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生分解性プラスチック材料設計技術最前線【LIVE配信】

■開催日時:2020年12月03日(木) 10:30〜16:30

■会場:【WEB限定セミナー】※在宅、会社にいながらセミナーを受けられます 

■定員:30名

■受講料:55,000円(税込、資料付き/1人)
※最新のセミナー情報を「配信可」にすると割引適用(登録無料)
会員(案内)登録していただいた場合、49,500円(税込)へ割引になります。

■備考:
資料付き
【LIVE配信セミナーとは?】

■主催:(株)R&D支援センター

■講師:望月 政嗣 氏
(元京都工芸繊維大学 特任教授)、工学博士(京都大学)、高分子学会フェロー

【ご専門】
 高分子材料科学、特にバイオプラスチックや生分解性高分子、高分子の高性能・高機能化材料
設計と成形加工技術、繊維・不織布の構造と物性

【経歴・ご活躍】
1968年 京都大学工学部高分子化学科卒。京都大学工学部助手を経て
1969年 ユニチカ(株)入社、中央研究所から大阪本社技術開発企画室を経て
2003年 理事、テラマック事業開発部長。この間山形大学と京都工芸繊維大学客員教授
 京都工芸繊維大学バイオベースマテリアル研究センター特任教授兼務
2007年 ユニチカ(株)定年退職後、京都工芸繊維大学繊維科学センター特任教授(常勤)と
 して5年間勤務。この間、日経BP技術賞その他受賞、日本バイオプラスチック協会(JBPA)
 識別表示委員会委員長、(社)繊繊学会理事関西支部長等を歴任。

【著書】
 「生分解性プラスチックの素材・技術開発―海洋プラスチック汚染問題を見据えて―」
 「バイオプラスチックの素材・技術最前線」
 「生分解性ポリマーのはなし」、その他多数

■受講対象・レベル:
生分解性プラスチックの最先端技術技術を駆使して製品開発に繋げたい技術者

■習得できる知識:
海洋プラ汚染の実態と地球環境保全・資源循環型社会に向けての法規制動向
生分解性プラスチックの分類、基本特性と生分解挙動/機構
生分解性プラスチックの高性能・高機能化材料設計、成形加工技術と製品設計

■趣旨:
 地球環境・資源・廃棄物問題の象徴的存在として石油系非生分解性プラスチックによる海洋汚染
問題が顕在化した今日、私達は自然界の真のリサイクルシステムとしての物質循環(炭素循環)に
リンクした植物由来生分解性プラスチックへの転換を余儀なくされている。その一方で、学術・
技術・メディア世界における幾多の虚偽やミスリードの中で、私達はいま生分解性プラスチックの
正しい理想像の選択を迫られている。
 本講では周知の一般的、形式的な分類や論述は避け、生分解性プラスチックの根幹に関わる決定
的に重要な要素・要因に焦点を当て、最先端の高分子材料設計技術を駆使する中で、生分解性プラス
チックの理想像に迫ることを目的とする。産学両分野で約35年間、基礎・応用研究から技術・事業
開発までの知見と実績を有する世界的第一人者による渾身のセミナーである。


1.自然の叡智に学ぶ、地球環境・資源・廃棄物問題と生分解性プラスチック
 1-1 地球上に生命が誕生して38億年、地球は何故廃棄物で埋もれなかったのか?
 1-2 自然界の真のリサイクルシステムとしての物質循環(炭素循環)とは?
 1-3 海洋プラスチック汚染問題の正しい理解と生分解性プラスチックの存在意義
 1-4 海洋に大量に流入する流木、落葉や草本類…海洋中のマイクロチップは太古の昔よ
    り存在した!?紙製ストローもマイクロチップのかたまり!
 1-5 人類は自然界の神様が分子設計された天然の生分解性構造材料、リグノセルロース
    に学ばなくてはならない!
 1-6 神様が生分解性ではあるが、難分解性のリグニンを分子設計された理由とは?
 1-7 自然界の海洋環境が許容し得る海水中分解速度のポジティブコントロールとは?

2.脂肪族ポリエステルの一次構造と基本特性
 2-1 脂肪族ポリエステルの分類、一次構造と熱的特性(Tg, Tc, Tm)
 2-2 製品化に際して重要な成形加工性とその支配的因子とは?
 2-3 結晶性高分子の結晶化挙動における結晶化速度パラメータと結晶化速度促進方法
 2-4 生分解性プラスチックの製造法は、発酵生産法と化学合成法はどちらが有利か?
 2-5 生分解性プラスチックの環境負荷低減の客観的、定量的指標としてのカーボン・フ
    ットプリントとは
 2-6 通常のプラスチックよりも細菌やカビや生えやすい生分解性プラスチックの致命的
    欠点とは無縁の卓越した抗菌・防カビ性を有する素材とは?
  (1)プラスチックのカビ抵抗性試験:JIS Z 2911
  (2)抗菌・防カビ試験:抗菌防臭加工新基準(繊維製品新機能性評価協議会)
 2-7 生分解性プラスチックとして最も長い歴史(〜40年)を有する微生物産生ポリエス
    テル系が、これまで数多くの企業が参入と撤退を繰り返す中で、未だ本格的に事業
    化されない根源的理由とは

3.脂肪族ポリエステルの一次・高次構造と生分解性
 3-1 脂肪族ポリエステルの一次・高次構造と生分解性の関係は?
 3-2 生分解機構…酵素分解型と非酵素分解(加水分解)型
 3-3 加水分解型ポリ乳酸(PLA)が内包する2段2様式の特異的な生分解機構とは?
    …使い捨て製品と長期使用製品の両面展開が可能
 3-4 生分解性プラスチックの分解開始や分解速度のコントロールは可能か?
 3-5 使用後の再資源化過程で、好気性発酵(堆肥化)のみならず、嫌気性メタン発酵
    (バイオガス発電)が可能な素材とは?
 3-6 某国立大学教授曰く、「PLAは土中や海水中では分解しない」。ウソ、ホント?
 3-7 海洋(時限)分解性プラスチックの分子設計は画期的か、それともそもそもそのよう
    なことに意味(実用的価値)があるのか?

4.生分解性プラスチックの高性能・高機能化材料設計と成形加工技術
 4-1 結晶性高分子の融点は高い素材ほど得られる成形品の耐熱性は高い?それよりも重要な
    耐熱性支配因子とは?
 4-2 結晶性高分子の結晶化速度を高める処方として、どのような方策があるのか?
 4-3 最も耐熱性が高いPLA材料の耐熱性到達レベルとは?
  (1)電気・電子機器筐体、部品レベル…低荷重下(0.45MPa)150 ℃
  (2)電子レンジ加熱可能レベル…120〜130℃ x 5分
  (3)熱湯注入可能レベル…95〜100℃
 4-4 最も透明性に優れている生分解性プラスチック素材とは?
 4-5 透明性(ヘイズ<5%)を維持しながら耐熱性(130℃)を達成することは可能か?
 4-6 高融点のステレオコンプレックス型ポリ乳酸(sc-PLA)やナイロン4(PA4)が実用化
    されない決定的理由とは?
 4-7 PLAの基本特性を維持しながら、耐衝撃性を高めることは可能か?
 4-8 繊維・不織布として応用展開が可能な唯一の素材PLAは、合成繊維の王者PET繊維に
    対抗し得るのか?

5.長期耐久性構造材料として展開が可能な生分解性プラスチック
 5-1 生分解性プラスチックの理想像として、従来のプラスチックと同様に長期間(約10年)
    使用可能な製品と、使用後は速やかに再資源化(堆肥化)が可能な使い捨て製品と
    しての両面展開が可能な素材の生分解機構とは?
 5-2 生分解性プラスチックに石油系プラスチックと同等の長期使用耐久性(約10年)を付与
    することが可能な素材・技術とその実績とは?
 5-3 生分解性プラスチックに長期使用耐久性処方を施した場合、生分解性機能は喪失するの
    か、あるいは維持することは可能か?
 5-4 石油系プラスチックと同様に、使用後にマテリアルリサイクルが可能な生分解性プラス
    チックとは?
 5-5 使用後に焼却しても地球温暖化ガスの増大に関与せず、有毒ガスも発生しない生分解性
    プラスチック素材とは?

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