第1編 特徴あるさまざまな水

 各種機能水の特徴・効果
1.はじめに
2.水の活性化
3.各種機能水の特徴・効果
3.1.電磁場・波などで処理した機能水
3.1.1.電気分解水
3.1.2.磁気処理水
 
3.1.3.遠赤外線放射セラミックス処理水
3.1.4.電磁場・波を用いたその他の機能水
3.2.添加物質をコントロールした水
3.2.1.ミネラルコントロール水
3.2.2.ガスコントロール水
 

 利用拡大されている水の特徴
2.1.  海洋深層水
1.海洋深層水とは
1.1.はじめに
1.2.日本近海の海洋深層水
1.3.海水の利用
1.4.海洋の成分(海水中に等置されたミネラル)
2.海洋深層水の飲料としての利用
2.1.その目的および特徴
2.2.高ミネラル健康飲料の製造
2.3.ミネラル飲料水の効果および生理活性
 
3.海洋深層水由来の水を利用した開発商品
3.1.海洋深層水と食品開発
3.2.海洋深層水の産業利用
3.2.1.化粧品への応用
3.2.2.水産への利用
3.2.3.医療への利用アトピー性皮膚炎の
改善とその臨床例
3.3.海洋深層水由来の水の特長
4.海洋深層水の利用と展望
 
2.2.  アルカリイオン水
1.はじめに
2.アルカリイオン水の機能
3.アルカリイオン水の物性
3.1.アルカリイオン水の定義
3.2.アルカリイオン整水器の種類
3.3.アルカリイオン水の組成
 
3.3.1.pH
3.3.2.アルカリイオン水中の陽イオンの組成
3.3.3.アルカリイオン水中のトリハロメタン
3.3.4.アルカリイオン水中の水素
4.おわりに
 
2.3.  還元水
1.はじめに
2.活性酸素と疾病
3.電解還元水と天然還元水の疾病改善効果と細胞内活性酸素消去作用
4.活性水素金属ナノコロイド還元水説
 
5.還元水の抗糖尿病効果
6.還元水のがん抑制効果
7.その他の疾病改善効果
8.おわりに
 
 
第2編 農業分野における水の特性と新しい利用技術

 農業
1.1.  農業分野と機能水
1.はじめに
2.各種機能水
2.1.磁気処理
2.2.超音波処理
2.3.ミネラル添加処理水
2.4.電解水(電気分解生成水)
 
3.農業分野で期待される効果
3.1.消毒効果
3.2.生育促進、品質向上の効果
4.電解水の実用化のための検討
5.成果の整理と課題
6.おわりに
 
1.2.  機能水が園芸作物の育成に及ぼす作用性
1.はじめに
2.機能水の特性
3.水分子のクラスター
4.電解イオン水の生成とクラスター値
5.磁界水の特性とクラスター値
6.活性炭の特性とクラスター値
7.電解イオン水、磁界水および活性炭などで処理した機能水が、養液栽培での葉菜類と灌水でのシクラメンの生育に及ぼす作用性
7.1.養液栽培装置の概要
8.電解水による葉菜類の養液栽培および
シクラメンの育成
 
8.1.サラダ菜の処理方法
8.2.シクラメンに電解イオン水の作用性
9.磁界水による葉菜類の養液栽培
10.ヤシ殻活性炭によるシクラメンの育成および備長炭と竹炭によるビタミン菜の養液栽培
10.1.ヤシ殻活炭によるシクラメンの育成
10.2.備長炭と竹炭の処理によるビタミン菜の養液栽培
11.まとめ
 
1.3.  電解水散布による植物病害防除
1.はじめに
2.電解強酸性水
3.電解オゾン水
4.農学分野における電解強酸性水利用研究の現状
5.電解水散布による植物病害防除試験の概要
 
5.1.強酸性水散布試験
5.2.調節水散布試験
5.3.強酸性水と強アルカリ性水の連続散布試験
5.4.電解オゾン水散布試験
6.おわりに
 
1.4.  電気分解陽極水を用いた切り花鮮度保持技術
1.はじめに
2.使用した電気分解水
3.電気分解陽極水の切り花(バラおよび
カーネーション)に対する鮮度保持効果
3.1.バラ
3.1.1.電気分解陽極水がバラの品質保持に
及ぼす影響
3.1.2.バラ生け水のpHが品質保持に及ぼす影響
3.1.3.バラ生け水中の生菌数
3.1.4.温度や光が品質保持に及ぼす影響
3.2.カーネーション
 
3.2.1.電気分解陽極水がカーネーションの
品質保持に及ぼす影響
3.2.2.温度や光が品質保持に及ぼす影響
3.2.3.電気分解陽極水のpHが品質保持に
及ぼす影響
3.2.4.電気分解陽極水による
エチレンの分解とその機構
4.電気分解陽極水のバラに対する効果要因
5.電気分解陽極水のカーネーションに対する効果要因
6.おわりに
 
1.5.  養液栽培への応用と評価
1.はじめに
2.磁気印加装置および養液栽培条件
3.ホウレンソウの生長に及ぼす影響
3.1.栽培条件
3.2.実験結果
3.3.検討
 
4.磁場効果と培養液
4.1.栽培条件
4.2.実験結果
4.3.検討
5.検討
6.まとめ
 
1.6.  養液栽培の培養液制御による生産物の品質向上
1.はじめに
2.研究手法としての養液栽培の特性
2.1.養液栽培の特性
2.2.養液栽培ユニットの特徴と利用した研究事例
2.2.1.植物工場
2.2.2.メタン発酵の消化液と処理水を利用した養液栽培
3.養液栽培の培養液制御による生産物の品質向上
3.1.養液栽培の培養液組成
3.2.培養液制御による生産物の品質向上
3.2.1.培養液濃度の制御による果菜類の食味向上
 
3.2.2.香辛野菜の収量ならびに品質・貯蔵性と
培養液濃度
3.2.3.培養液濃度の制御によるミツバの品質向上
3.2.4.培養液へのFe−EDTA添加による
香辛野菜の品質向上
3.2.5.高濃度培養液処理によるミツバの
品質向上と生理特性
3.2.6.培養液制御によるミツバの品質向上と
切断に対する応答反応
4.おわりに
 
1.7.  農業用水
1.農業用水の特性
1.1.農業用水としての水資源の使用量
1.2.農業用水の使用量が大きい理由
1.3.農業用水による水の使用と消費
2.水文条件による穀物生産と灌漑の多様性
2.1.世界の三大穀物
2.2.水文条件と主要食用穀物(米、小麦)の生産
2.3.水文条件と農業用水
3.乾燥地域の農業用水
3.1.乾燥地域の伝統的農業用水
3.2.乾燥地域の近代的農業用水
4.湿潤地域の農業用水
4.1.水稲湛水栽培の便益
 
4.2.灌漑稲作のさまざまな動機
4.3.流域水循環から見た乾燥地域と
湿潤地域の灌漑の違い
4.4.湿潤地域の水田灌漑の外部性(多面的機能)
5.希少性と潜在価格が変動する
資源として水資源を捉える重要性
5.1.水資源の希少性の変動性とリスク
5.2.共同の力で水資源の変動性を克服する
持続性の高いシステム
5.3.水資源の使用の効率性とは何か
5.4.水資源の潜在価格の変動に適切に
対応できる水管理のあり方
 

 水産
2.1.  電解水の水産への応用
1.電解水の種類
2.魚介類の飼育排水および飼育器具の殺菌消毒
2.1.殺菌効果
2.2.飼育排水の殺菌消毒
2.3.飼育器具の殺菌消毒
 
3.魚病対策−サケマスのミズカビ病防除−
3.1.遊走子の発芽阻止と菌糸の発育阻止
3.2.サケマス卵のミズカビ病防除
4.その他の利用の展望
 
2.2.  海水魚の養殖・流通用の水
1.はじめに
2.マダイの種苗生産から養殖・出荷まで
2.1.親魚からの採卵および人工孵化
2.2.仔稚魚の飼育
2.3.網生簀での養成(稚魚から成魚まで)
2.4.網生簀を設置する海域
2.5.養魚場環境のモニタリング
3.陸上養殖における水管理
3.1.取水設備
3.1.1.直接取水方式
3.1.2.自然導入方式(サイフォン方式)
 
3.1.3.井戸取水方式
(浸透取水方式・ボウリング方式)
3.2.ろ過システム
3.2.1.重力式
3.2.2.圧力式
4.海水の殺菌法
4.1.紫外線による殺菌
4.2.オゾンによる殺菌
5.活魚輸送
5.1.活魚車によるトラック輸送
5.2.活魚船による船舶輸送
 
2.3.  魚介類の電解水による除菌
1.はじめに
2.電解水によるマグロブロックの除菌
2.1.はじめに
2.2.材料と方法
2.3.結果と考察
 
3.電解水による白身魚のフィレの除菌
3.1.はじめに
3.2.材料と方法
3.3.結果と考察
4.まとめ
 
2.4.  ナノバブル水
1.はじめに
2.マイクロバブル
2.1.マイクロバブルの自己加圧効果
2.2.マイクロバブルの帯電性
2.3.マイクロバブルの圧壊
 
3.ナノバブル
3.1.酸素ナノバブル水
3.2.オゾンナノバブル水
3.3.ナノバブル安定化のメカニズム
4.おわりに
 

 [畜産]水の利用方法+搾乳衛生
1.搾乳における水の利用方法
1.1.水による洗浄の意義
1.2.洗浄の考え方
1.2.1.汚れが付着している状態
1.2.2.洗浄の概念
1.2.3.洗剤(清浄剤)の定義と作用
2.牛乳の汚れの種類と洗浄の方法
2.1.搾乳機器類などの汚れの種類
2.1.1.液状牛乳
2.1.2.乳膜(牛乳の乾燥した薄い膜)
2.1.3.乳垢(乳スケール)
2.1.4.乳石(熱沈積牛乳成分または熱硬化タンパク質)
2.2.汚れを構成する乳成分の洗浄性
2.2.1.洗剤(化学的エネルギー)による洗浄性
2.2.2.物理的エネルギーによる洗浄性
 
2.2.3.搾乳機器類の洗浄方法
3.畜産分野で利用できる機能水の効果
3.1.酸性電解水
3.2.酸性電解水の殺菌力
3.3.食品と農畜産分野での酸性電解水の利用
4.乳頭清拭における酸性電解水の効果
4.1.強酸性電解水の効果
4.2.微酸性電解水の効果
4.3.温湯噴射による乳頭洗浄と乳頭位置の影響
4.4.乳頭表皮に付着する細菌の変動傾向
5.ミルキングパーラーの洗浄と殺菌における
強電解水の効果
5.1.酸性電解水の搾乳ラインの殺菌効果
5.2.強アルカリ性電解水の洗浄効果
 

 [林業]海洋深層水による食用キノコの水煮処理と鮮度保持
1.はじめに
2.食用キノコの水煮処理
 
3.食用キノコの鮮度保持
4.おわりに
 
 
第3編 食品分野における水の特性と新しい利用技術

 食品分野と水の機能
1.食品中の水
2.水を介した食品成分間相互作用
2.1.魚肉タンパク質の安定性とゲル形成性
2.2.魚肉タンパク質の変性抑制
2.3.魚介類の乾燥過程における水の状態変化
 
2.4.タンパク質の油脂分散系安定化作用
(多成分系の安定化)
2.5.糖修飾による食品タンパク質の機能性変改
3.食品に対する水の機能
4.機能水としての電解水
 

 加工食品
2.1.  電解水、特に微酸性次亜塩素酸水を用いた食品加工技術
1.はじめに
2.食品産業で殺菌剤に求められる要件と
微酸性次亜塩素酸水の特徴
2.1.危害微生物の多様性
2.2.微酸性次亜塩素酸水の殺菌効果、
殺菌スペクトル
2.3.食品品質への影響
2.4.安全性
2.5.利用上の便宜性
3.微酸性次亜塩素酸水の特性を生かした
効果的利用法
 
4.微酸性次亜塩素酸水利用設備の概要
5.利用の実際
5.1.共通利用項目
5.2.醸造、清涼飲料工場
5.3.惣菜工場、量販店バックヤード
5.4.乳業工場
5.5.野菜工場
5.6.食肉工場
6.より進んだ利用形態の提案
(微酸性次亜塩素酸水利用の将来像)
 
2.2.  亜臨界水を用いた食品加工技術
1.はじめに
2.有機溶媒的性質 
2.1.フレーバーなどの抽出
2.2.脂肪酸の水への溶解度
3.分解作用
 
3.1.食品廃棄物の資源化 
3.2.脂肪酸エステルの加水分解
3.3.二糖の加水分解と単糖の分解
3.4.熱力学的補償効果
4.おわりに
 
2.3.  過熱水蒸気を用いた食品加工技術
1.はじめに
2.過熱水蒸気の基礎
2.1.過熱水蒸気とは
2.2.過熱水蒸気利用上の特徴
2.3.過熱水蒸気中での熱の伝わり方
2.4.過熱水蒸気の作り方
2.5.過熱水蒸気乾燥における
凝縮から蒸発への反転過程
2.5.1.凝縮過程
 
2.5.2.蒸発復元過程
2.5.3.蒸発乾燥過程
3.乾燥操作とエネルギー消費
3.1.乾燥操作でのエネルギー収支
3.2.過熱水蒸気による乾燥と高効率化対策
4.過熱水蒸気の食品加工への利用
4.1.含水率の時間変化
4.2.表面色と断面写真
5.おわりに
 
2.4.  食品衛生管理における水の利用
1.食品の衛生管理
2.加工食品の原材料としての水
 
3.洗浄用の水
4.食品中の水分
 
2.5.  オゾン水による殺菌
1.オゾン水の特徴
2.オゾン殺菌機構
3.オゾン水殺菌とその特性
4.オゾン水殺菌装置の種類とその特徴
4.1.散気板式オゾン水殺菌装置
4.2.エジ ェクター式オゾン水殺菌装置
4.3.ミキシング式オゾン水殺菌装置
4.4.加圧タンク式オゾン水殺菌装置
 
4.5.エジ ェクター式ガスノズル式オゾン水殺菌装置
4.6.多孔質ガラス(MPG)式オゾン水殺菌装置
4.7.電解式オゾン水殺菌装置
5.オゾン発生装置の種類による品質の相違
6.オゾン水殺菌の食品産業への利用
6.1.オゾン水による加工食品の
Leuconostoc属乳酸菌による変敗防止
6.2.食品工場のオゾン水殺菌
 
2.6.  酸性電解水による殺菌
1.電解水の種類
2.酸性電解水と次亜塩素酸ナトリウム
3.添加物申請と指定
4.殺菌力の評価
5.期待される使用例とメリット
6.薬剤の異物混入防止
 
7.次亜塩素酸と酸化生成物
8.デメリット
9.使用基準とマニ ュアル
10.強アルカリ性電解水
11.まとめ
 
2.7.  微生物の分離・検出
1.はじめに
2.微生物検査の現状
2.1.病原細菌
2.2.最新の公定法
2.3.培養法
2.4.前処理技術
2.5.微生物活性測定
3.新しい分離・検出技術
3.1.サイトメトリーを用いた方法
3.2.分子生物学的手法
3.2.1.PCR法
3.2.2.リボタイピングやFISH
3.2.3.熱ショックタンパク質コードmRNA
 
3.2.4.汚染源の解明
3.2.5.DNAチップ
3.3.電気泳動技術
3.3.1.キャピラリー電気泳動
3.3.2.等電点キャピラリー電気泳動
3.3.3.誘電泳動インピーダンス計測法
3.4.抗原抗体反応に基づく技術
3.4.1.ELISA法
3.4.2.電気化学法
3.4.3.QCM法
3.5.そのほかの期待される技術
4.おわりに
 
2.8.  電解水を利用した衛生管理システム
1.電解水とは
2.電解水の性状
3.食品分野での利用
3.1.現場での実証試験
3.2.電解水の業種別の具体的な使用方法
3.2.1.焼肉、焼き鳥、精肉店など油汚れがひどい
飲食店などでの利用法
3.2.2.和菓子、洋菓子店など、加熱殺菌ができない
食材を使用する飲食店での利用法
 
3.2.3.鮨、鮮魚店、水産加工など、食材そのものの風味を活かしたい現場での利用法
3.2.4.幼稚園、保育園、老人保健施設など、体力的に抵抗力の弱い人々のいる現場での利用法
3.3.既存殺菌剤である次亜塩素酸ナトリウムと比較した場合の利点
4.おわりに
 

 調理学と水
1.はじめに
1.1.食品中の水
1.2.おいしさと水
1.3.食べることと水
2.水の三態と調理
2.1.固体としての水(氷)
2.2.気体としての水(水蒸気)
2.3.液体としての水
 
2.3.1.洗浄
2.3.2.浸漬
2.3.3.加熱
3.水が関わるさまざまな問題点
3.1.水分活性と腐敗
3.2.吸水(吸湿)・乾燥による変質
4.特殊な処理水と調理
 

 飲料水
1.水と生命
2.水資源と水文現象
3.水の成人病:くさい水、発がん性物質そして
環境ホルモン
4.くさい水が誘発したおいしい飲料水
5.都市における健全な水循環の要件
 
6.健全な水循環における水処理技術の役割
7.水資源の外因性内分泌撹乱化学物質
(環境ホルモン)による汚染
8.内分泌撹乱物質(環境ホルモン)の
下水道での挙動と生物分解性
9.水循環型社会における危機管理
 
4.1.  農薬からの水道水の安全
1.水道発達の概要と疾病の関係
2.高度処理法の導入と水質基準について
3.1995年以前の水道原水および
水道水中の農薬検出状況
4.1996年以降の水道原水中の農薬レベル
 
5.1996年以降の水道水中の農薬検出状況
6.塩素、オゾン、紫外線処理による
農薬の化学変化と分解
7.おわりに
 
4.2.  都市水道水の特徴
1.はじめに
2.汚濁都市河川を水源とする都市水道
2.1.都市水道原水水質の特徴
2.2.都市水道原水中に含有する
化学物質の種類
2.3.都市水道原水の物理化学的性状から
見た特性
2.4.都市水道原水のバイオアッセイから
見た水質特性
2.4.1.淀川水系河川水の変異原性の特徴
 
2.4.2.淀川水系河川水の
エストロゲン様活性の特徴
2.4.3.淀川水系河川水の免疫毒性の特徴
3.水道水の安全性から見た都市水道水質の特徴
3.1.塩素消毒副生成物の変異原性
3.2.水道水の変異原性に対する
塩素消毒副生成物の寄与
3.3.水道水の浄水処理過程における
変異原性の挙動
4.都市水道が抱える問題点
 
4.3.  名水の現状
1.はじめに
2.名水とは
2.1.軟水と硬水
2.2.名水の判断基準
2.3.名水の判定法
 
3.名水の汚染
4.名水の汚染の評価、認識
5.名水の化学変化
6.体によい名水
7.おわりに
 
4.4.  ミネラルウォーター
1.水道水とミネラルウォーター
2.おいしい水
2.1.飲み水としてのおいしい水
2.2.ミネラル
2.3.溶存ガス
2.4.水温
2.5.飲む側の状態
 
3.ミネラルウォーター類の分類
3.1.農林水産省の分類呼称
3.2.瓶詰めまでの処理
4.市販ミネラルウォーターの水質分類
4.1.水道水水質基準の適用
4.2.市販ミネラルウォーター類の成分分類
 
 
第4編 医療分野における水の特性と新しい利用技術

 医療分野と機能水
1.はじめに
2.強酸性電解水とは
3.強酸性電解水の殺菌効力の考え方
3.1.微生物側の因子
3.2.電解水側の因子
3.3.機器・器具、生体側の因子
 
4.院内環境の整備
5.内視鏡機器の洗浄消毒
6.透析装置の洗浄消毒
7.電解水の人体に対する臨床使用報告
8.おわりに
 

 各論
2.1.  生体に近い水(“生体水”)
1.はじめに
2.ORP−pH関係に基づく水評価法
3.温泉源泉のORP−pH関係
4.皮膚のORP−pH関係
5.生体関連の水のORP−pH関係
6.畜産肉類および魚介類のORP−pH関係
 
7.野菜および果物のORP−pH関係
8.飲料水のORP−pH関係
9.ORP−pH関係に基づく全体的な比較
10.“生体水”の製造
11.まとめ
 
2.2.  薬としての水
1.水の健康科学
2.“くすり”と薬
3.“みず”と水
4.ミネラルの生理作用
 
5.水の吸収
6.水による治療効果
7.天然ミネラルウォーターや“機能水”は、
健康補助食品の水版
 
2.3.  バナジウムウォーター−バナジウムを多く含む天然水は糖尿病に効くのか−
1.はじめに
2.バナジウムウォーターとはどのような水か
3.バナジウムウォーターを取り巻く世の中の状況
4.糖尿病治療薬としてのバナジウム研究
4.1.実験動物を用いた研究
4.2.ヒトを用いた研究
5.低濃度バナジウム溶液投与の影響
5.1.バナジウム濃度の違いによる効果の違い
5.2.三世代にわたるバナジウム水溶液投与の影響
6.総コレステロール値に対する
バナジウム水溶液投与の影響
7.バナジウムウォーター投与の影響
 
7.1.実験動物を用いた実験
7.2.ヒトを用いた実験
7.2.1.健常人を用いた実験
7.2.2.糖尿病患者に対する
バナジウムウォーターの影響
8.バナジウムウォーターを飲むことによって、
体内のバナジウム濃度は増加するか
9.疫学的研究
10.安全性
11.水分補給効果
12.おわりに
 
2.4.  医療における飲用アルカリ性電解水(アルカリイオン水)
1.はじめに
2.飲用アルカリ性電解水と機能性消化管障害
3.飲用アルカリ性電解水の臨床効果
3.1.基礎臨床試験
 
3.2.予備臨床試験
3.3.比較臨床試験
4.飲用アルカリ性電解水と医療分野
5.おわりに
 
2.5.  歯科領域への応用
1.はじめに
2.歯科領域における機能水研究の歴史
3.歯科領域への機能水の応用
3.1.手洗い
3.2.器具・器材の洗浄消毒
3.2.1.印象材
3.2.2.石膏
3.2.3.治療用機械・設備
3.2.4.治療用器具
3.2.5.治療用材料
3.2.6.床義歯、可撤式矯正装置
3.2.7.X線写真用フィルム、X線撮影用インジケータ
3.2.8.歯ブラシ、義歯用ブラシ
4.洗口液、含嗽液としての使用
4.1.ブラッシング時の補助的洗口
 
4.2.口臭抑制のための洗口
5.歯周治療への応用
5.1.歯周ポケット内洗浄
5.2.歯周外科手術時の歯の根面処理および
術後の含嗽
6.インプラント治療への応用
7.口腔外科治療への応用
8.歯内治療への応用
8.1.強電解酸性水の根管壁スミアー層除去効果
8.2.機能水の根管消毒効果
9.高齢者、障害者治療への応用
9.1.往診用タービンの噴射水としての使用
9.2.吸引瓶内容物の除菌
9.3.含嗽、口腔内清拭
10.今後の展望
 
2.6.  臓器への働き
1.人体と水
1.1.はじめに
1.2.人体の水の量
1.3.人体の水の出納
1.4.人体の水の機能
1.5.体内の水の配分と量の管理
2.人体における腎臓
2.1.腎臓の生理
2.1.1.腎臓の細胞外環境維持機能
2.1.2.腎臓のホルモン分泌
2.2.腎不全
2.2.1.腎不全の概念
2.2.2.尿毒症物質(尿毒素)
3.人工腎臓の実際
 
3.1.血液透析
3.2.透析液 
4.透析液を通して見る、
水の清浄度が人体に及ぼす影響
4.1.清浄化透析液の必要性
4.2.透析液の清浄度に関する基準
4.2.1.現在の基準
4.2.2.現在の透析液清浄化の基準は十分か
4.3.清浄化透析液の基準と実際
4.3.1.「清浄化透析液」の基準と現状
4.3.2.透析液清浄化の一般的な方法
4.3.3.新しい透析液清浄化の試み
5.おわりに
 
2.7.  鹿児島県牧園町関平温泉水の免疫亢進−ヒトの免疫能亢進とマウス抗腫瘍能の亢進−
1.はじめに
2.ヒトの関平温泉水飲用実験
2.1.実験方法
2.2.NK活性測定
2.3.キラーTおよびヘルパーT細胞数の測定
3.マウスの腫瘍組織重量の変化と
脾臓中のNK活性の測定
 
3.1.実験材料
3.2.マウスへの腫瘍細胞の移植
3.3.NK活性の測定 
4.結果と考察
4.1.ヒトのNK活性への効果
4.2.サルコーマ180細胞移植マウスに対する
温泉水投与効果
 
2.8.  水道水中の発がん物質
1.はじめに
2.トリハロメタン
3.トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、
トリクロロエタン
4.亜硝酸窒素
5.そのほかの発がん物質
 
5.1.ヒ素
5.2.六価クロム
5.3.シマジン
5.4.四塩化炭素
6.おわりに
 
2.9.  手指の洗浄・消毒
1.はじめに
2.強酸性電解水と従来の方法との違い
3.手荒れなどの副作用
4.電解水の効果的な使用方法
 
5.保育所児童に対する手洗い方法
6.医療現場での石鹸流水による手洗い
7.おわりに
 
 
第5編 水を取り巻く現状と将来

 日本における水資源の現状
1.はじめに
2.水資源の現状
2.1.日本の水収支
2.2.水使用の現状
2.2.1.生活用水
2.2.2.工業用水
2.2.3.農業用水
2.3.水資源開発と水供給の現状
2.3.1.水資源開発
2.3.2.地下水の利用 
2.3.3.その他の水源の利用
2.4.水資源の有効利用
2.4.1.水道、工業用水道における取り組み
 
2.4.2.農業用水における取り組み
2.4.3.雑用水などに関する取り組み
2.4.4.用途間をまたがる水の転用
2.4.5.既設ダムの有効利用
3.水資源に係わる課題 
3.1.地球温暖化
3.2.降水量の変動
3.3.水質汚濁
4.今後の取り組み
4.1.地球温暖化への対応
4.2.水利用の安定性の確保
4.3.水質の改善、水量の確保
 

 バーチャルウォーターと水のLCA
1.はじめに
2.水消費原単位の算定
2.1.農作物の水消費原単位算定の考え方
2.2.主要農産物の水消費原単位
 
2.3.主要畜産物の水消費原単位
2.4.工業製品の水消費原単位
3.日本が輸入するバーチ ャルウ ォーター
4.おわりに
 

 水質基準と水道水質管理
1.はじめに
2.水道の水質管理
3.水質基準の見直し等について
3.1.厚生科学審議会答申
「水質基準の見直し等について」の概要
3.2.水質基準の見直しについて
3.2.1.水質基準の見直し
3.2.2.水質検査の方法および水質検査計画
 
3.2.3.水質基準の公定法
3.2.4.水質管理目標設定項目など
3.2.5.水道施設の技術的基準を定める省令並びに給水装置の構造及び材質の基準の見直し
3.3.病原微生物対策の強化
3.4.今後の課題
4.おわりに
 

 植物試料における水のイメージングならびに動態計測
1.はじめに
2.水のイメージング法
3.中性子線を用いたイメージング
3.1.X線フィルム法
3.2.CT法
4.水のリアルタイムイメージング
4.1.18F
 
4.2.15O
4.3.ポジトロンイメージングにおける問題点
4.3.1.ポジトロンの抜け
4.3.2.キャリアーフリーの問題
4.4.定量化へ向けて
5.おわりに
 

 日本のミネラルウォーター事業の現状
1.はじめに
2.国内生産と輸入の動向
2.1.数量の伸びは依然として堅調
2.2.市場拡大を背景にした構造変化
2.3.事業者数の動向
3.ミネラルウォーター事業を取り巻く諸問題
3.1.不公正な課税の動き
3.1.1.各地の地方独自税導入の状況
3.1.2.山梨県のミネラルウォーター税の経過
3.1.3.ミネラルウォーター税の主要な問題点・疑問点
3.2.地下水資源とミネラルウォーター
 
3.2.1.地下水の工業用利用の現状
3.2.2.水源保全と涵養への努力
3.3.ミネラルウォーターの水質基準
3.3.1.現状
3.3.2.水質基準見直しの状況
3.4.ミネラルウォーター類の品質表示
3.4.1.現状
3.4.2.今後の問題点
3.5.その他の関係法令の改正への対応
4.今後の見通し
 

 水ビジネスの市場展望
1.はじめに
2.水ビジネスの動向
2.1.ミネラルウォーター
2.2.家庭用浄水器
2.3.アルカリイオン水
2.4.強酸性水
2.5.磁化水
2.6.その他の機能水
3.新しい水道水質基準とビジネス
 
3.1.新しい水道水質基準策定の背景
3.2.新しい水道水質基準
3.3.新しい水道水質基準とビジネス
4.アルカリイオン水と活性水素
4.1.活性水素とその効力
4.2.アルカリイオン水の治療効果
4.3.活性水素説によるビジネス拡大
5.景品表示法の改正と水ビジネス
6.おわりに
 
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