[パンフレットPDF]
■開催日時:2024年10月16日(水) 13:30〜16:00
■会場:オンライン【本セミナーはZOOMを使用したオンラインセミナーです】
■受講料:33,000円(税込)/1人
※PDF資料を開催前日までに配布
■主催:(株)エヌ・ティー・エス
■講師:筑波大学大学院人間総合科学学術院グローバル教育院
客員教授 医学博士 矢田 幸博
講師プロフィール
1984年、花王石鹸株式会社(現:花王株式会社)に入社。皮膚生理機能に関する基礎研究に従事。
留学を経て、1992年、学位習得(医学)。1995年にスキンケア研究所に転属。世界で初めて
細胞情報伝達関連酵素の精製、紫外線による皮膚の黒化機構の解明やアトピー性皮膚炎の
脂質代謝異常の発見およびそれらのケア剤の開発を行う。2001年ヒューマンヘルスケア研究所にて、
ストレス研究、睡眠研究、香り研究、温熱生理研究に従事。1984年、花王石鹸株式会社
(現:花王株式会社)に入社。皮膚生理機能に関する基礎研究に従事。この間、留学を経て、
1992年、学位習得(医学)。2010年より現職。
社外での研究活動としては、1998年より東京女子医科大学医学部、2000年より富山大学医学部、
2007年より佐賀大学理工学部大学院、広島国際大学看護学部の非常勤講師、特別研究員を歴任。
2011年より久留米大学大学院の客員教授(〜21年まで)、2012年より筑波大学大学院人間総合科学
学術院グローバル教育院ヒューマンバイオロジーの教授を兼任し、教育活動、研究活動に従事。
2023年、花王を退職、筑波大学を退官。同年4月より筑波大学大学院の客員教授に就任、
合わせて統合生理学研究所を設立し、代表を務める。大学間での共同研究、さらには、企業の
学術指導、研究支援にも積極的に邁進中。
直近の著書として、『不定愁訴の統合生理学と商品開発〜美・健康・老化予防と有効性評価試験』を
出版(2021年6月)など。
■セミナーの趣旨:
近年、香りの効能が注目され、幅広い業界で香りの積極的利用が進められています。
しかし香りに対する嗜好性の問題や評価技術の確立など克服すべき課題も抱えています。
本セミナーでは、香りの効能や作用を統合的に評価する生理的・心理的な手法を詳しく
解説致します。さらに香りの評価試験を実施する際の留意点や今後の研究展開についても
言及致します。
■セミナー対象者:
香粧品・食品・トイレタリー製品を始め、医薬・医療、福祉、さらにアパレル、住宅、
自動車の分野など幅広い関連業界の研究・開発・品質保証、現場技術関連部門の方々。
■プログラム:
1. 香りの効能
1.香りとヒトの関わり(概論)と利用上の課題
2. 香りの有効性評価法
1.心理学的な評価法 (気分、心地良さ、疲労感、ストレス意識・・・)
2. 生理学的な評価法1 (自律神経関連、免疫関連、温熱生理関連・・・)
3. 生理学的な評価法2 (末梢循環関連、大脳生理関連・・・)
4. その他の評価法 (睡眠に関する評価、認知機能評価、抗ストレス評価・・・)
3. 香りの評価法の課題
1.香り評価実験を行う際の課題1 (被験者選定、提示方法、嗜好性など)
2.香り評価実験を行う際の課題2 (測定法の選択、官能評価、データ解析など)
3.香り評価の実際 (美味しい香りの評価、お茶の香りの評価、針葉樹林の香りのなど)
4. まとめと香り研究の展開
1.講習会のまとめと香り研究の展望
2.質疑応答
|