プラスチック最新業界レポート2020 〜マイクロプラスチック・廃プラスチック・バイオプラスチックを探る〜
= はじめに =

 廃プラスチック(廃プラ)処理が大きな問題となっている。廃プラの一部は資源として中国を中心に輸出されてきたが、環境問題などから中国での受け入れが中止された。行き場を失った廃プラは東南アジアに向かう一方で、国内での処理の必要も増加している。それに伴い、マイクロプラスチックによる海洋汚染が広く認知されるようになり、海洋生分解性を有するプラスチックに注目が集っている。
 前述の通り、近年マイクロプラスチックによる海洋汚染が大きく報道され、海洋プラスチック汚染、マイクロプラスチック、バイオプラスチックなどについて、報道等で断片的な情報は入るようになった。しかしながら、網羅性高く情報を収集し整理した書籍は少ない。
 本書は、これらの用語について情報を整理したい方、業界動向を把握したい方、バイオプラスチックの種類、及び開発事例、世界各国の法規制の動向等について理解したい方に最適なレポートになっている。
 また、ドイツのデュッセルドルフで開催された、プラスチック・ゴム産業の国際見本市である「K2019(10月開催)」にて、現地取材をした。マイクロプラスチック問題が叫ばれるなかで、欧州発のトレンド製品、及びビジネス戦略を含めた最新動向も紹介する。

シーエムシー・リサーチ調査部
プラスチック最新業界レポート2020 
〜マイクロプラスチック・廃プラスチック・バイオプラスチックを探る〜
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