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スラリーの挙動と制御および
リチウムイオン電池電極スラリー化技術と評価方法【LIVE配信】


■開催日時:2024年04月15日(月) 13:00〜16:15

■会場:【WEB限定セミナー】※在宅、会社にいながらセミナーを受けられます 

■定員:30名

■受講料:49,500円(税込、資料付き/1人)
※最新のセミナー情報を「配信可」にすると割引適用(登録無料)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
 ・1名で申込の場合、39,600円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。

■備考:
資料付き
【LIVE配信セミナーとは?】

■主催:(株)R&D支援センター

■講師:
●第1部●
兵庫県立大学 大学院 工学研究科 化学工学専攻 准教授 博士(工学) 佐藤根 大士 氏

<ご専門>
 粉体工学,化学工学,スラリー工学,スラリー調製,スラリー評価

<学協会>
 粉体工学会,化学工学会,日本セラミックス協会,日本エアロゾル学会,色材協会

<ご略歴>
 2008年3月名古屋大学大学院工学研究科 博士課程後期課程修了,博士(工学)
 2008年10月名古屋大学エコトピア科学研究所 研究員
 2009年4月名古屋大学大学院工学研究科物質制御工学専攻 研究員
 2010年4月兵庫県立大学大学院工学研究科 助教
 2016年4月兵庫県立大学大学院工学研究科 准教授

●第2部●
日本スピンドル製造(株) ミキシング事業センター 技術顧問 浅見 圭一 氏

<学協会>
 電気化学会 化学工学会 粉体工業技術協会

<ご略歴>
 1983年3月 大阪大学 理学部 高分子学科 修士課程修了
 1983年4月 ユニチカ株式会社 入社
       樹脂複合材料 Lib負極材料 活性炭繊維の開発に従事
 1987年8月〜1989年7月 米国 ケースウエスタンリザーブ大学 高分子学科留学
 2012年3月 日本スピンドル製造株式会社 入社 現在に至る。

■習得できる知識:
【第1部】
・スラリー調製に関する基礎知識
・スラリー中の微粒子の挙動に関する基礎知識
・スラリー評価法の理解とデータの解釈
・評価結果をもとにした内部構造の推測
・スラリーを取り扱うプロセスでのトラブル解決指針

【第2部】
・キャビテーション技術を利用した分散について
・ハイニッケル系正極活物質の水系スラリー化
・燃料電池用スラリーへの適用
・キャビテーション効果を利用した応用技術について

■趣旨:
【第1部】
 固液分散系スラリーは非常に幅広い分野で使用されているにもかかわらず,その調製法や評価につ
いては,重要視されていない場合があります。重要視されない原因の一つとして,特性評価の解釈が
あまり知られていないことが挙げられます。スラリーの特性が最終製品の品質と密接な関係にあるこ
とは経験的に広く知られてはいるものの,所有する評価装置のみで「なんとなく」評価を行い,毎回
近い数値が出れば良いというような使い方に留まり,結局はプロセスごとに試行錯誤を繰り返すこと
も少なくありません。一方で,経験や評価法を利用して調製法を確立したはずなのに,日によって全
く異なる特性を持つスラリーができ上がるという,ある種「生もの」のような取り扱いの難しさが出
ることもあります。
 セミナーでは,スラリーの取り扱いの基礎から,スラリー中の微粒子の分散制御,そして分散状態
の評価について解説を行ったのち,リチウムイオン電池電極スラリー評価を例として,実スラリーの
評価例を解説します。

【第2部】
 キャビテーション効果を利用した高速分散装置の紹介とLib高容量正極活物質として注目されている
NCM、NCAなどのハイニッケル活物質の水系化技術、燃料電池用スラリー調整及びその他の応用例につ
いて報告する。

■プログラム:
第1部 スラリーの制御・評価技術及びリチウムイオン電池電極への応用

1.スラリーに関する基礎知識
 1-1.スラリーとは?
 1-2.微粒子をスラリーとして取り扱う理由とトラブル発生要因

2.液中微粒子の分散・凝集の原理
 2-1.粒子表面と媒液の親和性
 2-2.粒子間相互作用(DLVO理論)
 2-3.高分子分散剤の添加

3.様々なスラリー評価法とその特徴
 3-1.スラリーの流動特性評価
 3-2.スラリー中微粒子の沈降堆積挙動と充填特性評価
 3-3.その他の評価法

4.スラリー評価の実例(リチウムイオン二次電池電極材料を例として)

5.まとめ


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第2部 キャビテーションを利用した高速分散装置による電池電極スラリー化技術及び他の応用
 〜Lib電極:黒鉛、LFP、LMFP、ハイニッケル活物質、燃料電池用〜

1.現状のLibスラリー製造の問題点
 ・現状のスラリー製造装置と課題点

2.高速スラリー化のためのイノベーション
 ・キャビテーション効果による分散機構について
 ・高速分散装置の特長と用途

3.難溶解性高分子(CMC)の水への溶解

4.負極スラリー(黒鉛/CNT)の高速スラリー化

5.LiFePO4、LiMn0.8Fe0.2PO4の水系スラリー化

6.炭酸ガスを利用によるハイニッケル系正極水系スラリー化
 ・ハイニッケル系正極活物質の問題点
 ・中和剤としての炭酸ガスの利用について
 ・有機系のゲル化防止対策としての炭酸ガスの利用

7. 燃料電池用スラリーへの応用

8. キャビテーション効果を利用したプラズマ発生装置について

9. まとめ

スケジュール
第1部 13:00〜14:30
休 憩 14:30〜14:45
第2部 14:45〜16:15

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