バイオ・メディカル
 これまでの化石資源に依存した生産プロセスは、プロセス自体や製品の環境負荷が大きいことや資源の枯渇等が問題となっている。これを克服するために、生産プロセスに生物機能を活用するバイオプロセスが試みられている。近年のゲノム解析の進展により、生産目的にあわせた生物を設計し、物質生産を効率的に行うことが可能となりつつある。
 本書では、各生物種ごとのバイオケミカルエンジニアリングの基礎から、有用物質生産技術や環境修復技術などの実用化に向けた分野別事例を詳解する。
 
2007年3月
本体51,800円+税
776頁
B5
ISBN978-4-86043-106-8
 
【執筆者】122名
 
第1編 生物の働きとバイオケミカルエンジニアリングの基礎

バイオプロセスにおける
有用物質生産のための生物

タンパク質工学の基礎

酵素工学の基礎

微生物工学の基礎

植物工学の基礎

動物工学の基礎

昆虫工学の基礎
 
第2編 バイオプロセス実行化のための基礎技術

生体触媒の反応速度論

各種バイオリアクターの基本設計と操作法
 
第3編 バイオ活性物質とバイオプロセスの分析・計測・解析技術

タンパク質評価技術

バイオプロセスの観測と計測法
 
第4編 バイオプロセスによる物質生産工業の現状と展望
 
第5編 バイオプロセス応用の生産技術開発 分野別事例 

医薬・食品・農業分野

材料生産技術分野

エネルギー分野

環境分野
 
第6編 有用微生物・遺伝資源の知的財産権の現状と課題
 
第7編 産業プロセスのバイオ化を目指して
 
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