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【Live配信・WEBセミナー】
顔料分散の入門講座
〜塗料における顔料分散を題材に〜


■日時:2020年12月15日(火) 10:00〜16:30

■会場:※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
※ お申込み時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ず、ご確認ください。

■定員:30名

■受講料:【1名の場合】44,000円(税込、テキスト費用を含む)
 ※複数でのご参加を希望される場合、お申込み追加1名ごとに¥11,000加算となります

■主催:(株)AndTech

■講師:
小林分散技研 代表,東京理科大学 理工学部 客員教授,色材協会名誉会員,元日本ペイント(株),
                                博士(工学) 小林 敏勝 氏

■講演主旨:
 通常、顔料は乾いた粉体状で供給され、これを塗料やインクなどで使用するためには、ビヒクル
(溶剤にバインダー樹脂等が均一に溶解したもの)に投入して微粒化し、微粒化された状態が安定に
継続するようにしなければならない。この工程を顔料分散工程と呼ぶ。
 本講では、良好な顔料の分散状態を実現するために、顔料分散工程で生じる微視的な現象を、主に
界面化学的な視点から理解し、顔料分散液に含まれる成分間の相互作用が適切に生じるための初歩
的な知識の提供を目的とする。また、ある程度、実用的な分散配合設計が可能となるよう、できる
だけ具体的な説明や例示を心がける。


第1部 顔料分散とは

 顔料分散工程で生じている微視的な現象と具体的な顔料分散工程の内容を理解する。
 顔料の分散度と塗料やインクなどの発色や隠ぺいに関する光学的性質との関係を理解する。

【プログラム】
1.顔料分散の基本的な考え方
 1.1 顔料分散とは
  1.1.1 一次粒子と二次粒子
  1.1.2 様々な形状の顔料一次粒子
 1.2 顔料分散の単位過程
  1.2.1 濡れ 〜良い濡れを実現するための顔料表面と分散ビヒクルの条件〜
  1.2.2 機械的解砕 〜解砕と粉砕の違い〜
  1.2.3 分散安定化 〜高分子吸着〜
 1.3 分散液の主要三成分(顔料・高分子・溶剤)間の親和性とその制御因子
  1.3.1 酸・塩基性
  1.3.2 溶解性パラメーター

2.顔料分散工程
 2.1 前混合(プレミックス)
 2.2 よく使用される顔料分散機の特徴と使い方
  2.2.1 ロールミル
  2.2.2 ボールミル
  2.2.3 ビーズミル
  2.2.4 ナノ分散のための分散機
 2.3 過分散現象
 2.4 溶解ショックのメカニズムと防止法

3.顔料分散度と光学的性質
 3.1 光散乱とヘイズ
 3.2 着色力
 3.3 塗膜光沢値

第2部 顔料分散制御のための材料因子

 顔料分散液の主要成分である顔料、高分子(バインダー樹脂や高分子分散剤)、溶剤に
ついて、顔料分散性に関与する因子(性質)を取り上げて、その評価法とともに解説し、
良好な顔料分散液を得るための条件を理解する。

【プログラム】
1.顔料
 1.1 分散に関与する顔料の性質と評価法
  1.1.1 吸油量
  1.1.2 比表面積
  1.1.3 酸・塩基性度
  1.1.4 親・疎水性度
 1.2 主な顔料の表面処理方法
  1.2.1 二酸化チタン
  1.2.2 カーボンブラック
  1.2.3 有機顔料

2.高分子(樹脂と高分子分散剤)
 2.1 分散に関与する高分子の性質と評価法
  2.1.1 酸・塩基性度
  2.1.2 親・疎水性度(溶解性パラメーター)
  2.1.3 アンカー部の分子間・分子内分布と顔料分散性
 2.2 顔料分散剤の種類と使い方
  2.2.1 バインダー樹脂分散
  2.2.3 直鎖型顔料分散剤
  2.2.4 くし型顔料分散剤
  2.2.5 最近出現した顔料分散剤

3.顔料分散に影響する溶剤の性質
 3.1 表面張力
 3.2 溶解性パラメーター
 3.3 酸・塩基性度(ルイスの定義まで拡げると溶剤にも酸塩基性度はある)
 3.4 蒸発速度

第3部 顔料分散の実務

 第1部、第2部の知識を元にして、顔料分散配合設計の具体例を、有機溶剤系と水性系
 それぞれについて示す。
 また、配合設計が適切でないために生じる種々の不具合現象について、メカニズムと
 対処法を示す。

【プログラム】
1.有機溶剤系での顔料分散
 1.1 顔料−樹脂間の酸塩基相互作用を考慮した顔料分散用樹脂の設計とその効果
 1.2 顔料分散剤のマッピング例
 1.3 分散配合設計の具体例
  1.3.1 二酸化チタン
  1.3.2 カーボンブラック
  1.3.3 有機顔料

2.水性系での顔料分散
 2.1 濡れと分散安定化を両立する顔料表面の最適親水性度
 2.2 分散配合設計の具体例
  2.2.1 二酸化チタン
  2.2.2 カーボンブラック
  2.2.3 有機顔料

3.顔料分散に伴う不良現象とその対処方法
 3.1 フロキュレートの生成と擬塑性流動
 3.2 増粘とそのメカニズム
 3.3 離漿(ニス分かれ)
 3.4 顔料沈降(ハードケーキとソフトケーキ)
 3.5 経時色相変化(色分かれ、色のぼり)
 3.6 色浮き

【質疑応答】

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