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樹脂材料のEV駆動モータ/パワーデバイスへの実装に向けた
高電圧絶縁特性の基礎と評価法【LIVE配信】


■開催日時:2024年04月24日(水) 10:00〜16:00

■会場:【WEB限定セミナー】※在宅、会社にいながらセミナーを受けられます 

■定員:30名

■受講料:55,000円(税込、資料付き/1人)
※最新のセミナー情報を「配信可」にすると割引適用(登録無料)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
 ・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。


■備考:
資料付き
【LIVE配信セミナーとは?】

■主催:(株)R&D支援センター

■講師:
兵庫県立大学大学院工学研究科 特任・名誉教授 工学博士 永田 正義 氏

<その他関連学協会での役職>
電気学会フェロー
IEC国際規格第55技術委員会(モータ巻線)委員長
電気学会A部門論文誌 前編修長
電気学会調査委員会「インバータ駆動モータの絶縁評価」元委員長
電気学会調査委員会「先端複合ポリマーナノコンポジット誘電体の応用技術」委員
実用的インバータ駆動モータ絶縁評価法、平成30年度電気学会・優秀技術活動賞(技術報告賞)受賞
関連テーマでの講演、執筆多数

■習得できる知識:
・電動化のための高分子絶縁材料の基礎知識
・高電圧化、高パワー密度化、高周波化に向けた電動化車両絶縁の課題と対策
・絶縁材料の劣化要因とメカニズム
・高温下で絶縁トラブルを起こさないための放電の基礎知識
・ナノコンポジット絶縁材料の高機能性
・具体例から学ぶ絶縁フィルム、モータ巻線、電子回路基板の絶縁評価技術ノウハウ
・インバータ駆動モータの国際規格準拠した絶縁評価技術

■趣旨:
 地球環境問題を背景として、CO2ゼロの環境社会へと変革する今、電動化イノベーションに向けた
高分子絶縁材料の高機能化が進められている。特に、自動車産業の分野においては、電気自動車
(EV)へのシフトが急速であり、従来に比べ、圧倒的に小型・軽量・高パワー密度化により、自動車
部品(モータ、インバータ、DC-DCコンバータ、パワーコントロールユニット)の絶縁材料の耐電圧
化、耐熱化、高熱伝導性が要求されている。車両走行の厳しい環境(高温、多湿、低気圧)の中で多
くの部品の絶縁トラブルの対策のためには、絶縁材料の各特性、劣化メカニズムと絶縁破壊を引き起
こす放電現象の基礎知識をしっかりと学ぶ必要がある。さらに、本講演では、電動化に向けた高電圧
絶縁技術として、モータ巻線、絶縁フィルム及びパワーモジュールの高密度実装を模擬した回路基板
試料を用いた絶縁評価試験(電源、各種センサー、計測方法)について具体例を紹介しながら、技術
ノウハウを習得して頂く。

■プログラム:

1.電動化に向けた高分子絶縁材料の技術開発の動向
 1-1.電気自動車(EV)用駆動モータ絶縁の課題と対策
 1-2.パワーエレクトロニクス部品の高密度実装における絶縁課題と対策
 1-3.電動化車両に貢献する高電圧絶縁材料の計測・評価の課題

2.電動化技術に必修の絶縁材料の基礎知識
 2-1.絶縁材料の各基本特性
  (耐電界性、誘電特性、耐熱性、熱伝導性、吸水性、空間電荷蓄積とは?)
 2-2.環境要因で変化する特性(高温状態では何が変化するのか?)
 2-3.絶縁劣化現象とメカニズム
  (マイグレーション、トラッキングとは?)
 2-4.絶縁劣化評価と寿命予測
  (電気的劣化、熱的劣化、機械的劣化、化学的劣化)

3.絶縁トラブルを起こさないための放電メカニズムの基礎知識
 3-1. 絶縁破壊の原因、放電現象
  (部分放電、沿面放電、バリア放電、電気トリー、ストリーマ放電とは?)
 3-2. 絶縁破壊を加速する空間電荷蓄積
  (帯電はどうして起きる?)
 3-3. 放電の形態と大きさ
  (環境要因、印加電圧波形、ACとインパルス、極性、周波数でどう変化するのか?)
 3-4.放電の発生条件と環境因子(温度、湿度、気圧、放射線)の影響
  (放電が始まる電圧は予測できるのか? 部分放電フリーの条件はつくれるのか?)
 3-5.放電と絶縁材料界面

4.絶縁材料の高機能化
 4-1.ナノコンポジット機能性材料の適応拡大
 4-2.ナノコンポジット技術による電気絶縁性能の向上
 4-3.高電圧対策としてのモータ巻線の高機能化 (厚肉化、複層化、低誘電率化)
 4-4.高耐熱絶縁用フィルム (複合化、薄膜化、放熱性向上)
 4-5.モータワニス、パワーモジュール基板材料と封止材

5.絶縁材料の評価試験の具体例から学ぶ計測・評価の技術ノウハウ
 5-1.電源(AC、インパルス)と各種計測センサーの選定
 5-2.実験装置、環境要因設定、計測方法と注意点
 5-3.スロット用絶縁フィルムの絶縁評価試験
 5-4.EV用モータ平角線の絶縁評価試験
 5-5.パワー半導体モジュールの模擬回路基板試料の絶縁評価試験
 5-6.国際規格(IEC)に準拠した実機モータの絶縁評価試験

6.まとめと今後の課題

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