ロボットについての説明
一般読者に対する化学の言葉の使用について
 
全体的目的
 

 化学
第1章ネーミング
1838年:ヤコブ・ベルセリウスとへリット・ミュルデル
リービッヒの影響
化学式量または分子量
第2章結晶性 ヘモグロビン
多くの種からのヘモグロビンの結晶
純度の基準としての結晶性
19世紀の化学とヘモグロビンの分光学
その他の結晶化されたタンパク質
結語
第3章ペプチド結合
序:タンパク質はアミノ酸からできている
最先端にいたドイツ
エミール・フイッシャー(1852-1919)
フランツ・ホフマイスター(1850-1922)
余波:見果てぬ夢
ペプチド結合への挑戦
第4章タンパク質は真の高分子量分子である
序:コロイド説と高分子量分子の論争
組成分析の結果は,タンパク質が高分子量をもつことを確信させた
コロイド化学の台頭
タンパク質化学者たちの反応:1900-1920
スヴェドベリの転向
シュタウディンガーの対決
 
第5章密生する電荷
双性イオン:ブレディッヒからビエルムまで(1894-1923)
電場における動き
タンパク質の滴定
球状の形
球状タンパク質
第6章繊維状タンパク質
織物繊維
X線回折
タンパク質繊維
アストベリーの推測
第7章分析の必要性
初期の分類法
電気泳動による解決策
分配クロマトグラフィー
アミノ酸分析
第8章アミノ酸配列
ウシインスリンのアミノ酸配列
他の動物種について
当時の懐疑論
第9章サブユニットとドメイン
ヘモグロビンのサブユニット
前駆体
ポリペプチドドメイン
結語
 

 詳細な構造
第10章タンパク質フォールディングの初期の試み
問題の定式化
バナールの予言的ビジョン
幻想的飛翔
ドロシー・リンチとサイクロール理論
タンパク質変性
極性および非極性基
イオン結合について
全体像
第11章水素結合とαヘリックス
水の構造
水素結合とタンパク質フォールディング
αヘリックスとβシート
 
第12章アーヴィング・ラングミュアと疎水性因子
定義と初期の歴史
猛烈な論争の数週間:J・D・バナールらによるサイクロール理論への攻撃
戦争の介入
エントロピーとエンタルピー
結語
第13章三次元構造
単結晶:原子レベルの解像度への道
マックス・ペルーツと位相問題
ヘモグロビンとミオグロビン
「特殊なタンパク質を超えた」重要性
結語
 

 生理機能
第14章古くて多面性のある科学
哲学的イントロダクション
醸造家と医師
扱う範囲について
結語
第15章酵素はタンパク質か?
論争を巻き起こしたゆっくりとした酵素科学の誕生
特異性
酵素はタンパク質?それとも?
ジェームズ・B・サムナーとウレアーゼの結晶化
ジョン・H・ノースロップとペプシンの結晶化
エピローグ
第16章抗体
細胞性免疫と液性免疫
免疫化学の誕生
イムノグロブリンGの構造
抗体の多様性
細胞免疫学
第17章色覚
最初の問題提起は驚くほど正しかった
 
色覚異常
ヘルマン・ヘルムホルツ
杆体細胞と錐体細胞とロドプシン
発色団と光化学的機構
第18章筋収縮
筋肉タンパク質:無視された1世紀
ハンガリーにおける戦時中の画期的な成果
収縮機構のための予想モデル
スライディングフィラメントモデル(フィラメント滑り説)
頭部,尾部とヒンジ
1922年のノーベル賞
結語
第19章細胞膜
膜タンパク質の重要性
シトクロムb5の化学的原理
SDSゲル電気泳動
生理的機能
優れたロボット:ナトリウム/カリウムポンプ
神経信号伝達について
 

 タンパク質はどのように作られているか?
第20章遺伝学へのリンク
はじめに
1遺伝子1酵素
鋳型タンパク質? タンパク質自体が遺伝情報の運び手?
物理学者の役割
DNAと二重らせん
第21章二重らせんの後―トリプレットコード
配列仮説
遺伝暗号に関連する数秘術
細胞内RNA
 
暗号を実験で決定する
第22章新しい錬金術
進化:タンパク質と種
遺伝子と疾患
勇敢な新世界
最後の言葉
注(ノート)と参考文献
 
項目索引
人名索引
翻訳後記
 
   
 
NATURE'S ROBOTS 〜それはタンパク質研究の壮大な歴史〜 Copyright (C) 2017 NTS Inc. All right reserved.