バイオマテリアル─総論
 総論 <石原 一彦>
1はじめに─材料からバイオマテリアルへ─
2バイオマテリアルの考え方
 
3バイオマテリアルに期待すること
4バイオマテリアル界面の制御について
5おわりに
 

 バイオマテリアルの生体反応
第1章初期吸着 <井上 祐貴>
1はじめに
2初期生体反応の階層構造
3タンパク質吸着挙動の解析の実際
4高密度ポリマーブラシ表面におけるタンパク質吸着量
5自己組織化単分子膜上に吸着したタンパク質の構造変化
6モデル表面に対するタンパク質吸着力の解析
7おわりに
 
第2章血液凝固 <玉田 靖>
1はじめに
2血液凝固機構
3抗血栓性材料の開発
4結語
第3章免疫と炎症 <柿木佐知朗/山岡 哲二>
1はじめに
2急性炎症と慢性炎症
3異物に対する免疫応答と炎症
4バイオマテリアルと炎症
5まとめ
 

 医療機器に関する薬事規制
第1章医療機器開発と薬事規制 <里見 智美>
1はじめに
2医療機器とは
3医療機器の審査
4承認審査とは
5PMDAの相談制度
6最後に
 
第2章医療機器承認申請のための評価 <里見 智美>
1はじめに
2根拠資料に記載する内容
3試験項目について
4最後に
 

 バイオマテリアルの評価
第1章評価法と概念 <石原 一彦>
1バイオマテリアルの評価とは
2生体反応の階層性
3生体安全性の評価
4生体適合性とは
5バイオマテリアルと細胞の相互作用の観察による生体適合性の評価
6細胞内分子反応の解析に基づく生体適合性評価
第2章表面・界面の計測法 <赤尾 賢一>
1節赤外分光法 <赤尾 賢一>
1赤外分光法の概略
2FTIR の測定原理
3全反射法(ATR法)を利用した表面分析
4顕微赤外分光法
5おわりに
2節赤外分光法─ 操作 <森田 成昭/尾崎 幸洋>
1はじめに
2水の赤外スペクトル
3外部反射法と内部反射法
4含水高分子フィルムの赤外スペクトル測定
3節レーザラマン分光法 <大久保優晴>
1はじめに
2ラマン分光法の概要
4節ラマン分光法─ 操作 <鈴木 利明/森田 成昭/尾崎 幸洋>
1ラマン分光法の特色
2ラマン分光装置─ 操作
3いろいろなラマン分光法
4ラマン分光法を用いたバイオマテリアルの応用例
5節X線光電子分光法(X─ ray Photoelectron Spectroscopy) <中尾 愛子>
1はじめに
2X線光電子分光法の原理
3定性分析
4定量分析
5化学状態分析
6シェークアップサテライト
7価電子帯スペクトル
8帯電補正
9深さ方向分析
10バイオマテリアルへの応用
6節原子間力顕微鏡(atomic force microscope ; AFM) <福間 剛士>
1概要
2動作原理
3AFM によるバイオマテリアルの評価
7節高速AFM <森居 隆史/小谷 則遠>
1はじめに
2高速AFM による生命現象の可視化
3おわりに
8節透過型電子顕微鏡法:組織・細胞の3 次元メゾスケール構造解析 <和久井 文/河野 朋子/青山 一弘/諸根 信弘>
1はじめに
2培養細胞の細胞膜直下近傍の構造解析
3培養細胞の細胞質内部・核膜の構造解析
4培養細胞の細胞膜ドメインの3 次元構造解析
5厚みのある脳組織の3 次元構造解析
6おわりに
9節走査型電子顕微鏡を用いたバイオマテリアルの評価法 <大柿 真毅>
1概要
2SEMのしくみと機能
3マテリアルの観察
10節エリプソメトリ <澤村 義巳>
1はじめに
2エリプソメトリの原理
3エリプソメトリの光学系
4光学干渉モデルによるデータ解析
5おわりに
11節表面力測定による生体分子の相互作用の研究 <栗原 和枝>
1はじめに
2表面力測定
3高分子電解質ブラシ
4キレート膜の間の相互作用
5酵素複合体における基質特異的相互作用の直接評価
6おわりに
12節表面プラズモン─Biacore の活用 <梶原 大介>
1はじめに
2相互作用測定法
3表面プラズモン共鳴(SPR)センサを構成する要素技術
4反応速度定数算出の意義
5熱力学的パラメータの算出
6活性分子濃度の算出(検量線を用いない濃度測定)
13節水晶発振子を用いた生体分子のナノ界面での粘弾性測定 <岡畑 恵雄/古澤 宏幸>
1はじめに
2測定方法
3生体分子の水和と粘弾性測定
4おわりに
14節全反射照明蛍光顕微鏡 <飯野 亮太>
1はじめに
2界面における光の全反射とエバネッセント光
3エバネッセント光による照明法:プリズム型と対物レンズ型
4対物レンズ型全反射照明蛍光顕微鏡の構築
5蛍光色素の1 分子観察
6応用例:生きた細胞内の緑色蛍光タンパク質の1 分子観察
7蛍光以外への応用例:全反射照明暗視野顕微鏡
8結語
15節表面接触角 <岸田 晶夫>
1接触角について
2接触角の測定法
 
3固体の表面自由エネルギーγSの求め方
4接触角とバイオマテリアル
第3章微粒子の計測法
1節静的光散乱法(static light scattering ; SLS) <池上 真弓>
1はじめに
2原理
3重量平均分子量解析(Zimm Plot)
4慣性半径
5第二ビリアル係数(A2)
6さまざまなプロット
2節動的光散乱法(dynamic light scattering ; DLS)<池上 真弓>
1はじめに
2原理
3光子相関法
4解析法
3節X線・中性子小角散乱法 <松岡 秀樹>
1小角散乱とは
2小角散乱から得られる情報
3高分子ミセルへの応用例
4まとめ
4節ゼータ電位 <松尾亮太郎>
1はじめに
2コロイド化学
3コロイド安定性とDVLO 理論
4電気二重層とゼータ電位
5ゼータ電位に対する影響因子
6界面動電効果
7電気泳動移動度の測定
8バイオマテリアルへの応用事例
第4章In vitro 評価法
1節DNAマイクロアレイ <花方 信孝>
1はじめに
2DNA マイクロアレイ解析の生体材料の評価および設計への応用
3おわりに
2節PCR法 <岸田 晶夫>
1PCR 法とは
2PCR の原理
3RT─PCR
4リアルタイムPCR
5バイオマテリアル評価への応用例:HSP mRNA 発現評価
3節共焦点レーザ蛍光顕微鏡 <田名網健雄/景 虹之>
1はじめに
2共焦点の原理と特長
3スキャナの構成と原理
4特長
5測定例
6まとめ
4節フローサイトメーターの原理と応用 <井野 礼子/野 邦彦>
1フローサイトメーターの原理
2フローサイトメーターの応用
5節FCS(蛍光相関分光法) <北村 朗/金城 政孝>
1はじめに
2蛍光相関分光法の原理と装置
3蛍光相関分光法を用いた生体試料の解析
4まとめと展望
6節マイクロCT <岸 武人/滝 克彦>
1X線CTの歴史
2工業用X線CT
3島津製作所工業用X線CTの特長
4X線CTデータと3次元画像処理
5マイクロCTによる研究事例紹介
6まとめ
第5章In vivo 評価法
1節核磁気共鳴画像法(magnetic resonance imaging system ; MRI) <木村 浩志>
1はじめに
2MRI 装置
3撮像シークエンス
4撮像画像例
5造影画像
6おわりに
2節In vivo 発光・蛍光イメージャー <渡邊 重明>
1はじめに
2光イメージングの方法と種類
3装置について
4アプリケーションおよび評価方法
3節血管内内視鏡 <竹田 稔>
1概要
2特徴
3構造
4種類
5今後の可能性
4節血管内超音波診断法(IVUS) <亀田 晴子>
1IVUS とは
2IVUS カテーテルの種類と特性,装置
3定量的評価・定性的評価/4 IVUS の有用性
5組織性状診断ソフト:iMap
6まとめ
5節光トポグラフィ <藤原 倫行>
1はじめに
2計測原理
3光トポグラフィ計測
4応用例と今後の課題と展望
6節電子スピン共鳴(ESR)イメージング <藤井 博匡/江本 美穂>
1はじめに
2in vivo ESR 計測用の新しい共振器の開発
3ESR イメージング用コントラスト剤:ニトロオキシド化合物の利用
4in vivo ESR イメージング実験の実際
5ESRイメージング法による応用研究について
6現状での問題点と将来展望
 

 医療における最先端バイオマテリアル
第1章人工臓器用バイオマテリアル
1節歯科─ 金属材料系 <米山 隆之>
1歯科材料
2成形修復
3歯冠修復
4欠損補綴
5歯科鋳造用合金
6その他
2節整形外科 <茂呂 徹>
1はじめに
2生体材料の種類と用途
3人工関節
3節循環器─人工心臓T:次世代型人工心臓研究開発の現況<巽 英介>
1はじめに
2人工心臓の歴史と現在の開発目標
3全置換型人工心臓(TAH)と補助人工心臓(VAD)
4拍動流人工心臓と連続流人工心臓
5体内埋込み型人工心臓
6拍動流型VAD の開発
7連続流型VAD の開発
8おわりに
4節循環器─人工心臓U <西村 隆>
5節代謝系─人工腎臓T <小泉 智徳>
1はじめに
2人工腎臓(透析)膜の特徴
3分子量分画性
4生体適合性について
5透析治療施行手法
6おわりに
6節代謝系─人工腎臓U <秋澤 忠男>
1はじめに
2透析を要する患者の現況
3透析療法に求められる透析膜の特性/4 透析療法の現状
5透析療法の展望
7節皮膚T(皮膚関連バイオマテリアル) <平 嗣良>
1はじめに
2皮膚とバイオマテリアル
3人工真皮
4皮膚関連バイオマテリアルの商業的および薬事的側面
5おわりに
8節皮膚U(人工真皮) <河合 勝也/森本 尚樹/鈴木 茂彦>
1はじめに
2人工真皮の問題点と最新の臨床応用
3人工真皮+ bFGF 併用療法
4bFGF 徐放性人工真皮の開発
5医師主導型臨床治験
6自家培養真皮
7人工真皮の今後の課題
9節安全性と機能性に優れた医療用接着剤 <玄 丞烋>
1はじめに
2研究内容
3おわりに
第2章再生医療・組織工学用バイオマテリアル
1節材料系バイオマテリアル
1アモルファスポリマーが創り出す組織再生用マテリアル <渡邉 順司>
1.1ポリマーバイオマテリアル
1.2アモルファスポリマー
1.3親水─ 疎水型ブロックポリマーが示す自発的な連通管構造の構築
1.4アモルファスポリマーが示す選択的な分子の取込み
2細胞の再生誘導能力を高める新世代型バイオマテリアル <田畑 泰彦>
2.1再生医療におけるバイオマテリアルの重要性
2.2細胞の再生誘導能力を高めるバイオマテリアルを利用した再生治療の実際
2.3再生医療に対するバイオマテリアル技術の新しい展開
2.4ますます高まる再生医療へのバイオマテリアルの貢献
3ハニカムフィルムによる細胞機能制御 <河野 喬仁/下村 政嗣>
3.1はじめに
3.2自己組織化によるハニカム状多孔質フィルムの作製
3.3ハニカム状多孔質フィルム上での細胞培養
3.4おわりに
4高分子超薄膜(ナノシート)の外科手術用創傷被覆材 <藤枝 俊宣/武岡 真司>
4.1はじめに
4.2ナノシートの作製およびその物性
4.3ナノシートの創傷被覆材としての医療応用
4.4薬物担持ナノシートの作成と評価
4.5細胞足場用機能性薄膜への展開
4.6おわりに
5骨ナノ構造の再現─水酸アパタイトとコラーゲンの自己組織化─ <菊池 正紀>
5.1生体の模倣
5.2骨の進化と階層構造
5.3骨のナノ構造の模倣
5.4HAp/Col 骨類似ナノ複合体の生体反応
6組織再生に有用なコラーゲンビトリゲルの開発 <竹澤 俊明>
6.1はじめに
6.2第1世代コラーゲンビトリゲル
6.3第2世代コラーゲンビトリゲル
6.4おわりに
7リン原子含有ポリマーのバイオマテリアルへの応用 <岩ア 泰彦>
7.1はじめに
7.2歯科材料
7.3血液適合性ポリマー
7.4組織工学用材料
7.5薬物輸送担体
7.6おわりに
8セルコンテナー <金野 智浩>
8.1はじめに
8.2細胞親和性環境(セルコンテナー)
8.3セルコンテナー内への非侵襲細胞固定および機能評価
8.4おわりに
9再生医療のためのナノゲル基盤ヒドロゲル <下田 麻子/秋吉 一成>
9.1はじめに
9.2ナノゲル架橋ゲルの設計
9.3ナノゲルによる骨吸収抑制ペプチドの徐放制御
9.4ナノゲル─骨形成タンパク質複合体による骨再生
9.5ナノゲル架橋ゲルの骨再生誘導膜への応用
9.6おわりに
10幹細胞分化誘導型バイオマテリアル <山下 敦/山岡 哲二>
2節細胞系バイオマテリアル
1細胞シート工学による機能性組織の構築 <熊代 善一/小林 純/岡野 光夫>
2人工ゲルによる幹細胞機能制御 <菱川 慶一>
2.1はじめに
2.2合成ハイドロゲルによるゲノム安定性制御
2.3合成ハイドロゲルによる分化誘導制御
2.4おわりに
3プリンティング技術で生きた生体組織を作り出す「バイオプリンティングからバイオファブリケーションへ」 <岩永進太郎/中村 真人>
3.1はじめに
3.2細胞を利用した組織の再構築技術
3.3印刷技術の応用:バイオプリンティング技術で細胞を3次元印刷する
3.4バイオファブリケーション用のゲル材料の開発─バイオマテリアルの重要性─
3.5バイオファブリケーション用のゲル材料の検討─我々の取組み─
3.6おわりに
4テーラーメード型3 次元細胞複合組織 <松崎 典弥/明石 満>
4.1はじめに
4.2細胞積層法
4.3血管モデル組織の構築と薬剤応答評価
4.4インクジェットプリントを応用した組織チップの構築と薬剤応答評価
4.5細胞集積法による血管網を有する積層組織の短期構築
4.6まとめ
5脱細胞組織 <山岡 哲二/藤里 俊哉>
5.1はじめに
5.2組織工学におけるスキャホールド
5.3脱細胞組織
5.4最後に
6絹フィブロインによる細胞支持担体 <玉田 靖>
6.1はじめに
6.2フィブロイン
6.3フィブロインフィルム
6.4フィブロインスポンジ
6.5フィブロイン材料と細胞
6.6フィブロイン材料と再生医療
6.7おわりに
7幹細胞分離カラム <馬原 淳/山岡 哲二>
7.1はじめに
7.2幹細胞と細胞分離法
7.3幹細胞分離カラム
7.4おわりに
第3章DDS用バイオマテリアル
1節生分解性インジェクタブルポリマー <大矢 裕一>
1インジェクタブルポリマーとは
2化学架橋型
3物理架橋型
4おわりに
2節免疫とDDS <高橋 治子/秋吉 一成>
1はじめに
2アジュバント
3経粘膜ワクチン
4がん免疫ワクチン
5おわりに
3節機能性デンドリマーとDDS <河野 健司>
1デンドリマーについて
2バイオナノマテリアルとしてのデンドリマー
3デンドリマー─ ドラッグコンジュゲート
4機能性デンドリマー
5デンドリマー遺伝子ベクター
6おわり
4節バブルリポソームを利用したDDS <鈴木 亮/小田 雄介/丸山 一雄>
1はじめに
2バブルリポソームについて
3ソノポレーションを利用した遺伝子デリバリー
4微小気泡と超音波の併用による遺伝子デリバリー
5ソノポレーションを利用した薬物デリバリー
6おわりに
5節多機能性エンベロープ型ナノ構造体による遺伝子デリバリー <小暮健太朗/林 泰弘/原島 秀吉>
1新たなパッケージングコンセプト
2R8 ─MEND
3多重型MEND(T─MEND)
4in vivo delivery of R8─MEND
5今後の展望
6節温度応答性高分子ミセルとDDS <中山 正道>
1はじめに
2温度応答性高分子ミセル
3温度応答性高分子ミセル型キャリア
4おわりに
7節機能性ポリマーによる遺伝子キャリア <位 啓史>
1はじめに
2生体適合性カチオンポリマー
3ナノミセル型遺伝子キャリア
4まとめ
8節β─1,3─ グルカン/DNA 複合体の性質と核酸医薬DDS への応用 <櫻井 和朗/望月 慎一>
1はじめに
2シゾフィラン(SPG)/核酸複合体
3DNA/SPG 複合体の安定性
4DNA/SPG 複合体の抗原提示細胞特異性
5CpG─DNA のデリバリーへの応用
6アンチセンスDNA のデリバリーへの応用
7おわりに
9節中空タンパク質ナノカプセル(バイオナノカプセル)を用いる遺伝子・薬物のピンポイントDDS <良元 伸男/黒田 俊一>
1はじめに
2バイオナノカプセルコンセプトの着想
3バイオナノカプセルの生産
4バイオナノカプセル内部への物質封入法の変遷
5バイオナノカプセルの再標的化
6バイオナノカプセルの最近の動向
10節「ポリロタキサン」の超分子構造による薬物キャリア <由井 伸彦>
1はじめに
2細胞内分解性ポリロタキサン設計と可動性リガンドによる多価相互作用の亢進
3細胞内分解性ポリロタキサンによる遺伝子デリバリー
4おわりに
11節深部がん血管内治療用セラミック微小球 <川下 将一/李 志霞>
1はじめに
2血管内放射線治療用セラミック微小球
3温熱治療用セラミック微小球/4 おわりに
 
12節ナノ粒子によるがん治療 <松村 保広>
1はじめに
2国内外でのDDS 製剤の臨床開発の例
3本邦初のミセル製剤の開発
4第2 世代のDDS
13節機能性ペプチドを用いた細胞質応答性siRNA キャリア <岡田 弘晃/小河 崇也/田中 晃/金沢 貴憲>
1はじめに
2細胞透過性ペプチド
3機能性ペプチドSTR─CHR/siRNA 複合体
4STR─CHR/siRNA 複合体による制がん効果
5MPEG─PCL─CHR 誘導体
siRNA 複合体による制がん効果
6あとがき
14節ナノゲルによるピンポイント治療・診断システムへの展開 <長崎 幸夫>
1緒言
2ナノゲル
3金・シリカ含有ナノゲル
4四級化ナノゲルと遺伝子デリバリー
5ポストPEG 化
6結語
第4章医療計測用バイオマテリアル
1節DNA コンジュゲート・ナノ粒子を利用した高性能バイオ診断 <金山 直樹/前田 瑞夫>
1はじめに
2DNA ナノ粒子の奇妙な凝集現象
3バイオ診断デバイスとしてのDNA ナノ粒子
4おわりに
2節オンデマンド固定型バイオチップ <長峯 邦明/西澤 松彦>
1はじめに
2温度制御によるオンデマンド固定
3光照射によるオンデマンド固定
4電気化学制御によるオンデマンド固定
5おわりに
3節ソフトコンタクトレンズ型バイオセンサによる涙液グルコースのin situモニタリング <三林 浩二>
1はじめに
2涙液グルコース計測のためのソフトコンタクトレンズ型バイオセンサ
3SCL型バイオセンサのデバイス特性とin situ 涙液グルコース計測の評価
4おわりに
4節バイオイメージング用ナノ蛍光体 <磯部 徹彦>
1はじめに
2量子ドット
3希土類ドープ化合物ナノ蛍光体
5節遺伝子診断チップ <嶋田 直彦/丸山 厚>
1はじめに
2チップ(マイクロアレイ)の種類
3遺伝子診断チップを使った研究例
4おわりに
6節ヘルスケアチップ <高井まどか>
1はじめに
2ヘルスケアチップにおけるバイオマテリアルの必要性
3マイクロ流路への生体親和性付与
4おわりに
7節バイオFET センサ <合田 達郎/宮原 裕二>
1はじめに
2DNA 検出
3タンパク質検出
4糖鎖検出
5細胞活性検出
6中性分子検出
7バイオFET センサの将来展望
8節培養型イオンチャネルバイオセンサ <高田 紀子/王 志宏/宇理須恒雄>
1はじめに
2培養型プレーナーパッチクランプ素子開発
3多チャンネル素子の開発
4イオンチャネル電流計測
5将来展望
9節マイクロ流体デバイスによる生体情報センシングおよび臨床検査分析 <馬渡 和真/北森 武彦>
1はじめに
2マイクロELISA 法
3マイクロELISA システム
4マイクロELISA の性能
5まとめ
10節単一細胞の遺伝子発現解析 <谷口妃代美/神原 秀記>
1単一細胞解析の意義
2単一細胞解析技術の現状と課題
3単一細胞cDNA ライブラリを用いた遺伝子発現解析
11節超分子ヒドロゲルセンサによる生体分子センシング <越智 里香/M地 格>
1はじめに
2超分子ヒドロゲル
3生体分子固定化セミウェットアレイ
4人工レセプタ・ケモセンサによる分子認識アッセイ
5まとめ
12節生体組織の分子組成を直接的に計測できる極細径ラマンプローブ <佐藤 英俊/大嶋 佑介>
1はじめに
2顕微ラマンによる生細胞の無標識判別分析
3極細径ラマンプローブの開発と応用研究
4ラマンプローブでの計測と分析
5まとめ
13節マイクロ流体デバイス技術を応用したin vitro 生体モデルの構築 <木村 啓志/酒井 康行/藤井 輝夫>
1はじめに
2肝細胞索モデルデバイス
3小腸膜モデルデバイス
4おわりに
14節量子ドットを用いたがん細胞の単一分子イメージング <樋口 秀男/権田 幸祐>
1はじめに
2量子ドットを用いたマウス内薬物送達過程の解析
3マウス内がん細胞の膜タンパク質の流動性イメージング
4まとめ
15節次世代を担う近赤外蛍光イメージングと蛍光プローブ <曽我 公平>
1「生体の窓」とOTN─ 近赤外
2蛍光プローブ
3イメージングシステム
16節生分解性・生体適合性を有する複合材料 <大塚 英典>
1はじめに
2生分解性高分子
3分子中に官能基を有するハイブリッド型高分子/4 3 次元培養
17節高分子結合性ペプチドを用いる機能性ソフト界面の創製 <澤田 敏樹/芹澤 武>
18節生体分子応答性ゲルの創製 <宮田 隆志>
1はじめに
2グルコース応答性ゲル
3タンパク質応答性ゲル
4腫瘍マーカー応答性ゲル
5まとめ
19節フェライト微粒子を利用した高精度磁気診断治療 <畠山 士/半田 宏>
1はじめに
2新規フェライト微粒子の作製とバイオメディカル分野への応用
3バイオナノカプセルの開発およびそれを用いたアクティブ・ターゲティング
4おわりに
20節細胞追跡用バイオマテリアル <橘 洋一/山岡 哲二>
1はじめに
2光イメージング
3SPECT,PET イメージング
4MRI イメージング/5 マルチモダリティ追跡
第5章バイオマテリアル関連企業の取組み
1節歯科用接着材 <岡田 浩一>
1はじめに
2歯科用接着材
3接着性モノマーの発展
4セルフエッチング型接着システム
5おわりに
2節新しい機能をもつ白血球除去フィルターの開発 <福田 達也/横溝 朋久/甲斐多佳子/三浦 司和>
1はじめに
2白血球除去フィルターの歴史と特徴
3プリオン除去のニーズ
4プリオンおよび白血球の同時除去フィルターの開発
5おわりに
3節合成アパタイト <松本 智勇>
1はじめに
2HAp 人工骨の歴史
3三重気孔構造をもつ超高気孔率多孔体
4超高気孔率HAp 人工骨の製造
5性能評価
6薬事への取組み
4節人工骨 <高見 公彰/井上 晃/鈴木 啓子/重松 貴>
1セラミックス人工骨開発の経緯
2人工骨の利点
3非吸収性人工骨の特徴と用途
4吸収性人工骨の特徴と用途
5有機/無機ハイブリッド人工骨
6結語
5節コンタクトレンズ材料 <渡辺 剛士>
1はじめに
2シリコーンハイドロゲル
3シリコーン化合物の分子設計
4コンタクトレンズの新しい価値
5まとめ
6節多孔質高分子シート <兼子 博章>
1はじめに
2ナノファイバーシート
3ハニカムフィルム
4今後の展開
7節人工関節 <土居 憲司/植月 啓太/福田 英次>
1はじめに
2抗酸化能付与によるUHMWPE の耐用年数の向上─ BLEND-E® ─
3生体適合チタン合金への骨誘導能の付与─ GRAPE® Technology ─
4金属粉末積層造形技術の応用
8節ハイドロゲル,スポンジ足場,遺伝子導入試薬 <田畑 泰彦/浅原 智彦>
1バイオマテリアルの守備範囲
2ドラッグデリバリーシステム(DDS)のためのバイオマテリアル
3細胞足場のためのバイオマテリアル
4ライフサイエンス分野におけるバイオマテリアルの必要性
9節カスタムメイド人工骨 <鄭 雄一/鈴木 茂樹>
1背景
2骨組織の特徴
3骨欠損・変形の治療の現状
4現行の人工骨と問題点
5カスタムメイド型人工骨
6今後の展望
10節ナノゲル <原田 直純>
1はじめに
2腫瘍に対する免疫応答とがんワクチン療法
3CHP ナノゲルを応用した次世代型がん治療用ワクチン
4CHP─NY─ESO─ 1 がんワクチンの臨床開発:食道がんの新しい治療選択肢を目指して
5CHP ナノゲルの創薬応用
11節再生医療製品 <井家 益和>
1はじめに
2自家培養表皮
3自家培養軟骨
4自家培養角膜上皮
5製品化において取り組んだ課題
6産業化の問題点
7今後の展望
12節高分子ミセル <西谷 孝子>
1はじめに
2高分子ミセル型DDS と薬物との相互作用
3標的指向性,および環境応答性ミセルの構築
4ナノキャリアでの取組み
13節細胞シート <坂井 秀昭>
1はじめに
2バイオナノインターフェイス
3再生角膜細胞シートの再生医療への展開
4細胞シートによるその他の臓器の再生医療への展開
14節人工心臓─ MPC ポリマ─ <牛山 博之>
1はじめに
2抗血栓処理の必要
3MPC ポリマーとの出会
4日本初の国産体内植込み型補助人工心臓の製造販売承認
5最後に
15節医療用生分解性材料の開発 <近田 英一/玄 丞烋>
1はじめに〜株式会社ビーエムジーの略歴
2ポリグリコール酸系ポリマー
3ポリ乳酸系ポリマー
4その他のポリマー
5おわりに
 
 
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