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不斉合成、ラジカル反応を取り上げた2部構成。不斉合成は、酸化、還元、炭素-炭素結合生成反応を取り扱う。2001年のノーベル賞受賞テーマが不斉還元・不斉酸化であったことからも明らかなように、この分野は前版以降非常に大きく発展を遂げている。本書では最新の不斉酸化・不斉還元の方法を重点的に取り上げるとともに、不斉炭素-炭素結合生成反応についても、カルボニル基への不斉付加、α,β-不飽和カルボニルへの不斉共役付加、不斉還化など新しい話題を積極的に加えるとともに、生命の起源とも関係すると考えられる不斉化学進化についても記述している。もう一方のラジカル反応は、反応が激しいために制御が難しく、高い選択性が得られないと考えられてきた。前版まではラジカル反応をまとまった形で取り扱ってこなかったほどである。それがこの10年の間に研究の進展により、広く利用されるようになってきた。本書では特にラジカル反応の有機合成への利用について述べる。
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2004年2月20日 |
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9,660円(本体9,200円+税5%) |
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576頁 |
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A5 |
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丸善株式会社 |
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ISBN978-4-621-07318-6 |
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【編集委員】
大嶌 幸一郎 |
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不斉酸化 |
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不斉還元 |
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不斉炭素−炭素結合合成 |
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シラン、スタナンによる還元反応 |
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原子移動型ラジカル反応 |
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一酸化炭素を用いるラジカル反応 |
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カルコゲン元素を用いるラジカル反応 |
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窒素ラジカル |
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立体選択的ラジカル反応 |
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