
(板生 清)
1構造物も情報発信している
2安全・安心科学技術に関する政府の取り組み
3ヘルスモニタリングの必要性
4最新の要素技術
5将来のモニタリング技術の展望
第1章インフラ構造物のモニタリングに向けた各種センサ,ネットワーク技術の実際
(小林 彬)
1はじめに
2社会インフラの維持管理とモニタリングシステム開発の考え方
3モニタリング用センサ等の開発動向
4点検作業とモニタリングとの協調連携
5橋梁の劣化損傷のレベル・フェーズとモニタリング
6社会インフラモニタリングシステムとセンサネットワーク
7予防保全と必要な予知技術
8モニタリングシステムの将来像
9おわりに
第2章モニタリング画像の高精度な変位計測技術
(新津 靖)
1はじめに
23次元画像計測について
32次元画像計測について
4画像相関法(digital image correlation ; DIC)
5画像相関法を用いた実稼働中の橋梁の変位計測
6簡易な変位モニタリングシステム
7まとめ
第3章非破壊モニタリングのための3次元データ解析技術および装置技術
(木村 建次郎・美馬 勇輝・木村 憲明・弓井 孝佳・森 康成・星島 一輝・中田 成幸・土井 恭二)
第1節マイクロ波を用いた巨大コンクリート構造物内部の非破壊検査技術
1はじめに
2レーダにおける3次元映像化の理論
3マルチパスリニアアレイレーダ
第2節磁場を用いたコンクリート中の鉄筋診断技術
 
1はじめに
2磁気映像化における画像再構成の原理
3磁場による鉄筋非破壊映像化
第4章検査・診断技術
第1節交流インピーダンス法を用いたコンクリート内塩化物濃度の診断技術
(小林 宏一郎)
1はじめに
2供試体の概要
3測定方法
4測定結果
5塩化物濃度評価式の提案と結果
6まとめ
第2節レーザーによるコンクリート欠陥検査・診断技術
(島田 義則)
1はじめに
2レーザー振動計測を用いたコンクリート欠陥診断法の原理
3コンクリート欠陥検出方法
4新幹線橋梁コンクリートの内部欠陥検査
5まとめ
第3節音響カメラを用いた水中構造物点検技術
(岸 寛人)
1はじめに
2水中構造物点検手法
3使用機器
4撮影方法
5モザイク図の作成
6精度の向上
第4節導電塗料を用いたひび割れ検出技術
(仲山 貴司・仁平 達也)
1はじめに
2トンネルに用いる導電塗料の仕様と性能
3橋梁・高架橋に用いる導電塗料の仕様と性能
4おわりに
第5節画像解析によるひび割れ進行診断技術
(西山 哲・菊地 輝行)
1はじめに
2ひび割れ幅の変動量を定量化する画像解析手法
3現場計測例
4まとめ
 

 検査デバイス開発と適用事例
第1章点検ロボット
第1節管内面検査用ロボット「エルボマスターシリーズ」の開発
(和田 秀樹)
1はじめに
2エルボマスター開発の背景と装置仕様
3エルボマスターシリーズの主な機構
4おわりに
第2節鋼鉄製橋桁向け小型点検ロボット「バイリム」の開発
(高田 洋吾)
1はじめに
2バイリムの着想と基本設計
3バイリムの概要
4バイリムの走行性能
5おわりに
第3節高所点検向け無人飛行ロボットの開発
(野波 健蔵)
1はじめに
2マルチロータヘリ・ミニサーベイヤーの技術の現状
3高所点検向け無人ヘリの活用
4非GPS 環境下での自律飛行およびミニサーベイヤーの最新技術
5おわりに
第4節橋梁鈑桁床版点検ロボット「Rope Stroller」の開発
(山崎 文敬)
1はじめに
2鈑桁床版近接目視
3ワイヤ吊下げ型目視点検ロボットRope Stroller
4まとめ
第2章モニタリング装置
第1節構造物メンテナンスに向けての変形分布計測技術の開発
(津田 浩・李 志遠)
1はじめに
2モアレ現象を利用した変形分布計測の原理
3火力発電プラントの高温配管の変形分布計測への適用
4長大橋のたわみ分布計測
5おわりに
第2節レーザー遠隔探査法によるトンネル覆工剥離検知装置の開発
(篠田 昌弘・御ア 哲一・島田 義則・江本 茂夫)
1はじめに
2鉄道トンネルの維持管理
3開発目的
4レーザーによる非接触計測技術の原理
5剥離検出アルゴリズム
6試作機を用いた山陽新幹線トンネル内における検証試験
7軌道走行型のトンネル覆工剥離検知装置の開発
8中央通路走行型のトンネル覆工剥離検知装置の開発
9まとめ
第3節光学的全視野計測法によるコンクリート構造物の健全性診断装置の開発
(松田 浩・出水 享・伊藤 幸広・内野 正和・肥田 研一)
1はじめに
2全視野ひずみ計測装置の概要
3デジタル画像相関法を用いた変位,ひずみ計測
4スリット応力解放法によるPC 桁の現有応力測定方法
5実PC 橋への適用
6おわりに
第4節多点配置した無線加速度センサを用いた構造物の動態可視化とその応用
(中畑 和之・高本 龍直)
1はじめに
2橋梁の3次元動態可視化システム
3歩道橋における動的可視化システムの検証
4まとめ
第3章モニタリングシステム
第1節陸域観測技術衛星による構造物変位計測と監視システムへの適用
(佐藤 弘行)
 
1はじめに
2衛星SAR について
3衛星SAR による構造物の変位計測事例
4おわりに
第2節無線センサネットワークを利用した構造モニタリング
(長山 智則)
1はじめに
2モニタリング利用の形態と期待される付加価値
3無線モニタリング機能の実現
4無線センサを利用した実橋梁モニタリング
5無線化による付加価値と今後の展望
第3節光ファイバセンサを用いたヘルスモニタリングシステムの開発
(村山 英晶)
1はじめに
2光ファイバセンサの概要
3代表的な光ファイバセンサ
4ヘルスモニタリングへの適用事例
5まとめ
第4節MEMS 感振センサを用いた構造ヘルスモニタリングシステム
(坂上 智・村上 敬三・北川 慎治)
1はじめに
2構造ヘルスモニタリングシステム
3構造ヘルスモニタリングの要素技術
4おわりに
第4章実施・適用例
第1節RFID 構造物診断技術「WIMO(R)」の開発と適用事例
(江里口玲)
1はじめに
2非破壊検査技術の現状
3RFID 腐食環境検知システムの概要
4RFID 腐食環境検知システムの適用事例
5RFID 腐食環境検知システムの利用イメージ
6おわりに
第2節FBG 光ファイバセンサを用いたさまざまな建設構造物モニタリング
(田村 琢之)
1建設構造物における計測・モニタリングの位置づけ
2光ファイバセンサの特長と建設分野への適合性
3FBG 光ファイバセンサの原理
4FBG 光ファイバセンサの適用事例
5最後に
第3節赤外線による構造物調査技術「コンスファインダー」の開発と適用
(佐藤 大輔)
1はじめに
2機器構成の基本的な考え方
3システム開発
4実際の構造物による検証
5まとめ
第4節清水建設鰍ノおける構造ヘルスモニタリングの研究開発事例
(稲田 裕)
1研究開発の取り組み状況
2適用事例
3今後の展開
第5節球形貯槽検査ロボットの開発と適用事例
(今川 博之・岡田 猛志)
1はじめに
2TOFD 法
3球形貯槽検査ロボット
4溶接線自動追従走行機構
5現場走行試験
6検査ロボットの現場適用と検査実績
第6節小型無人機システムを活用した構造物調査への取り組み
(渡辺 豊)
1開発の経緯
2技術概要
3適用事例
4考 察
5課題と今後の展望
 
 ※本書に記載されている製品名,サービス名等は各社もしくは各団体の登録商標または商標です。
   なお,本書に記載されている製品名,サービス名等には,必ずしも商標表示〔(R),(TM)〕を付記していません。
 
巨大構造物ヘルスモニタリング
〜劣化のメカニズムから監視技術とその実際まで〜
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