出版にあたって
はじめに
略語
第1章 分子栄養学の基礎
はじめに
1-1 栄養学の変遷
1-1-1 栄養学の起源
1-1-2 栄養学から分子栄養学への道
1-2 情報分子としての核酸の重要性
1-3 分子栄養学からニュートリゲノミクスへ
1-4 栄養学と分子栄養学の新たな展開
おわりに
第2章 核酸の構造と機能
はじめに
2-1 核酸の基本化学構造
2-1-1 ヌクレオチド
2-1-2 プリン塩基とピリミジン塩基
2-1-3 塩基の修飾
2-2 DNAの構造
2-2-1 核酸の方向性
2-2-2 DNAの高次構造
2-2-3 DNAの複製
2-3 遺伝子の発現と制御
2-3-1 遺伝子発現機構の概要
2-3-2 転写
2-3-3 翻訳
2-4 遺伝子発現の調節
2-4-1 クロマチンのアクセシビリティによる制御
2-4-2 転写による制御
2-4-3 調節RNAによる制御
2-4-4 DNA干渉
2-5 RNAの構造と機能
2-5-1 メッセンジャーRNA(mRNA)
2-5-2 リボソームRNA(rRNA)
2-5-3 トランスファーRNA(tRNA)
2-5-4 small interfering RNA(siRNA)
2-5-5 マイクロRNA(miRNA)
2-6 シグナル伝達物質としての核酸
2-6-1 サイクリックAMP(cAMP)
2-6-2 サイクリックGMP(cGMP)
2-6-3 8- ニトロcGMP
2-6-4 ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)
おわりに
コラム1:栄養としてのヌクレオチドの必要性
第3章 核酸の代謝
はじめに
3-1 核酸の代謝と基本構造
3-2 ヌクレオチドの生合成
3-2-1 プリンヌクレオチドのde novo 合成とその調節
3-2-2 ピリミジンヌクレオチドのde novo 合成とその調節
3-2-3 デオキシリボヌクレオチドの合成とその調節
3-2-4 プリンヌクレオチドのサルベージ(再利用)合成とその調節
3-2-5 ピリミジンヌクレオチドのサルベージ合成とその調節
3-3 ヌクレオチドの異化
3-3-1 プリンヌクレオチドの異化(尿酸値への影響を含む)
3-3-2 ピリミジンヌクレオチドの異化
3-4 核酸の代謝異常と疾患
3-4-1 ペントースリン酸経路(HMS)の異常
3-4-2 プリンヌクレオチドの代謝異常
3-4-3 ピリミジンヌクレオチドの代謝異常
3-5 まとめ
3-5-1 プリンヌクレオチド代謝とピリミジンヌクレオチド代謝のバランス
おわりに
第4章 核酸の体内動態とトランスポーター
はじめに
4-1 核酸の体内動態
4-1-1 核酸の経口摂取と体内動態の概要
4-1-2 標識ポリヌクレオチドの体内動態
4-1-3 標識核酸化合物の体内動態
4-2 核酸トランスポーター
4-2-1 ヌクレオシドトランスポーター
4-2-2 ヌクレオシドトランスポーターの局在
4-2-3 核酸塩基トランスポーター
4-2-4 ヌクレオチドトランスポーター
4-2-5 有機カチオントランスポーター
4-3 核酸トランスポーターの遺伝子変異や欠損による影響
4-3-1 CNT遺伝子変異の影響
4-3-2 ENT1遺伝子変異の影響
4-3-3 ENT2遺伝子変異の影響
4-3-4 ENT3遺伝子変異の影響
おわりに
コラム2:食べる核酸と核酸医薬の共通点と相違点
第5章 栄養素としての核酸
はじめに
5-1 栄養素としての核酸の歴史
5-2 栄養素の分類と働き
5-2-1 機能性による分類
5-2-2 必要性による分類
5-3 栄養素としての核酸
5-3-1 栄養素としての核酸の分類
5-3-2 栄養素としての核酸成分
5-3-3 核酸と他の栄養素との関係
5-3-4 核酸を豊富に含む食品とその他の成分
5-4 食品中の核酸含量
5-5 核酸摂取による尿酸値への影響
おわりに
コラム3:植物栄養学における核酸
第6章 核酸の生体への影響
6-1 免疫と核酸
はじめに
6-1-1 乳児期の免疫と核酸
6-1-2 免疫調節・免疫賦活
6-1-3 炎症抑制作用
6-1-4 腸管免疫
6-1-5 免疫と核酸の応用
おわりに
6-2 肝機能と核酸
はじめに
6-2-1 肝臓の機能
6-2-2 核酸による肝疾患予防効果
おわりに
コラム4:日本のうま味から世界のうま味へ
6-3 脳機能と核酸
はじめに
6-3-1 脳実質細胞に対する核酸の作用
6-3-2 核酸による脳実質細胞の制御機構
6-3-3 核酸が脳機能に及ぼす影響
おわりに
6-4 老化・寿命と核酸
はじめに
6-4-1 モデル生物の研究により明らかになりつつある、老化を制御するメカニズム
6-4-2 遺伝物質としての核酸による老化と寿命への影響
6-4-3 栄養素としての核酸による老化と寿命への影響
おわりに
コラム5:骨格筋の肥大と萎縮に関する核酸研究
6-5 生殖・発生からみた核酸の安全性
はじめに
6-5-1 安全性試験(毒性試験)
6-5-2 核酸の一般毒性試験
6-5-3 核酸の生殖発生毒性試験
6-5-4 医薬品としての核酸の生殖発生毒性試験
6-5-5 そのほかの毒性
おわりに
6-6 栄養としての核酸の新たな可能性
─食品(特に乳)中に含まれるmicroRNAについて─
はじめに
6-6-1 乳とは
6-6-2 乳中に含まれる核酸
6-6-3 乳清中に含まれるmiRNAとmRNA
6-6-4 エクソソームとは
6-6-5 乳清中のmiRNAとmRNAの存在形態
6-6-6 乳清以外に含まれる乳中RNA
6-6-7 乳以外の食品に含まれるmiRNAやエクソソームに関する報告
6-6-8 乳由来のmiRNAによる生体への作用
6-6-9 miRNAと腸内細菌叢
おわりに
コラム6:マイクロRNA(miRNA)の命名について
第7章 核酸の利用と応用に向けた研究
はじめに
7-1 核酸の応用
7-1-1 母乳中の成分および食品素材としてのヌクレオチド
7-1-2 核酸の生理機能(臨床試験)
7-1-3 家畜およびペットを対象とした核酸の研究
7-2 応用に向けた研究成果
7-2-1 核酸の生理機能(動物実験)
7-2-2 ヌクレオチドがヘルパーT細胞のバランスおよび腸管免疫系に与える影響
おわりに
索引
執筆者一覧
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