EV(電気自動車)における充電技術の最新動向と走行中給電の実用化に向けた課題

■執筆者

神奈川工科大学 創造工学部 自動車システム開発工学科 教授 
クライソン トロンナムチャイ 氏 (元日産自動車)

 

【受賞】
・精密工学会画像応用技術専門委員会 第15回 小笠原賞、2009年12月
・電気学会 平成25年産業応用部門論文賞、2013年8月

【著書】
・「トコトンやさしい自動運転の本(第2版)」、日刊工業新聞社、2022年8月11日
・「自動車用パワーエレクトロニクス―基盤技術から電気自動車での実践まで―」、
  科学情報出版株式会社、2022年2月28日
・「トコトンやさしい自動運転の本」、日刊工業新聞社、2018年3月30日
・「ワイヤレス給電技術入門」、日刊工業新聞社、2017年3月24日

【講演主旨】
 カーボンニュートラルを実現し、地球温暖化を食い止めることが人類共通の喫緊の課題で、
そのために欧米や中国を中心として世界中でガソリン車からEVへのシフトが本格化している。
EVが本格普及するカギは充電設備の拡充で、日本政府は急速充電スタンドの拡充を後押しする
ために充電インフラ整備への補助金を出して、現在7,700基しかない急速充電スタンドを2030年
までに3万基以上にする目標を発表している。本講演では急速充電やワイヤレス給電、走行中給
電などの各種充電技術の現状、最新動向、課題と現在検討されている対策を解説し、さらにこれ
らの充電技術に取って代わる可能性を秘めているバッテリースワッピングなどの技術を紹介する。

【キーワード】
急速充電、ChaoJi、ワイヤレス給電、走行中給電、バッテリースワッピング

【講演のポイント】
講演者は自動車EMC対策の研究に従事した経験を持ち、車載充電器や急速充電器、ワイヤレス給電
などのパワーエレクトロニクスを設計する際の本質的な技術課題の一つとなるEMCについても紹介
できる。 

【習得できる知識】
急速充電やワイヤレス給電の国際規格に関する知識


EV(電気自動車)における充電技術の最新動向と
走行中給電の実用化に向けた課題
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