序論  有用資源としての動物臓器
 
第1節  動物資源利用現況,取扱い方,ならびにその将来
1.動物資源利用現況
1.1.バイオテクノロジーの出現とその限界
 
1.2動物資源の取扱いについて
1.3動物資源利用の将来
 
第2節  動物資源ペプチドホルモン概説
1.動物ペプチドホルモン概説
1.1.はじめに
1.2脳―腸管ペプチド
1.3視床下部ホルモン
1.3.1.TRH
1.3.2LH―RH
1.3.3GRF
1.3.4CRF
1.3.5Somatostatin(SRIF)
1.4下垂体
 
1.4.1.ACTH関連ペプチド
1.4.2LH−FSHおよびTSH
1.4.3成長ホルモン(GH)
1.4.4プロラクチン(Prolactin)
1.5.副甲状腺,甲状腺
1.6.心房性ペプチド
1.7.膵ホルモン
1.8.尿
1.9.おわりに
 
第3節  脳・腸ペプチド概論
1.脳ペプチド概論
1.1.はじめに
1.2.ホルモンの種類
1.3.脳―腸ペプチドの生合成
1.4.脳―腸ペプチド分泌細胞の形態とその局在
1.5.古典的伝達物質と脳―腸ペプチドの共存と併存
1.6.古典的伝達物質と脳―腸ペプチドの中枢性および末梢性作用
1.7.生体機能,動物行動の調節における脳―腸ペプチドの役割
 
1.7.1.摂食行動
1.7.2.血糖調節
1.7.3.体温調節
1.7.4.侵害受容
1.7.5.塩類・水分代謝
1.7.6.学習および記憶
1.8.むすび
 
第1部 臓器別各論とそれぞれの代表的有用成分

 脳・神経系
第1節  脳・神経系
1.概説とタンパク質
1.1.脳と脊髄の構造
1.2.神経系の化学構成
1.3.神経系のタンパク質
1.3.1.細胞質骨格タンパク質
1.3.2.細胞膜裏打ちタンパク質
1.3.3.膜蛋白
1.3.4.中枢神経組織可溶性タンパク質
1.3.5.神経組織のタンパク質燐酸化に関係するタンパク質および神経組織の燐タンパク質
1.3.6.中枢神経組織の結合タンパク質
1.3.7.その他の脳タンパク質
2.糖脂質
2.1.はじめに
2.2.糖脂質の抽出,精製,同定および分布
2.2.1.脳セレブシド
2.2.2.脳スルファチド
2.2.3.脳ガングリオシド
2.2.4.脳の微量成分糖脂質
2.3.糖脂質の化学構造と構成成分の諸性質
2.3.1.スフィンゴシン
2.3.2.脂肪酸
2.3.3.セラミド
2.3.4.リゾスフィンゴ糖脂質
2.4.糖脂質の生理活性と機能
2.4.1.抗原性とその応用
2.4.2.毒素,ホルモン,神経伝達物質のレセプターとしての可能性
2.4.3.微生物に対する宿主レセプターとしての糖脂質
2.4.4.糖脂質の免疫調節作用
 
2.4.5.細胞増殖,発育因子としての可能性
2.5.糖脂質の代謝異常
3.脳活性物質・脳ホルモン様物質
3.1.はじめに――脳活性物質,脳ホルモン様物質の新しい考え方
3.2.神経ペプチド系脳活性物質
3.2.1.Neuropeptide Y(NPY)
3.2.2.Galanin
3.2.3.Calcitonin gene-related peptide(CGRP)
3.3.アミン系脳活性物質
3.3.1.カテコールアミン(Catecholamine)
3.3.2.アセチルコリン(Acetylcholine)
3.3.3.セロトニン(Serotonin,5-HT)
3.3.4.ヒスタミン(Histamin)
3.4.アミノ酸系脳活性物質
3.4.1.グルタミン酸(Glu)
3.4.2.アスパラギン酸(Asp)
3.4.3.ガンマアミノ酸(GABA)
3.4.4.グリシン(Gly)
3.4.5.タウリン(Tau)
3.4.6.セリン(Ser)
3.5.その他の脳活性物質
3.5.1.アデノシン・ATP
3.5.2.Delta sleep inducing peptide(DSIP)
3.5.3.アンギオテンシン(Angiotensin
3.5.3.ブラディキニン(bradykinin)
3.5.4.Nerve Growth factor(神経成長因子)(NGF)
3.6.おわりに
 
第2節  眼球
1.概説とタンパク質性成分
1.1.はじめに
1.2.眼球の構造
1.3.眼内各組織の生理機能と主成分
1.3.1.涙液膜
1.3.2.角膜
1.3.3.水晶体
1.3.4.その他の眼組織
2.ムコ多糖体(眼のグリコサミノグリカン)
2.1.眼のグリコサミノグリカンの分布
2.1.1.はじめに
2.1.2.涙液
2.1.3.角膜
2.1.4.房水
 
2.1.5.隅角部
2.1.6.水晶体
2.1.7.硝子体
2.1.8.網膜
2.1.9.まとめ
2.2.角膜のケラタン硫酸
2.2.1.はじめに
2.2.2.角膜のケラタン硫酸の分離精製
2.2.3.角膜におけるケラタン硫酸の生合成とその機能
2.3.硝子体のヒアルロン酸
2.3.1.はじめに
2.3.2.硝子体のヒアルロン酸の分離精製
2.3.3.硝子体のヒアルロン酸の生合成とその機能
 

 循環器系
第1節  心臓
1.概説と活性成分
1.1.はじめに
1.2.心室筋細胞内容
1.2.1.収縮蛋白質
1.2.2.ミトコンドリア
1.2.3.小胞体
1.2.4.ミオグロビン
1.2.5.グリコーゲン
1.3.心房細胞内容
1.3.1.心房性ナトリュウム利尿ホルモン(ANP)
1.3.2.中間径フィラメント
2.心臓のライソゾームおよびライソゾーム酵素
 
2.1.はじめに
2.2.心筋ライソゾームの微細構造,電顕的細胞化学と免疫組織化学
2.3.心筋ライソゾーム酵素の生化学
2.4.心筋ライソゾームの生理的および病的意義
2.4.1.心筋細胞におけるタンパク分解とライソゾーム
2.4.2.血行動態的負荷による心肥大および心不全とライソゾーム
2.4.3.心筋虚血とライソゾーム
2.4.4.心筋症および特定心筋疾患とライソゾーム
2.5.おわりに
 
第2節  血液
1−(1)血液凝固因子
1.1.はじめに
1.1.1.凝固因子
1.1.2.阻害因子
1.2.まとめ
1−(2)線維素溶解現象
1.1.はじめに
1.1.1.プラスミノジェン(plasminogen)
1.1.2.アクチベータ(activator)
1.1.3.Plasminogen活性反応
1.1.4.インヒビター(Inhibitor)
1.1.5.Plasminと補体系
1.1.6.Plasminとfibrin溶解
1.2.まとめ
2.血漿タンパク質
2.1.緒言
2.2.血漿中のタンパク質
2.3.分画法の原理
2.4.沈殿法による分画
2.5.イオン交換クロマトグラフィーによる分画
2.6.アフィニティークロマトグラフィーによる分画
2.7.ウイルスフリーの分画製剤
2.8.結言
3.血液ホルモン
3.1.はじめに
3.2.造血因子
3.2.1.血球系細胞の特徴
3.2.2.造血因子の定義と名称
3.2.3.造血因子の作用
3.2.4.造血因子の臨床応用
3.3.インターロイキン−3
3.4.顆粒球マクロファージ系コロニー刺激因子
3.5.巨核系コロニー刺激因子とトロンボポエチン
3.6.エリスロポエチン
3.7.おわりに
4.血小板
4.1.血小板放出の機序
4.2.放出物質
4.2.1.濃染顆粒に含まれる物質
4.2.2.アデニンヌクレオチド
4.2.3.カルシウム
4.2.4.セロトニン(5-hydroxytryptamin,5HT)
4.3.α顆粒からの放出物質
4.3.1.血小板第4因子(platelet factor4,PF4)
4.3.2.PF4の生化学
4.3.3.PF4の生物活性
4.4.β-thromboglobulin(βTG),Low affinity PF4(LAPH4),Platelet basic protein(PBP)
4.4.1.生化学
4.4.2.生物活性
4.5.血小板由来成長因子(platelet derived growth factor,PDGF)
4.5.1.PDGFの生化学
4.5.2.細胞膜のPDGFレセプター
 
4.5.3.PDGFの遊走作用
4.5.4.PDGFのcell cycleへの効果
4.5.5.生体内におけるPDGFの作用
4.5.6.PDGFと腫瘍細胞
4.6.thrombospondin(TS)
4.6.1.TSの生化学
4.6.2.TSの産性
4.6.3.TSの生物学的活性
4.7.Fibronectin(FN)
4.7.1.FNの生化学
4.7.2.血小板とFN
4.7.3.生体内貪食機能とFN
4.7.4.フイブリンとFNの結合
4.7.5.コラゲンとFNの結合
4.8.von Willebrand(vW因子)
4.9.凝固第X因子
5.血清
5.1.はじめに
5.2.血清の分類
5.3.血清の性状
5.4.血清の役割
5.5.採血の方法
5.6.分離作業
5.7.血清のろ過(filtration)
5.8.血清の検定について
5.9.組織培養における血清の使用方法
5.10.おわりに
6.血色素
6.1.概説
6.2.ヘモグロビンの単離・精製
6.2.1.溶血液の調製
6.2.2.結晶ヘモグロビンの調製
6.2.3.ヘミンの調製
6.2.4.グロビンの調製
6.3.ヘモグロビンの構造
6.3.1.ヘムの構造
6.3.2.グロビンの構造
6.4.ヘモグロビン誘導体の分光学的性質
6.4.1.酸素ヘモグロビン(Hb
6.4.2.デオキシヘモグロビン(Hb)
6.4.3.一酸化炭素ヘモグロビン(HbCO)
6.4.4.その他の2価鉄ヘモグロビン誘導体
6.4.5.メトヘモグロビン(Hi)
6.4.6.シアンメトヘモグロビン(HiCN)
6.4.7.その他のメトヘモグロビン誘導体
6.4.8.ピリジンヘモクロム
6.5.ヘモグロビンの機能特性
6.5.1.酸素解離平衡
6.5.2.酸素親和性の調節機構
6.6.ヘモグロビンの生合成
6.6.1.ヘムの生合成
6.6.2.グロビンの生合成
6.7.ヘモグロビンの分解
6.8.無脊椎動物ヘモグロビン
 
第3節  血管
1.血管壁ムコ多糖
1.1.はじめに
1.2.血管壁におけるムコ多糖分子種
1.3.各種動物血管壁におけるムコ多糖
1.4.ウシ大動脈における構成ムコ多糖について
1.5.ヒト大動脈のムコ多糖
1.6.動脈壁ムコ多糖の抽出ならびに精製方法
1.7.動脈の部位によるムコ多糖成分の相違
1.8.ウシ大動脈壁ムコ多糖
1.9.血管壁ムコ多糖の生理活性
1.10.血管壁ムコ多糖の抗凝固作用
1.11.血栓形成抑制作用
1.12.臨床への応用
1.13.血管壁糖蛋白
2.プロスタサイクリン系の活性因子
2.1.はじめに
2.2.PG研究の歴史
2.3.PGとアラキドン酸代謝
2.3.1.アラキドン酸の細胞膜リン脂質からの遊離
2.3.2.アラキドン酸カスケード
2.3.3.の生物学的作用
2.3.4.の代謝
 
2.4.PGおよびTXの測定法とその問題点
2.4.1.bioassay
2.4.2.放射免疫定量法(RIA)
2.5.の生合成とその作用機序
2.5.1.血管壁細胞からの生成とその活性化因子
2.5.2.生成に及ぼす血小板系因子の関与
2.5.3.の産性調節機序
2.5.4.血小板におけるアラキドン酸代謝
2.5.5.生成における血小板の役割
2.5.6.血小板のに対する感受性
2.6.各種病態とプロスタノイド
2.6.1.動脈硬化症とプラスタノイド
2.6.2.虚血性心疾患とプラスタノイド
2.6.3.糖尿病とプラスタノイド
2.6.4.妊娠中毒症とプラスタノイド
2.7.PGの臨床応用―その現状と将来について
2.7.1.の臨床応用
2.7.2.の副作用
2.7.3.その他の誘導体
2.7.4.酵素阻害薬とレセプター拮抗薬
2.8.おわりに
 
第4節  脾臓
1.概説
1.2.脾臓の微小循環
1.3.脾臓の生理作用
1.3.1.脾臓での造血
1.3.2.血球の崩壊
1.3.3.脾臓の血液貯蔵並びに循環動態
1.3.4.脾臓摘出後の変化
1.3.5.貪食作用
1.3.6.その他
 
1.4.脾臓と免疫
1.4.1.脾臓によるリンパ球並びにリンパ球亜群の分布
1.4.2.脾臓での免疫応答
1.4.3.貪食能亢進物質
1.5.肝再生におよぼす脾の抑制因子
1.6.おわりに
2.脾臓中有用成分の存在
2.1.脾臓成分の概念
2.2.あとがき
 
第5節  リンパ球
1.リンパ球とその産生物質―概説―
1.1.リンパ球の種類と役割
1.2.リンパ球の産生因子とその応用の可能性
1.2.1.B細胞刺激因子
1.2.2.抗体産生の抑制因子
1.2.3.抗体
1.2.4.キラー細胞の増幅因子
1.2.5.遅延型過敏反応にかかわる因子
 
1.3.胸腺ホルモン,トランスファーファクター
1.4.リンパ球産生物質の製品化
2.リンホカイン系の活性化因子
2.1.はじめに
2.2.T細胞の分化・増殖とリンホカイン
2.3.B細胞の分化・増殖とリンホカイン
2.4.NK細胞の分化・増殖とリンホカイン
2.5.マクロファージの分化・増殖とリンホカイン
 

 消化器系
第1節  胃・腸
1.概説
1. 1.はじめに
1.2.消化管ホルモンの生理作用
1.3.消化液の分泌と消化管ホルモン
1.3.1.酸分泌
1.3.2.胆汁分泌,胆嚢収縮
1.3.3.膵液分泌
1.3.4.腸液の分泌
1.3.5.結腸分泌
1.4.消化管ホルモンの分泌刺激
1.4.1.ガストリン
1.4.2.CCK
1.4.3.セクレチン
1.4.4.GIP,エンテログルカゴン
1.4.5.その他
1.5.消化管ホルモンによる消化機能の調節
1.6.消化管運動とホルモン
1.7.消化管ホルモンと腹部内臓血流
1.8.腹部内臓血流の調節
1.9.消化管における吸収機能と消化管ホルモン
2.ペプチドホルモンの分離・同定
2.1.はじめに
 
2.2.ペプチドホルモンの抽出
2.2.1.従来法によるペプチドの分離
2.2.2.精製法と分析法の微量化
2.3.ペプチドホルモンの同定
2.4.遺伝子構造解析とペプチドホルモン
2.4.1.遺伝子構造解析により推定されたペプチドホルモンの化学合成
2.4.2.C末端アミドの生成
2.5.おわりに
3.粘液糖タンパク質(ムチン)
3.1.はじめに
3.2.粘液糖タンパク質の構造と組成
3.3.粘液糖タンパク質の分布および諸性状
3.4.粘液糖タンパク質の産生
3.5.粘液糖タンパク質の分離及び定量法
3.6.粘液糖タンパク質の変動
4.ムコ多糖体
4.1.はじめに
4.2.胃粘液中のムコ多糖体
4.3.胃組織中のムコ多糖体
4.4.腸粘膜中のムコ多糖体
 
第2節  膵
1.膵臓の概説および膵酵素の構造と作用
1.1.膵臓の構造と機能
1.2.膵液の組成
1.3.膵酵素の構造と作用
1.3.1.トリプシン
1.3.2.キモトリプシン
1.3.3.エラスターゼ
1.3.4.カリクレイン
1.3.5.カルボキシペプシダーゼ
1.3.6.アミラーゼ
1.3.7.リパーゼ
1.3.8.フォスフォリパーゼ
1.3.9.デオキシリボヌクレアーゼ(DNase
1.3.10.リボヌクレアーゼ(R Nase)
1.3.11.膵分泌性トリプシン・インヒビター(PS TI)
1.3.12.塩基性膵トリプシン・インヒビター(BP TI)
2.インシュリン
2.1.インシュリンの化学
2.2.インシュリン製剤
2.2.1.市販インシュリン製剤一覧
2.2.2.新しいインシュリン製剤
2.2.3.インシュリンの定量法
2.2.4.臨床応用
2.3.体内動態
2.3.1.体内分布と代謝
2.3.2.速度論的解析
2.4.インシュリンの作用
3.カリクレイン(キニン系の生理学的意義)
3.1.カリクレインの発見と経緯
3.2.カリクレイン―キニン系について
3.3.カリクレインについて
3.4.キニノーゲンについて
3.5.キニンについて
3.6.キニナーゼについて
3.7.カリクレイン―キニン系と血圧調節
 
3.8.病態時におけるカリクレインについて
3.9.プロスタグランジンとカリクレイン―キニン系について
3.10.カリクレイン―キニン系と血液凝固・線溶系について
3.11.細胞増殖作用におけるカリクレイン―キニン系について
3.12.まとめ
4.パンクレアチン
4.1.はじめに
4.2.酵素等の系統的分離精製法
4.2.1.酵素の抽出法
4.2.2.トリプシンとエラスターゼの精製法
4.3.膵臓リパーゼの用途
4.3.1.消化剤
4.3.2.油脂分解
4.3.3.エステル交換
4.3.4.光学分割
4.3.5.洗剤
4.3.6.固定化技術による膵臓リパーゼの特性改変の可能性
5.エラスターゼ
5.1.はじめに
5.2.エラスターゼの化学的および酵素学的特性
5.2.1.測定方法
5.2.2.精製方法
5.2.3.酵素化学的特性
5.3.薬理作用と臨床応用
5.3.1.血中脂質に対する作用
5.3.2.実験的動脈硬化に対する作用
5.3.3.臨床応用
5.4.消化管吸収と体内動態
5.4.1.消化管吸収
5.4.2.血中タンパク質との結合
5.4.3.体内動態
 
第3節  肝臓
1.概説と構成成分
1.1.概説
1.1.1.肝臓の解剖学的背景
1.1.2.組織学と微小循環単位(肝細葉単位)
1.1.3.肝と代謝系
1.2.肝の構成成分と機能
1.2.1.肝細胞
1.2.2.類洞壁細胞(sinusoidal cell)
2.肝ムコ多糖
2.1.はじめに
 
2.2.肝ムコ多糖
2.3.肝線維化における肝ムコ多糖の変化(ヒトにおける肝線維化の場合)
2.4.肝ムコ多糖の精製法
2.5.おわりに
3.肝臓末
3.1.はじめに
3.2.肝水解物の製法,物理化学的性状
3.3.肝水解物の安全性および薬理作用
3.4.臨床試験
 
第4節  胆
1.胆汁とその利用
2.胆汁酸
2.1.胆汁酸の化学構造,性質
2.2.胆汁酸の生理作用
2.3.胆汁酸の分布,組成
 
2.4.胆汁酸の抽出精製・合成
3.胆汁色素
4.リン脂質,脂肪酸,ステロール
5.その他の胆汁成分
 
第5節  唾液腺
1.唾液腺の活性成分
1.1.唾液腺の概要
1.1.1.終末部細胞
1.1.2.導管部
1.1.3.筋上皮細胞
1.2.神経成長因子(NGF:nerve growth factor)
1.2.1.NGFの発見
1.2.2.NGFの精製と蛋白質化学的性質およびNGFcDNAの構造
1.2.3.NGFの生理作用
1.2.4.褐色細胞腫細胞(Pheochromocytoma)に対するNGFの作用
1.2.5.作用機構
 
1.3.上皮細胞増殖促進因子(EGF)
1.3.1.EGFの化学的性質
1.3.2.EGFの生合成
1.3.3.EGFの生理作用
1.3.4.EGFレセプター
1.4.カリクレインとレニン
1.4.1.カリクレイン
1.4.2.レニン
2.ムチンの分離と同定
2.1.ムチンの分離
2.2.ムチンの同定
 

 内分泌系
第1節  視床下部・下垂体・松果体
1.視床下部とホルモン
1.1.はじめに
1.2.視床下部ホルモン発見とその歴史
1.3.視床下部ホルモンの化学,分布と生理作用
1.3.1.TRH
1.3.2.LH−RH
1.3.3.ソマトスタチン
1.3.4.CRF
1.3.5.GRF
1.3.6.Prolactin release inhibiting factor(PIF)とProlactin releasing factor(PRF)
1.4.まとめ
2.脳内生理活性ペプチドの分離・精製
2.1.はじめに
2.2.神経系,内分泌系,神経内分泌系
2.3.脳腸管ペプチド
2.4.脳内ペプチドの精製の問題点
2.4.1.内因性プロテアーゼによるペプチドの分離
2.4.2.アッセイ法の問題
 
2.5.1.問題点の検討
2.5.2.抽出
2.5.3.分離・精製法
2.5.4.構造解析に必要な試料
2.5.5.生理活性ペプチドの検索法
2.6.抽出および精製法の実例(ニューロメジン)
3.松果体とホルモン
3.1.はじめに
3.2.歴史的背景
3.3.解剖
3.4.神経支配
3.4.1.交感神経線維の形態と分布
3.5.松果体ホルモン
3.5.1.メラトニン
3.5.2.メラトニン以外の性腺抑制物質
3.6.松果体と癌
3.7.メラトニンの降圧作用
3.8.おわりに
 
第2節  甲状腺・副甲状腺
1.概説とペプチドホルモン
1.1.はじめに
1.2.1.カルチトニンCalcitonin
1.2.2.歴史的事項
1.2.3.化学的性状
1.2.4.生理学的および薬理学的作用
1.2.5.分泌調節
1.2.6.臨床応用
1.3.副甲状腺ホルモン Parathyroid Hormone,(PTH)
1.3.1.歴史的事項
1.3.2.化学的性状
1.3.3.生理学的および薬理学的作用
1.3.4.分泌調節
1.4.まとめ
2.概説と非ペプチドホルモン
2.1.甲状腺概説
2.2.甲状腺の非ペプチドホルモン
2.2.1.甲状腺ホルモン,前駆物質,および誘導体の種類と化学構造
2.2.2.甲状腺ホルモンの生合成と分泌
2.2.3.甲状腺ホルモンの輸送
2.2.4.甲状腺ホルモンの代謝
2.2.5.甲状腺の調節
 
2.2.6.甲状腺ホルモンの作用
2.2.7.甲状腺ホルモンの作用機序
2.2.8.甲状腺ホルモンおよび関連物質の血中濃度
2.2.9.甲状腺ホルモンの臨床的意義
2.2.10.甲状腺ホルモン剤
3.甲状腺の生理活性物質
3.1.チログロブリン
3.1.1.チログロブリンの物理化学的性質
3.1.2.チログロブリンの抽出と精製
3.1.3.その他の精製法
3.1.4.同定と定量
3.2.甲状腺ホルモン
3.2.1.はじめに
3.2.2.ホルモンの作用
3.2.3.作用機構
3.2.4.同定と分析
3.2.5.甲状腺ホルモン製剤
3.3.カルシトニン
3.3.1.所在など
3.3.2.生合成前駆体
3.3.3.精製
3.3.4.分析
3.3.5.カルシトニン製剤
 
第3節  胸腺
1.概説とホルモン
1.1.はじめに
1.2.胸腺の系統発生と個体発生
1.3.胸腺の形態
1.3.1.上皮細胞 Epithelial cell
1.4.胸腺の免疫学的機能
1.4.1.胸腺と免疫機能の関係
1.4.2.T細胞の抗原依存性増殖と免疫応答
1.4.3.T細胞抗原レセプターの構造と発生
1.5.胸腺のT細胞分化における役割
1.5.1.直接作用
1.5.2.胸腺液性因子(胸腺ホルモン)
 
1.5.3.リンフォカイン
1.5.4.その他の因子
1.6.おわりに
2.ホルモンの分離・同定
2.1.胸腺ホルモン
2.2.T細胞の発達と制御
2.3.thymosin 4(もとthymosin fr5より単離)の分離,精製
2.4.thymosin fr5に含まれるthymosin 4以外のthymosin
2.5.facteur thymique ’(FTS)
 

 呼吸器系
第1節  肺
1.概説とムコ多糖
1.1.肺のムコ多糖(グリコサミノグリカン=GAG)の生化学
1.2.肺ムコ多糖(グリコサミノグリカン=GAG)の超微形態組織化学
1.3.肺のプリテオグリカンの抽出,分離,精製
1.4.ヒト肺疾患とGAG
1.4.1.肺気腫と加齢変化
1.4.2.肺癌
1.4.3.結核
1.4.4.塵肺および関連病変
1.4.5.肺線維化
1.5.人胸膜疾患とムコ多糖(GAG)
1.5.1.胸水中のGAG(主として中皮腫との関連について)
1.5.2.胸水中のGAG(主として中皮腫以外の疾患について)
1.5.3.胸膜組織中のGAG(中皮腫診断の意義について)
1.6.動物実験で得られた肺GAGに関する知見
1.6.1.肺の気腫化と線維化
1.6.2.粉塵の影響
1.6.3.肺のGAGにおよぼす放射線の影響
1.6.4.ステロイドホルモンの影響
1.7.正常肺由来の培養細胞とGAG
1.7.1.線維芽細胞
1.7.2.型細胞
1.7.3.内皮細胞
1.7.4.肺組織
1.8.肺および気管支肺胞洗浄液(BALF)中のGAGの生物活性
1.9.肺GAGとビタミン
1.10.喫煙の影響
1.11.気管支分泌液,気管支肺胞洗浄液中のGAG
1.12.その他
1.12.1.Tetrandrinve(TT)の珪肺に対する効果
1.12.2.内毒素の影響
1.12.3.プロナーゼ及び塩化カドミウムの影響
1.13.まとめ
2.肺表面活性物質
2.1.はじめに
2.2.沿革
2.3.肺表面活性の生理学と物理化学的意義
2.3.1.肺の圧量曲線
2.3.2.肺の表面張力・表面積曲線
 
2.3.3.肺表面活性と無気肺
2.3.4.肺表面活性の物理化学
2.3.5.肺表面活性に影響する物理的ならびに化学的因子
2.4.肺のリン脂質代謝
2.4.1.dipalmitoyl phosphatidylcholine(DPPC),飽和 lecithinの生成
2.5.肺表面活性物質の処理
2.6.アポ蛋白
2.7.肺サーファクタントの異常とその臨床
2.7.1.特発性呼吸窮迫症候群(idiopathic respiratory distress syndrome,IRDS)
2.7.2.ARDS
2.7.3.肺胞蛋白症
2.7.4.肺循環,肺水腫
2.7.5.いわゆる酸素中毒
2.7.6.嚥下肺炎
2.7.7.喫煙
2.7.8.その他
3.ウシ肺臓カリクレインインヒビター(アプロチニン)
3.1.緒言
3.2.抽出および精製
3.3.性情(pH,温度,酸,アルカリに対する安定性)
3.4.薬理作用
3.5.あとがき
4.肺のライソゾーム
4.1.はじめに
4.2.肺胞組織の構造とライソゾーム
4.2.1.哺乳動物の肺胞組織の微細構造
4.2.2.肺表面活性物質pulmonary sufactantと産生細胞
4.3.ライソゾーム酵素の細胞化学
4.3.1.型細胞上皮細胞
4.3.2.型肺胞上皮細胞
4.3.3.肺胞マクロファージ
4.4.ライソゾーム酵素の生化学
4.4.1.全肺組織ホモジェネートの諸種分画における酸性加水分解酵素活性
4.4.2.肺胞マクロファージの酸性加水分解酵素
4.5.肺ライソゾームの生理学的および病理学的意義
4.5.1.肺表面活性物質の生合成とライソゾーム酵素
4.5.2.肺胞マクロファージの貪食能とライソゾーム
4.おわりに
 

 泌尿器系
第1節  腎
1.概説
1.1.腎臓の構造と機能
1.1.1.腎臓の構造
1.1.2.腎臓の機能
1.2.腎臓の生理活性物質
1.2.1.レニン―アンジオテンシン
1.2.2.カリクレイン―キニン
1.2.3.プロスタグランジン類
1.2.4.活性ビタミン
1.2.5.エリスロポエチン
2.腎のムコ多糖体(グリコサミノグリカン=GAGs)
2.1.はじめに
2.2.腎のグリコサミノグリカン概説
2.2.1.動物での研究
2.2.2.正常ヒト腎のGAGs
2.3.腎のGAGsの生理的,病理的変動
2.3.1.加齢による変動
2.3.2.生理的変動
2.3.3.病理的変動
2.4.腎GAGsの調整と腎HSの性状
 
2.4.1.腎のGAGs含量
2.4.2.ウシ腎GAGsの調製
2.5.むすび
3.レニン
3.1.はじめに
3.2.レニンの精製
3.2.1.一般的方法
3.2.2.ヒト・レニン精製の問題点
3.3.純化したレニンの性質
3.4.プロレニンと高分子型レニン
3.5.血漿レニン
3.6.遺伝子工学の導入
3.6.1.マウス顎下腺レニン遺伝子のクローニング
3.6.2.ヒト・レニン遺伝子のクローニング
3.6.3.ヒト・レニンのアミノ酸配列
3.6.4.核の中のレニン遺伝子の構造
3.6.5.大腸菌によるヒト・プロレニンの生産
3.6.6.ヒト・レニンの立体モデルの作製
3.7.おわりに
 

 生殖器系
第1節  睾丸・卵巣・前立腺
1.概説
1.1.はじめに
1.2.卵巣で生成されるステロイド
1.3.卵巣組織中ステロイド濃度
1.4.卵巣におけるステロイド代謝経路と関連酵素
1.5.ゴナドトロピンによる調節
1.6.非ステロイド物質による調節
2−(1)ヒト前立腺の分離・同定
2.1.ヒト前立腺の解剖・生理
1. 2.前立腺肥大症
2.3.前立腺肥大結節構成成分の分離・同定
2.3.1.分離方法
2.3.2.同定法
2.4.前立腺肥大症組織における上皮細胞成分と間質成分のステロイド代謝およびホルモンレセプター
2.5.ヒト前立腺液
2.5.1.亜鉛
2.5.2.スペルミン
2.5.3.酸性ホスファターゼとProstatic Antigen(PA,前立腺抗原)
2−(2)睾丸Leyding細胞およびSertoli細胞
2.1.Leyding細胞の分離・同定
2.1.1.酵素法
2.1.2.Metrizamideによる濃度勾配遠心法
 
2.1.3.Percoll勾配法
2.2.Leyding細胞におけるテストステロン生合成
2.3.Sertoli細胞とインヒビン
3.睾丸ヒアルロニダーゼ
3.1.はじめに
3.2.ヒアルロニダーゼの精製および物理化学的性質
3.2.1.精製法
3.2.2.物理化学的性質
3.2.3.酵素学的性質
3.3.ヒアルロニダーゼ検定法
3.3.1.内皮拡散法
2. 3.2.ムチンクロット阻止法
3.3.3.粘稠度低減法
3.3.4.混濁度低減法
3.3.5.還元物質定量法
3.4.ヒアルロニダーゼの臨床応用
3.4.1.局所麻酔および伝達麻酔における応用
3.4.2.大量皮下輸液の吸収促進
3.4.3.産科領域への応用
3.4.4.外科領域での応用
3.4.5.化学療法剤の病巣内移行への促進
3.4.6.心筋梗塞への応用
3.5.おわりに
 
第2節  胎盤
1.概説とホルモン
1.1.概説
1.1.1.胎盤の形態・構造
1.1.2.胎盤の機能
1.2.ホルモン
1.2.1.タンパクペプチドホルモン
2.タンパク質,酵素
2.1.胎盤特異的タンパク質
2.2.酵素(胎盤イソ酵素)
2.2.1.アルカリホスファターゼ
2.2.2.グルタチオン・S―トランスフェラーゼ
2.2.3.アリルアミダーゼ
2.2.4.ヘキソサミニダーゼ
 
2.2.5.その他
3.胎盤エキス
3.1.胎盤エキス利用の概況
3.2.胎盤材料および抽出方法
3.3.胎盤エキスの有効成分と化学
3.4.胎盤エキスの生物学的作用―2,3の実験成績―
3.4.1.培養細胞の増殖におよぼす影響(吉田昭彦 上羽恵三)
3.4.2.マウス脾細胞幼若化作用(竹内実)
3.4.3.痕組織修復作用―ケロイドの治療について’(尾崎紀一郎)
3.5.おわりに
 
第3節  卵
1.概説
1.1.鶏卵の構造と組成
1.1.1.鶏卵の構造
1.1.2.卵白部の組成
1.1.3.卵黄部の組成
1.2.卵白の蛋白質
1.2.1.オボアルブミン(Ovoalbumin)
1.2.2.オボトランスフェリン(Ovotransferrin)またはコンアルブミン(Conalbumin)
1.2.3.オボムコイド(Ovomucoid)
1.2.4.オボムシン(Ovomucin)
1.2.5.リゾチーム(Lysozyme)
1.2.6.アビジン(Avidin)
1.2.7.その他
1.3.卵黄レシチン
1.3.1.卵黄脂質
 
1.3.2.リン脂質
1.3.3.脂肪酸組成
1.3.4.リン脂質の抽出法
1.3.5.リン脂質の精製分画法
1.3.6.利用
2.リゾチーム
2.1.はじめに
2.2.物理・化学的性状
2.3.医療用医薬品への利用
2.3.1.開発の経緯
2.3.2.リゾチームの単離,精製
2.3.3.薬理作用
2.3.4.体内動態
2.3.5.臨床適用
2.3.6.生産状況と市場
2.4.おわりに
 

 その他
第1節  骨・関節
1.概説
1.1.骨関節組織より抽出された成分による治療薬
1.1.1.ゼラチンGelatinおよび精製ゼラチンPurified gelatin
1.1.2.リュウコツ(龍骨) Longgu
1.2.骨関節組織より抽出されたものではないが,その主成分であり,組成が同一であって治療薬として使われているもの
1.2.1.コンドロイチン硫酸
1.2.2.コンドロイチンポリ硫酸(CPS)
1.2.3.ヒアルロン酸(HA)
1.3.骨関節組織の主成分ではないが,骨関節に作用するもの
1.4.骨関節組織成分中のその他の活性物質
1.4.1.オステオカルシン
1.4.2.オステオネクチン
1.4.3.骨形成因子(Bone morphogenenetic protein,BMP)など
1.4.4.骨のcoupling factor
1.4.5.その他
2.軟骨由来成長制御因子
2.1.軟骨由来成長因子の発見
2.2.軟骨由来成長因子の精製
2.2.1.CDGF
2.2.2.CDF
2.3.軟骨由来成長因子の作用機序
2.3.1.CDGF
2.3.2.CDF
2.3.3.
2.4.軟骨由来抗腫瘍血管造成因子
2.4.1.FolkmanらおよびKuettnerらの研究
 
2.4.2.軟骨由来抗腫瘍因子(Cartilage−derived antitumor factor,CATF)
2.4.3.サメ軟骨由来腫瘍血管造成阻害因子
3.軟骨ムコ多糖体
3.1.軟骨ムコ多糖体の種類と構造
3.1.1.軟骨のコンドロイチン硫酸
3.1.2.軟骨のケラタン硫酸ポリ硫酸
3.2.軟骨ムコ多糖の存在状態
3.2.1.軟骨コンドロイチン硫酸とタンパク質との結合部分
3.2.2.軟骨ケラタン硫酸とタンパク質との結合部分
3.2.3.軟骨のプロテオグリカン
3.3.加齢にともなう軟骨ムコ多糖の変化
4.骨組織(ミネラル・マロー)の食品への応用
4.1.はじめに
4.2.ミネラル(カルシウム,他)とマロー成分の重要性
4.2.1.生命と骨組織
4.2.2.ミネラル成分の栄養管理
4.2.3.体内のカルシウムの構成と働き
4.2.4.カルシウム代謝
4.2.5.他のミネラルとマローの働き
4.3.ビーフボーンマローの食品への応用
4.3.1.生ビーフボーンマローの製造法
4.3.2.ビーフボーンマローの食品への応用
4.3.3.ビーフボーンマローの動物試験結果
4.3.4.ビーフボーンマローの骨粗鬆症に対する治療効果
4.4.骨組織の他の利用法
4.4.1.骨粉および焼成骨粉
4.4.2.デボンドミート
4.5.まとめ
 
第2節  筋肉
1.筋組織概説と筋タンパク質
1.1.筋組織の概説
1.1.1.筋組織の分類
1.1.2.筋組織の構造
1.1.3.筋の収縮機構
1.2.筋肉組織成分
1.2.1.タンパク質以外の有機成分
1.2.2.筋肉タンパク質
1.3.筋組織成分からの製品
1.3.1.ペプトン(peptone)
2.ペプトン
2.1.はじめに
2.2.ペプトンの種類と特徴
2.2.1.カゼインペプトン
2.2.2.獣肉ペプトン
2.2.3.心筋ペプトン
 
2.2.4.ゼラチンペプトン
2.2.5.大豆ペプトン
2.2.6.ガゼインの酸化水分解物
2.3.獣肉ペプトンの作り方
2.3.1.獣肉―パンクレアチン消化
2.3.2.獣肉―ペプシン消化液
2.3.3.Schmitzの消化液
2.3.4.Hottingerのトリプシン消化液
2.4.獣肉ペプトンの製品
2.4.1.獣肉―パパイン消化ペプトン
2.4.2.獣肉―ペプシン消化ペプトン
2.4.3.心筋―スイ消化ペプトン
2.4.4.肝―パパイン消化ペプトン
2.4.5.ゼラチン―スイ消化ペプトン
2.5.ペプトン中の成分
2.6.ペプトン中の発育阻害物質
 
第3節  皮膚
1.概説(真皮の構造)
1.1.コラーゲン
1.2.弾力線維
1.3.細網線維
1.4.ムコ多糖およびプロテオグリカン
1.5.血管
1.6.神経
1.7.真皮の細胞
1.8.基底膜
2.表皮の構造と機能
2.1.はじめに
2.2.表皮の構造
2.2.1.表皮を構成する細胞
2.2.2.表皮と真皮の境界(dermo−epidermal junction)
2.2.3.表皮細胞相互の接着
2.3.ケラチノサイト形態変化
2.3.1.線維成分の変化
2.3.2.顆粒成分の変化
2.3.3.細胞膜と細胞間構造の変化
2.4.ケラチンとケラチナイゼイション
2.4.1.トノフィラメント,ケラチン線維
2.4.2.ケラトヒアリン顆粒
2.4.3.角質細胞膜(marginal band,cell envelope)の形成
2.5.メラニンとメラナイゼイション
2.5.1.皮膚の色調
2.5.2.メラニンとメラナイゼイション
2.6.表皮細胞の代謝
 
2.6.1.細胞周期
2.6.2.細胞の分裂と分化の制御
3.コラーゲン,ゼラチン,エラスチンの分離応用
3.1.はじめに
3.2.コラーゲン
3.2.1.新しい応用に関連したコラーゲンの物理化学的性質
3.2.2.新しい応用に関連したコラーゲンの生物学的性質
3.2.3.コラーゲンの分離
3.2.4.コラーゲンの成型法
3.3.ゼラチン
3.4.エラスチン
4.皮膚のムコ多糖体(グリコサミノグリカン)
4.1.はじめに
4.2.皮膚のグリコサミノグリカン概説
4.3.皮膚GAGsの存在部位,存在形態,含量,種差
4.4.皮膚のGAGsの発生・加齢に伴う変動
4.5.皮膚のGAGsの疾病や傷害に伴う変動
4.6.皮膚のプロテオグリカン
4.7.デルマタン硫酸とプロテオデルマタン硫酸の調製(実施例)
4.8.おわりに
5.鶏冠のヒアルロン酸
5.1.はじめに
5.2.鶏冠のAMPSの組成
5.3.ヒアルロン酸の製造法
 
第2部 その他の有用成分

 乳
第1節  概説とラクトースその他の糖含有成分
1.乳概説
1.1.乳の物理的構成
1.2.乳の化学的組成
1.2.1.タンパク質
1.2.2.脂質
1.2.3.糖質
1.3.ラクトース
1.3.1.乳中の存在状態
1.4.化学的物質
1.4.1.α−およびβ−ラクトースの物理的恒数
1.4.2.甘味料
1.4.3.フレーバーの吸着性
1.4.4.酸による加水分解
 
1.4.5.酵素による分解と酸化
1.4.6.溶解度
1.4.7.結晶化
1.4.8.誘導体
1.5.ラクトース以外のオリゴ糖と糖ヌクレオチド
1.5.1.乳のオリゴ糖
1.5.2.糖ヌクレオチド
1.6.複合糖質
1.6.1.κ−カゼイン
1.6.2.ラクトトランスフェリン
1.6.3.M−1糖タンパク質
1.6.4.脂肪球膜タンパク質
1.6.5.糖脂質
 
第2節  乳蛋白質
1.はじめに
2.乳蛋白質
2.1.カゼイン類
2.1.1.−および−カゼイン
2.1.2.β−カゼイン(β−CN)
2.1.3.κ−カゼイン(κ−CN)
2.2.乳清蛋白質
 
2.2.1.β−ラクトグロブリン(β−LG)
2.2.2.α−ラクトアルブミン(α−LA)
2.2.3.血清アルブミン
2.2.4.ラクトリン(β―ミクログロブリン)
2.2.5.ラクトフエリン
2.2.6.免疫グロブリン
3.その他の生理活性を有する乳中の蛋白成分
 

 尿
第1節  概説と酵素ならびにインヒビター
1.概説
1.1.尿の生成
1.2.尿の低分子成分
1.3.尿の高分子成分
2.尿中の酵素
 
2.1.Urokinase
2.2.Lysozyme
2.3.Hyaluronidase
3.インヒビター
 
第2節  酸性ムコ多糖と糖タンパク質
1.酸性ムコ多糖(グリコサミノグリカン)とタンパク質
1.1.尿の複合糖質の意義
1.1.1.尿の糖質の起源
1.1.2.尿の糖質の利用
1.2.尿の酸性ムコ多糖
1.2.1.尿の酸性ムコ多糖の起源(分解機構)
1.2.2.尿の酸性ムコ多糖の特徴
 
1.2.3.尿のグリコサミノグリカンの分離精製
1.3.尿の糖タンパク質
1.3.1.糖タンパク質の一般的構造
1.3.2.尿の糖タンパクの起源(分解機構)
1.3.3.尿の糖タンパク質の特徴
1.3.4.尿の糖タンパク質の分離精製
 

 コラーゲン概説
第1節  コラーゲン
1.コラーゲン
1.1.はじめに
1.2.コラーゲン取扱い上の諸注意
1.2.1.可溶性コラーゲンと不溶性コラーゲン
1.2.2.コラーゲン溶液の性質
1.3.コラーゲン抽出のための臓器,組織の選択
1.4.コラーゲン調製用出発材料の前処理
1.5.コラーゲンの抽出
1.5.1.中性塩可溶性コラーゲンの抽出
1.5.2.酸可溶性コラーゲンの抽出
 
1.5.3.ペプシン処理による抽出
1.6.型別コラーゲンの調製および精製
1.6.1.間質型コラーゲンと型,型および型コラーゲンの分別
1.6.2.型,型コラーゲンの分別
1.6.3.型,型コラーゲンの分別
1.7.型コラーゲンの分別
1.8.DEAE―セルロースクロマトグラフィーによるコラーゲンの精製
1.9.型別コラーゲンの同定
 
 

 プロスタグランジン概説
第1節  プロスタグランジン概説
1.プロスタグランジン概説
1.1.はじめに
1.2.プロスタグランジン類の発見の経緯
1.3.主なアラキドン酸代謝物の基本構造
1.4.前駆体不飽和脂肪酸
1.5.前駆体不飽和脂肪酸の遊離
1.6.ヒドロペルオキシドの生成
1.7.シクロオキシゲナーゼ系代謝物
1.7.1.PGエンドペルオキシド
 
1.7.2.PGの各PG及びTXへの交換
1.8.リポキシナーゼ系代謝物
1.8.1.12−リポキシナーゼ産物
1.8.2.5−リポキシナーゼ産物
1.9.アラキドン酸代謝物の分布
1.10.アラキドン酸代謝物の役割
1.10.1.生体活性物質としての位置づけ
1.10.2.生体内での役割の特徴
 
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