バイオ・メディカル
ものづくりに微生物を利用する現場技術者、企業や大学で初めて微生物を取扱う初学者必読!
微生物培養技術の先人のノウハウを後世に伝える成書。
培養に関するノウハウを培養のスペシャリストが結集して簡潔にまとめた現場レベルのバイブル。
  
 
  
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2014年6月
本体9,000円+税
352頁
B5
ISBN 978-4-86469-073-7
 
■監修者
片倉啓雄(関西大学化学生命工学部 教授)
大政健史(徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部 教授/大阪大学大学院工学研究科 招へい教授)
長沼孝文(山梨大学大学院医学工学総合研究部 研究員(元准教授) )
小野比佐好(大阪大学大学院工学研究科 助教)

執筆者計24名


無菌操作

培養に影響する要因

培地の作り方・植菌・培養・集菌

培養状態の計測と制御

継代と保存

培養の理論と実際

ジャーファーメンターの取扱い

育種技術

スクリーニング技術

生産コスト

各種工業利用微生物培養の実際

スケールアップ

微生物の安全な取扱い
   

 ■コラム目次 

 1  70%エタノール
 2  蒸気滅菌と乾熱滅菌
 3  無菌性保証水準
 4  蓋を置くか手で持つか
 5  液状医薬品のフィルター濾過
 6  エタノールに引火した!
 7  まずは培養してみよう
 8  培養温度と膜の脂肪酸組成
 9  極限条件で生育する微生物
 10 培養は止められない―植菌とサンプリングは手早く
 11 培地組成の調べ方
 12 自分用の培地組成を開発する醍醐味
 13 酵母エキスの製法
 14 試薬瓶には少し多めに入っている
 15 水が先か,試薬が先か
 16 超音波洗浄器を賢く使おう
 17 温度とpH の関係
 18 酸(アルカリ)を入れ過ぎたら
 19 アルミホイルの意味
 20 コンタミは絶対に避けなければならないのか?
 21 激しく振るほど酸素供給はよくなる?
 22 遠心分離機の事故例
 23 寒天培地に泡ができてしまったら
 24 未使用の培地を保存するには
 25 寒天培地での長期間の培養
 26 焦点がうまく合わない時は
 27 大きさを測るには
 28 OD とOD unit
 29 3/4,2/3,1/2 の法則
 30 Absorbance, Turbidity, Optical Density
 31 炭酸カルシウムを添加した培地での濁度測定
 32 酸・アルカリの滅菌
 33 冷却水の供給元は?
 34 DO ジャンプ
 35 DO を見れば微生物と会話できる?
 36 ネガコンとポジコン
 37 トラブルシューティングはトラぶる前に読む
 38 知的財産権
 39 継代が難しい菌
 40 大事な菌株は奥に入れる
 41 凍結保存は−20℃でも可能か?
 42 速度・微分・積分
 43 対数計算の復習
 44 10 世代で1,000 倍
 45 単位の重要性
 46 これで評価ができている?(その1)
 47 これで評価ができている?(その2)
 48 収率の値が1 を超える?
 49 1 気圧
 50 窒素充填しますか?(タイヤ店にて)
 51 頭文字で表す専門用語(DO とOD,vvm とrpm )
 52 培養に用いる水
 53 ステンレスパイプの切断とシリコンゴム栓への挿入
 54 pH,DO センサーの取り付け方
 55 ピンチコックの使い方
 56 軍手をすれば火の中に手を入れても平気
 57 タンパク質の機能を高めるのは至難の業
 58 変異処理条件の調べ方
 59 酵母の生活環
 60 酵母の遺伝子型
 61 酵母からの胞子の単離法
 62 大腸菌のタンパク質発現システムに利用されるプロモーター
 63 アンピシリン耐性マーカー使用時の注意
 64 ポリ乳酸は乳酸菌では作らない
 65 菌体内酵素の活性染色
 66 レプリカの取り方
 67 プロバイオティクスって?
 68 乳酸菌とビフィズス菌
 69 培地に含まれる成分
 70 廃糖蜜に添加する窒素量の求め方
 71 フラスコ培養では酸素が不足する
 72 糸状菌の培養実験には大型のジャーファーメンターが適している
 73 病原性微生物研究の重要性
 74 ボツリヌス菌とボツリヌス毒素
 
実践 有用微生物培養のイロハ 
試験管から工業スケールまで
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